JP2534012Y2 - 電子楽器の入力装置 - Google Patents
電子楽器の入力装置Info
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- JP2534012Y2 JP2534012Y2 JP1986179802U JP17980286U JP2534012Y2 JP 2534012 Y2 JP2534012 Y2 JP 2534012Y2 JP 1986179802 U JP1986179802 U JP 1986179802U JP 17980286 U JP17980286 U JP 17980286U JP 2534012 Y2 JP2534012 Y2 JP 2534012Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は電子楽器の入力装置に関する。
[従来技術とその問題点] 電子楽器の入力装置には、一般に、メインボリュー
ム、伴奏音量ボリューム、リズムボリュームと呼ばれる
音量可変操作子、テンポボリュームと呼ばれるリズム速
度可変操作子、チューニングボリュームと呼ばれる音階
微調用操作子、そして波形、エンベロープ等を調整する
音色可変操作子などが含まれ、全部ではかなりの数の可
変操作子すなわちボリューム(中にはスイッチからな
る)を必要とする。これらのボリュームは、演奏開始に
先立って、或は、演奏中に操作されるものであるため、
パネル画での操作し易い場所に設けられるが、その数が
多いと、スペースの確保、操作性を考慮した配列、全体
とのバランスによる美観などに問題を生じる。仮りに、
そうした問題が解消されたとしても、経済性の面で製造
コストに問題がある。
ム、伴奏音量ボリューム、リズムボリュームと呼ばれる
音量可変操作子、テンポボリュームと呼ばれるリズム速
度可変操作子、チューニングボリュームと呼ばれる音階
微調用操作子、そして波形、エンベロープ等を調整する
音色可変操作子などが含まれ、全部ではかなりの数の可
変操作子すなわちボリューム(中にはスイッチからな
る)を必要とする。これらのボリュームは、演奏開始に
先立って、或は、演奏中に操作されるものであるため、
パネル画での操作し易い場所に設けられるが、その数が
多いと、スペースの確保、操作性を考慮した配列、全体
とのバランスによる美観などに問題を生じる。仮りに、
そうした問題が解消されたとしても、経済性の面で製造
コストに問題がある。
従来の電子楽器について見ると、こうしたボリューム
をすべて備えた電子楽器は、主に広い取付けスペースや
高い製造コストから、必然的に、大型でしかも値段の高
い高級品に限られてしまう。これに対し、小型で、値段
の手頃な汎用の電子楽器では、製造コストを下げるため
と、スペースの制限とからボリュームの数を減らしてい
るのが普通である。かかるボリュームの省略は、基本的
な演奏に支障しない使用頻度の小さい順で行われるが、
電子楽器としての機能を低下させてしまうという問題点
があった。
をすべて備えた電子楽器は、主に広い取付けスペースや
高い製造コストから、必然的に、大型でしかも値段の高
い高級品に限られてしまう。これに対し、小型で、値段
の手頃な汎用の電子楽器では、製造コストを下げるため
と、スペースの制限とからボリュームの数を減らしてい
るのが普通である。かかるボリュームの省略は、基本的
な演奏に支障しない使用頻度の小さい順で行われるが、
電子楽器としての機能を低下させてしまうという問題点
があった。
[考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、入力手段である可変操作子によ
る機能を実質的に低下させることなく、かつパラメータ
を設定するさいの誤設定を防止でき、それでいて、大き
な取付スペースを必要としない廉価な電子楽器の入力装
置を提供することにある。
の目的とするところは、入力手段である可変操作子によ
る機能を実質的に低下させることなく、かつパラメータ
を設定するさいの誤設定を防止でき、それでいて、大き
な取付スペースを必要としない廉価な電子楽器の入力装
置を提供することにある。
[考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、通常の演
奏モードでは特定のパラメータを指定入力するための操
作子手段を、第1のモード切り替え手段でエントリーモ
ードに切り替えたときは、操作子手段によってパラメー
タの種類を選択し、さらにエントリーモードのときに有
効となる第2のモード切り替え手段でエントリーモード
の下層に属するデータ可変モードに設定したときは、選
択されたパラメータの種類におけるパラメータの値を操
