JP2533225Y2 - 導光体の固定構造 - Google Patents

導光体の固定構造

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JP2533225Y2
JP2533225Y2 JP1992034891U JP3489192U JP2533225Y2 JP 2533225 Y2 JP2533225 Y2 JP 2533225Y2 JP 1992034891 U JP1992034891 U JP 1992034891U JP 3489192 U JP3489192 U JP 3489192U JP 2533225 Y2 JP2533225 Y2 JP 2533225Y2
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信次 小林
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子機器などのスイッ
チの作動灯に用いられる導光体の固定構造に関し、特に
導光体が、スイッチではキートップとその下の摺動体と
の間に、パネル面では上部化粧パネルと下部のケースと
の間に位置する構造となっているものの固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器などのスイッチにおい
ては、その作動状態を表示するため、キートップやパネ
ル面に、作動時に点灯する点灯表示部を設けておくこと
が行われている。通常、この作動灯はLEDなどの光源
から導光体を介して点灯表示をするものである。
【0003】従来、キートップと摺動体とで導光体を固
定保持する場合は、図4(a)、(b)、及び(c)に
示すように、キートップ31に切欠き窓32を設けると
共に、裏面に突起33を設け、導光体34の鍔部35に
穴36を設けて、導光体34の照光部37を切欠き窓3
2に挿入すると共に、突起33を穴36に挿通し、突起
33に熱カシメを施すことにより、導光体34をキート
ップ31に固定する。そして、導光体34を摺動体38
に形成された開口部39に挿入すると共に、キートップ
31を、上方から摺動体38に被せるように押し下げる
と、摺動体38の側面に設けられた係合突起40aとキ
−トップ31の内側面に設けられた係合受40bとが係
合してキートップ31が摺動体38に固定される。
【0004】また、他の従来の方法としては、図5
(a)、(b)、及び(c)に示すように、導光体34
を摺動体38の開口部39に挿入して、導光体34に形
成されたストッパ41(または鍔部)を開口部39を構
成する天板の縁に乗せ、キートップ31を摺動体38に
嵌合させて照光部37が切欠き窓32から露出するよう
にしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図4に示すような方法によって組立を行う場合にあっ
ては、キートップ31と導光体34とを熱カシメにより
固定するため、固定作業に特殊な工具を要し、さらに、
組立時間が長くなるという問題点がある。
【0006】また、図5に示したような方法によって組
立を行う場合にあっては、導光体34がキートップ31
及び摺動体38のいずれにも固定されているものではな
く、ストッパ41が摺動体38の天板とキートップの裏
面とに挟まれているにすぎない。しかも、キートップ3
1と摺動体38の嵌合を確実なものとするためには、導
光体34に形成されたストッパ41の厚さtをキートッ
プ31の裏面から摺動体38の天板上面までのギャップ
Gより小さく設定しておく必要がある。したがって、導
光体34は確実に固定されず、ガタつくといった問題点
がある。
【0007】本考案は、上記したような従来技術の課題
に鑑みて提案されたもので、導光体を固定するために特
殊な工程や工具を必要とせず、組立時間を短縮化でき、
しかも導光体とキートップやケース表面との段差を実質
的に無くして、導光体を確実に固定することができる導
光体の固定構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、光源か
らの光を導く導光体と、該導光体を挿通するための開口
部が形成された天板と該天板を支持する側壁とを含む摺
動体と、上面に前記導光体の照光端面を露出させる窓が
形成され、前記摺動体の上部に一体的に係合するキート
ップとを備え、該キートップを前記摺動体に一体的に係
合させたとき前記天板と前記キートップとによって、前
記導光体が固定保持される作動灯用導光体の固定構造に
おいて、前記天板及び前記側壁のいずれか一方の所定位
置に孔を設けることにより、前記天板の一部に、前記導
光体の前記摺動体への挿入方向に沿った向きのバネ性を
付与すると共に、該バネ性が付与された天板の上面に突
起を設け、該突起が前記天板のバネ性によって前記導光
体を前記キートップに押圧固定するようにしたことを特
徴とする導光体の固定構造が得られる。
【0009】また、本考案によれば、前記孔と前記開口
部とを繋ぐ切り込みを前記天板に設けたことを特徴とす
る作動灯用導光体の固定構造が得られる。
【0010】さらに、前記導光体の所定位置に、該導光
体を前記開口部に挿通させるために押し下げたとき前記
天板のバネ性に抗して前記切り込みを通過する大きさの
凸部を設け、前記導光体が前記摺動体からの脱落するの
を防止するようにしたことを特徴とする作動灯用導光体
の固定構造が得られる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、先ず作動灯用導光体を摺動
体に形成された開口部に挿通し、導光体を摺動体の天板
上面側に載置させる。この状態で導光体を覆うようにし
てキートップを被せる。この時、導光体は開口縁に形成
された突起上に載置された状態となっており、キートッ
プは天板上面から持上がった状態となっている。キート
ップを上から押さえ付けると、導光体は天板のバネ性に
抗して強制的に押し下げられる。この状態でキートップ
は摺動体に係合する。そうすると、導光体は天板の反力
によってキートップに押圧接触した状態となってガタツ
キが防止されている。したがって、導光体に形成された
ストッパの厚さをキートップと摺動体との間のギャップ
