JP2532917B2 - デ―タ誤り検出回路 - Google Patents

デ―タ誤り検出回路

Info

Publication number
JP2532917B2
JP2532917B2 JP63097324A JP9732488A JP2532917B2 JP 2532917 B2 JP2532917 B2 JP 2532917B2 JP 63097324 A JP63097324 A JP 63097324A JP 9732488 A JP9732488 A JP 9732488A JP 2532917 B2 JP2532917 B2 JP 2532917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
output
data
detection
syndrome
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63097324A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01268318A (ja
Inventor
尚文 長沢
啓之 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP63097324A priority Critical patent/JP2532917B2/ja
Priority to DE68925378T priority patent/DE68925378T2/de
Priority to EP89106898A priority patent/EP0338496B1/en
Priority to US07/339,758 priority patent/US5068856A/en
Priority to KR1019890005124A priority patent/KR960016509B1/ko
Publication of JPH01268318A publication Critical patent/JPH01268318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532917B2 publication Critical patent/JP2532917B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/03Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
    • H03M13/05Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/15Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、コンパクトディスク(CD)再生装置に使用
される信号処理回路に内蔵されたデータ誤り検出回路に
関する。
(ロ)従来の技術 CD再生装置は、ディスクからEFM信号の形で読み出さ
れたデータから8ビットのシンボルを作成し音楽信号デ
ータを復元しているが、このシンボルにデータの誤りが
発生することがある。これは、ディスクにピットを書き
込む際の欠陥、ディスクの取扱い中に生じたキズ等によ
る欠陥、あるいは、再生装置の機械的な変動や乱れによ
って発生する欠陥に原因する。そこで、データ誤りの検
出及び訂正のために、CDではクロス・インターリーブ・
リード・ソロモン符号(CIRC)と呼ばれる方式が用いら
れている。
この方式を概略説明する。先ず、ディスクにデータを
記録する場合、右チャンネルと左チャンネルの各々6個
の16ビット音楽信号データを各々8ビットのシンボルに
分割し、合計24個のシンボルが作成される。これらは、
選択的に遅延され組み替えられた後、リード・ソロモン
符号法に基いてC2のパリティデータQ0,Q1,Q2,Q3(各
8ビット)が付される。更に、この28個のシンボルは、
各々異なった時間遅延され、C1のパリティデータP0
P1,P2,P3(各8ビット)が、同様にリード・ソロモン
符号法に基いて作成され付加される。そして、合計32個
のシンボルは選択的に遅延され、そのうちのパリティデ
ータQ0,Q1,Q2,Q3及びP0,P1,P2,P3が反転されて書
き込み用のデータ群となり、EFM(8-14変調)変調され