作子手段によって可変するように構成する。また、演奏
モードのときは特定のパラメータの値を表示し、エント
リーモードのときは選択されたパラメータの種類を表示
し、データ可変モードのときは選択されたパラメータの
種類と共に可変されたパラメータの値を表示する表示手
段を設けたことを要点とする。
奏モードでは特定のパラメータを指定入力するための操
作子手段を、第1のモード切り替え手段でエントリーモ
ードに切り替えたときは、操作子手段によってパラメー
タの種類を選択し、さらにエントリーモードのときに有
効となる第2のモード切り替え手段でエントリーモード
の下層に属するデータ可変モードに設定したときは、選
択されたパラメータの種類におけるパラメータの値を操
作子手段によって可変するように構成する。また、演奏
モードのときは特定のパラメータの値を表示し、エント
リーモードのときは選択されたパラメータの種類を表示
し、データ可変モードのときは選択されたパラメータの
種類と共に可変されたパラメータの値を表示する表示手
段を設けたことを要点とする。
[実施例] 以下この考案の一実施例につき図面を参照して詳述す
る。
る。
第1図はこの考案による入力装置を適用して構成した
電子楽器の全体回路図を示し、この電子楽器は、1つの
可変操作子すなわちボリュームを、通常の演奏モードで
はリズムのテンポを可変制御するテンポボリュームとし
て使用し、音作りするときつまりパラメータ設定モード
においては楽音の音色についてのパラメータ(波形、エ
ンベロープなど)を可変制御するエントリーボリューム
として使用している例で、図中1は回路全体を制御する
CPUであり、このCPU1はキーボード2における鍵のオン
−オフ情報を検出しそのデータに基づいてメロディ音源
回路3、伴奏音源回路4等の発音制御を行う。
電子楽器の全体回路図を示し、この電子楽器は、1つの
可変操作子すなわちボリュームを、通常の演奏モードで
はリズムのテンポを可変制御するテンポボリュームとし
て使用し、音作りするときつまりパラメータ設定モード
においては楽音の音色についてのパラメータ(波形、エ
ンベロープなど)を可変制御するエントリーボリューム
として使用している例で、図中1は回路全体を制御する
CPUであり、このCPU1はキーボード2における鍵のオン
−オフ情報を検出しそのデータに基づいてメロディ音源
回路3、伴奏音源回路4等の発音制御を行う。
上記キーボード2は第1のモード切り替え手段として
のモード選択スイッチ2a及び第2のモード切り替え手段
としてのデータ選択スイッチ2bを含み、それらスイッチ
に隣接して可変操作子としてのテンポ/エントリー・ボ
リューム6が設けられている。このテンポ/エントリー
・ボリューム6はリズムのテンポを変えるためのテンポ
ボリュームとしての機能のほかに、楽音の基本波形やエ
ンベロープ波形を変化させて音色等を変えるためのエン
トリーボリュームとしての機能を兼ねており、モード選
択スイッチ2a及びデータ選択スイッチ2bに関連して使用
される。
のモード選択スイッチ2a及び第2のモード切り替え手段
としてのデータ選択スイッチ2bを含み、それらスイッチ
に隣接して可変操作子としてのテンポ/エントリー・ボ
リューム6が設けられている。このテンポ/エントリー
・ボリューム6はリズムのテンポを変えるためのテンポ
ボリュームとしての機能のほかに、楽音の基本波形やエ
ンベロープ波形を変化させて音色等を変えるためのエン
トリーボリュームとしての機能を兼ねており、モード選
択スイッチ2a及びデータ選択スイッチ2bに関連して使用
される。
モード選択スイッチ2aが操作されない通常の演奏モー
ドの場合、テンポ/エントリー・ボリューム6はテンポ
ボリュームとして機能し、それを回転操作したことによ
る可変量は、A/D変換器7でディジタル値に変換されてC
PU1により取り込まれ、そこから伴奏音源回路4に転送
されて自動伴奏のテンポを変えたり、あるいはリズム音
源回路5に転送されて自動リズム演奏のテンポを変える
ためのデータとして使用される。
ドの場合、テンポ/エントリー・ボリューム6はテンポ
ボリュームとして機能し、それを回転操作したことによ
る可変量は、A/D変換器7でディジタル値に変換されてC
PU1により取り込まれ、そこから伴奏音源回路4に転送
されて自動伴奏のテンポを変えたり、あるいはリズム音
源回路5に転送されて自動リズム演奏のテンポを変える
ためのデータとして使用される。
モード選択スイッチ2aがオン操作されるとパラメータ
設定モードになって、テンポ/エントリー・ボリューム
6は通常の演奏モードのテンポボリュームの機能から、
楽音の音色を指定するパラメータやその他のパラメータ
を入力するエントリーモードのエントリーボリュームの
機能に切換えられる。即ち、まずこの第一段階の状態で
