JP2533239Y2 - 導管類の固定具 - Google Patents

導管類の固定具

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JP2533239Y2 JP1993048717U JP4871793U JP2533239Y2 JP 2533239 Y2 JP2533239 Y2 JP 2533239Y2 JP 1993048717 U JP1993048717 U JP 1993048717U JP 4871793 U JP4871793 U JP 4871793U JP 2533239 Y2 JP2533239 Y2 JP 2533239Y2
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    • F16L3/24Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with a special member for attachment to profiled girders
    • F16L3/243Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with a special member for attachment to profiled girders the special member being inserted in the profiled girder
    • F16L3/2431Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with a special member for attachment to profiled girders the special member being inserted in the profiled girder the special member being inserted and subsequently rotated to a limited extent

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は導管類の固定具の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】建築物や構造物にお
いては、電力用、通信用の電線やケーブルの保護管や、
水、ガスなどの流体を送る管が敷設される。このような
導管を敷設する場合、一般にサドルと称する溝形レール
材を1m間隔など一定間隔で平行に配置固定しておき、
それら溝形レールに導管を交差状に掛け渡し、その導管
を長手方向で接続しつつ、各溝形レールごとに固定具で
固定することが行われる。この場合、1本の溝形レール
ごとに複数本の導管が配置固定されることが多く、それ
ら導管は所定の間隔で平行になっていることが要求され
る。従って、各個所での導管固定作業は、導管を溝形レ
ールから離脱しないが長手方向だけは移動可能なように
仮止めする工程、位置が決まった状態で導管をしっかり
と固定する本固定工程が必要であり、一工事あたりの導
管固定作業はきわめて多数回に及ぶ。従来かかる導管の
固定具として、実開昭63−48085号公報が知られ
ているが、作業にきわめて手間と時間がかかり、非常な
苦痛や危険を伴ったり、大人数を要したりする問題があ
った。この対策として、出願人らは実開平5−2747
8号公報において、配管を抱く抱持部と溝形レールに対
する係止用の脚部を有し脚部と反対側に座部を備えた金
具本体と、座部に設けた通孔に挿通されたねじ部材と、
ねじ部材に螺通される締付け部材とを備え、前記締付け
部材全体が溝形レールの入口溝幅を越えるがしかし溝形
レールの内側溝幅よりも小さい長さ寸法と、入口溝幅と
同等以下の幅寸法を持ち、しかも締付け部材が、長さ方
向両側域に入口溝を構成する壁の下端に接し得る締付け
部を有し、幅方向両側域には締付け部よりも上方に立上
り、前記壁下面に当接可能な一対の突壁を有している構
造の配管類固定具を提案した。この先行技術によれば、
締付け部材を小型なものとすることができ、導管を抱持
部にはめやすくするすることができるが、仮止め状態の
形成作業に手間がかかる点に問題があった。すなわち、
この先行技術では締付け部材が本体座部に嵌合保持され
ているだけであったため、締付け部材が溝形レール溝方
向と平行に方向に向いている状態から入口溝内に降下さ
せるプッシュ操作と、締付け部材を溝形レール溝方向と
直交させかつ締付け部が入口溝壁下に適度の圧接力で接
するように上昇させるための回転操作を必要とし、作業
がいまだ煩雑で、手間がかかるという問題があった。こ
れはとくに溝形レールが開口を下向きにして取り付けら
れそれに導管を固定する場合顕著であった。また、先行