てフレーム同期信号と共にディスクに記録される。
また、ディスクの再生時には、読み出されたEFM信号
から32個の8ビットのシンボルが作成され、これらは、
記録時と逆の処理が為される。即ち、32個のシンボル
は、選択的に遅延され、バリティデータQ0,Q1,Q2,Q3
及びP0,P1,P2,P3が反転されてC1デコード処理され
る。C1デコード処理は、各シンボルに基いてシンドロー
ムを計算し、算出されたシンドロームからリード・ソロ
モン符号法に従って、誤り検出及び誤り訂正を行う。更
に、C1デコード処理された28個のシンボルは、各々異な
った時間遅延された後、C2デコード処理される。C2デコ
ード処理も同様に、各シンボルからシンドロームを計算
し、算出されたシンドロームからリード、ソロモン符号
法に従って、誤り検出及び誤り訂正を行う。そして、C2
デコード処理後の24個のシンボルは、組み替えられて選
択的に遅延され、元の音楽信号データに戻される。
尚、クロス・インターリーブ・リード・ソロモン符号
法を使用したCD方式については、昭和57年11月25日に発
行された「図解コンパクトディスク読本」(オーム社)
の第103頁から第110頁までに詳細に記載されている。
従来、リード・ソロモン符号法に基いて誤り検出する
場合、シンドロームの計算を次式に従って行う。
尚、αは8次の原始多項式 F(X)=X8+X4+X3+X2+1の値である。
上記計算の結果、シンドロームS0,S1,S2,S3がすべ
て「0」であれば誤り無しと判別される。
一方、j番目のデータDjのみに誤りがあった場合に
は、 S1 2=S0・S2,S2 2=S1・S3 S0≠0,S1≠0,S2≠0,S3≠0 が成り立つことを検出することにより、判別され、誤り
データ位置は、 を算出し、その対数をとることによって求められる。
また、データDjとDiとに誤りがあった場合には、 0≦j,i≦31,j≠i が成立するので、これにより、j及びiが求められたと
き二重誤りと判別される。更に、 により、データ誤差Ej及びEiが求められる。
上述のリード・ソロモン符号法によるCDのデータ誤り
検出及び訂正については、特開昭60-77529号公報に詳細
に記載されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述したデータ誤り検出及び訂正を実
行する回路は、対数変換用のROMや多数の乗除算回路が
必要となり、特に、二重誤り検出を行う際に、乗除算を
繰り返えし行わなければならないため、誤り検出や誤り
位置の算出に時間がかかり、また、計算のために必要な
タイミング信号の数が多くなる欠点があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述した点に鑑みて創作されたものであ
り、パリティデータを含む複数のデータに基いてシンド
ロームS0,S1,S2,S3を算出し、該シンドロームS0
S1,S2,S3がすべて「0」であるとき誤り無しと判定
し、S0,S1,S2,S3がすべて「0」でないとき、S0
S1,S2,S3を1,α,α,α(αは8次の原始多項式
の根)で各々繰り返えし割算し、その割算毎にその商
S0′,S1′,S2′,S3′が S0′=S1′=S2′=S3′≠0 ………(a)式 (S0′+S1′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′)……
…(b)式 (S0′+S2′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′)(S1
+S3′) ………(c)式 を満足する否かを検出し、S0′=S1′=S2′=S3′≠0
を検出したときには単一誤りであると判定し、そのとき
の割算の回数jを誤り位置を示すデータとして保持し、
また、(b)式及び(c)式が割算の回数jとiで成立
したときに、二重誤りであると判定し、割算の回数jと
iを誤り位置を示すデータとして保持するものである。
更に、本発明は、パリティデータを含む複数のデータ
を入力し、シンドロームS0,S1,S2,S3を算出し、該シ
ンドロームS0,S1,S2,S3を1,α,α,α(αは8
次の原始多項式の根)で割るシンドローム演算手段と、
該シンドローム演算手段の割算の実行回数を計数する計
数手段と、シンドローム演算手段の出力S0′,S1′,