テンポ/エントリー・ボリューム6を回転操作すると、
楽音の音色を構成する各種パラメータの種類が切換指定
される。次に第二段階の状態としてデータ選択スイッチ
2bのオン操作によってテンポ/エントリー・ボリューム
6で指定した種類のパラメータの値を指定するデータ可
変モードとなる。つまり、この時点で、テンポ/エント
リー・ボリューム6を操作すると、その選択されたパラ
メータの値が予め決められた範囲で設定つまり以前設定
した当該種類のパラメータの値をエディットできること
になる。
設定モードになって、テンポ/エントリー・ボリューム
6は通常の演奏モードのテンポボリュームの機能から、
楽音の音色を指定するパラメータやその他のパラメータ
を入力するエントリーモードのエントリーボリュームの
機能に切換えられる。即ち、まずこの第一段階の状態で
テンポ/エントリー・ボリューム6を回転操作すると、
楽音の音色を構成する各種パラメータの種類が切換指定
される。次に第二段階の状態としてデータ選択スイッチ
2bのオン操作によってテンポ/エントリー・ボリューム
6で指定した種類のパラメータの値を指定するデータ可
変モードとなる。つまり、この時点で、テンポ/エント
リー・ボリューム6を操作すると、その選択されたパラ
メータの値が予め決められた範囲で設定つまり以前設定
した当該種類のパラメータの値をエディットできること
になる。
つまり、ここでテンポ/エントリー・ボリューム6を
回転操作すると、摺動子の抵抗への接触位置が変わり、
これにより、抵抗全体に加えられている基準電圧Vrefの
摺動子における分圧電位が変わり、この電位がA/D変換
器7でデジタルデータに変換されてCPU1に与えられる。
このCPU1に与えられる電位データの値はすべて一旦RAM2
0に記憶された後、通常の演奏モードに再び設定された
状態でキーボード2の図示しないスイッチ等の操作に応
答してCPU1により読み出されて該当する回路へと転送さ
れてそのパラメータ値の決定のために使用される。
回転操作すると、摺動子の抵抗への接触位置が変わり、
これにより、抵抗全体に加えられている基準電圧Vrefの
摺動子における分圧電位が変わり、この電位がA/D変換
器7でデジタルデータに変換されてCPU1に与えられる。
このCPU1に与えられる電位データの値はすべて一旦RAM2
0に記憶された後、通常の演奏モードに再び設定された
状態でキーボード2の図示しないスイッチ等の操作に応
答してCPU1により読み出されて該当する回路へと転送さ
れてそのパラメータ値の決定のために使用される。
例えば、後述するメロディトーンエディットの状態
で、テンポ/エントリー・ボリューム6で指定されたエ
ディットパラメータの中のチューニングデータ(後述す
る第3図のメロディトーンエディットのPCO/LFO/TUNEの
モードNo.05参照)は、A/D変換器7及びCPU1を経て一旦
RAM20に記憶された後、上述した所定のスイッチ等の操
作に応答してCPU1により読み出されてラッチ・D/A8に転
送され、そこでアナログ電圧信号に変換されて電圧制御
発振器(VCO)9に印加される。VCO9における発振周波
数はその入力電圧に応じて変るので、メロディ音源回路
3の基本クロックが変えられることになり、メロディ音
の周波数つまりチューニングが可変設定される。
で、テンポ/エントリー・ボリューム6で指定されたエ
ディットパラメータの中のチューニングデータ(後述す
る第3図のメロディトーンエディットのPCO/LFO/TUNEの
モードNo.05参照)は、A/D変換器7及びCPU1を経て一旦
RAM20に記憶された後、上述した所定のスイッチ等の操
作に応答してCPU1により読み出されてラッチ・D/A8に転
送され、そこでアナログ電圧信号に変換されて電圧制御
発振器(VCO)9に印加される。VCO9における発振周波
数はその入力電圧に応じて変るので、メロディ音源回路
3の基本クロックが変えられることになり、メロディ音
の周波数つまりチューニングが可変設定される。
また、後述するトータルコントロールの状態で、設定
されたメロディ、伴奏及びリズムに関する音量設定デー
タは、通常演奏モード時に所定操作に応答して上記CPU1
よりRAM20から読み出されそれぞれに対応する電子ボリ
ューム13、14及び15に伝達されて、そこにセットされ
る。
されたメロディ、伴奏及びリズムに関する音量設定デー
タは、通常演奏モード時に所定操作に応答して上記CPU1
よりRAM20から読み出されそれぞれに対応する電子ボリ
ューム13、14及び15に伝達されて、そこにセットされ
る。
同様にして、CPU1によりRAM20から読み出された全音
量設定データは電子ボリューム17に伝達されて、そこに