技術では締付け部材の保持力が座部の幅寸法と突壁の幅
寸法いかんによるためバラツキが多くなり、保持が弱す
ぎてわずかに衝撃が加わったただけで締付け部材が本体
からはずれてしまったり、逆に保持力が強すぎて組立て
に難渋したり、ねじ部材を強力に押しても本体から外れ
なくなったりするという問題があった。
【0003】本考案は前記のような問題点を解消するた
めに考案されたもので、その目的とするところは、仮止
め状態の形成を指先によるワンプッシュ操作で極めて簡
単迅速に行うことができ、しかも本体に対するアッセン
ブリーが容易で、特性のバラツキの少ない導管類の固定
具を提供することにある。また本考案の目的は上記に加
えて、入口溝の溝開口側が下向きの溝形レールに導管を
仮止めする場合にも、一人の作業員が簡単、安全かつ能
率良く実施することができる実用性の高い固定具を提供
することにある。
【0004】上記目的を達成するため本考案は、導管の
抱持部と溝形レールに対する係止用の脚部を有し脚部と
反対側に両側に側壁を持った座部を備えた本体と、座部
に挿通されたねじ部材と、ねじ部材に螺通される締付け
片と、座部の下方に位置しねじ部材のプッシュ時に締付
け片に回転エネルギーを与えるスプリングを備え、前記
締付け片全体が溝形レールの入口溝幅を越えるがしかし
溝形レールの内側溝幅よりも小さい長さ寸法と入口溝幅
と同等以下の幅寸法を持ち、しかも長さ方向両側域に入
口溝壁の下端に接し得る締付け部を有し、幅方向両側域
には締付け部よりも上方に立上り、前記入口溝壁に当接
可能なストッパ面を持つ一対の突壁を有し、かつ前記ス
プリングがコイル部の一端にフックを、他端には突壁板
厚よりも狭い間隔の挟圧部を内曲した固定用フックを有
し、締付け片の片側突壁には前記固定用フックを挿入す
る切欠きと挟圧部と係合する凹部を有し、これらにより
スプリングが締付け片と一体化されて締付け片アッセン
ブリーとなっており、本体の座部側壁には前記スプリン
グのフックをはめるスリット状切欠きを有している構成
としたものである。また、第2の目的を達成するため本
考案は、前記構成に加えて、本体が、脚部下端の両側水
平方向に伸びる係止部端に脚部側縁との間に溝を形成す
るように上方に向かって伸びる外れ止め用の突部を有し
ている構成としたものである。
【0005】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図11は本考案の一実施例を示してい
る。本考案による導管類の固定具は、本体1と、ねじ部
材2と、締付け片アッセンブリAとからなっており、締
付け片アッセンブリAは、締付け片3と該締付け片3に
一端が固定され、他端が本体1に取り付けられ、固定具
の使用時に締付け片3に引き上げ力と回転力を与えるた
めのスプリング14をからなっている。図2と図3にお
いて、4はサドルとしての溝形レール、5は固定すべき
導管である。溝形レール4はこの実施例では図3に示す
ように、ウエブ4aの両側に一対のフランジ4b,4b
を有し、各フランジ4b,4bには上端から内方に伸び
る天壁4c,4cが形成されている。そして、天壁4
c,4cの先端側が直角状に屈曲されることにより一対
の入口溝壁40,40が形成されており、それら入口溝
壁40,40によってフランジ内幅W2よりも狭い幅W1
の入口溝42が形成されている。前記入口溝壁40,4
0は外転されて上方に伸びている。なお、溝形レール4
は一定間隔を置いて複数本配され、それぞれの溝形レー
ルは、入口溝42を上にして構造物や建築物の壁にから
下る吊りロッドに長手方向両端部が連結されるか、ある
いは図10と図11のように入口溝42を下に向けて天
井等にウエブ4aが固定される。
【0006】本体1は導管5の断面形状に対応する形状
の抱持部10を有し、この抱持部10の端部には下方に
傾斜する脚部11を有し、この脚部11の下部両側に
は、溝形レール4の入口溝壁40,40の下面41,4
1に対する係止部13,13が水平方向に延設されてお
り、それら係止部13,13の外側には、溝形レール4
の天壁4c,4cに達しない限度で上方に伸びる外れ止
め凸部130,130が形成されている。反脚部側の抱
持部10の下部には、抱持部10をその幅のまま下方に
延長し、前方にほぼ水平状に張り出すフランジ101,
101を形成している。このフランジ101,101は
締付けストッパとして機能する。そして、このフランジ
101,101の中央から水平状ないし適度の傾斜角度
を持つ座部12が形成されている。この座部12は溝形
レール4の入口溝壁40,40の内幅W1よりも小さな
幅を持ち、ほぼ中央部にはねじ部材の径よりも大きな通
孔120が形成されている。そして、座部12には、締
付け片3を保持するため幅方向両端に一対の側壁12
1,121が屈曲形成されている。側壁121,121
は必ずしも座部とのなす角度が直角である必要はなく、
適度に傾斜していてもよい。また、本体1は脚部11の
