JP2532943Y2 - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ

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JP2532943Y2
JP2532943Y2 JP1990091292U JP9129290U JP2532943Y2 JP 2532943 Y2 JP2532943 Y2 JP 2532943Y2 JP 1990091292 U JP1990091292 U JP 1990091292U JP 9129290 U JP9129290 U JP 9129290U JP 2532943 Y2 JP2532943 Y2 JP 2532943Y2
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semiconductor package
cavity
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uneven portion
glass
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剛 古野
元秀 荒山
忠寿 山本
善信 位田
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、セラミックスからなる半導体パッケージに
関するものである。
〔従来の技術〕
半導体パッケージは、第7図に示すように、セラミッ
クス製の基体11および蓋体15により構成され、基体11の
キャビティ部12に金ペースト14によって半導体チップ13
を取付け、外部リード(不図示)にワイヤボンディング
した後、蓋体15をかぶせてガラス封止するようになって
いた。
また、基体11は、第6図に示すように中央にキャビテ
ィ部12をもった板状体であり、通常アルミナセラミック
スからなり、プレス成形によって形成されていた。
〔従来技術の課題〕
近年、半導体パッケージの低コスト化に伴い、高価な
金ペースト14に代えて、JMIガラスと呼ばれる、銀エポ
キシ系の接着剤が用いられるようになってきた。ところ
が、金ペーストはセラミックスからなる基体11と化学反
応を起こして強固に固着されるが、JMIガラスを用いた
場合は基体11との接着強度が低く、半導体チップ13がは
がれやすいという問題点があった。
そこで、基体11を形成するセラミックスの原料を調整
して、表面を粗しく、キャビティ部12でのJMIガラスと
の接着強度を高めることが行われていた。しかし、表面
を粗くしてもその凹凸は、せいぜい数μmレベルと小さ
いため、ガラスが入りこみにくく、接着強度が低かっ
た。また、バレル研磨によって表面粗さが変化し、それ
に伴って接着強度も変わってしまうため表面粗さの管理
が難しかった。
〔課題を解決するための手段〕
上記に鑑みて本考案は、半導体パッケージを構成する
基体のキャビティ部下面に凹凸部を形成することによっ
て、接着面積を大きくするとともにアンカー効果によ
り、JMIガラスの接着強度を高めたものである。
また、上記凹凸部とは、基体の成形時にプレス金型に
よってあらかじめ定められた形状の凹部、凸部を形成し
たものであり、表面粗さのレベルよりも大きな凹凸とす
ることによって、ガラスの入り込みを良くし、バレル研
磨の影響をなくすことができる。
〔実施例〕
以下本考案実施例を説明する。
第1図に半導体パッケージを構成する基体1のみの平
面図を示す。この基体1はセラミックスからなる板状体
で、中央にキャビティ部2を有し、該キャビティ部2の
下面は、多数の平行な溝を形成して凹凸部3としてあ
る。この凹凸部3は第2図に拡大断面図を示すように、
一定の深さdで、V字状の凹部および凸部がピッチPで
並んだものである。
この基体1に半導体チップを取付ける際は、上記凹凸
部3上にJMIガラスを介して接着するが、接着面積が大
きくなることと、アンカー効果によって、接着強度を大
きくできる。
また、キャビティ部2の下面四隅は平坦部4としてあ
るが、これは半導体チップを取り付ける際に治具が接触
して位置決め精度を高くするためである。
さらに凹凸部3の深さdは0.01mm以上なければ接着強
度を高める効果が乏しく、大きいほど効果的であるが、
基板1自体の肉厚が薄いため、深さdが0.3mmより大き
くするとキャビティ部2の強度が弱くなってしまう。し
たがって凹凸部3の深さdは0.01〜0.3mmのものが良
い。
また、凹凸部3のピッチPについては、大きすぎると
接着強度を高める効果が乏しくなるため、ピッチPは3.