S2′,S3′を入力し、S0′+S1′,S1′+S2′,S2′+
S3′,S0′+S2′,S1′+S3′を算出する加算手段と、
シンドローム演算手段の出力と加算手段の出力に基い
て、シンドロームS0,S1,S2,S3がすべて「0」である
ことを検出する誤りゼロ検出手段、及び、S0′=S1′=
S2′=S3′≠0であることを検出する単一誤り検出手段
と、加算手段の出力を入力し、(S0′+S1′)(S2′+
S3′),(S1′+S2′),(S0′+S2′)(S2′+
S3′),(S1′+S2′)(S1′+S3′)を算出する乗算
手段と、該乗算手段の出力に基いて、 (S0′+S1′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′) (S0′+S2′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′)(S1
+S3′) が成立するか否かを検出する二重誤り検出手段と、単一
誤り検出手段の検出出力と二重誤り検出手段の最初の検
出出力に基いて前記計数手段の計数値jを保持する第1
の保持手段と、二重誤り検出手段の2度目の検出出力に
基いて前記計数手段の計数値iを保持する第2の保持手
段とを備えることにより、前記課題を解決するものであ
る。
(ホ)作用 上述の手段によれば、シンドロームS0,S1,S2,S
3は、シンドローム演算手段に於いて、シンボルが順次
印加されるタイミングにより、シンボルに各々1,α,α
,αを乗算し、その乗算結果と次のシンボルを加算
する動作を繰り返えすことによって求められ、また、求
められたシンドロームS0,S1,S2,S3は、クロック信号
によりシンドローム演算手段に於いて1,α,α,α
で割算される。ここで、単一誤りは、割算の商S0′,
S1′,S2′,S3′がS0′=S1′=S2′=S3′≠0である
かを検出するのみで行え、また、誤り位置は、演算の回
数を計数する計数手段の値として求められる。更に、二
重誤りは、商S0′,S1′,S2′,S3′を加算手段によっ
て加算してS0′+S1′,S2′+S3′,S1′+S2′,S1
+S2′を求め、この出力に基いて乗算手段で(S0′+
S1′)(S2′+S3′)と(S1′+S2′)を算出し、こ
れが等しいか否かを二重誤り検出手段で検出すると共
に、等しい場合に、加算手段でS0′+S2′,S2′+
S3′,S1′+S2′,S1′+S3′を求め、この出力に基い
て乗算手段で(S0′+S2′)(S2′+S3′)と(S1′+
S2′)(S1′+S3′)を算出し、これが等しいか否かを
検出する動作をシンドロームの割算毎に行って検出す
る。このとき、 (S0′+S1′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′) (S0′+S2′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′)(S1
+S3′) の2式が共に成立したときの割算の回数がjとiの2回
であるとき二重誤りがあったことが検出され、その誤り
位置は、計数手段の計数値として得られる。
従って、乗算や加算を行う回路を単純化することがで
き、また、タイミング信号も少なくなるものである。
(ヘ)実施例 先ず、実施例を説明する前に本発明のデータ誤り検出
について説明する。C1誤り検出の場合、前述した(1)
式によりシンボルからシンドロームS0,S1,S2,S3を求
めるのであるが、本発明の場合(1)式を次のように書
き変える。
これは、(1)式に於けるシンボルD0〜D31の添字を逆
に付け替えたものであり、(1)′式のシンボルD31
実際のシンボルのD0である。即ち、実際のシンボルはデ
ィスクから読み出された順にD0,D1,D2…D31としてい
るが、本発明では、逆にD31,D30…D0としているので、
所謂、アドレスが逆に付されたものとなっている。
シンボルD31〜D0に誤りがなければ、シンドローム
S0,S1,S2,S3はすべて「0」となる。しかし、シンボ
ルDiとDj(j≦i)に誤りが発生した場合シンドローム
は、 となる。尚、Ei及びEjは各々誤差成分である。
この算出されたシンドロームS0,S1,S2,S3を各々1,
α,α,αでj回割ったとき、各々S0′,S1′,
