JP2533238B2 - 流動床型焼却炉の分散板装置 - Google Patents

流動床型焼却炉の分散板装置

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JP2533238B2
JP2533238B2 JP2403406A JP40340690A JP2533238B2 JP 2533238 B2 JP2533238 B2 JP 2533238B2 JP 2403406 A JP2403406 A JP 2403406A JP 40340690 A JP40340690 A JP 40340690A JP 2533238 B2 JP2533238 B2 JP 2533238B2
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dispersion
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air
plate
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滋 松森
良祐 鍋田
秀昭 堀内
誠一 中井
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散用空気によって被
燃焼層(流動層)を流動させながら燃焼させる流動床型
焼却炉の分散板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、流動床型焼却
炉あるいは燃焼炉の分散板21は、分散板21上に複数
の空気ノズル22を突出させ、これら空気ノズル22に
流動層24に向かって分散用空気を噴出させるノズル孔
23を形成したものであった。
【0003】ところが、重くかつ不燃物を多く含む被燃
焼物を対象とする場合、前記空気ノズル22の流動層2
4内への突出を極力避けるため、空気ノズル22間の空
間部を鋳造物25で埋めたり、分散板21に傾斜をつけ
たりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の分散板
21では、たとえばごみを焼却する場合、ワイヤーや釘
等、長尺状の金属物が静電気等の僅かの力や引っ掛かり
で分散板21上に滞留し、それを核として更に針金等が
絡みついて大きな塊が層内にでき、炉を停止させる場合
があった。また、前記鋳造物25は使用により仮想線で
示すように摩耗し、永久的な対策にはならなかった。
【0005】これは、空気ノズル22の直上部にノズル
孔23からの噴射空気が当たらず、静止している部分が
あり、ここが滞留物発生の原因となって、少し力が働い
ても、流動層がスムーズに流れなくなるためである。
【0006】本発明は、上記問題点を解決して流動層の
滞留を防止できる流動床型焼却炉の分散板装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、流動層の流送方向に沿って被燃焼物投入
口から排出口に下方の傾斜された分散板を設け、この分
散板を、流動層の流送方向に沿って配置されて流動層内
に分散用空気を噴射するノズル孔が形成された複数の分
散空気管と、これら分散空気管の間に連結された床板と
で、流動層の流送方向に沿って分散空気管が突出されて
表面が流動層の流送方向に凹凸が少ない平坦状に形成す
るとともに、前記分散空気管が接続された空気ヘッダー
と分散空気管と床板とを一体的に形成し、この分散板を
弾性支持する弾性支持体を設け、前記分散板を振動させ
る加振装置を設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、流動層の流送方向に平坦状
で傾斜した分散板により滑り効果を向上させ、さらに運
転中に加振装置を起動して分散板に間欠的または連続的
に振動を与えることにより、振動フイーダー等に見られ
る搬送効果を生じさせて流動層の送り出しを促進し、滞
留しようとする不燃物を効果的に送り出すことができ
る。また、複数の分散空気管と床板とで分散板を形成す
ることにより、低コストで強度が大きく高い剛性の分散
板が得られ、大容量の流動層を支持できるとともに、加
振装置による振動にも充分耐えることができる。さら
に、分散板の床板から突出する分散空気管にノズル孔を
形成したので、ノズル孔の形成方向を任意に選択するこ
とができ、層材によるノズル孔の閉塞を防止することが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2に基づ
いて説明する。1はごみ焼却炉2の分散板で、投入口3
より投入されたごみは、起動時に起動バーナー(図示せ
ず)により点火され、分散板1から噴射される分散用空
気により分散板1上で流動層4が形成され、矢印A方向
後方に向かって送られて乾燥、燃焼され、燃焼灰は排出
口5から排出スクリュウ6により排出される。
【0010】前記分散板1は、表面が凹凸が少なく、特
に流動層4の流送方向に凹凸が少ない平坦状に形成され
るとともに、投入口3から排出口5に向かって下方に傾
斜して設けられており、前部炉壁下方に幅方向に設けら
れた第1空気ヘッダー7と、排出口5の前部に幅方向に
設けられた第2空気ヘッダー8との間に複数の分散空気
管9が幅方向一定間隔毎に流動層4の流送方向に接続さ
れ、これら分散空気管9の中央部間に床板10が連結さ
閉鎖されて分散板1が形成されている。また、床板1
0上に突出する上半分の分散空気管9の側部に、分散用
