JP2532981B2 - 車両ドアロツク装置 - Google Patents

車両ドアロツク装置

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JP2532981B2
JP2532981B2 JP20890790A JP20890790A JP2532981B2 JP 2532981 B2 JP2532981 B2 JP 2532981B2 JP 20890790 A JP20890790 A JP 20890790A JP 20890790 A JP20890790 A JP 20890790A JP 2532981 B2 JP2532981 B2 JP 2532981B2
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洋三 荻野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両ドアロック装置に係るものである。
(従来技術) 従来公知の、実願昭48−98723号のマイクロフィルム
(実開昭50−43436号公報)に記載された車両用ドアロ
ック装置は、ロックとアンロックとに切替えるロックレ
バーを一枚だけ設けたものである(上記公報図中の41が
該当する)。なお、上位公知例には「キャンセルレバー
26」について記載されているが、該キャンセルレバー26
は、無意識にシルノブを押して閉扉することにより鍵の
車内置き忘れを防止のためのものであり、業界では「セ
ルフキャンセル」と呼んでいる装置である。「セルフキ
ャンセル」とは、無意識にシルノブを押して閉扉したと
き、自動的にシルノブは上動してアンロックされるとい
うものである。
なお、車両用ロック装置には、「セルフキャンセル」
とは別に、「ワンモーション」或は「ワンモーション開
扉装置」と呼ばれる装置がある。本発明は、「ワンモー
ション」を備えているが、「ワンモーション」とは、運
転席扉はロックされていても、インナハンドルを開扉操
作すると、そのまま開扉することができ、またロックレ
バーをアンロック位置に切替るものである。
なお、従来例としては、ロックとアンロックとに切替
えるロックレバーを二枚にしたものは別に公知である。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知公報記載の、ロックとアンロックとに切替え
るロックレバーを一枚だけ設けたものは、以下に述べる
ように盗難の心配があるという欠陥がある。即ち、一枚
のロックレバーには、これをロックとアンロックとに切
替えるために、キーに至るロッドと、シルノブに至るロ
ッドが取付けられる。キーに至るロッドとシルノブに至
るロッドは動きが反対なので、同じ位置に取付けると動
かなくなり、キーに至るロッドは右端にシルノブに至る
ロッドは左端に取付けるのが通例である。
しかし、キーシリンダーは合鍵のキーを挿入しない限
り回転しないから、キーに至るロッドを固定した一枚の
ロックレバーは、固定されて動かない。それでは、シル
ノブ操作してロックレバーをロックとアンロックとに切
替ることはできないので、従来はキーに至るロッドのど
こかに長孔を設けて、ロックレバーは動くようにしてい
た。
ロックレバーが動くということは、窓ガラスのところ
から針金を挿入して開扉できるということであり、前記
公知例は、盗難の心配があるという欠点を有していたも
のである。
ロックレバーを、2枚にするという考えは、針金操作
ではロックレバーを動かなくすることができるという発
想から生まれたものである。ロックレバーを2枚にする
と、1枚のロックレバーにキーシリンダに至るロッドを
直接固定し、別の1枚のロックレバーにシルノブに至る
ロッドを固定し、2枚のロックレバーの間は遊びを設け
て連結する。そして、盗難防止のためには、針金操作不
能のキーシリンダに至るロッドを結合したロックレバー
により、シルノブに至るロッドを固定したロックレバー
を包囲する構造にするのである。
この従来例は、盗難防止では顕著な効果を奏している
が、装置が大型化するという問題があった。キーシリン