S2′,S3′となったとすると、 となる。従って、(3)式から S0′+S1′=Ei(1+αi-j) ……(4) S1′+S2′=αi-jEi(1+αi-j) ……(5) S2′+S3′=α2(i-j)Ei(1+αi-j) ……(6) S0′+S2′=Ei(1+αi-j ……(7) S1′+S3′=αi-jEi(1+αi-j ……(8) が求められる。
ここで、単一誤りの場合、i=j,Ei=0と考えると
(4),(5),(6)式から、 S0′+S1′=S1′+S2′=S2′+S3′=0……(9) (S0′=S1′=S2′=S3′≠0) が得られる。従って、(9)式が成立することを検出す
ることにより、単一誤りを検出できる。このときの誤り
位置は、シンドロームS0,S1,S2,S3を割った回数jで
示され、誤差成分EjはシンドロームS0の値となる。
一方、二重誤りの場合、(4)(5)式から、 (5)(6)式から、 (7)(8)式から が得られ、また、(10)(11)(12)式から (S0′+S1′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′)……
…(13) (S0′+S2′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′)(S1
+S3′) ………(14) が得られる。即ち、シンドロームS0,S1,S2,S3を1,
α,α,αで割った回数がjとiのとき(13)(1
4)式が成立する。これにより二重誤りと誤り位置jと
iが求められる。
誤差成分Eiは、(4)式から と求められる。(15)式に於いて、1+αi-jはガロア
フィールドにおけるαと変換することができ、i−j
の値をアドレスとしたROMによってαに変換し、S0
+S1′をαで割ってEiを求める。誤差成分EjはS0=Ei
+Ejから、Ej=S0−Eiによって求められる。
上述の誤り検出の方法に従って構成された誤り検出回
路の実施例を第1図に示す。第1図に於いてRAM(1)
は、ディスクから読み出され、EFM変換された各々のフ
レームのシンボルD0〜D31(添字は実際のアドレス順序
を示す)がアドレス制御回路(図示せず)により予め定
められた順序で書き込まれ、また、C1とC2の誤り検出及
び訂正時やDA変換のための出力時に読み出し及び書き込
みが為されるメモリであり、8ビットのデータバス
(2)に接続されている。シンドローム演算手段(3)
(4)(5)(6)は、各々データバス(2)に接続さ
れ、RAM(1)から順次読み出されて来るシンボルD31
D0(添字は実際と逆のアドレスであり、以下逆のアドレ
スを使用する。)を入力して、前述した(1)′式の演
算を行うと共に、算出されたシンドロームS0,S1,S2
S3を各々1,α,α,αで割り、S0′,S1′,S2′,
S3′を算出するものである。また、シンドローム演算手
段(3)(4)(5)(6)は、RAM(1)からシンボ
ルD31〜D0を読み出すタイミング信号SYRAMと割算を実行
させるタイミング信号SYNDCLで作られるクロックパルス
SCLKで動作し、シンドロームの計算と割算の切換えが制
御信号SCONTで行われる。
加算手段(7)(8)(9)(10)は、各々8ビット
のデータが印加される2個の入力を有し、印加されたデ
ータの各ビットのE-ORにより、モジロ2の和を行うもの
である。加算手段(7)の入力には、シンドローム演算
手段(4)と(5)の出力S1′とS2′が印加され、加算
手段(8)の入力には、シンドローム演算手段(4)の
出力S1′と選択手段(マルチプレクサMPX)(11)の出
力が印加される。マルチプレクサ(11)は、シンドロー
ム演算手段(5)と(6)の出力S2とS3を入力し、いず
れか一方を選択するものであり、従って、加算手段
(8)は、S1′+S2′又はS1′+S3′の加算を行うこと
になる。一方、加算手段(9)の入力には、シンドロー
ム演算手段(5)と(6)の出力S2′とS3′が印加さ
れ、加算手段(10)の入力には、シンドローム演算手段
(3)の出力S0′と選択手段(マルチプレクサMPX)(1
2)の出力が印加される。マルチプレクサ(12)は、シ
ンドローム演算手段(4)と(5)の出力S1′とS2′を
入力し、いずれか一方を出力するものであり、従って、
加算手段(10)は、S0′+S1′又はS0′+S2′の加算を
行うことになる。
誤りゼロ検出手段(13)及び単一の誤り検出手段(1