空気を流動層4に向かって噴射するノズル孔11が多数
形成され、層材によりノズル孔11が閉塞されないよう
に構成されている。さらに、この分散板1は、前記第1
空気ヘッダー7、分散空気管9、第2空気ヘッダー8お
よび床板10により一体に形成されており、第1,第2
空気ヘッダー7,8およびその近傍の分散空気管9がば
ね材(弾性支持体)12により弾性支持されている。
【0011】前記第1空気ヘッダー7の前方には、分散
板1を前後方向に振動させる加振装置13が配設されて
いる。たとえばこの加振装置13は、モーターにより水
平軸心回りに回転駆動される回転板14と、中央部が水
平ピン15を介して回動自在に支持されたハンマーアー
ム16と、前記回転板14の偏心位置とハンマーアーム
16の上端との間に回動自在に連結されたクランクロッ
ド17と、ハンマーアーム16の下端に取り付けられて
第1空気ヘッダー7の打板18を叩くハンマーヘッド1
9とで構成され、この加振装置13による分散板1への
振動は、たとえば10回ハンマーリング/10秒を1日
数回を行う。なお、停滞の激しい場合は連続的にハンマ
ーリングを行って常時振動させることもできる。
【0012】上記構成によれば、流動層4は、分散板1
上でノズル孔11からの分散用空気によって攪拌流動化
されて燃焼され、分散空気管9に沿って後方に送られ
る。そして分散板1が層材の流送方向に凹凸が少なく引
っ掛かる突起もないとともに、排出側が下方に傾斜され
ることから、流動層4の不燃物が滞留することなくスム
ーズに送られ、さらに加振装置13により間欠的にある
いは連続的に分散板1全体が振動されることから更に搬
送効果が高められて、滞留物が発生しても効果的に解消
させることができる。また、複数の分散空気管9と床板
10とで分散板1を構成したので、低コストで強度が大
きく高い剛性の分散板1が得られ、大容量の流動層4を
支持できるとともに、加振装置13による振動にも充分
耐えることができる。さらに、分散板1の床板10から
突出する分散空気管9の側部にノズル孔11を形成した
ので、層材によるノズル孔11の閉塞を防止することが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、
動層の流送方向に平坦状で傾斜した分散板により滑り効
果を向上させ、さらに運転中に加振装置を起動して分散
板に間欠的または連続的に振動を与えることにより、振
動フイーダー等に見られる搬送効果を生じさせて流動層
の送り出しを促進し、滞留しようとする不燃物を効果的
に送り出すことができる。また、複数の分散空気管と床
板とで分散板を構成することにより、低コストで強度が
大きく高い剛性の分散板が得られ、大容量の流動層を支
持できるとともに、加振装置による振動にも充分耐える
ことができる。さらに、分散板の床板から突出する分散
空気管にノズル孔を形成したので、ノズル孔の形成方向
を任意に選択するとこができ、層材によるノズル孔の閉
塞を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散板の側面断面図である。
【図2】分散板の部分正面断面図である。
【図3】従来の分散板を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 分散板 2 ごみ焼却炉 3 投入口 4 流動層 5 排出口 7 第1空気ヘッダー 8 第2空気ヘッダー 9 分散空気管 10 床板 11 ノズル孔 12 ばね材 13 加振装置
フロントページの続き (72)発明者 中井 誠一 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−35277(JP,A) 特開 昭59−44575(JP,A) 実開 昭57−108527(JP,U) 実開 昭57−127128(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動層の流送方向に沿って被燃焼物投
    入口から排出口に下方の傾斜された分散板を設け、この
    分散板を、流動層の流送方向に沿って配置されて流動層
    内に分散用空気を噴射するノズル孔が形成された複数の
    分散空気管と、これら分散空気管の間に連結された床板
    とで、流動層の流送方向に沿って分散空気管が突出され
    て表面が流動層の流送方向に凹凸が少ない平坦状に形成
    するとともに、前記分散空気管が接続された空気ヘッダ
    ーと分散空気管と床板とを一体的に形成し、この分散板
    を弾性支持する弾性支持体を設け、前記分散板を振動さ
    せる加振装置を設けたことを特徴とする流動床型焼却炉
    の分散板装置。
JP2403406A 1990-12-19 1990-12-19 流動床型焼却炉の分散板装置 Expired - Lifetime JP2533238B2 (ja)

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JPS5335277A (en) * 1976-09-14 1978-04-01 Kobe Steel Ltd Fluid incinerator
JPS57108527U (ja) * 1980-12-25 1982-07-05
JPS57127128U (ja) * 1981-02-02 1982-08-07

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