よりも小さく設定しておいても、突起が摺動体の天板の
バネ性により導光体を持上げて、導光体はキートップに
押圧接触する。これにより、導光体はガタツキがなくキ
ートップと摺動体との間に収容される。
【0012】また、導光体の前記開口部通過域より下方
の所定の位置に、導光体挿通時に開口部を押し広げて通
過する落下防止用突起を設けておけば、落下防止用突起
は該摺動体の天板のバネ性に抗して開口部を押し広げな
がら通過するが、通過した後はバネ性の復元力により開
口部は狭まり、力を加えない限り落下防止用突起は開口
部から脱落することがない。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図1に本考案の一実施例に使用される導光体11
と摺動体12とを示す。導光体11は、長方体の導光体
本体111と、断面長円の照光部112と、導光体本体
111の一面の上端部に形成されたストッパ113と、
ストッパ113が形成された導光体本体111の一面の
略中央部に落下防止用突起114とを備えている。
【0014】摺動体12は四方を囲む側壁部121と、
導光体11を収容する部分を画定する仕切板122と、
導光体11を収容する部分の上端に形成された天板12
3とを備えている。この天板123には、導光体11を
収容するための天板123を上下方向に貫通する開口部
124が形成されている。また、側壁部121のうち、
正面の壁板121aには、天板123にバネ性を付与す
るために長円形の孔部125が形成されている。本実施
例では、天板のバネ性を向上させるために、孔部125
と開口部124とを繋ぐ溝126が天板123に形成さ
れており、天板123の一部を片持ちバネ127として
いる。溝126の幅は、導光体11に形成された突起1
14の径よりも小さく、片持ちバネ127が、下方へ曲
げられたとき突起114が通過できるような幅としてい
る。さらに、片持ちバネ127の端部上面には溝に沿っ
て突起128が形成されている。また、側面の壁板12
1bにはキートップを嵌合するための係合突起129が
設けられている。これら導光体11及び摺動体12が図
1の状態にあるときの平面図、正面図、及びAA線断面
図を図2に示す。
【0015】図1及び図2に示す状態から、導光体11
を摺動体12へ向けて押し下げると、導光体本体111
は、開口部124に挿入され、突起114が、突起12
8に当たる。さらに導光体11を押し下げると片持ちバ
ネ127が下方に曲り、溝126が押し広げられて突起
114は溝126を通過する。そして、ストッパ113
が突起128に当たり、導光体11が、天板123から
浮いた状態で摺動体に載置された状態となる。
【0016】なお、片持ちバネ127は落下防止用突起
114が通過した後は、そのバネ性により元の位置(状
態)に復元する。これにより溝126の幅寸法は元の大
きさに復帰しているので、摺動体12を上下逆さまにし
ても、落下防止用突起114が溝126を通過し導光体
11が摺動体12から落下するようなことはない。
【0017】上記のようにして導光体11が取り付けら
れた摺動体12に、従来と同様のキートップ(図5に示
すもの)を嵌合させると、キートップの裏面が導光体1
1にあたり、導光体11を押し下げて片持ちバネ127
を変形させ、導光体11は天板123に接する。片持ち
バネ127は、そのバネ性により導光体11をキートッ
プ側に押圧するので、導光体11は、キートップ及び摺
動体12に固定される。ここで、ストッパ113の厚み
は、キートップの裏面と摺動体12の天板123との距
離よりも小さく、かつ、この厚みに突起の高さを加えた
ものが、キートップの裏面と摺動体12の天板123と
の距離よりも大きくなるようにしておく必要がある。キ
ートップ及び摺動体12で導光体11を固定したときの
様子を図3に示す。(a)は平面図でキートップ31を
示し、(b)は正面図、(c)はAA線断面図であり、
(d)はB部断面図である。
【0018】なお、上記実施例では、側壁部121の一
部に孔部125を設けて天板123にバネ性を付与した
が、天板123上の開口部124に隣接して孔部を設け
るようにしても同様に天板123にバネ性を付与するこ
とができる。
【0019】また、孔部125を設けただけで溝126
を設けなくても、天板123の一部を両持ちバネとする
こともできる(この場合突起114は設けることができ
ない)が、バネ性を向上させるためには溝126を設け
たほうが好ましい。
【0020】
【考案の効果】本考案によれば、摺動体の天板の一部に
バネ性を付与し、バネ性が付与された天板上に突起を設
けたことで、導光体がキートップと摺動体との間で、摺
動体の天板の反力によってキートップに押圧接触した状
態となって保持されているので導光体のガタツキが防止
することができる。
【0021】また、この考案によれば、導光体を熱カシ
メにより固定しないので、特殊な工具や、工程を必要と
せず、その結果製作費用も低廉となる。
【0022】更に、導光体に落下防止用突起を形成して
おき、かつ、これに対応する溝を摺動体に形成しておく
場合には、組立作業中に摺動体をたとえ逆さまにして
も、導光体が摺動体から外れるといったこともなくな
り、組立作業の容易化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作動灯用導光体の固定構造に用いられ
る導光体と摺動体の斜視図である。
【図2】図1の導光体と摺動体の(a)平面図、(b)
正面図、及び(c)AA線断面図である。
【図3】本考案の作動灯用導光体の固定構造に用いられ
る各部品の組立完成状態を示す(a)平面図、(b)正
面図、(c)AA線断面図、及び(d)B部の拡大断面
図。
【図4】従来の熱カシメによる導光体の固定方法を示す
(a)平面図、(b)正面図、及び(c)AA線断面図
である。
【図5】従来の圧入による導光体の固定方法を示す
(a)平面図、(b)正面図、及び(c)AA線断面図
である。
【符号の説明】
11 導光体 12 摺動体 111 導光体本体 112 照光部 113 ストッパ 114 落下防止用突起 121 側壁部 122 仕切板 123 天板 124 開口部 125 孔部 126 溝 127 片持ちバネ 128 突起 129 係合突起

