JP2533485Y2 - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP2533485Y2
JP2533485Y2 JP1990060874U JP6087490U JP2533485Y2 JP 2533485 Y2 JP2533485 Y2 JP 2533485Y2 JP 1990060874 U JP1990060874 U JP 1990060874U JP 6087490 U JP6087490 U JP 6087490U JP 2533485 Y2 JP2533485 Y2 JP 2533485Y2
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water
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fluid
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正仁 永山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はポンプケーシング内でギヤを回転させること
で流体を送り出すギヤポンプに関するものである。
【従来の技術】
ギヤポンプは、通常駆動軸に取り付けられたギヤと、
このギヤに噛み合う従動側のギヤとをポンプケーシング
内に収納したものとして形成され、回転駆動されるギヤ
の周面とポンプケーシングの内周面との間で流体を圧送
する。 そして従来のギヤポンプでは、第5図に示すように、
ポンプケーシング1の内面はすべて凹凸のない平坦な面
として形成され、ギヤ2もその軸方向両端面が平坦な面
として形成されていた。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ギヤポンプでは、そのギヤの外周とポンプ
ケーシング内周面との間には、数10μの隙間があるため
に、完全なシール状態とはなっておらず、最初に運転を
行う場合の水の吸い上げ高さはかなり低い。もちろん、
一度運転を開始してポンプケーシング内に流体が充満す
れば、流体そのものがギヤとポンプケーシングとの間の
隙間をシールすることになるために、水の吸い上げ高さ
は高くなる。 ここにおいて、運転が継続して行われる場合には問題
とならないものの、局部洗浄式便器等において用いられ
る場合のように、運転間隔が非常に長くなることがある
時には、いったんポンプケーシング内に入っていた流体
が、流れ出てしまったり蒸発したりしてなくなってしま
うことがあり、この時には初期と同じく、水の吸い上げ
高さが低くなって、次の運転の時に支障をきたすことが
ある。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは運転間隔が長い時にも水の吸い上
げ高さの点で支障を生じることがないギヤポンプを提供
するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、ポンプケーシング内に配されて回
転駆動されるギヤが、その軸方向端面に呼び水用の所定
容量の水を溜める水溜まり溝を備えるとともに、開口側
の幅が広い断面テーパ型のものとして形成された上記水
溜まり溝は、軸回り方向においてリブで区切られた環状
のものとして形成されていることに特徴を有している。 [作用] 本考案によれば、長時間の停止のためにポンプケーシ
ング内の流体が流れ出てしまった場合にも、ギヤの水溜
まり溝に溜まっている水が、次の運転を開始する時の呼
び水として作用するために、吸い上げ高さが低くなるこ
とがないものであり、また水溜まり溝を断面形状がテー
パ型で軸回り方向においてリブで区切られた環状のもの
としているために、ギヤが回転を始めた時に水溜まり水
内の水は確実に外部に飛び出して呼び水として作用する
ものである。 [実施例] 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、モ
ータ取付台5を介してモータ6が取り付けられているポ
ンプケーシング1は、モータ取付台5と反対側の面が開
口する有底筒状のものとして形成されており、開口面が
ポンプ押え板10で閉じられているポンプケーシング1の
底板部には軸受11が一体に形成されているとともに、軸
30が圧入固定されている。そしてポンプケーシング1内
に配された一対のギヤ2,3のうち、ギヤ2は軸受11で支
持されている駆動軸20に圧入固定され、ギヤ2と噛み合
うギヤ3は上記軸30によって回転自在に支持されてい
る。 図中60,61はモータ6と駆動軸20とを連結している一
対の軸継手であり、両者は継手ばね62で接続されてい
る。また図中63はポンプケーシング1とモータ取付台5
との間に配されて駆動軸20が挿通されている軸シールパ
ッキン、18はポンプケーシング1をモータ取付台5に固
定しているねじ、19はポンプケーシング1とポンプ押え
板10との接合面に配されたパッキンである。 ポンプケーシング1はその一側面に吸込口15を、他の