付け根から左右に伸びる抱持部始端領域を抱持部内方に
向けて押込んでおり、それによって、導管5の曲率に合
致する曲率のわん曲部100,100を形成している。
次に、ねじ部材2は前記座部12の通孔120に挿通さ
れる。ねじ部材は限定がなく、ねじ軸21の上端に頭部
20を有する通常のものでもよい。
【0007】締付け片アッセンブリAの締付け片3は、
本体1と同様に鉄系金属、アルミニウムなどの非鉄金
属、プラスチックなどの非金属、あるいは金属と非金属
の複合材などを、任意の加工法たとえばプレス加工、鋳
造、射出成形することによって作られる。締付け片3は
図8のように、全体として長さLが幅Wよりも寸法が大
きい。そして幅Wは、図3からわかるように、入口溝壁
40,40の内幅W1より小さい寸法である。長さL
は、後に説明する図13ないし図15からよく理解でき
るように、溝形レール4のフランジ内幅W2よりもはる
かに小さい。すなわち、好ましくは入口溝壁40,40
の外幅W3と同じ寸法かそれよりも少し大きな寸法であ
る。この締付け片3は、中央にねじ部材のねじ軸21と
螺合するねじ穴33を有している。締付け片3は、長さ
方向両端域に前記入口溝壁40,40の下面41,41
に対する締付け部31,31を有する。さらに締付け片
3は、幅方向両端域に、締付け部31,31よりも高い
レベルに伸びる一対の突壁30,30を有している。こ
の突壁30,30は、締付け片3を溝形レール4内にお
いてくるくると回転させず、溝形レールの溝長手方向と
直交したときに回転を止め、かつ、前記直交状態で締付
け部31,31が垂直に上昇するようにガイドする機能
を果たす部分である。さらに突壁30,30は、座部1
2の側壁121,121と協働して締付け片3を使用時
まで一定方向に向いた状態に保持する機能を果たす部分
でもある。2つの突壁30,30は入口溝壁40,40
に当接可能なストッパ面300,300を有し、それら
ストッパ面300,300は両突壁30,30において
対称的な位置にある。すなわち図8で言えば、一方の突
壁30のストッパ面300は左側にあり、他方の突壁3
0のストッパ面300は右側にある。図8に示す左右の
ストッパ面300,300間の距離L2は、入口溝壁4
0,40の内幅W1とほぼ同等に設定する。ストッパ面
300から自由端までの距離L1が締付け部31,31
の有効長さとなる。なお、各突壁30,30において、
ストッパ面300,300と反対側の面(反ストッパ面)
301,301は回転規制機能を有していてはならな
い。すなわち、反ストッパ面301から自由端までの距
離L3は、ストッパ面300から自由端までの距離L1
り大きく、2つの反ストッパ面301,301間の距離
4は、入口溝壁40,40の内幅W1より小さな寸法で
なければならない。これは、締付け片3を溝形レール4
の長手方向と平行な状態から約90度回転させるために
必要だからである。しかし、反ストッパ面301は必ず
しも締付け部31に対し直角であることは必要ではな
く、傾斜状ないし曲率状となっていてもよい。この実施
例において、締付け片3は長手方向と直角の断面が溝形
となっており、締付け部31,31はウエブ3aの両端
から比較的低い高さで立ち上がるフランジ3b,3bと
して形作られている。そして突壁30,30は前記フラ
ンジ3b,3bをさらに上方に延長することで作られて
いる。ウエブ3aには下面にボス330を形成し、これ
にねじ穴33を設けている。この溝形構造は、アングル
効果によって締付け部31,31の強度を高くすること
ができ、したがって、締付け片3の板厚を薄くしたり、
材質の選択自由度を高くすることができる。また、フラ
ンジ端面という狭い幅が締付け面であるため面圧を高く
することができ、入口溝壁40,40の下面41,41
との滑りが生じにくいという利点を持つ。突壁30,3
0は回転ストッパとして機能するため、ストッパ面30
0,300が入口溝壁40,40に当接した状態で締付
け片3を強力に回しても、前記当接関係がしっかりと保
たれるだけの高さ寸法が必要である。また、突壁30,
30は座部12と協働して本体1に締付け片3を保持さ
せる機能をも有するから、突壁30,30は座部12の
側壁121,121と十分に嵌合し得る高さ寸法が必要
である。
【0008】スプリング14は、本考案においては、単
に締付け片3を引き上げる機能を果たすだけではなく、
締付け片3に回転力を付与する機能を発揮する。そのス
プリングの形状や種類は特に限定されないが、一般的に
は、1巻き以上のコイル部140を有する円筒コイルス
プリングないしは、ねじりコイルスプリングが挙げられ
る。コイル部140はねじ軸21を挿通し得る直径を有
し、そして、コイル部140から延出する一端部に締付
け片3の一方の突壁30に連結するための固定用フック
142が形成され、他端部には座部12に連結するため
