JP2533176Y2 - ルーフセット装置 - Google Patents

ルーフセット装置

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JP2533176Y2
JP2533176Y2 JP1989081140U JP8114089U JP2533176Y2 JP 2533176 Y2 JP2533176 Y2 JP 2533176Y2 JP 1989081140 U JP1989081140 U JP 1989081140U JP 8114089 U JP8114089 U JP 8114089U JP 2533176 Y2 JP2533176 Y2 JP 2533176Y2
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roof
holding
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隆嗣 久保
滋 岡崎
哲朗 山野邊
健 串崎
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本田技研工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車車体の組立ラインにおいてルーフを
左右のサイドパネルのルーフサイドレール間に上方から
セットすべく用いられるルーフセット装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置として、特開昭59-118581号によ
り、前後両端にルーフの保持部材を有する治具をベース
枠にカム機構によって前端側と後端側とが先後して昇降
動作されるように吊持し、ルーフをルーフサイドレール
間に前端側から後端側に向って順にせり込ませるように
してセットし得るようにしたものは知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のものでは、機種変更によるルーフ長の変化に合
せて治具を交換しなければならず、生産性の向上を図る
上で問題となっている。
本考案は、かかる問題点を解決すべく、機種変更に際
しての治具交換を不要としたセット装置を提供すること
をその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、自動車車体のル
ーフを保持するセット治具を備え、該セット治具にルー
フを保持させた状態で左右のサイドパネルのルーフサイ
ドレール間にルーフを上方からセットするセット装置に
おいて、セット治具を、ルーフの前部を保持する保持枠
を昇降自在に吊設した前部ユニットと、ルーフの後部を
保持する保持枠を昇降自在に吊設した後部ユニットとに
2分割して構成し、セット治具用の支持枠に前部ユニッ
トと後部ユニットとを夫々前後方向に移動自在に支持さ
せると共に、該両ユニットの一方を他方に対し前後方向
に相対移動する手段と、該両ユニットを支持枠に対し前
後方向に同期して移動する手段と、前部ユニットの保持
枠と後部ユニットの保持枠とをルーフのセット時に時間
差を存して下降可能とする制御手段とを設けた。
(作用) 前部ユニットと後部ユニットの相対移動により、両ユ
ニットの間隔をルーフ長に合せて調節でき、更に両ユニ
ットを同期移動し得るようにすれば、機種変更によるル
ーフのセット位置の変化にも対処できる。
セット作業に際しては、両ユニットの保持枠を時間差
を存して下降させることにより、従来技術と同様にルー
フをルーフサイドレール間に一端側から他端側に向って
順にせり込ませるようにしてセットでき、第8図に示す
如くルーフサイドレールW2aをルーフ受縁W2bの上方にオ
ーバハング部W2cを有する形状のものとしても、ルーフW
3の側縁をオーバハング部W2cにせり込ませてルーフ受縁
W2bに着座させることができる。
(実施例) 第1図乃至第3図は、第7図に示す如きフロアW1と左
右1対のサイドパネルW2、W2とルーフW3とダッシュボー
ドアッパW4とリヤトレイW5とを溶接結合して自動車車体
Wを組立てる組立ラインを示し、図中(1)は組立ライ
ンの始端のセットステーションAとその前方の結合ステ
ーションBとの間に往復動自在に設けたセット台車、
(2)は結合ステーションBの両側に設けた溶接装置で
あり、セットステーションAにおいてセット台車(1)
上にフロアW1、サイドパネルW2、ルーフW3、ダッシュボ
ードアッパW4、リヤトレイW5を所定の位置関係でセット
した後、これら車体構成部材をセット台車(1)上に設
けた図示しないクランプ部材により左右のサイドパネル
W2、W2を両側から挟むようにしてセット状態のまま結合
ステーションBに搬送し、該結合ステーションBにおい
てこれら車体構成部材を両側の溶接装置(2)(2)に
