JP2534908Y2 - 便器の洗浄水タンクの固定構造 - Google Patents

便器の洗浄水タンクの固定構造

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JP2534908Y2
JP2534908Y2 JP1990130527U JP13052790U JP2534908Y2 JP 2534908 Y2 JP2534908 Y2 JP 2534908Y2 JP 1990130527 U JP1990130527 U JP 1990130527U JP 13052790 U JP13052790 U JP 13052790U JP 2534908 Y2 JP2534908 Y2 JP 2534908Y2
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修治 井上
浩 栗原
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水洗便器の本体に洗浄水タンクを固定する
構造に関する。
〔従来の技術〕
水洗便器に洗浄水を供給する洗浄水タンクは、便器本
体に固定したものや、便器本体とは別体として便所内の
壁に固定されるものがある。前者のものは、腰掛式の水
洗便器で一般に採用されている。
近来では、局部洗浄機能を備えた衛生洗浄装置を便器
本体に備えるようになり、この衛生洗浄装置と共にケー
シングによって洗浄水タンクもカバーして外観を向上さ
せた製品もある。このようにケーシングでカバーする場
合では、一般に陶器製であったものに代えてたとえば合
成樹脂の容器を洗浄水タンクとして利用できる。
第7図は合成樹脂製の洗浄水タンクの固定構造の要部
を示す縦断面図であり、便器本体50の上面に衛生洗浄装
置のノズル装置等の機能部を固定する取付け基板51が連
結され、その上に洗浄水タンク52の底部分を載せてい
る。取付け基板51は図示しないボルト等によって便器本
体50に固定され、洗浄水タンク52は便器本体50に下から
差し込んで取付けた固定ボルト53によって固定されてい
る。
この固定ボルト53による固定のため、洗浄水タンク52
の底部には取付け口52aを開けてその周りの肉厚を大き
くしている。そして、固定ボルト53を取付け口52a差し
込み、洗浄水タンク52の中からナット54をこの固定ボル
ト53に螺合して洗浄水タンク52を便器本体50に固定す
る。また、ナット54の下面と洗浄水タンク52の底面との
間にはシールのためのパッキン55が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
固定ボルト53は便器本体50の孔50aに差し込まれ、補
助ナット53aによって固定される。この場合、便器本体5
0は陶器製であるため、補助ナット53aの締め付けが強す
ぎると孔50a周りに割れを生じる恐れがある。したがっ
て、補助ナット53aの締め付け具合を適切にする必要が
ある。
ところが、補助ナット53aの締め付けが緩すぎると、
固定ボルト53は不安定となりやすい。このため、ナット
54によって保持されたパッキン55のシール圧も変動する
ことになり、漏水の恐れがある。また、固定ボルト53が
適切に締め上げられていても、パッキン55の劣化によっ
て同様に漏水の原因となってしまう。
このように、洗浄水タンク52の底部に取付け孔52aを
開けてこれに固定ボルト53を通す取付け構造では、漏水
の恐れが避けられない。特に、衛生洗浄装置のノズル装
置やその他の制御装置等を洗浄水タンク52と一緒にケー
シングの中に納める場合では、その漏水は無視できな
い。
本考案において解決すべき課題は、便器本体への固定
に際して洗浄水タンクからの漏水が全くない固定構造を
得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、便器本体に開けた取付け孔に差し通す固定
ボルトによって洗浄水タンクの底部外壁を拘束すると共
に、洗浄水タンクを含み他の機能部を搭載するための取
付け基板と一体として便器本体の上面に固定する固定構
造であって、固定ボルトの上端には係合部を設けると共
に洗浄水タンクの底部外壁にはこの係合部を拘束可能な
固定座を設け、取付け基板には取付け孔と整合して固定
ボルトを差し込み可能な孔を開け、固定ボルトには取付
け基板の下面を締め付ける補助の螺合部材と取付け孔の
下側においてこの取付け孔よりも径大の螺合部材とをそ
れぞれ結合してなることを特徴とする。
〔作用〕
洗浄水タンクの底面に固定ボルトが機械的に連接され
る固定座を設けているので、洗浄水タンクの底部側には
固定ボルトが差し込まれる孔等が無くなる。このため、
シール構造も不要となり漏水の発生も防止されるように
なる。
〔実施例〕
第1図は本考案の洗浄水タンクの取付け構造の要部縦
断面図、第2図は洗浄水タンクの切欠正面図、第3図は
要部の分解斜視図である。また、便器本体の据付け状況
を第4図に示す。
第4図において、便器本体1には局部洗浄機能を備え
た衛生洗浄装置及び洗浄水タンク2を内蔵するケーシン
グ3が一体化されている。このケーシング3には便座3a
及び便蓋3bが一体化され、衛生洗浄装置のノズル装置や
乾燥用の温風ファン等を作動させるための操作盤3cを側
部に配置している。
洗浄水タンク2は第5図に示すように、便器本体1の
後端部の上面に載せて固定され、外部には結露防止用の
防露カバー4を一体化している。そして、洗浄水タンク
2の内部には手動又は電動式によって開閉する排水弁2a
や給水のためのボールタップ(図示せず)を備え、この
排水弁2aは便器本体1の上面に開けた排水孔1aに流路を
接続している。
ケーシング3の中には洗浄水タンク2を位置決めして
載せると共に衛生洗浄装置のノズル装置や温風乾燥装置