ダに至るロッドを結合したロックレバーにより、シルノ
ブに至るロッドを固定したロックレバーを包囲する構造
のため、二重構造になるので、厚みを増し、窓ガラスの
取付けに支障がでる。
しかし、キーシリンダに至るロッドを結合したロック
レバーにより、シルノブに至るロッドを固定したロック
レバーを包囲しなくても、盗難防止の目的は達成でき、
ロックレバー2枚構造でありながら、厚みを薄く出来
る。
(発明の目的) ロックレバー2枚構造でありながら、厚みを薄くす
る。
(課題を解決する手段) よって、本発明は、ボディ1の表側の凹部2内に軸止
された閉扉のとき車体側に設けたストライカ3と係合し
て正回転する扉側のラッチ4及び正回転した該ラッチ4
のフルラッチ係合段部に係合して該ラッチ4の逆転を防
止するラチェット6と、前記ボディ1の裏面に軸止され
たアウタ又はインナハンドルの開扉操作で回転して前記
ラチェット6を離脱させるオープンレバー38と、前記ラ
チェット6と前記オープンレバー38の間に設けた継脱装
置と、前記ボディ1の裏側に軸止された前記継脱装置を
ロック位置とアンロック位置とに切替るロックレバーか
らなり、該ロックレバーは、車内側に軸止した第一ロッ
クレバー17と車外側に軸止した第二ロックレバー28の二
枚左右並設構成とし、前記第一ロックレバー17にはシル
ノブを前記第二ロックレバー28にはキーシリンダーを夫
々連結し、前記第一ロックレバー17と前記第二ロックレ
バー28は長孔33と連結リンク25を介して連結した車両ド
アロック装置としたものである。
また、前記車両ドアロック装置において、前記ラチェ
ット6に固定した突起11をボディ1裏側に突出させ、該
突起11に前記第一ロックレバー17の第二脚部20に軸止し
た作動リンク21の当接片47を臨ませたものである。
また、前記車両ドアロック装置において、前記ラチェ
ット6に固定した突起11をボディ1裏側に突出させ、該
突起11にインナハンドルの開扉操作で回動する第二オー
プンレバー48の先端58を臨ませたものである。
また、前記車両ドアロック装置において、前記ボディ
1裏側にはインナハンドルの開扉操作で回動する第二オ
ープンレバー48を設け、該第二オープンレバー48にはロ
ック位置にある前記第一ロックレバー17をアンロック位
置に回動させるワンモーションレバーを設けたものであ
る。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1はロッ
ク装置の合成樹脂製ボディであり、その表側には凹部2
を形成し、該凹部2内に閉扉のとき車体に固定したスト
ライカ3と係合して正回転するラッチ4をラッチ軸5に
より、また正回転したラッチ4の外周縁のフルラッチ係
合段部と係合して前記ラッチ4の逆転を防止するラチェ
ット6をラチェット軸7により夫々軸支する。前記ボデ
ィ1の表側には前記凹部2を覆う金属板のカバープレー
ト8を固定する。
9は前記合成樹脂製ボディ1に形成した前記ストライ
カ3が進入する進入溝、10は進入溝9の奥側に設けたウ
エッジ、11は前記ラチェット6に一体的に結合し、ボデ
ィ1の裏側に突出するピンであり、前記ボディ1に形成
した円弧孔12を通って前記ボディ1の裏側に突出する。
13は前記ボディ1を扉に止着する複数のネジ挿通用透孔
である。
前記ボディ1の裏側の前記進入溝9のところには、前
記進入溝9を形成するために左右側に長い膨出部14を一
体的に形成する。該膨出部14はコの字状の縦断形状を呈
し、その内部側が前記進入溝9となる。
前記ボディ1の下部にはアクチュエータ部15を取付け
る。16はアクチュエータ部15の出力軸である。出力軸16
は、アクチュエータ部15から後方に向けて突出してい
る。ロックレバーは第一と第二の2個に分けてあり、17
は第一ロックレバーであり、その軸孔18に前記出力軸16
を挿通し第一ロックレバー17と出力軸16は固定する。
第一ロックレバー17は、前記ボディ1の車内側に設け
られる。第一ロックレバー17には第一〜第三脚部を放射
方向に突出形成させてあり、第一脚部19にはシルノブに
至るロッドを連結し、第二脚部20には作動リンク21の基