4)は、加算手段(7)(9)(10)の出力、及び、シ
ンドローム演算手段(3)の出力S0′を入力し、誤りゼ
ロ及び単一誤りを検出するものである。即ち、誤りゼロ
検出手段(13)は、シンドロームS0,S1,S2,S3を算出
した時点に於いて、S0=0であり、且つ、S0+S1=S1
S2=S2+S3であることを検出したとき、シンボルD31〜D
0は正しく誤りがないと判別して検出信号ZEを出力す
る。一方、単一誤り検出手段(14)は、シンドローム演
算手段(3)(4)(5)(6)が計算されたシンドロ
ームS0,S1,S2,S3を1,α,α,αで1回割る毎
に、その商がS0′≠0、且つ、(9)式が成立するか否
かを検出し、S0′≠0で(9)式が成立したときにシン
ボルに単一誤りがあったと判別して検出出力1Eを出力す
る。
乗算手段(15)は、加算手段(7)及び(8)からの
8ビット出力を乗算するものであり、マルチプレクサ
(11)がS2′を選択しているときには、乗算出力(S1
+S2′)、即ち、(13)式の右項を出力し、マルチプ
レクサ(11)がS3′を選択しているときには、乗算出力
(S1′+S2′)(S1′+S3′)、即ち、(14)式の右項
を出力する。一方、乗算手段(16)は、加算手段(9)
及び(10)からの8ビット出力を乗算するものであり、
マルチプレクサ(12)がS1′を選択しているときには、
乗算出力(S2′+S3′)(S0′+S1′)、即ち、(13)
式の左項を出力し、マルチプレクサ(12)がS2′を選択
しているときには、乗算出力(S2′+S3′)(S0′+
S2′)、即ち、(14)式の左項を出力する。この、乗算
手段(15)及び(16)の出力は、二重誤り検出手段(1
7)に印加される。二重誤り検出手段(17)は、乗算手
段(15)及び(16)の8ビット出力が一致するか否かを
各ビットのE-ORによって判定すると共に、一致検出が為
されたときには、シンドローム演算手段(3)(4)
(5)(6)の割算を停止させるための禁止信号INHを
出力し、更に、マルチプレクサ(11)及び(12)を制御
する制御信号MCONTを出力する。即ち、マルチプレクサ
(11)及び(12)は、制御信号MCONTが出力される前
は、S2′とS1′を選択しているため、二重誤り検出手段
(17)は、最初に、(13)式が成立するか否かを検出
し、(13)式の成立が検出されたとき、制御信号MCONT
によって、マルチプレクサ(11)及び(12)でS3′と
S2′が選択されるために、二重誤り検出手段(17)は
(14)式が成立するか否かを検出することになる。この
二重誤り検出手段(17)の検出動作は、シンドローム演
算手段(3)(4)(5)(6)で1,α,α,α
割算が行われる毎に為される。更に、二重誤り検出手段
(17)に於いて、(13)式及び(14)式の成立が最初に
検出された場合には、このことを内部のフラグに記憶す
ると共に、制御信号JDFCを出力し、制御信号MCONT及び
禁止信号INHの出力を止め、次に(13)式及び(14)式
が成立するか否かを検出するために、シンドローム演算
手段(3)(4)(5)(6)の割算を続けさせる。ま
た、二重誤り検出手段(17)は、内部のフラグに基いて
2度目に(13)式及び(14)式の成立を検出した場合に
は、2個以上のシンボルに誤りがあると判断して、検出
出力2Eを出力する。更に、3度目に(13)式及び(14)
式の成立を検出した場合には、訂正不能の誤りがあると
判断して信号COIN3を出力する。一方、二重誤り検出手
段(17)には、誤りゼロ検出手段(13)及び単一誤り検
出手段(14)から検出出力ZE及び1Eが印加されており、
検出出力ZE又は1Eが発生したときには、二重誤り検出手
段(17)は禁止信号INHを出力して、その後のシンドロ
ーム演算手段(3)(4)(5)(6)の割算を停止さ
せる。
計数手段(18)は、シンドローム演算手段(3)
(4)(5)(6)に1,α,α,αの割算を実行さ
せるクロックパルスSCLK1を計数して、その割算をした
回数を計数する6ビットのカウンタであり、その下位5
ビットの出力は、第1の誤り位置保持手段であるJ−ラ
ッチ(19)と第2の誤り位置保持手段であるI−ラッチ
(20)に印加される。J−ラッチ(19)は、5個のD-FF
から成り、そのラッチ動作は、単一誤り検出手段(14)
の検出出力1Eと二重誤り検出手段(17)の出力JDFCによ
