JP2534270B2 - 自動車用電話装置 - Google Patents

自動車用電話装置

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JP2534270B2 JP62197179A JP19717987A JP2534270B2 JP 2534270 B2 JP2534270 B2 JP 2534270B2 JP 62197179 A JP62197179 A JP 62197179A JP 19717987 A JP19717987 A JP 19717987A JP 2534270 B2 JP2534270 B2 JP 2534270B2
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晟弌郎 平松
貢 大塚
琢生 山本
吉美 正司
伸幸 石原
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は自動車用電話装置に係り、詳しくは、例え
ばマイクロフォンよりなる送話器、又は電話ハンドセッ
トよりなる送受話器等を手で持たずに通話することがで
きるハンドフリー型の電話装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車用電話装置として、例えばステアリング
ホイールのパッド部に送話器としてのマイクロフォンを
設け、カーオーディオを構成するスピーカを受話器とし
て用い、送受話器を手で持たずに通話できるようにした
ハンドフリー型のものが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記従来のハンドフリー電話装置において
は、送話器及び受話器が狭い車室内に設けられているた
め、受話器より発せられる音が送話器に入って受話信号
が送話信号に混入してしまう。そして、仮に通話相手も
同様のハンドフリー電話装置を使用している場合には、
相互の送受話系がループを形成し、エコーバックやハウ
リング発生の原因となるという問題点がある。
又、ハンドフリー電話装置の送話器及び受話器を配置
した車室空間には音の反射材や吸音材があり、車室内の
音を送話器により送話信号に変換した音声周波数特性は
平坦ではない。即ち、車室内で通話者が発した音声の音
声周波数特性は、第4図に示すように低域(0.3〜0.5KH
z)で強度レベルの減衰が大きく、高域(0.8〜2KHz)で
強度レベルにピークが現れる特性となり、これにより通
話の忠実度が低下するという問題点がある。
又、受話器から発せられた音の音声周波数特性は、第
5図に示すように低域(0.2〜0.5KHz)で強度レベルの
減衰が大きく、高域(1〜2.5KHz)で強度レベルにピー
クが現れる特性となり、このピークにてハウリングが発
生し易くなる。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもの
であって、その目的は音声周波数低域での強度レベルの
減衰が大きく、高域で強度レベルにピークが現れる音声
周波数特性をもつ送話信号の高域の強度レベルを減衰さ
せて、高域の強度レベルと低域の強度レベルとを平坦化
することにより、音響結合を低減することができるとと
もに、通話の忠実度を向上することができる自動車用電
話装置を提供するにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するため、車室内に設けら
れ、車室空間を介して伝わる通話者の音声を送話信号に
変換するための送話器と、同じく車室内に設けられ、受
話信号を音に変換してその音を車室空間を介して通話者
に発するための受話器とを備えた自動車用電話装置にお
いて、前記送話器から出力された送話信号の音声周波数
高域の強度レベルを減衰させて音声周波数高域の強度レ
ベルと低域の強度レベルとを平坦化させるための平坦化
フィルタを設け、前記平坦化フィルタはローパスフィル
タと、ローパスフィルタの出力端子とを入力端子間に接
続された抵抗素子とを含む自動車用電話装置を要旨とし
ている。
(作用) 上記の構成により、通話者が発した音声や受話器から
発せられた音は車室空間で音声周波数低域での減衰が大
きく、高域でピークをもつ音声周波数特性となり、これ
らの音が送話器により送話信号に変換される。
この送話信号は平坦化フィルタによりその高域の強度
レベルが減衰されて、高域の強度レベルと低域の強度レ
ベルとが平坦化される。詳しくは、ローパスフィルタだ
けの構成では、低域レベルの信号を所定の減衰レベルで
減衰させ、第1の周波数レベルを境に、その減衰レベル
(強度レベルの減衰量)は徐々に大きくなり続けていく
特性を示す。さらに、前記ローパスフィルタが高域レベ
ルの信号を遮断することにはなるが、ローパスフィルタ
の入力端子と出力端子間に接続された抵抗素子により、
信号を通過させることとなり、該抵抗素子による特性の
みが出力側に現れることになる。
このため、第1の周波数レベルよりも高い第2の周波
数レベルを境に、その減衰レベルはほぼ一定となり、か
つある程度の強度レベルは残して、前記第2の周波数を
越える高域の信号レベルについては、前記低域レベルの
減衰レベルよりも大きい減衰レベルにて信号を減衰さ
せ、フィルタの出力の強度レベルを平坦化する。これに
より送話音が車室空間の影響を除去したものとなって通
話の忠実度が向上されるとともに、音響結合が低減され
て高域の強度レベルのピークが抑えられ、ハウリングが
発生しにくくなる。
(実施例) 以下、この発明を自動車用のハンドフリー電話装置に
具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はハンドフリー電話装置の電気的構成を示し、
車室R内の例えばステアリングホイール(図示略)のパ
ッド部には送話器としてのマイクロフォン1が設けら
れ、車室空間を介して伝わる通話者Sの音声を送話信号
SG1に変換するようになっている。又、車室R内にはカ
ーオーディオを構成するスピーカ2が受話器として用い