部22を軸23により軸止し、第三脚部24には連結リンク25
の一端26を軸27により軸止する(第2図、第3図、第4
図)。第一ロックレバー17は、出力軸16の中心にアンロ
ック位置(第2図)とロック位置(第3図)との間回転
し、アンロック位置では前記軸23は前記ラチェット6の
ラチェット軸7と同一軸心上に重なる(第6図参照、第
2図は最上部の36のみ図示されている)。
28は前記第一ロックレバー17の車外側(第2図におい
て右側)に並設した第二ロックレバーである。
前記アクチュエータ部15の上部車外側には、前記アク
チュエータ部15の正逆転を制御する作動スイッチが内蔵
されており(図示なし)、該作動スイッチの切替軸30を
前記第二ロックレバー28の軸孔29に挿通し両者を固定す
る。
前記第二ロックレバー28は略L型を呈し、その一端31
にはキーシリンダに至るロッドを連結し、他端32には軸
孔29を中心とする円弧孔33を形成する。該円弧孔33には
軸34により前記連結リンク25の他端35を軸止させる。
前記第二ロックレバー28とキーシリンダとは、ロスト
モーション(遊び)なしに連結される。このことによ
り、前記第二ロックレバー28はキーシリンダの操作以外
では不動となり、第二ロックレバー28を外力により回転
させることはできない構成になる。なお、キーシリンダ
とシルノブとの間のロストモーションは、前記円弧孔33
により行なわれる。
前記第一ロックレバー17の出力軸16と前記第二ロック
レバー28の切替軸30と軸27と軸34は、略平行四辺形の各
頂点位置になるようにする。
以上のように構成すると、第一ロックレバー17と第二
ロックレバー28とは左右側に並設させてあるため、従来
の一枚式ロックレバーを左右に分割形成した程度の大き
さに形成することができる。また、車両ドアロック装置
の裏側中央には上下に伸びるドアガラス案内レールが位
置し、該案内レールよりロック装置の車内側は、車外側
に比べて格段に防犯性が高いため、たとえ、第一ロック
レバー17が露出構造であっても、車内側に設けられてい
るので、窓ガラスの外側から挿入した針金は届かず、防
犯性は高いものとなる。
バックプレート37には軸36を固定する。軸36は前記ラ
チェット6のラチェット軸7と同一軸心上に設けられ
る。軸36には第一オープンレバー38の基端部に設けた軸
孔39を回転自在に軸止する。第一オープンレバー38の先
端部(車外側)には扉のアウタハンドルに至るロッドが
連結される円弧孔40を形成する。また、41は長さ方向中
間位置に設けた段差部であり、段差部41の先側には半径
方向に長い長孔42を形成する。第5図の43は第一オープ
ンレバー38を常時反時計回転方向に付勢するバネであ
る。
前記作動リンク21の先端44には軸孔45を形成し、該軸
孔45に軸46を挿通し、軸46を前記第一オープンレバー38
の半径方向の長孔42に挿通し、アウタハンドルを開扉操
作して第一オープンレバー38を回動させると、軸46を介
して作動リンク21は共回りするように構成する。
第5図のように、前記作動リンク21の先端44には直角
に表側方向に屈曲して形成した当接片47を形成する。前
記作動リンク21の先端44は、前記第一ロックレバー17が
アンロック位置(第2図)とロック位置(第3図)との
間回転すると、前記長孔42に沿って左右動し変位する。
第2図はアンロック状態を示しており、軸23は軸36と
同一軸心上に重合し、作動リンク21の先端44の当接片47
は前記ラチェット6から突出ている突起11の真上に位置
する。この状態で、第一オープンレバー38をアウタハン
ドルの開扉操作で時計回転(下動)させると、軸46によ
り連結された作動リンク21も軸23を中心に回転し、作動
リンク21の当接片47がラチェット6の突起11と当接し
て、突起11を下動させて、ラッチ4に係合しているラチ
ェット6を離脱させ、開扉させる。第3図はロック状態
を示し、第2図から第一ロックレバー17を反時計回転さ
せてロック状態としたものである。この状態では、前記
作動リンク21の先端44は、前記長孔42の左端に移動して
いるため、前記当接片47は突起11から左側に外れる。し