のフック141が形成されている。前記固定用フック1
42は図8と図9のように、突壁30の板厚と同等以上
の間隔を有するU字状またはコ字状の主部の自由端付近
に、突壁30の板厚よりも狭い間隔を形成するようにく
の字状の挟圧部143を設けている。そして、締付け片
3の突壁30の一部すなわちこの実施例ではストッパ面
301に、図6のように切欠き302を形成し、この切
り欠き302から適度に距離をおいた位置に前記挟圧部
143を係合するための凹部350を設けている。前記
切欠き302は好ましくは入口の間隔が狭くなってい
る。前記固定用フック142は切欠き302にはめら
れ、それにより挟圧部143がいったん広げられ、つい
で挟圧部143が凹部350に係合することにより図6
ないし図8のように締付け片3と一体化される。
【0009】前記締付け片アッセンブリAは本体1に組
み付けられ、締付け片は導管5の仮止めを開始するまで
のあいだ、図3や図4のように一定の向きすなわち締付
け片3の長手方向が溝形レール4の入口溝42と平行状
(入口溝壁40に当接しない限度で斜めになっていても
よい)にあるようにしかもスプリング14による回転エ
ネルギーを蓄えながら保持される。この保持構造とし
て、突壁30,30の幅寸法を座部12の側壁121,
121の内幅寸法と合致させて摩擦力で保持すること
は、締付け片3と本体の製作に高い寸法精度が要求さ
れ、また、組立て作業に手間と時間がかかる。そこで本
考案は、寸法誤差が多少あっても締付け片3をバラツキ
なく確実に保持させ、ねじ部材をプッシュしたときに比
較的軽い力で保持が解除されるようにし、しかも組立て
を容易化するとともに誤操作によるスプリング14の変
形を防止する構造としている。すなわち、座部12の側
壁121,121の内幅を締付け片3の外幅よりも適度
に大きくし、各突壁30,30の外面には凹部340を
設け、側壁121,121の内面に図4と図5のように
突起122を対向状でなく互いに変位した対称位置に設
けている。前記凹部340はプッシュ時にスムーズに突
壁30,30が保持を解除されるようにするため、好ま
しくは図7のように上半部340’を下半部よりもなだ
らかな角度とするもので、角溝形状でなく曲率溝形状で
あってもよい。さらには図21(a)のように凹部34
0,340は溝でなく、であってもよい。また、図21
(b)のように、突起122,122を締付け片3の突壁
側に設け、凹部340,340(溝または窪み)を座部1
2の側壁側に設けてもよいのはいうまでもない。そし
て、座部12の一方の側壁121には先端スプリング1
4のフック141を挿入係止するためのスリット状の切
欠き124が設けられている。この切欠き124は一方
の側壁121の先端に開口しており、その開口は好まし
くは奥側より狭い寸法となっている。
【0010】図9は本考案における締付け片3の別の実
施例を示している。この実施例においては、ウエブ3a
に突壁30,30がフランジとして形成されており、締
付け部31,31はプレート状をなし、表面にローレッ
トなどの摩擦増加部311が形成されている。なお、図
示するものは本考案の数例であり、これに限定されず種
々の態様を採用することが可能である。すなわち、突壁
30,30は一枚の壁でなく中間に空間部を存在させた
分割状となっていてもよい。締付け部31,31は必ず
しも水平状である必要はなく、締付け部31の自由端が
実質的に高くなる構成を付加してもよい。これは、溝形
レール4の入口溝壁の下面41,41との滑りを防止し
締付け位置をしっかり規定する上から効果的である。ス
プリング14はねじ部材2のプッシュ時に締付け片3を
90度回転させるに十分なばね力を有していることが必
要であり、これは通常の場合、締付け片3を180度程
度回して座部12の側壁に保持させることによるワイン
ドアップで実現するのが組立ての面からも好ましい。し
かし場合によってはコイル部140の巻数を多くし27
0度程度のワインドアップとしてもよい。この場合には
締付け片3の切欠き302と凹部350を実施例の突壁
と反対側の突壁に形成すればよい。また、本体1の抱持
部10は必ずしも1つである場合に限定されず、複数の
抱持部10を有している場合を含む。図10は1つの本
体1で複数本の2本の導管5,5を固定できるようにし
たものである。すなわち、抱持部10を両側のわん曲部
10a,10aとそれらの間を結ぶ直線部10bで構成
し、直線部10bに含まれる領域の本体幅方向両側に、
それぞれ凹入状の円弧面10c,10cを有する突片1
0dを連設している。本体幅方向両側の2つの突片10
d,10dは本体に対し直角状に下向きに屈曲され、一
対のスペーサ部を構成する。そして、幅方向両側の各突
片の円弧面10c,10cとわん曲部10aとがペアと
なって導管5の断面形状に則した抱持部が形成される。
なお、突片10dの数は限定がなく、直線部10bの長