設定される。
量設定データは電子ボリューム17に伝達されて、そこに
設定される。
従って、初めに、CPU1からの指示により発音制御され
たメロディ音源回路3、伴奏音源回路4及びリズム音源
回路5の出力は、D/A変換器10、11及び12においてアナ
ログ信号に変換された後、電子ボリューム13、14及び15
で設定値に従って音量制御され、引続いて、加算器16に
おいて加算される。加算器16において合成された楽音信
号は電子ボリューム17において全体として音量制御され
た後、アンプ18を経てスピーカ19により放音されて行
く。
たメロディ音源回路3、伴奏音源回路4及びリズム音源
回路5の出力は、D/A変換器10、11及び12においてアナ
ログ信号に変換された後、電子ボリューム13、14及び15
で設定値に従って音量制御され、引続いて、加算器16に
おいて加算される。加算器16において合成された楽音信
号は電子ボリューム17において全体として音量制御され
た後、アンプ18を経てスピーカ19により放音されて行
く。
また、RAM20に記憶されているデータは、第2図に関
連して後述されるように、ライトモードすなわち書込み
モードにおいて、例えばICカードやフロッピーディスク
(FD)などからなる外部メモリ21へと転送されて記憶さ
れる。あるいは逆にこのモードでは、外部メモリ21から
内部のRAM20に各種パラメロータが転送記憶されること
になる。
連して後述されるように、ライトモードすなわち書込み
モードにおいて、例えばICカードやフロッピーディスク
(FD)などからなる外部メモリ21へと転送されて記憶さ
れる。あるいは逆にこのモードでは、外部メモリ21から
内部のRAM20に各種パラメロータが転送記憶されること
になる。
また、プロクラムメモリーとしてのリードオンリーメ
モリー(ROM)22はCPU1のシーケンス動作のためのプロ
グラムを含み、液晶表示装置(LCD)23は、第2図に関
連して後述されるように、テンポ/エントリー・ボリュ
ーム6の機能状態や、選択されたパラメータの種類及び
その設定された値などを表示する。
モリー(ROM)22はCPU1のシーケンス動作のためのプロ
グラムを含み、液晶表示装置(LCD)23は、第2図に関
連して後述されるように、テンポ/エントリー・ボリュ
ーム6の機能状態や、選択されたパラメータの種類及び
その設定された値などを表示する。
なお、ここで使用されている各音源回路3、4及び5
は、ディジタル的に楽音信号を合成する方式、又はPCM
方式による音源である。
は、ディジタル的に楽音信号を合成する方式、又はPCM
方式による音源である。
第2図は、第1図におけるキーボード2でのモード選
択スイッチ2a及びデータ選択スイッチ2bと、LCD23と、
そしてテンポ/エントリー・ボリューム6とを抽出して
示してある。LCD23の左側には、モード選択スイッチ2a
をオン操作して、テンポ/エントリー・ボリューム6を
通常のテンポボリュームの機能からエントリーボリュー
ムの機能に切換えた後、テンポ/エントリー・ボリュー
ム6を操作することで指定できる大区分としてのメロデ
ィトーンエディット、伴奏トーンエディット、トータル
コントロール及びライトという機能表示が上から順に刻
印又はプリント(印刷)されていて、選択された大区分
に関連したLEDが、例えば第5図(B)〜(E)での矢
印(メロディトーンエディット)で示すように点灯され
る。大区分としてのメロディトーンエディットが選択さ
れているときは、メロディの音色パラメータが変えら
れ、伴奏トーンエディットが選択されているときは伴奏
音の音色パラメータが変えられ、トータルコントロール
が選択されているときは各種ボリューム間での音量比等
が決められ、そしてライトが選択されているときは外部
メモリ21へのあるいは外部メモリ21からのデータ転送が
行えることを示している。
択スイッチ2a及びデータ選択スイッチ2bと、LCD23と、
そしてテンポ/エントリー・ボリューム6とを抽出して
示してある。LCD23の左側には、モード選択スイッチ2a
をオン操作して、テンポ/エントリー・ボリューム6を
通常のテンポボリュームの機能からエントリーボリュー
ムの機能に切換えた後、テンポ/エントリー・ボリュー
ム6を操作することで指定できる大区分としてのメロデ
ィトーンエディット、伴奏トーンエディット、トータル
コントロール及びライトという機能表示が上から順に刻
印又はプリント(印刷)されていて、選択された大区分
に関連したLEDが、例えば第5図(B)〜(E)での矢
印(メロディトーンエディット)で示すように点灯され
る。大区分としてのメロディトーンエディットが選択さ
れているときは、メロディの音色パラメータが変えら