って制御され、検出出力1EあるいはJDFCが出力されたと
き計数手段(18)の計数値を誤り位置jを示すデータと
して保持する。また、I−ラッチ(20)は、5個のD-FF
から成り、そのラッチ動作は、二重誤り検出手段(17)
の出力2Eによって制御され、出力2Eの発生時に計数手段
(18)の計数値を誤り位置iを示すデータとして保持す
る。J−ラッチ(19)とI−ラッチ(20)に保持された
誤り位置jとiは共にインバータ(21)(22)で反転さ
れマルチプレクサ(23)により選択されてRAM(1)の
アドレス制御回路(図示せず)に供給される。即ち、誤
り位置j及びiは、誤りの発生したシンボルのアドレス
を指定し、そのシンボルの訂正を行うために使用され
る。ここで、インバータ(21)(22)によって、jとi
のデータを反転するのは、前述した如く、シンボルD0
D31のアドレスを逆に付与したため、それを元に戻すた
めである。
また、計数手段(18)の6ビット目の出力Q6は、訂正
不能検出手段(24)に印加される。訂正不能検出手段
(24)は、更に印加される検出出力ZE,1E,2E及びCOIN3
に基いてシンボルに3個以上の誤りがあって訂正が不能
であることを検出するものである。即ち、検出出力ZE及
び1Eが出力されず、且つ、信号COIN3が出力されたと
き、及び、計数手段(18)の出力Q6が“1"となってシン
ドローム演算手段(3)(4)(5)(6)の割算が32
回又は28回終了しても検出出力ZE,1E,及び2Eが出力され
なかったときに、訂正不能として検出出力NGを出力す
る。
i−jカウンタ(25)は、(15)式に示された誤差成
分Eiを算出するのに必要な誤り位置の差i−jを求める
i−j算出手段であり、クロックパルスSCLK1を計数す
る5ビットのカウンタである。このi−jカウンタ(2
5)は、二重誤り検出手段(17)が最初に(13)式及び
(14)式の成立を検出したときにセットされる内部フラ
グの出力2EF1の反転信号によってリセットが解除され、
2回目の検出時に出力される検出出力2Eによってクロッ
クパルスSCLK1が遮断されて計数が停止される。従っ
て、二重誤りの場合、j+1回目の割算から計数が開始
され、i回目の割算で計数が停止するのであり、計数値
はi−jとなる。
S0′+S1′レジスタ(26)は、8個のD-FFで構成され
たS0′+S1′保持手段であり、そのラッチ動作は、二重
誤り検出手段(17)が最初に(13)式及び(14)式の成
立を検出したときの出力JDFCによって為され、加算手段
(10)から出力されるS0′+S1′を保持する。誤差算出
手段(27)は、S0′+S1′レジスタ(26)の出力とi−
jカウンタ(25)の出力を入力し、(15)式に基いて誤
り位置iの誤差成分Eiを算出するものであり、1+α
i-jをαに変換するデコーダ方式が用いられ、演算を
単純化している。誤差算出手段(27)の出力Eiが印加さ
れた加算手段(28)は、誤差成分EiとEjの和であるS0
(シンドロームS0と等しい)と誤差算出手段(27)で算
出された誤差成分Eiとのモジロ2の和を求めるものであ
り、各ビット毎のE-ORにより誤差成分Ejを求める。算出
された誤差成分Ei及びEjは、各々マルチプレクサ(29)
に印加され、マルチプレクサ(23)と同じ制御信号SEL
によって選択出力される。即ち、マルチプレクサ(23)
に於いて、誤り位置データiが選択出力されたときに
は、マルチプレクサ(29)からは誤差成分Eiが出力さ
れ、誤り位置データjが選択されたときには誤差成分Ej
が選択される。マルチプレクサ(29)の出力が印加され
た加算手段(30)と8ビットのD-FFから成るレジスタ
(31)は、誤り訂正を行うものであり、マルチプレクサ
(23)から選択されてアドレス制御回路に印加された誤
り位置データiまたはjに基いてRAM(1)から読み出
された誤りシンボルDiあるいはDjがレジスタ(31)に保
持され、加算手段(30)に於いて、誤りシンボルDiある
いはDjと誤差成分EiあるいはEjのモジロ2の和が為さ
れ、その加算結果、即ち、訂正されたシンボルは、再
び、RAM(1)の同じアドレスに記憶される。加算手段
(30)の動作は、訂正制御手段(32)から出力される制
御信号ENAによって制御され、誤り無しと訂正不能の場
合には、加算動作は為されず、単一誤りと二重誤りの場
合に加算動作が為される。