さ方向で2つ形成すれば3本の導管を固定することがで
き、3つ形成すれば4本の導管を固定することができ
る。また、本考案は溝形レール4の入口溝壁40,40
が垂直に下っているタイプ場合だけでなく、図16のよ
うに入口溝壁40,40がフランジ4b,4bの上端か
ら傾斜状に下っている場合にも適用される。このタイプ
の溝形レール4には、締付け部31,31が上向き傾斜
状となったものが好適であるが、もちろん前記した各実
施例のように水平状の締付け部を持つものであってもよ
い。
【0011】
【実施例の作用】本考案においては、固定用フック14
2を締付け片3の切欠き302に嵌めあわせれば挟圧部
143が突壁30の板厚によって広げられ、次いで凹部
350にパチンと係合する。このため、溶接手段やかし
め手段などの特別なものを何ら使用しないで極めて簡単
にスプリング14が締付け片3と一体化されたアッセン
ブリーを得ることができる。この締付け片アッセンブリ
ーAを本体1に組み付けるには、図18のように締付け
片アッセンブリーAを本体1の座部12の下方に位置さ
せ、突壁30の上方に突出しているフック141を座部
12の側壁121のスリット状切欠き124に嵌める。
これで締付け片アッセンブリーAは座部12の真下に吊
持されるので、座部12の通孔120にねじ軸21を挿
通させ、そのねじ軸21をスプリング14のコイル部1
40に貫通させ、締付け片3のねじ穴33を捩じ込む。
このねじ込み度合いは、後にねじ頭部20が座部12に
当接するまでねじ2をプッシュしたときに、締付け部3
1,31が溝形レール4の入口溝壁40,40の下面4
1,41よりも少し下に位置するように設定しておく。
このようにねじ部材2のセットが完了したときには締付
け片3は長手方向が座部12の側壁121,121とほ
ぼ平行状になっている。この状態で締付け片3を持ち、
この例では図19の矢印のように約180度時計方向に
回転させ、そして図20の矢印のように座部12に向か
って押し上げる。これによって、締付け片3の突壁3
0,30が側壁121,121に進入し、突起122,
122が凹部340,340に嵌まることによって締付
け具3はしっかりと保持され、同時に、スプリング14
はワインドアップされる。以上でセットが完了して図1
の状態となり、ねじ部材2は座部12から上方に大きく
突出する。従って、自動組立てを容易に行うことができ
る。
【0012】この組立て工程において、締付け片3の突
壁30,30の外寸法が側壁121,121の内寸法よ
りも少し大きく、しかも突壁30,30の凹部340,
340は上半部340’が緩やかな角度を持っているた
め締付け片3の押込み時に体格位置にある突起122,
122の押込み抵抗が小さく、したがって座部12への
押込み力は軽微で足りるためほとんどワンタッチで簡単
にセットできる。しかもそれでいて突壁30,30の側
壁121,121への進入を見計らって締付け片3の回
転を止めると、スプリング14の復元力が働いて締付け
片3を反時計方向に回転させようとする。このため締付
け片3は平面的に側壁121,121と平行な状態から
側壁121,121に接近するように傾動し、それによ
り突壁30,30の凹部340,340に側壁121,
121の突起122,122がしっかりと係合する。し
たがって、組立てが容易であるにもかかわらず、締付け
片3は確実に保持される。なお、上記組立て時に、誤操
作で締付け片3を反時計方向に回転させるとスプリング
14のコイル部140が拡径して性能が損なわれる危険
があるが、本考案では座部側壁121にスリット状の切
欠き122を設けてスプリング14のフック141を横
から挿入するようにしている。このため誤操作を行おう
とするとフック141が自然に切欠き122から脱出
し、したがってスプリング14が損傷しない。
【0013】本考案を使用して導管5を固定するにあた
っては、脚部11を溝形レール4の入口溝42を通して
入れ、係止部13を入口溝壁40,40に係止させる。
そして予め溝形レール4上に配しておいた導管5に本体
1の抱持部10をかぶせる。このときの状態が図2と図
3および図11であり、締付け片3は本体1の座部12
に保持されたままで入口溝42に位置している。この被
せ工程において、締付け片3は長さが短く、抱持部10
の内部にまで達していない。このため、抱持部10を導
管5に被せる際に締付け片3が全く障害とならず、締付
け片3を何ら動かすことなくワンタッチで抱持を行うこ
とができる。次に、仮固定を行うには、ねじ部材2を下
方にプッシュするだけでよい。すなわち、ねじ部材2を
プッシュすれば、締付け片3は座部12の側壁121,
121による保持状態から開放され、締付け片3はねじ
軸21に吊られたまま、ねじ部材2の頭部20が座部1
2に当接するまで入口溝42内を降下する。この時、突
壁30,30の凹部340,340は上半部340’が