れ、伴奏トーンエディットが選択されているときは伴奏
音の音色パラメータが変えられ、トータルコントロール
が選択されているときは各種ボリューム間での音量比等
が決められ、そしてライトが選択されているときは外部
メモリ21へのあるいは外部メモリ21からのデータ転送が
行えることを示している。
第3図は、メロディトーンエディットの内容の全部
と、伴奏トーンエディットの内容の1部を例示している
図であって、メロディトーンエディットは、DCO/LFO/TU
NE、DCF、DCAの3つの中区分からなり、DCO/LEO/TUNEの
中区分はモードNo.が「00」、「01」、「02」、「0
3」、「04」及び「05」で示される6つのモードからな
り、例えば、「04」のモードNo.が指定されると、それ
はLFOスピードで、データは0〜31の範囲でエディット
できることを示している。これらのデータは詳述しない
がメロディ音源回路3やVCO9の制御のために用いられ
る。
と、伴奏トーンエディットの内容の1部を例示している
図であって、メロディトーンエディットは、DCO/LFO/TU
NE、DCF、DCAの3つの中区分からなり、DCO/LEO/TUNEの
中区分はモードNo.が「00」、「01」、「02」、「0
3」、「04」及び「05」で示される6つのモードからな
り、例えば、「04」のモードNo.が指定されると、それ
はLFOスピードで、データは0〜31の範囲でエディット
できることを示している。これらのデータは詳述しない
がメロディ音源回路3やVCO9の制御のために用いられ
る。
また明示されてはいないが、伴奏トーンエディットの
モードNo.は30〜54、トータルコントロールは60〜81、
そしてライトは90〜95という範囲で割当てられ、各範囲
はテンポ/エントリー・ボリューム6を操作することで
選択され、その選択に応じて対応する矢印がLCD23上で
選択点灯されるようになっている。
モードNo.は30〜54、トータルコントロールは60〜81、
そしてライトは90〜95という範囲で割当てられ、各範囲
はテンポ/エントリー・ボリューム6を操作することで
選択され、その選択に応じて対応する矢印がLCD23上で
選択点灯されるようになっている。
[実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。
第4図は本実施例の動作を示すフローチャート、そし
て、第5図はモード選択スイッチ2a、データ選択スイッ
チ2b及びテンポ/エントリー・ボリューム6の操作とLC
D23の表示内容との関係を示す具体例であって、以下第
4図のフローチャートに沿って説明する。
て、第5図はモード選択スイッチ2a、データ選択スイッ
チ2b及びテンポ/エントリー・ボリューム6の操作とLC
D23の表示内容との関係を示す具体例であって、以下第
4図のフローチャートに沿って説明する。
第4図に示すフローチャートは電源スイッチのオン操
作によりスタートし、CPU1のステップS1において、全回
路についてのイニシャライズ処理をした後、ステップS2
において、スイッチキー走査、発音処理、テンポ表示
(第5図(A)参照。この図は現在テンポの値が120で
あることを明示している。)及びテンポを含む各種パラ
メータの可変等を含む楽器としてのメインフロー処理を
行ってから、ステップS3へと進み、そこでモード選択ス
イッチ2aがオンされたかどうかを判断する。
作によりスタートし、CPU1のステップS1において、全回
路についてのイニシャライズ処理をした後、ステップS2
において、スイッチキー走査、発音処理、テンポ表示
(第5図(A)参照。この図は現在テンポの値が120で
あることを明示している。)及びテンポを含む各種パラ
メータの可変等を含む楽器としてのメインフロー処理を
行ってから、ステップS3へと進み、そこでモード選択ス
イッチ2aがオンされたかどうかを判断する。
上記ステップS3での判断結果がNOであればステップS2
へと戻ってモード選択スイッチ2aのオン操作を待機し、
操作されたことを条件(YES)にして、ステップS4に進
み、そこで、再度、モード選択スイッチ2aがオンされた
かどうかを判断し、オンされないことを条件(NO)にし
てステップS5に進む。
へと戻ってモード選択スイッチ2aのオン操作を待機し、
操作されたことを条件(YES)にして、ステップS4に進
み、そこで、再度、モード選択スイッチ2aがオンされた
かどうかを判断し、オンされないことを条件(NO)にし
てステップS5に進む。
ステップS5では、楽音の音色を指定するパラメータや
その他のパラメータを入力するエントリーモードが樹立
され、テンポ/エントリー・ボリューム6の機能がエン
トリーモードの機能に切り換えられ、所定のモードNo.