側面に吐出口16を備えており、モータ6によってポンプ
ケーシング1内の両ギヤ2,3が第2図に矢印で示す方向
に回転する時、外周がポンプケーシング1内面に微小間
隔で対向するギヤ2,3は、吸込口15から吸い込んだ流体
を吐出口16へと送る。 ここにおいて、ポンプケーシング1は、上述のよう
に、駆動軸20を支持するための軸受11が一体となってい
るものであることから、軸受部としての特性を満足する
材質、たとえばPPS(ポリフェニレンサルファイド樹
脂)やPPSにカーボンファイバーを混合したFRTP等にて
形成されたものとなっている。また、このポンプケーシ
ング1では、軸受11の軸方向前後の空間、つまりギヤ2,
3が配された空間と、軸シールパッキン63が配された空
間とをつなぐ連通孔12を備えて、軸シールパッキン63側
に流体が流入可能とされているとともに、軸受11と軸シ
ールパッキン63との間に隙間を有して、軸受11の軸方向
前後の空間が、軸受11と駆動軸20との間のわずかな隙間
と、上記連通孔12とにより、流体が循環できるように構
成されている。これは軸受11と駆動軸20との間のグリス
が抜けてしまったとしても、流体によって駆動軸20の焼
き付きを防ぐことができるようにしているためである。 一方、ギヤ2,3は、第3図及び第4図にも示すよう
に、その軸方向両端面に、夫々環状の水溜まり溝21,31
を備えたものとして形成されている。そして、これら水
溜まり溝21,31に溜まった水は、長時間にわたる停止中
にポンプケーシング1内の水が流れ出てしまったとして
も、次に運転を開始する際、ギヤ2,3の回転に伴って水
溜まり溝21,31から飛び出して、ギヤ2,3とポンプケーシ
ング1内周面との間をシールすることになるために、水
の吸い上げ高さを十分大きく保つ。 水溜まり溝21,31の形状は、第4図から明らかなよう
に、ギヤ2,3の軸方向においてテーパ状となっている。
ギヤ2,3の回転による遠心力で、水溜まり溝21,31に溜ま
っている流体が外部に出やすくなるからである。また、
環状の水溜まり溝21,31はその途中に設けたリブによっ
て複数区画に分けてある。ギヤ2,3が回転を始めた時、
水溜まり溝21,31内の水は環状の水溜まり溝21,31に沿っ
て流れようとするが、リブにあたることで外部に飛び出
すからである。 尚、ここでは外接タイプのギヤポンプについて説明し
たが、内歯を備えたポンプケーシングとこのポンプケー
シング内に配されて上記内歯と噛み合うギヤとからなる
内接タイプのものであってもよい。
【考案の効果】
以上のように本考案においては、ポンプケーシング内
に配されて回転駆動されるギヤが、その軸方向端面に水
溜まり溝を備えていることから、長時間の停止のために
ポンプケーシング内の流体が流れ出てしまった場合に
も、ギヤの水溜まり溝に溜まっている水が、次の運転を
開始する時の呼び水として作用するために、吸い上げ高
さが低くなることがなく、次の運転の際に水の吸い上げ
高さの点で支障を生じることがないものであり、しかも
水溜まり溝が断面テーパ型であるために、ギヤが回り出
した時に水溜まり溝内の水が遠心力で外部に出やすくな
っている上に、環状で且つリブで区切られたものとなっ
ているために、水溜まり溝に沿って流れて外部に出よう
としない水もリブに当たって外部に確実に出て呼び水と
して作用するものであり、水溜まり溝内の水をすべて呼
び水として確実に作用させることができるほか、上記リ
ブは水溜まり溝が設けられたギヤの強度を確保する部材
としても機能するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断面図、第2図は同上のポ
ンプ押え板を外した状態の平面図、第3図は同上のギヤ
の斜視図、第4図は同上のギヤの破断斜視図、第5図は
従来例の分解斜視図であって、1はポンプケーシング、
2,3はギヤ、21,31は水溜まり溝を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプケーシング内に配されて回転駆動さ
    れるギヤは、その軸方向端面に呼び水用の所定容量の水
    を溜める水溜まり溝を備えるとともに、開口側の幅が広
    い断面テーパ型のものとして形成された上記水溜まり溝
    は、軸回り方向においてリブで区切られた環状のものと
    して形成されていることを特徴とするギヤポンプ。
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JPH0419681U JPH0419681U (ja) 1992-02-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4513429B2 (ja) * 2004-06-18 2010-07-28 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及びギヤポンプ
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