より溶接結合して車体Wを組立て、この車体をトランス
ファバー等により結合ステーションBの前方の払出しス
テーション(図示せず)に搬送して、該払出しステーシ
ョンから増打ラインに搬送するようにした。
セットステーションAには、4隅の支柱(4a)を介し
て方形の機枠(4)が架設されており、該機枠(4)の
両側の梁枠(4b)(4b)に、セットステーションAの上
方位置にハンガー(5)によって搬入される左右1対の
サイドパネルW2、W2を該ハンガー(5)から受取ってセ
ット台車(1)上にセットする左右1対のサイドパネル
セット装置(6)(6)を搭載すると共に、該機枠
(4)の横方向中央の梁枠(4c)にルーフ、ダッシュー
ドアッパ、リヤトレイ用の計3台のセット装置(7)
(8)(9)を搭載し、更にセットステーションAの側
部に、ルーフ、ダッシュボードアッパ、リヤトレイを載
置可能な前後方向に長手のセット枠(10a)を昇降及び
横方向に進退自在に備える投入装置(10)を配置し、該
投入装置(10)によりルーフW3、ダッシュボードアッパ
W4、リヤトレイW5を前記3台のセット装置(7)(8)
(9)に直下位置に投入してこれらセット装置(7)
(8)(9)に受取らせ、セット台車(1)上に図示し
ないトランスファバーから成るフロアセット装置により
セットステーションAの後方からフロアW1を搬入セット
し、次いでダッシュボードアッパW4とリヤトレイW5を各
セット装置(8)(9)により定位置に下降させた後、
前記サイドパネルセット装置(6)(6)により左右の
サイドパネルW2、W2をフロアW1、ダッシュボードアッパW
4、リヤトレイW5を両側から挟むようにしてセット台車
(1)上にセットし、最後にルーフセット装置(7)に
よりルーフW3を左右のサイドパネルW2、W2のルーフサイ
ドレールW2a,W2a間にセットするようにした。
ここで、ルーフセット装置(7)は前後1対のユニッ
ト(7a)(7b)に2分割して構成されるセット治具を備
えている。該各ユニット(7a)(7b)は、第4図及び第
5図に示す如く、前記梁枠(4c)に取付けた、セット治
具用の支持枠たる左右1対のガイド枠(4c1)(4c1)間
に前後方向に摺動自在に支持させたシフト枠(11)に、
該シフト枠(11)に搭載したモータ(12a)によりピニ
オン(12b)とラック(12c)を介して昇降動作される昇
降枠(12)を支持させ、該昇降枠(12)の下端にこれに
搭載したモータ(13a)によりピニオン(13b)とラック
(13c)を介して横方向に移動される横方向に長手の保
持枠(13)を吊設して、該保持枠(13)の下面にルーフ
W3を吸着する左右1対の吸盤(13d)(13d)を取付けて
成るものとし、両ユニット(7a)(7b)の保持枠(13)
(13)によりルーフW3の前部と後部を吸着保持し得るよ
うにした。
そして、両ユニット(7a)(7b)のシフト枠(11)
(11)に、第6図に示す如く、ガイド枠(4c1)(4c1)
間に縦設したボールねじ(11a)を挿通するナットスリ
ーブ(11b)(11b)を設け、該ボールねじ(11a)をガ
イド枠(4c1)に固定のギアボックス(4c2)に取付けた
モータ(11c)により該ボックス(4c2)内のギア列(11
d)を介して正逆転し得るようにすると共に、前部ユニ
ット(7a)のシフト枠(11)に設けたナットスリーブ
(11b)を該シフト枠(11)に搭載したモータ(11e)に
より該シフト枠(11)に固定のギアボックス(11g)に
収納したギア列(11f)を介して正逆転し得るようにし
た。
これによれば、モータ(11e)の回転により前部ユニ
ット(7a)を後部ユニット(7b)に対し前後方向に相対
移動して、両ユニット(7a)(7b)の間隔をルーフW3
長さに応じて調節でき、又モータ(11c)の回転により
両ユニット(7a)(7b)を前後方向に同期移動して、ル
ーフW3のセット位置の変化に合わせた両ユニット(7a)
(7b)の全体的な位置調節を行なうことができる。
ルーフW3のセット作業に際しては、両ユニット(7a)
(7b)の保持枠(13)(13)を夫々昇降枠(12)の動き
で下降させて、ルーフWを左右のサイドパネルW2、W2
ルーフサイドレールW2a,W2a間に上方から挿入するが、
この場合ルーフサイドレールW2aが第8図に示す如くル
ーフ受縁W2bの上方にオーバハング部W2cを有するもので
あるときは、両保持枠(13)(13)の一方を先に下降さ
せてルーフW3の前後一端をルーフサイドレールW2a,W2a
間に挿入してから他方の保持枠(13)を下降させ、ルー
フW3の側縁をオーバハング部W2cに一端側から他端側に
向って順にせり込ませる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、前