たがって、第一オープンレバー38を回転させて下動させ
ても、前記当接片47は突起11に当らず、ラッチ4に係合
しているラチェット6は回転せず、開扉しない。
48は第二オープンレバーであり、その左右中心部に形
成した軸孔49を前記軸36に回転自在に軸止する。第二オ
ープンレバー48には、前記第一オープンレバー38の段差
部41と当接する当接面50を形成する。前記段差部41と前
記当接面50とは、第一オープンレバー38を時計回転させ
たときは、段差部41は当接面50と係合せず、したがっ
て、第二オープンレバー48は回転しないが、逆に、第二
オープンレバー48を時計回転させたときは、当接面50が
段差部41と係合して、第一オープンレバー38も一緒に回
転させる構成する。前記第二オープンレバー48の当接面
50より先は円弧アーム51に形成し、その先端58を前記突
起11に臨ませ、第二オープンレバー48を右回転させる
と、直接前記突起11を押圧する。
前記第二オープンレバー48の車内側にはワンモーショ
ンレバー52の上端を軸53により軸止する。ワンモーショ
ンレバー52の下端には爪部54を形成する。該爪部54は、
第3図のロック状態においては、前記第一ロックレバー
17の突起55に係合し、第二オープンレバー48を時計回転
させると、突起55と係合している爪部54により第一ロッ
クレバー17を時計回転させて、アンロック位置にする。
第二オープンレバー48の車内側には係合片56を形成
し、該係合片56に前記バックプレート37に軸止したイン
ナーレバー57を係合させる。インナーレバー57には扉の
インナハンドルを連結する。
前記バックプレート37は、第4図(背面図)に示した
ように、前記ボディ1の裏側の略全体を覆う形状を呈
し、第一オープンレバー38の先端部と、第二ロックレバ
ー28の一部及び連結リンク25のみが露出する状態とな
る。このように、バックプレート37により主要部を包囲
すると、第一ロックレバー17を外部から操作することは
略不可能となり、防犯性は向上する。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は以上の構成であり、扉を閉じると、車体に固
定したストライカ3が進入溝9内を進入してラッチ4と
係合し、ラッチ4がロック位置まで正転するとフルラッ
チ係合段部にラチェット6が係合して、ラッチ4の逆転
が防止され閉扉完了する(第1図)。
第2図は閉扉時のアンロック状態であり、アウタハン
ドルを開扉操作して第一オープンレバー38を時計回転さ
せると、長孔42は下動し、長孔42に係合している軸46を
介して作動リンク21を回転させ、作動リンク21の当接片
47により突起11を下動させるから、ラチェット6を回転
させてラッチ4よりら離脱させ開扉する。
なお、第2図でインナハンドルを開扉操作した場合に
は、インナーレバー57が係合片56と係合して係合片56を
押し上げ、軸36を中心に第二オープンレバー48を時計回
転させ、第二オープンレバー48の円弧アーム51の先端58
が前記突起11を押し下げ、ラチェット6を回転させて開
扉する。
キーにより施錠操作すると、第二ロックレバー28は反
時計回転し、連結リンク25を介して第2図より第3図に
第一ロックレバー17を反時計回転させる。しかし、施錠
操作後はキーはニュートラルに戻るので、第二ロックレ
バー28も元の位置に戻る。第一ロックレバー17がロック
位置に回転すると、その第二脚部20に軸23で連結された
作動リンク21は左動し、先端44の軸46は長孔42内を左端
まで移動し、同時に当接片47は突起11より離れて非係合
状態となる(第3図)。この状態で、開扉操作して第一
オープンレバー38を時計回転させても、当接片47は突起
11と係合しないから空振りとなって、ラチェット6は移
動せず開扉できない。
第2図の状態で、シルノブ操作によりロックすると第
一ロックレバー17は軸18を中心に左回転するが、第一ロ
ックレバー17と第二ロックレバー28は円弧孔33と軸34に
よる連結のため、第一ロックレバー17のロック回転は支
障なく行なえる。即ち、連結リンク25と円弧孔33と軸34