及び制御装置等を固定するための取付け基板5が収納さ
れている。この取付け基板5はボルト等によって便器本
体1の上面に固定したものである。また、第6図は便器
本体1の平面図であり、排水弁2aに接続される排水孔1a
を後端部に設けてこれをボール1bに連通させ、更に排水
弁1aの両側には洗浄タンク2を固定するための取付け孔
1cを開けている。
洗浄水タンク2の底面には第2図に示すように正面か
ら見て左右に固定座6を形成される。これらの固定座6
は、洗浄水タンク2の奥行き方向(第5図において左右
方向)のほぼ中間に位置し、便器本体1の取付け孔1cに
合わせて形成される。第3図は洗浄水タンク2を天地逆
として固定座6部分を上から見た斜視図であり、この固
定座6は「形縦断面形状の保持部6aを袋状に形成してそ
の下面に切欠6bを設けたものである。
洗浄水タンク2を固定する固定ボルト7は、第1図に
示すように上端に四角形の係合部7aを形成して下端まで
を雄ネジ部7bとしたものである。この係合部7aは、固定
座6の保持部6aにきっちりと嵌まり込む形状を持ち、嵌
合後に固定ボルト7の回転を拘束する。また、取付け基
板5に固定ボルト7が通る部分は、第1図に示すように
便器本体1の上面との間に隙間ができるように段部5aを
設け、この段部5aに固定ボルト7を差し込む孔5bを開け
ている。
洗浄水タンク2の便器本体1への固定は、まず固定ボ
ルト7を取付け基板5の孔5bに第1図のように差し込
み、雄ネジ部7bに補助ナット8を螺合する。補助ナット
8は洗浄水タンク2を取付け基板5に固定する役目があ
り、これにより便器本体1に固定しない状態でも洗浄水
タンク2は取付け基板5に固定された状態を維持してい
る。このため、便器本体1と衛生洗浄装置の機能部の分
割構造による運搬時の固定が可能となる。次いで、取付
け基板5を便器本体1の上面に載せてボルト(図示せ
ず)等によって取付け基板5を便器本体1に固定する。
この組立ての際に、固定ボルト7は第1図に示すように
便器本体1の取付け孔1cの中に差し込まれ、その雄ネジ
部7bの下端は取付け孔1cよりも下に突き出るようにな
る。
この後、パッキン9を固定ボルト7に外挿してナット
10を雄ネジ部7bに螺合してパッキン9を締め上げる。こ
れにより、保持座6aに嵌まり込んでいる係合部7aがこの
保持座6aを下に引き付けるようにして洗浄水タンク2を
便器本体1の上に取付け基板5と共に固定する。
以上の構成では、洗浄水タンク2はその下面に設けた
固定座6を利用して固定ボルト7に連接している。この
ため、従来例で示したような水封構造を洗浄水タンク2
に設ける必要がなく、また漏水をも完全に防止される。
したがって、衛生洗浄装置のノズル装置や制御装置等と
一緒にケーシング3の中に納める構造であっても、電気
機器の漏電やその他の機器の錆の発生等もなくなる。
〔考案の効果〕
本考案では、洗浄水タンクの下面に固定座を設け、固
定ボルトをこの固定座に掛けるようにして洗浄水タンク
を便器本体に固定している。このため、洗浄水タンクに
孔等を開けて取付けボルトを差し込む従来構造に比べる
と、底部に孔の無い洗浄水タンクの構造とすることがで
き、漏水の発生は全くなくなる。したがって、たとえば
衛生洗浄装置等と一緒にケーシングの中に納めても、電
気機器に障害を与えることなく安全に利用できる。
また、補助の螺合部材によって洗浄水タンクを取付け
基板に予め固定できるので、他の機能部とまとめて洗浄
水タンクを取り扱うことができ、たとえば据え付け現場
への搬入作業も便器本体とは別に取付け基板によって一
体にされた洗浄水タンク及び機能部の組を取り扱うだけ
で済み、多数の部材を現場で組み立てるのに比べると作
業がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の洗浄水タンクの固定構造を示す要部の
縦断面図、第2図は洗浄水タンクの切欠正面図、第3図
は固定座の概略を示す斜視図、第4図は便器本体にケー
シングを一体化したときの斜視図、第5図はケーシング
内での洗浄水タンクの配置を示すための縦断面図、第6
図は便器本体の平面図、第7図は従来の固定構造を示す
要部の縦断面図である。 1:便器本体、1a:排水孔 1c:取付け孔、2:洗浄水タンク 2a:排水弁、3:ケーシング 4:防露カバー、5:取付け基板 6:固定座、6a:保持部 6b:切欠、7:固定ボルト 7a:係合部、7b:雄ネジ部 8:補助ナット、9:パッキン 10:ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体に開けた取付け孔に差し通す固定
    ボルトによって洗浄水タンクの底部外壁を拘束すると共
    に、洗浄水タンクを含み他の機能部を搭載するための取
    付け基板と一体として便器本体の上面に固定する固定構
    造であって、固定ボルトの上端には係合部を設けると共
    に洗浄水タンクの底部外壁にはこの係合部を拘束可能な
    固定座を設け、取付け基板には取付け孔と整合して固定
    ボルトを差し込み可能な孔を開け、固定ボルトには取付
    け基板の下面を締め付ける補助の螺合部材と取付け孔の
    下側においてこの取付け孔よりも径大の螺合部材とをそ
    れぞれ結合してなる便器の洗浄水タンクの固定構造。
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JPS58145383U (ja) * 1982-03-18 1983-09-30 松下電器産業株式会社 トイレ装置
JPS60109434A (ja) * 1983-11-18 1985-06-14 株式会社イナックス ロ−タンク密結式便器

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