緩やかな角度となっているため過度に強い力を掛けなく
ても済む。前記プッシュにより締付け片3の突壁30,
30は側壁121,121にガイドされながら下降し、
突壁30,30の上端が側壁121,121から脱出し
た瞬間、それまでワインドアップされていたスプリング
14のねじり力が一気に解放される。前記のようにスプ
リング14は固定用フック142によって締付け片3に
留められている。このため、締付け片3はスプリング1
4とつながったまま下降しながら、スプリング14に蓄
積されていた回転エネルギーによって図11の状態から
図12の仮想線のようにねじ軸21の周りで時計方向に
回転させられる。前記のように突壁30,30の反スト
ッパ面301,301間の距離L4は入口溝壁40,4
0間の内幅W1よりも小さいが、突壁30,30のスト
ッパ面300,300間の距離L2は入口溝壁40,4
0の内幅W1とほぼ同等である。したがって、締付け片
3が図11の状態から約90度回転したところで、対称
位置にある2つのストッパ面300,300が図12の
実線のようにそれぞれ入口溝壁40,40と当接する。
このため、締付け片3の回転は自動的に90度で確実に
止められ、締付け部31,31が入口溝壁40,40の
下面41,41と平行な状態にセットされる。このスト
ッパ面300,300が入口溝壁40,40と当接する
時にカチンと音を立てるため、締付け片3が正規なセッ
ト状態になったことを瞬時に判断することができる。ス
プリング14の一端のフック141が座部12に係止さ
れているため、締付け片3が前記のように90度回転し
た状態で、締付け片3は上方に引張られる。このため、
図14のように、締付け部31,31は入口溝壁40,
40の下面41,41に弾性的に接触し、これで導管5
は仮止め状態となる。この状態では前記ストッパ面30
0,300が回転規制機能を発揮するため、ねじ部材2
に手が触れても締付け部は31,31はもはや時計方向
にも反時計方向にも回転せず、入口溝壁40,40の長
手方向に沿って平行移動だけ可能である。従って、導管
5を溝形レール4の長手方向に移動させることによって
導管5の配置調整を容易に行うことができる。
【0014】導管5の正規な位置が決まり本締めを行う
ときに始めて、ねじ部材2を回転すればよい。これによ
って締付け片3は上昇するが、このときに突壁30,3
0のストッパ面300,300が入口溝壁40,40に
対するガイド機能を発揮する。したがって、締付け片3
はもはや回転されることなく、ねじ部材2の回動に応じ
て垂直に上昇しようとし、締付け部31,31が入口溝
壁40,40の下面41,41に強力に接する。これに
よって本体1は引っ張られ、導管5は抱持部10に密着
し、溝形レール4にしっかりと固定される。この時にス
プリング14は回転エネルギーを若干残存しており、締
付け片3を反時計方向に回転させようとする力と、締付
け片3を上方に引き上げようとする力が常に加えられる
ため、締付け後に振動等が加わっても緩みが生じず、安
定した締付け状態を維持することができる。しかもスプ
リング14は一端のフック141と他端の固定用フック
142が異なる平面で留められているため、コイル部1
40の径の中心はねじ軸21の中心とずれており、この
ため前記のように締付け片3が下降・旋回・上昇したと
きに図12のようにコイル部140の一部がねじ軸21
に弾接する。これによりねじ2は緩み側の回転が防止さ
れるため緩みが完全に防止される。前記ねじ部材2の回
転量は非常に少なくて済む。たとえば、先に述べた締付
け片3のレベル調整において、締付け片下降時に締付け
部31,31レベルが入口溝壁40,40の下面41,
41と一致するように設定しておいたとする。この場
合、ねじ部材2のプッシュ時にスプリング14の復元作
用によって締付け片3はねじ軸21の回りで時計方向に
90度回転する。このため、90度分だけ余分に締付け
片3はねじ軸21を下降するから、締付け部31,31
が入口溝壁40,40の下面41,41の下に入り込め
るギャップが形成される。したがって、本締めは最短の
ストロークで足り、たとえば、ねじ軸21のピッチが
1.0mmであれば、ねじ2をわずか1回転回転するだ
けで本締め完了とすることができる。
【0015】本考案は溝形レール4が溝開口側を下向き
になるように天井面や梁に直接またはボルトを介して配
置し、その下向きの溝形レールの下面に導管を交差状に
あてがって固定する場合にも先行技術に比べ極めて作業
性がよく、一人の作業員によって簡単、安全かつ能率良
く実施することができる。すなわち、先行技術では固定
具がわん曲状の抱持部の一側に正面T字状の脚片を形成
しているだけであり、係止部は水平状であるため、導管
を抱持部に載せるときに本体に手指が触れて斜めになる
と本体が入口溝壁から外れて落下し、支えを失った導管
も落下し、作業員の頭部や顔面に当たったり、下で別の