以上、説明した誤り検出及び訂正回路は、C1誤り検出
及び訂正とC2誤り検出及び訂正の両方に使用される回路
であるが、C2誤り検出及び訂正の場合には、シンボルの
数がD0〜D27の28個となるため、シンドローム演算手段
(3)(4)(5)(6)でシンドロームS0,S1,S2
S3を計算するタイミング数は、28個であり、また、1,
α,α,αで割る回数は、27回となる。そこで、C2
誤り検出及び訂正を行う期間では、最初に計数手段(1
8)に「4」をプリセットするようにしている。この点
についての詳細は後述する。
次に、第1図に示された回路の主な具体例を以下に説
明する。
第2図は、シンドローム演算手段(3)(4)(5)
(6)を実現する回路図であり、データバス(2)に送
出されたシンボルの各ビットb0〜b7が各々印加されるE-
ORゲート(36)と、E-ORゲート(36)の出力が印加され
た8個のD-FF(37)と、D-FF(37)の出力が各々印加さ
れたα演算素子(38)及び1/α演算素子(39)と、
各演算素子(38)(39)の出力を選択してE-ORゲート
(36)の各入力に印加するマルチプレクサ(40)とから
構成される。D-FF(37)は、前述したタイミング信号SY
RAMとタイミング信号SYNDCLで作られるクロックパルスS
CLK1で動作し、マルチプレクサ(40)は、シンドローム
S0,S1,S2,S3の計算と1,α,α,αの割算とを切
換える制御信号SCONTにより制御される。即ち、シンド
ロームS0,S1,S2,S3の計算を行う際には、α演算素
子(38)が用いられ、割算によりS0′,S1′,S2′,
S3′を算出する際には1/α演算素子(39)が用いられ
る。
ところで、シンドローム演算手段(3)では、
(1)′式から明らかな如く、シンドロームS0はシンボ
ルD31〜D0の和であり、また、S0′はS0を「1」で割っ
たものであるから、演算素子(38)はαであり、演算
素子(39)は1/αである。即ち、シンドローム演算手
段(3)の場合には、演算素子(38)(39)及びマルチ
プレクサ(40)は不要であり、D-FF(37)の各出力Q0
Q7を各々E-ORゲート(36)に直接印加すれば良い。従っ
て、シンボルD31〜D0を順次RAM(1)から読み出すタイ
ミング信号SYRAMにより、最初に読み出されたシンボルD
31がD-FF(37)に入力され、次に読み出されたシンボル
D30は、D-FF(37)の出力、即ち、D31とE-ORゲート(3
6)でモジロ2の加算処理されてD-FF(37)に保持され
る。この動作を32回(D31からD0が読み出されるまで)
繰り返えすことにより、シンボルD0が読み出されたとき
には、D-FF(37)の出力は、シンドロームS0となる。
また、シンドローム演算手段(4)では、演算素子
(38)はαであり、演算素子(39)は1/αである。この
α演算素子(38)は、第3図(a)に示される如く、入
力I0〜I7と出力O0〜O7が結線され、3個のE-ORゲート
(41)が設けられたものであり、また、1/α演算素子
(39)は、第3図(b)に示される如く、入力I0〜I7
出力O0〜O7が結線され、同じく3個のE-ORゲート(42)
が設けられたものである。従って、シンドローム演算手
段(4)では、タイミング信号SYRAMにより、最初にRAM
(1)から読み出されD-FF(37)に記憶されたシンボル
D31は、α演算素子(38)によりαD31の乗算結果として
E-ORゲート(36)に印加され、次にシンボルD30が読み
出されたときには、E-ORゲート(36)に於いて、αD31
+D30の加算が為され、その結果がD-FF(37)に記憶さ
れる。この動作を32回繰り返えすことにより、(1)′
式に示されたシンドロームS1が算出され、D-FF(37)の
出力Q0〜Q7から出力される。一方、1/α演算素子(39)
を選択してE-ORゲート(36)の入力b0〜b7を“0"とした
状態でタイミング信号SYNDCLを1個印加する毎に、D-FF
(37)に保持されたシンドロームS1が1/α演算素子(3
9)により1/αされてD-FF(37)に保持され、出力Q0〜Q
7は、 となる。従って、タイミング信号SYNDCLを順次31個印加
することにより、S1/αからS1/α31までのS1′が算出
できる。
更に、シンドローム演算手段(5)の演算素子(38)