により第一ロックレバー17と第二ロックレバー28は連結
されているから、第一ロックレバー17は第二ロックレバ
ー28とは関わりなく独立して回転する。したがって、シ
ルノブを操作すると、第一ロックレバー17が単独で反時
計回転し、前記同様に、第二脚部20に連結された作動リ
ンク21は左動し、先端44は長孔42の左端に移動し、当接
片47と突起11とが非対峙状態となる(第3図)。
なお、第3図のロック状態において、インナハンドル
を開扉操作した場合は、インナーレバー57が係合片56を
押し上げて第二オープンレバー48を時計回転させる。す
ると、第二オープンレバー48の円弧アーム51の先端58を
下降させて前記突起11を押し下げ、ラチェット6を回転
させて開扉させるが、同時に、第二オープンレバー48の
他端に軸53で接続されたワンモーションレバー52を上動
させ、爪部54により突起55を引揚げ、第一ロックレバー
17を時計回転させて、アンロック状態に切替える。
(効果) 本発明は、ボディ1の表側の凹部2内に軸止された閉
扉のとき車体側に設けたストライカ3と係合して正回転
する扉側のラッチ4及び正回転した該ラッチ4のフルラ
ッチ係合段部に係合して該ラッチ4の逆転を防止するラ
チェット6と、前記ボディ1の裏側に軸止されたアウタ
又はインナハンドルの開扉操作で回転して前記ラチェッ
ト6を離脱させるオープンレバー38と、前記ラチェット
6と前記オープンレバー38の間に設けた継脱装置と、前
記ボディ1の裏側に軸止された前記継脱装置をロック位
置とアンロック位置とに切替るロックレバーからなり、
該ロックレバーは、車内側に軸止した第一ロックレバー
17と車外側に軸止した第二ロックレバー28の二枚左右並
設構成とし、前記第一ロックレバー17にはシルノブを前
記第二ロックレバー28にはキーシリンダーを夫々連結
し、前記第一ロックレバー17と前記第二ロックレバー28
は長孔33と連結リンク25を介して連結した車両ドアロッ
ク装置としたものであるから、 イ、ロックレバーは、車内側に軸止した第一ロックレバ
ー17と車外側に軸止した第二ロックレバー28の二枚左右
並設構成としたので、従来のようにロックレバー二枚重
合構成ではないから、ロック装置の厚みが増大せず、窓
ガラスも余裕を持って装着できる。
ロ、第一ロックレバー17にはシルノブ(に至るロッド)
を第二ロックレバー28にはキーシリンダー(に至るロッ
ド)を夫々連結しても、第一ロックレバー17と第二ロッ
クレバー28は長孔33と連結リンク25を介して連結したか
ら、シルノブ操作で第一ロックレバー17は動くので、シ
ルノブによる施解錠は円滑に行なえる。
ハ、ロックレバーは、車内側に軸止した第一ロックレバ
ー17と車外側に軸止した第二ロックレバー28の二枚左右
並設構成とし、かつ、第一ロックレバー17にはシルノブ
(に至るロッド)を第二ロックレバー28にはキーシリン
ダー(に至るロッド)を夫々連結したから、窓ガラス枠
の外側から挿入した針金の届く車外側の第二ロックレバ
ー28は針金操作では動かず、針金操作で動く車内側の第
一ロックレバー28には、窓ガラス枠から挿入した針金は
届かないので、盗難防止の効果がある。
ニ、また、前記車両ドアロック装置において、前記ラチ
ェット6に固定した突起11をボディ1裏側に突出させ、
該突起11に前記第一ロックレバー17の第二脚部20に軸止
した作動リンク21の当接片47を臨ませたものであるか
ら、前記第一ロックレバー17を施解錠操作で回動させる
ことにより、第二脚部20に軸止した作動リンク21の当接
片47をロック位置とアンロック位置の間に変位させう
る。
ホ、また、前記車両ドアロック装置において、前記ラチ
ェット6に固定した突起11をボディ1裏側に突出させ、
該突起11にインナハンドルの開扉操作で回動する第二オ
ープンレバー48の先端58を臨ませたものであるから、イ
ンナハンドルを開扉操作すると、常に開扉できる。
ヘ、また、前記車両ドアロック装置において、前記ボデ
ィ1裏側にはインナハンドルの開扉操作で回動する第二
オープンレバー48を設け、該第二オープンレバー48には