の表示が自動的に行われる(第5図(B)参照。この図
は、切換え直後の状態を示しており、「00」という値で
メロディトーンのなかのDCO波形(つまり基本波形)を
可変する状態が選択されていることを示している。)ほ
か、テンポ/エントリー・ボリューム6を回転操作する
ことによるモードNo.の指定可能なモードすなわちエン
トリーモードの状態となり、それに伴なうLCD23上にお
けるモードNo.の表示変更が行われ(第5図(C)参
照。つまりこの状態では「20」という表示によってDCA
のアタック(つまり音量エンベロープのアタックの速
さ)を選択していることを示している。)、引続いて、
ステップS6に進んで、データ選択スイッチ2bがオン操作
されるまで、このステップS5のモードを維持する。次い
でデータ選択スイッチ2bがオン操作されると、ステップ
S6の判断結果がYESとなり、フローとしてはステップS7
に進む。このステップS7では、データ可変モードが樹立
され、既にエディット入力されているデータの点滅表示
が自動的に行われる(第5図(D)参照。下位2桁にい
まの場合値12が追加表示される。)ほか、テンポ/エン
トリー・ボリューム6を操作することによるデータ量の
指定可能なモード状態となりその操作に伴なうLCD23上
における表示変更(第5図(E)参照。下位2桁が24に
変換されていることを示している。)が行われ、引続い
て、ステップS8に進んで、モード選択スイッチ2aがオン
されるまで、このステップS7のモードを維持する。そし
て、CPU1はステップS8におけるモード選択スイッチ2aの
オン操作と、ステップS4におけるモード選択スイッチ2a
の引続くオン操作により、ステップS2に戻り、テンポ/
エントリー・ボリューム6を通常のテンポボリュームの
機能に復帰させると同時に、LCD23での表示をそれに対
応させて変更する(第5図(F)参照)。
その他のパラメータを入力するエントリーモードが樹立
され、テンポ/エントリー・ボリューム6の機能がエン
トリーモードの機能に切り換えられ、所定のモードNo.