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を導く導光体と、該導光体
    を挿通するための開口部が形成された天板と該天板を支
    持する側壁とを含む摺動体と、上面に前記導光体の照光
    端面を露出させる窓が形成され、前記摺動体の上部に一
    体的に係合するキートップとを備え、該キートップを前
    記摺動体に一体的に係合させたとき前記天板と前記キー
    トップとによって、前記導光体が固定保持される作動灯
    用導光体の固定構造において、前記天板及び前記側壁の
    いずれか一方の所定位置に孔を設けることにより、前記
    天板の一部に、前記導光体の前記摺動体への挿入方向に
    沿った向きのバネ性を付与すると共に、該バネ性が付与
    された天板の上面に突起を設け、該突起が前記天板のバ
    ネ性によって前記導光体を前記キートップに押圧固定す
    るようにしたことを特徴とする導光体の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記孔と前記開口部とを繋ぐ切り込みを
    前記天板に設けたことを特徴とする請求項1の導光体の
    固定構造。
  3. 【請求項3】 前記導光体の所定位置に、該導光体を前
    記開口部に挿通させるために押し下げたとき前記天板の
    バネ性に抗して前記切り込みを通過する大きさの凸部を
    設け、前記導光体が前記摺動体からの脱落するのを防止
    するようにしたことを特徴とする請求項2の導光体の固
    定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5917523U (ja) * 1982-07-26 1984-02-02 パイオニア株式会社 プツシユスイツチのボタン機構

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JPH0592929U (ja) 1993-12-17

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