0mm以下、好ましくは1.0mm以下のものが優れていた。さ
らに、第2図のようにV溝を形成する場合は、プレス成
形時にパンチが抜けやすいように、V字の角度αを30°
以上としたものが良かった。
次に、上記凹凸部3の形状についてさまざまな他の例
を説明する。
第3図(a)(b)に示す凹凸部3はV字溝を縦横に
形成し、突部先端に平端面としたものである。また、こ
の他に、溝形状を角溝あるいは丸溝としたり、これらの
溝を同心円状に形成することもできる。
第4図(a)(b)に示す凹突起部3は互いに独立し
た円形の凹部を多数形成したものであり、逆に第5図
(a)(b)に示す凹凸部3は、互いに独立した四角形
の凸部を多数形成したものである。
このように、凹凸部3としては、さまざまな形状とし
たことができるが、いずれも、その深さdについては0.
01〜0.3mm、ピッチPについては3.0mm以下、好ましくは
1.0mm以下としたものが優れていた。
また、このような凹凸部3を形成するためには、プレ
ス成形に用いる金型のキャビティをプレスする面に、あ
らかじめ上記凹凸部3と逆の凹凸形状を形成しておけば
よく、プレス成形を行うだけで容易に上記の如き凹凸部
3を形成することができる。
実験例1 本考案実施例として第1図に示す基体1を試作した。
材料は、Al23を主成分とし、TiO2、MnO2、Fe23、Cr
23などの着色剤および、SiO2、MgO、CaOなどの焼結助
剤を含んだ黒色系アルミナセラミックスを用いた。ま
た、キャビティ部2の大きさは9.8×15.9mmで凹凸部3
のピッチPは0.15mm深さdは0.15mm、V字溝の角度αは
52°とした。
また、比較例として、キャビティ部2の下面を平坦面
としたものも用意し、それぞれ10個の試料に対し、キャ
ビティ部に半導体チップを固着し、この半導体チップを
はがすチップオフテストを行い、接着強度を測定して、
平均値を求めた。
結果は第1表に示すように、本考案実施例のものはJM
Iガラスを用いても、従来の金ペーストと同程度の優れ
た接着強度を示した。
実験例2 前記実験例で用いた本考案実施例の基体1について、
焼成後のバレル研磨時間を変化させて、それぞれ前記と
同じチップオフテストを行った。
結果は第2表に示すように、本考案実施例では、バレ
ル研磨の時間を変化させても半導体チップの接着強度に
変化はなく、優れた接着強度を維持していた。
〔考案の効果〕 叙上のように、本考案によれば、半導体パッケージを
構成する基体のキャビティ部下面に凹凸部を形成したこ
とによって、半導体チップ取付け時に接着面積が大き
く、アンカー効果もあることからJMIガラスを用いて
も、従来の金ペーストと同程度の接着強度とすることが
できる。そのため高価な金ペーストを用いる必要がな
く、半導体パッケージを低コストとすることが可能とな
る。また上記基体は、焼成後のバレル研磨を行っても接
着性に変化がないため、製造時の管理が容易になり、し
かも、比較的大きな凹凸であるからガラスが入り込みや
すいなど多くの特徴をもった半導体パッケージを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の半導体パッケージを構成する基
体のみの平面図、第2図は第1図中のA−A線拡大断面
図である。 第3図〜第5図は、第1図に示す基体の凹凸部の他の実
施例を示しており、第3図(a)、第4図(a)、第5
図(a)はそれぞれ平面図、第3図(b)は同図(a)
中のB−B線断面図、第4図(b)は同図(a)中のC
−C線断面図、第5図(b)は同図(a)中のD−D線
断面図である。 第6図は従来の半導体パッケージを構成する基体の斜視
図、第7図は従来の半導体パッケージを示す断面図であ
る。 1:基体、2:キャビティ部 3:凹凸部、4:平坦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 浅野 清 (56)参考文献 特開 昭63−55943(JP,A) 実開 昭56−101652(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップを取付けるためのキャビティ
    部を有するセラミックス製の基体と、セラミックス製の
    蓋体とからなる半導体パッケージにおいて、上記キャビ
    ティ部下面にプレス成形法により形成した深さ0.01〜0.
    3mmの凹凸部を具備したことを特徴とする半導体パッケ
    ージ。
JP1990091292U 1990-08-30 1990-08-30 半導体パッケージ Expired - Lifetime JP2532943Y2 (ja)

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JPH0448680U JPH0448680U (ja) 1992-04-24
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