の表示が自動的に行われる(第5図(B)参照。この図
は、切換え直後の状態を示しており、「00」という値で
メロディトーンのなかのDCO波形(つまり基本波形)を
可変する状態が選択されていることを示している。)ほ
か、テンポ/エントリー・ボリューム6を回転操作する
ことによるモードNo.の指定可能なモードすなわちエン
トリーモードの状態となり、それに伴なうLCD23上にお
けるモードNo.の表示変更が行われ(第5図(C)参
照。つまりこの状態では「20」という表示によってDCA
のアタック(つまり音量エンベロープのアタックの速
さ)を選択していることを示している。)、引続いて、
ステップS6に進んで、データ選択スイッチ2bがオン操作
されるまで、このステップS5のモードを維持する。次い
でデータ選択スイッチ2bがオン操作されると、ステップ
S6の判断結果がYESとなり、フローとしてはステップS7
に進む。このステップS7では、データ可変モードが樹立
され、既にエディット入力されているデータの点滅表示
が自動的に行われる(第5図(D)参照。下位2桁にい
まの場合値12が追加表示される。)ほか、テンポ/エン
トリー・ボリューム6を操作することによるデータ量の
指定可能なモード状態となりその操作に伴なうLCD23上
における表示変更(第5図(E)参照。下位2桁が24に
変換されていることを示している。)が行われ、引続い
て、ステップS8に進んで、モード選択スイッチ2aがオン
されるまで、このステップS7のモードを維持する。そし
て、CPU1はステップS8におけるモード選択スイッチ2aの
オン操作と、ステップS4におけるモード選択スイッチ2a
の引続くオン操作により、ステップS2に戻り、テンポ/
エントリー・ボリューム6を通常のテンポボリュームの
機能に復帰させると同時に、LCD23での表示をそれに対
応させて変更する(第5図(F)参照)。
このように、この実施例では、1つのテンポ/エント
リー・ボリューム6を、通常の演奏モード時にはテンポ
ボリュームの機能を行う操作子として使用し、それを操
作することで指定入力された可変量をディジタル値とし
てCPU1で検出し、そのデータを伴奏音源回路4やリズム
音源回路5にじかに転送して自動伴奏や自動リズム演奏
のテンポを制御している。また、テンポ/エントリー・
ボリューム6がエントリーボリュームの機能を行う操作
子として設定されているパラメータ設定モード時には、
その操作により指定入力された各種音色パラメータにつ
いてのデータをディジタル値としてCPU1で検出し、一旦
RAM20に記憶させる。そして、上記通常演奏モードなど
で所定スイッチ操作により読み出し、該当する回路へと
与えてそのパラメータを変えるようにしている。従って
操作性を損なうことなく操作子の数の低減が図れる。
リー・ボリューム6を、通常の演奏モード時にはテンポ
ボリュームの機能を行う操作子として使用し、それを操
作することで指定入力された可変量をディジタル値とし
てCPU1で検出し、そのデータを伴奏音源回路4やリズム
音源回路5にじかに転送して自動伴奏や自動リズム演奏
のテンポを制御している。また、テンポ/エントリー・
ボリューム6がエントリーボリュームの機能を行う操作
子として設定されているパラメータ設定モード時には、
その操作により指定入力された各種音色パラメータにつ
いてのデータをディジタル値としてCPU1で検出し、一旦
RAM20に記憶させる。そして、上記通常演奏モードなど
で所定スイッチ操作により読み出し、該当する回路へと
与えてそのパラメータを変えるようにしている。従って
操作性を損なうことなく操作子の数の低減が図れる。
尚、上記実施例ではテンポ/エントリー・ボリューム
6は、テンポを通常モード時に指定するようにしたが、
例えば音量を指定するボリュームをエントリーボリュー
ムとして兼用するようにしてもよく、要は、通常の演奏
モード時に頻繁に操作するようなボリュームと、エント
リーボリュームとを兼用するようにすれば、操作性を損
なうことなく操作子の数の低減が図れる。また、上記実
施例では、円形のダイヤル式のボリュームを使用した
が、これに限らず、直線形のボリューム(つまりスライ
ドボリューム)であってもよく、あるいは、直接デジタ
ルコードが発生する回転操作子などであってもよい。
6は、テンポを通常モード時に指定するようにしたが、
例えば音量を指定するボリュームをエントリーボリュー
ムとして兼用するようにしてもよく、要は、通常の演奏
モード時に頻繁に操作するようなボリュームと、エント
リーボリュームとを兼用するようにすれば、操作性を損
なうことなく操作子の数の低減が図れる。また、上記実
施例では、円形のダイヤル式のボリュームを使用した
が、これに限らず、直線形のボリューム(つまりスライ
ドボリューム)であってもよく、あるいは、直接デジタ
ルコードが発生する回転操作子などであってもよい。
[考案の効果] この考案は以上詳細に説明したように、通常の演奏モ
ードでは特定のパラメータの値を可変させる操作子手段
を、エントリーモードでは可変すべきパラメータの種類
を選択させる手段とし、エントリーモードのときに有効
でエントリーモードの下層に属するデータ可変モードで
はこの選択されたパラメータの値を可変させる手段とす
る。また、演奏モードでは可変された特定のパラメータ
の値を表示する表示手段に、エントリーモードにおいて
は可変すべきパラメータの種類を表示させ、データ可変
モードでは選択されたパラメータの種類と共に可変され
たパラメータの値を表示させる。
ードでは特定のパラメータの値を可変させる操作子手段
を、エントリーモードでは可変すべきパラメータの種類
を選択させる手段とし、エントリーモードのときに有効
でエントリーモードの下層に属するデータ可変モードで
はこの選択されたパラメータの値を可変させる手段とす
る。また、演奏モードでは可変された特定のパラメータ
の値を表示する表示手段に、エントリーモードにおいて
は可変すべきパラメータの種類を表示させ、データ可変
モードでは選択されたパラメータの種類と共に可変され
たパラメータの値を表示させる。
したがって、少ない数の可変操作子で多くの機能が達