作業を行っている作業員に当たったりし、人身事故につ
ながる危険があった。しかも、締付け片により締付ける
には、ねじを押し上げて締付け片を入口壁の下の自由空
間に達するまで押込み、この状態を保ちながらねじを回
転させて締付け片を90度向きを変えさせて溝形レール
フランジ内面に当接させ、さらにねじを回転して締付け
をフランジ内壁に沿ってスライドさせる操作が不可欠で
あり、多数回のねじの回転を行わなければ仮止め状態と
ならない。このため、先行技術ではワンマン作業による
仮止めは困難であり、本体の脚部を溝形レール内に入
れ、係止部がひっかかり状態を保つように本体を動かな
いように片手で押える作業員と、上記をねじ操作を行う
作業員を必要とする。しかもそれら作業員は長時間首を
後方に屈曲した状態にしなければならないため苦痛をと
もない、作業性と作業能率が悪く、さらに仮止めにねじ
の回転を不可欠とするため、誤って右ねじを反時計方向
に回転した場合に締付け片がねじから抜け落ち、導管の
重量で本体が傾転して導管が抱持部から滑り落ちてしま
う危険があった。
【0016】これに対し本考案では、本体1が脚部11
の下端に係止部13,13を有するだけでなく、その係
止部13,13の外側に外れ止め用の突部130,13
0が設けられている。このため、図16のように本体1
の脚部11を溝形レール4に挿入すれば、突部130,
130と脚部11との間の溝に入口溝壁40,40が嵌
まり、従って本体1が溝形レール4から安定して吊持さ
れ、落下しない。仮止め作業は、導管5を横または軸線
方向から抱持部10に挿入し、図16の仮想線のように
本体1を係止部13,13を支点として傾転させて締付
け片3を入口溝に入れ、ねじ部材2を上方にプッシュす
るだけでよい。これにより前記のように締付け片3が自
動的に下降回転し、締付け部31,31が働く。従っ
て、一人の作業員で仮止めを行うことができる。
【0017】なお、実施例において、本体1の抱持部1
0の始端部位には脚部11の傾斜ラインよりも内方に向
いた湾曲部100,100が設けられている。このた
め、前記仮止め状態でも湾曲部100,100が導管5
の外面とピッタリ密着する。そして前記のように本締め
が行われると、本体1の座部側が下方に引っ張られる
が、湾曲部100,100が導管5の外面にすでに密着
していて、導管5と抱持部10との間に遊び隙間が存在
しないため、脚部11が傾斜角度を減じて垂直に近づく
という挙動が生じない。したがって、前記挙動により座
部12に過荷重が作用して座部12が水平から下方へ曲
り変形することもない。このため、締付け片3による締
付けに緩みが全く生じず、導管5は極めて強固に固定さ
れ、その状態を永久的に維持することができる。座部1
2の両側にフランジ101,101を設けたときには、
前記仮止め状態において、溝形レール4のフランジ4
c,4cの上面との間に隙間cがある。この状態でねじ
部材を回転し本締めを行ったときに、図14のように、
本体1はフランジ101,101が溝形レール4のフラ
ンジ4c,4cの上面と接触するまでは下方に引っ張ら
れるが、フランジ101,101が溝形レール4のフラ
ンジ4c,4cの上面と接触すると、ねじ2を更に回転
して締付けトルクを与えても、本体1はもはや下へ引っ
張られない。したがって、特別な構造のねじを用いなく
ても締付け完了を瞬時に知ることができ、外部からも一
目で判別することができる。また、ねじを回転しても締
付け力はフランジ4c,4cで伝達系が切られ、脚部1
1には引張り力が作用しないから、前記した脚部11の
角度変化は完全に防止される。なお、本考案は、ばね部
材14のばね力を強くした場合や、導管5が例えば比較
的軟質のプラスチックであったり、ケーブルの束であっ
たりした場合には、ねじ部材2の軸線方向のプッシュに
よって固定完了とすることもできる。
【0018】
【考案の効果】以上説明した本考案によるときには、ね
じ部材2のワンプッシュ操作によって締付け片3の下降
と90度回転と所定の締め込み一挙に行うことができる
ため、熟練を全く要さず、ミスなく簡単確実に仮止め作
業を行うことができ、締付け片3を溝形レール4の入口
溝42と平行な状態から直交する状態に変化させるため
のねじの回動は全く不要で本締めのためだけの回動で済
むため、ねじ回動量は極めてわずかで足り、したがっ
て、きわめて迅速に導管固定作業を完了させることがで
きる。しかも、スプリング14を締付け片3に予め簡単
にアッセンブリーすることができ、その締付け片アッセ
ンブリーを本体1に組付けるときにも本体座部12の側
壁にスリット状切欠き124を設けているためスプリン
グ14の一端のフック141を横から挿入して締付け片
を回動し押し上げるだけでよいとともに、誤操作でスプ
リング14が破損することもない。そして、スプリング
14の引上げ力と復元回転力で締付け片3が側壁12