後1対のユニットの保持枠を順に下降させることによ
り、ルーフを左右のサイドパネルのルーフサイドレール
間に一端側から他端側に向って順にせり込ませるように
してセットできると共に、一方のユニットを他方のユニ
ットに対し相対移動することで両ユニットの間隔を調節
できるため、機種変更によるルーフ長の変化に容易に対
処でき、更に、両ユニットを同期移動することでルーフ
のセット位置の変化にも対処し得るようになり、同一の
セット装置で多機種のルーフをセットでき、生産性の向
上を図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車車体の組立ラインの平面図、第2図は第
1図のII-II線から見た組立ラインの側面図、第3図は
第2図のIII-III線から見たセットステーションの正面
図、第4図は第1図のIV-IV線から見た本案ルーフセッ
ト装置の1例の拡大側面図、第5図は第4図のV-V線截
断正面図、第6図は第4図のVI-VI線截断面図、第7図
は自動車車体の分解斜視図、第8図はルーフとサイドパ
ネルの係合部の断面図である。 W2……サイドパネル W2a……ルーフサイドレール W3……ルーフ (7)……ルーフセット装置 (7a)(7b)……ユニット (11c)……同期移動用モータ (11e)……相対移動用モータ (13)……保持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山野邊 哲朗 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)考案者 串崎 健 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−101587(JP,A) 実開 昭61−176078(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車車体のルーフを保持するセット治具
    を備え、該セット治具にルーフを保持させた状態で左右
    のサイドパネルのルーフサイドレール間にルーフを上方
    からセットするセット装置において、セット治具を、ル
    ーフの前部を保持する保持枠を昇降自在に吊設した前部
    ユニットと、ルーフの後部を保持する保持枠を昇降自在
    に吊設した後部ユニットとに2分割して構成し、セット
    治具用の支持枠に前部ユニットと後部ユニットとを夫々
    前後方向に移動自在に支持させると共に、該両ユニット
    の一方を他方に対し前後方向に相対移動する手段と、該
    両ユニットを支持枠に対し前後方向に同期して移動する
    手段と、前部ユニットの保持枠と後部ユニットの保持枠
    とをルーフのセット時に時間差を存して下降可能とする
    制御手段とを設けたことを特徴とするルーフセット装
    置。
JP1989081140U 1989-07-12 1989-07-12 ルーフセット装置 Expired - Lifetime JP2533176Y2 (ja)

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US07/556,700 US5123161A (en) 1989-07-12 1990-07-11 Apparatus for setting car body components in motorcar body assembling line
CA002021027A CA2021027C (en) 1989-07-12 1990-07-12 Apparatus for setting car body components in motorcar body assembling line
GB9015324A GB2236285B (en) 1989-07-12 1990-07-12 Apparatus for setting car body components in motorcar body assembling line
US07/703,525 US5165164A (en) 1989-07-12 1991-05-20 Roof and dashboard setting apparatus for use in automobile assembly lines

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0423751Y2 (ja) * 1985-04-24 1992-06-03
JPS62101587A (ja) * 1985-10-29 1987-05-12 Mazda Motor Corp 自動車用ウインドガラスの取付装置

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