成でき、しかも小さいスペースで済み、それにより、小
型でしかも高級な電子楽器が低価格で提供できるととも
に、多くのパラメータの中からどのパラメータが選択さ
れ、しかもそのパラメータの値がどの位可変したかを即
座に認識できるため、パラメータの誤設定がなくなると
いう効果を奏する。
成でき、しかも小さいスペースで済み、それにより、小
型でしかも高級な電子楽器が低価格で提供できるととも
に、多くのパラメータの中からどのパラメータが選択さ
れ、しかもそのパラメータの値がどの位可変したかを即
座に認識できるため、パラメータの誤設定がなくなると
いう効果を奏する。
第1図はこの考案による入力装置を適用して構成した電
子楽器の一実施例の全体回路図、第2図は、第1図の一
部を抽出して示す詳細図、第3図はエントリーボリュー
ムで可変できるパラメータを示している図、第4図は本
実施例の動作のフローチャートを示す図、第5図は各種
のスイッチの操作と表示内容との関係を示す図である。 1……CPU、2……キーボード、2a……モード選択スイ
ッチ、2b……データ選択スイッチ、3……メロディ音源
回路、4……伴奏音源回路、5……リズム音源回路、6
……テンポ/エントリー・ボリューム、8……ラッチ、
9……VCO、13、14、15、17……電子ボリューム、20…
…RAM、22……ROM、23……LCD。
子楽器の一実施例の全体回路図、第2図は、第1図の一
部を抽出して示す詳細図、第3図はエントリーボリュー
ムで可変できるパラメータを示している図、第4図は本
実施例の動作のフローチャートを示す図、第5図は各種
のスイッチの操作と表示内容との関係を示す図である。 1……CPU、2……キーボード、2a……モード選択スイ
ッチ、2b……データ選択スイッチ、3……メロディ音源
回路、4……伴奏音源回路、5……リズム音源回路、6
……テンポ/エントリー・ボリューム、8……ラッチ、
9……VCO、13、14、15、17……電子ボリューム、20…
…RAM、22……ROM、23……LCD。
Claims (1)
- 【請求項1】操作に応じて演奏モードとエントリーモー
ドとに切り替える第1のモード切り替え手段と、 外部より連続的に可変操作可能な操作子手段と、 上記第1のモード切り替え手段によって上記演奏モード
に切り替えられているときには上記操作子手段の操作に
応じて演奏する楽音の特定のパラメータの値を可変さ
せ、上記第1のモード切り替え手段によって上記エント
リーモードに切り替えられているときには上記操作子手
段の操作に応じて楽音のパラメータの種類を選択する第
1の可変制御手段と、 上記エントリーモードにおいてのみ有効となり、操作に
応じて上記エントリーモードの下層に属するデータ可変
モードに切り替える第2のモード切り替え手段と、 上記第2のモード切り替え手段によって上記データ可変
モードに切り替えられているときには上記操作子手段の
操作に応じて上記エントリーモードにて選択されたパラ
メータの値を可変する第2の可変制御手段と、 上記演奏モードのときは上記特定のパラメータの値を表
示し、上記エントリーモードのときは選択されたパラメ
ータの種類を表示し、上記データ可変モードのときは上
記選択されたパラメータの種類と共に可変されたパラメ
ータの値を表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする電子楽器の入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986179802U JP2534012Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 電子楽器の入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986179802U JP2534012Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 電子楽器の入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6386698U JPS6386698U (ja) | 1988-06-06 |
JP2534012Y2 true JP2534012Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31123185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986179802U Expired - Lifetime JP2534012Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 電子楽器の入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534012Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2953299B2 (ja) * | 1994-03-14 | 1999-09-27 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60149089A (ja) * | 1984-08-16 | 1985-08-06 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器の楽音設定装置 |
JPS61112294U (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-16 |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP1986179802U patent/JP2534012Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6386698U (ja) | 1988-06-06 |
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