ロック位置にある前記第一ロックレバー17をアンロック
位置に回動させるワンモーションレバーを設けたもので
あるから、インナハンドルを開扉操作すると、ロック位
置にある第一ロックレバー17をアンロック位置にワンモ
ーションで変位させうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロック装置の縦断正面図、第2図はバックプレ
ートを取外した状態のアンロック時のロック装置の背面
図、第3図はバックプレートを取外した状態のロック時
のロック装置の背面図、第4図はロック装置の背面図、
第5図はレバー関係の分解斜視図、第6図は断面図であ
る。 符号の説明 1…ボディ、2…凹部、3…ストライカ、4…ラッチ、
5…ラッチ軸、6…ラチェット、7…ラチェット軸、8
…カバープレート、9…進入溝、10…ウエッジ、11…ピ
ン、12…円弧孔、13…透孔、14…膨出部、15…アクチュ
エータ部、16…出力軸、17…第一ロックレバー、18…軸
孔、19…第一脚部、20…第二脚部、21…作動リンク、22
…基部、23…軸、24…第三脚部、25…連結リンク、26…
一端、27…軸、28…第二ロックレバー、29…軸孔、30…
切替軸、31…一端、32…他端、33…円弧孔、34…軸、35
…他端、36…軸、37…バックプレート、38…第一オープ
ンレバー、39…軸孔、40…円弧孔、41…段差部、42…長
孔、43…バネ、44…先端、45…軸孔、46…軸、47…当接
片、48…第二オープンレバー、49…軸孔、50…当接面、
51…円弧アーム、52…ワンモーションレバー、53…軸、
54…爪部、55…突起、56…係合片、57…インナーレバ
ー、58…先端。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ1の表側の凹部2内に軸止された閉
    扉のとき車体側に設けたストライカ3と係合して正回転
    する扉側のラッチ4及び正回転した該ラッチ4のフルラ
    ッチ係合段部に係合して該ラッチ4の逆転を防止するラ
    チェット6と、前記ボディ1の裏側に軸止されたアウタ
    又はインナハンドルの開扉操作で回転して前記ラチェッ
    ト6を離脱させるオープンレバー38と、前記ラチェット
    6と前記オープンレバー38の間に設けた継脱装置と、前
    記ボディ1の裏側に軸止された前記継脱装置をロック位
    置とアンロック位置とに切替るロックレバーからなり、
    該ロックレバーは、車内側に軸止した第一ロックレバー
    17と車外側に軸止した第二ロックレバー28の二枚左右並
    設構成とし、前記第一ロックレバー17にはシルノブを前
    記第二ロックレバー28にはキーシリンダーを夫々連結
    し、前記第一ロックレバー17と前記第二ロックレバー28
    は長孔33と連結リンク25を介して連結した車両ドアロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ラチェット6に固
    定した突起11をボディ1裏側に突出させ、該突起11に前
    記第一ロックレバー17の第二脚部20に軸止した作動リン
    ク21の当接片47を臨ませた車両ドアロック装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ラチェット6に固
    定した突起11をボディ1裏側に突出させ、該突起11にイ
    ンナハンドルの開扉操作で回動する第二オープンレバー
    48の先端58を臨ませた車両ドアロック装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記ボディ1裏側には
    インナハンドルの開扉操作で回動する第二オープンレバ
    ー48を設け、該第二オープンレバー48にはロック位置に
    ある前記第一ロックレバー17をアンロック位置に回動さ
    せるワンモーションレバーを設けた車両ドアロック装
    置。
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