られ、後記する受話信号SG2を音に変換してその音を車
室空間を介して通話者Sに発するようになっている。
前記マイクロフォン1には増幅器3が接続され、増幅
器3には増幅された送話信号SG1を平坦化する平坦化フ
ィルタ4が接続され、同平坦化フィルタ4により平坦化
された送話信号SG1が無線装置5により発信されるよう
になっている。
無線装置5には同装置5によって受信された受話信号
SG2を増幅するための増幅器6が接続され、この増幅器
6により増幅された受話信号SG2が前記スピーカ2に出
力されるようになっている。
次に前記平坦化フィルタ4を第2図に従って説明す
る。
オペアンプ9の非反転入力端子9aと端子Aとの間には
抵抗7,8が直列に接続され、端子Aから前記送話信号SG1
が入力されるようになっている。又、前記入力端子9aに
はコンデンサ10を介して抵抗11が接続され、この抵抗11
の一端が接地されている。オペアンプ9の出力端子9cは
反転入力端子9bに接続されるとともに、コンデンサ12を
介して前記抵抗7,8間に接続されている。又、前記出力
端子9cと端子Bとの間には抵抗13が接続され、端子Bを
介して前記送話信号SG1の強度レベルを平坦化した信号
が無線装置5に入力されるようになっている。前記抵抗
7,コンデンサ12、抵抗8、コンデンサ10,抵抗11、及び
オペアンプ9とにより、ローパスフィルタが構成されて
いる。又、前記端子A,B間には抵抗7,13を迂回するよう
に抵抗素子としての抵抗14が接続されている。
第3図に示すように、この平坦化フィルタ4は、低域
(0.3KHz付近まで)の強度レベルの減衰量が大きく、2K
Hz以上の減衰量が一定の音声周波数特性を備えている。
さて、通話者Sがマイクロフォン1に向かって音声を
発すると、その音声は車室R内の反射材により反射され
たり、吸音材により吸音されたりするため、マイクロフ
ォン1により変換された送話信号SG1は第4図に示すよ
うに低域(0.3〜0.5KHz)での強度レベルの減衰が大き
く、高域(0.8〜2KHz)で強度レベルにピークが現れる
音声周波数特性となる。又、スピーカ2から発せられた
音も車室R内の反射材により反射されたり、吸音材によ
り吸音されてその一部がマイクロフォン1により送話信
号SG1に変換され、第5図に示すように低域(0.2〜0.5K
Hz)での強度レベルの減衰が大きく、高域(1〜2.5KH
z)で強度レベルにピークが現れる音声周波数特性とな
る。
そして、上記の周波数特性を備えた送話信号SG1が増
幅器3により増幅された後、平坦化フィルタ4に入力さ
れる。この平坦化フィルタ4は、第3図に示すように音
声周波数低域(0.3KHz付近まで)の強度レベルの減衰量
が小さく、高域(1kHz以上)の強度レベルの減衰量が大
きい周波数特性であるため、増幅された送話信号SG1は
その高域(1KHz以上)の強度レベルが減衰されて、高域
(1KHz以上)の強度レベルと低域(0.3KHz付近まで)の
強度レベルとが平坦化される。このため、送話音が車室
Rの影響を除去したものとなり、忠実度の高い通話を行
うことができる。
又、この実施例では平坦化フィルタ4により送話信号
SG1の音声周波数高域の強度レベルを大きく減衰させる
ようにしたので、ハウリング発生の原因となる音響結合
を低減することができる。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は平坦化フィルタによ
り音声周波数高域で強度レベルを減衰させて音声周波数
高域の強度レベルと低域の強度レベルとを平坦化するこ
とにより、ハウリング発生の原因ともなる音響結合を低
減できるとともに、送話音が車室の影響を除去したもの
となり、忠実度の高い通話を行うことができる優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例の電気的構成を
示すブロック図、第2図は平坦化フィルタを示す電気回
路図、第3図は平坦化フィルタの音声周波数特性を示す
グラフ、第4図は通話者の音声をマイクロフォンにより
変換した送話信号の音声周波数特性を示すグラフ、第5
図は受話器から発せられた音をマイクロフォンにより変
換した送話信号の音声周波数特性を示すグラフである。 図中、1は送話器としてのマイクロフォン、2は受話器
としてのスピーカ、4は平坦化フィルタ、Rは車室であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 貢 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 山本 琢生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 正司 吉美 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 石原 伸幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−29253(JP,A) 特開 昭60−256257(JP,A) 特開 昭60−214113(JP,A) 特開 昭60−185454(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に設けられ、車室空間を介して伝わ
    る通話者の音声を送話信号に変換するための送話器と、 同じく車室内に設けられ、受話信号を音に変換してその
    音を車室空間を介して通話者に発するための受話器と を備えた自動車用電話装置において、 前記送話器から出力された送話信号の音声周波数高域の
    強度レベルを減衰させて音声周波数高域の強度レベルと
    低域の強度レベルとを平坦化させるための平坦化フィル
    タを設け、 前記平坦化フィルタはローパスフィルタと、ローパスフ
    ィルタの出力端子と入力端子間に接続された抵抗素子と
    を含むことを特徴とする自動車用電話装置。
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