1,121に押しつけられるため座部と突壁との間にガ
タがあって差し支えなく、締付け片の押込み力も軽微で
足りる。従って組立て性が非常に良好で、しかもそれで
いて締付け片を要時までしっかりと一定の向きに保持す
ることができるというすぐれた効果が得られる。また、
本考案の請求項2によれば、溝形レール4が入口溝42
を下に向けて固定されていてそれに配管類を固定するよ
うな場合も、本体1が溝形レール4から外れないため、
前記したワンプッシュで仮止めを行えることとあっまっ
て一人の作業員により簡易、能率的かつ安全に実施で
き、無理な姿勢による疲労を軽減することができるとい
うすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による導管類の固定具の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】溝形レールへのセット状態を示す側面図であ
る。
【図3】同じくその正面図である。
【図4】同じくその部分的底面図である。
【図5】本考案における本体の側面図である。
【図6】本考案における締付け片アッセンブリーの部分
切欠側面図である。
【図7】同じくその正面図である。
【図8】同じくその平面図である。
【図9】締付け片アッセンブリーの別の実施例を示す側
面図である。
【図10】本考案における本体の別の実施例を溝形レー
ルセット状態で示す側面図である。
【図11】溝形レールへのセット状態を示す部分切欠平
面図である。
【図12】ねじ部材をプッシュしたときの状態変化を示
す平面図である。
【図13】仮止め状態の正面図である。
【図14】本固定状態の正面図である。
【図15】本考案を別形状の溝形レールに適用した状態
を示す正面図である。
【図16】本考案を溝形レールの下から導管を固定する
方式に適用した場合の状態変化を示す側面図である。
【図17】同じくその正面図である。
【図18】本考案の導管固定具の組立て過程の第1段階
を示す斜視図である。
【図19】本考案の導管固定具の組立て過程の第2段階
を示す斜視図である。
【図20】本考案の導管固定具の組立て過程の第3段階
を示す斜視図である。
【図21】本考案における締付け片保持機構の他の例を
分解状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 A 締付け片アッセンブリー 2 ねじ部材 3 締付け片 4 溝形レール 10 抱持部 11 脚部 13 係止部 14 スプリング 30 突壁 31 締付け部 121 側壁 124 スリット状切欠き 130 突部 140 コイル部 141 フック 142 固定用フック 143 挟圧部 300 ストッパ面 302 切欠き 350 凹部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導管の抱持部10と溝形レール4に対する
    係止用の脚部11を有し脚部と反対側に両側に側壁12
    1,121を持った座部12を備えた本体1と、座部1
    2に挿通されたねじ部材2と、ねじ部材に螺通される締
    付け片3と、座部12の下方に位置しねじ部材のプッシ
    ュ時に締付け片に回転エネルギーを与えるスプリング1
    4を備え、前記締付け片全体が溝形レール4の入口溝幅
    を越えるがしかし溝形レールの内側溝幅よりも小さい長
    さ寸法と入口溝幅と同等以下の幅寸法を持ち、しかも長
    さ方向両側域に入口溝壁の下端に接し得る締付け部3
    1,31を有し、幅方向両側域には締付け部31,31
    よりも上方に立上り、前記入口溝壁に当接可能なストッ
    パ面300を持つ一対の突壁30,30を有し、かつ前
    記スプリング14がコイル部140の一端にフック14
    1を、他端には突壁板厚よりも狭い間隔の挟圧部143
    を内曲した固定用フック142を有し、締付け片の片側
    突壁には前記固定用フック142を挿入する切欠き30
    2と挟圧部143と係合する凹部350を有し、これら
    によりスプリング14が締付け片3と一体化されて締付
    け片アッセンブリーとなっており、本体の座部側壁には
    前記スプリング14のフック141をはめるスリット状
    切欠き124を有していることを特徴とする導管類の固
    定具。
  2. 【請求項2】本体1が脚部下端の両側水平方向に伸びる
    係止部端に脚部側縁との間に溝を形成するように上方に
    向かって伸びる外れ止め用の突部130,130を有し
    ているものを含む請求項1に記載の導管類の固定具。
  3. 【請求項3】抱持部10を複数個有するものを含む請求
    項1または請求項2に記載の導管類の固定具。
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