はαであり、演算素子(39)は1/αである。このα
演算素子(38)は、第3図(C)に示される入出力関
係にある素子であり、これは、第3図(a)のα演算素
子を2段直列接続したものである。一方、1/α演算素
子(39)は、第3図(d)に示される入出力関係にある
素子で、これも、第3図(b)の1/α演算素子を2段直
列接続したものである。また、シンドローム演算手段
(6)の演算素子(38)はαであり、演算素子(39)
は1/αである。α演算素子は、第3図(a)を3段
直列接続したもので、1/α演算素子は第3図(b)を
3段直列接続したものである。いずれのシンドローム演
算手段(5)(6)も前述と同様にタイミング信号SYRA
Mにより(1)′式のシンドロームS2及びS3を算出し、
タイミング信号SYNDCLにより、各々(3)式の演算が為
され、1/α〜1/α62のS2′と1/α〜1/α93のS3′が
算出できる。
第4図は、第1図に示された乗算手段(15)及び(1
6)を構成する回路の模式図である。リードソロモン符
号法で取り扱われるデータは、ガロアフイールドのデー
タであり、その乗算は、ANDゲートとE-ORゲートのみで
行なうことができる。第4図に於て、A0〜A7は乗算手段
の一方の入力に印加される8ビットデータであり、B0
B7は乗算手段の他方の入力に印加される8ビットデータ
である。また、(44)はANDゲート、(45)はANDゲート
とE-ORゲートから構成された複合ゲート、(46)はE-OR
ゲートである。データA0〜A7とデータB0〜B7の各ビット
は、マトリクス状に配置されたANDゲート(44)と複合
ゲート(45)に供給され、ANDゲート(44)の2本の入
力に各々印加されるとともに、複合ゲート(45)中のAN
Dゲートの2本の入力に各々印加される。従って、ANDゲ
ート(44)と複合ゲート(45)中のANDゲートにより、
通常の算数計算のようにデータA0〜A7とデータB0〜B7
各ビットの論理積が得られる。複合ゲート(45)中のE-
ORゲートには、各ビット毎に論理積出力のモジロ2の和
を求めるために、複合ゲート(45)中のANDゲートの出
力が一方の入力に、前段のANDゲート(44)あるいは複
合ゲート(45)の出力が他方の入力に印加される。ま
た、E-ORゲート(46)は、ANDゲート(44)と複合ゲー
ト(45)によって得られたモジロ2の和の演算出力の15
ビットのうち、上位7ビットを選択して下位8ビットの
出力とモジロ2の和の演算を行なうものである。即ち、
ガロアフイールドに於ては、上位ビットは下位ビットの
選択的な和として表わされる。例えば、第9ビットは、
第1ビット、第3ビット、第4ビット、及び、第5ビッ
トのモジロ2の和として表わされるので、E-ORゲート
(46)を第4図の如く配置することによって乗算出力X0
〜X7が得られる。このように、乗算手段(15)及び(1
6)は、各々クロックパルスを用いることなく、64個のA
NDゲートと77個のE-ORゲートで構成することができ、デ
ータが入力される毎に乗算結果をリアルタイムで出力す
るのである。
第5図は、誤差算出手段(27)の回路図であり、i−
jカウンタ(25)からの計数値を入力しアドレス信号a1
〜a31を出力するデコーダ(48)と、アドレス信号a1〜a
31を入力するROM(49)と、ROM(49)の出力により、
S0′+S1′の8ビットデータ(下位ビットからA,B,C,…
…G,Hとする)を選択的に加算し、誤差成分Eiの各ビッ
トEi-0〜Ei-7(計8ビット)を作成する選択加算回路
(50)とから構成される。前述した如く、誤差算出手段
(27)は、(15)式を演算するものであり、この場合、
1+αi-jはαと変換することができ、ROM(49)は、
1+αi-jからαの変換を行うと共に、8ビットのデ
ータをαで割った場合の結果の各ビット構成を決定す
るものである。例えば、i−j=1の場合、1+αはα
25と変換され、S0′+S1′をα25で割った結果得られる
誤差成分Eiの各ビットは、 Ei-7=A+B+C+D+E+F+G+H Ei-6=A+B+C+D+E+F+G Ei-5=A+B+C+D+E+F Ei-4=A+B+C+D+E Ei-3=E+F+G+H Ei-2=A+B+C Ei-1=C+D+E+F+G+H Ei-0=B+C+D+E+F+G+H となる。従って、各Ei-7〜Ei-0を作成する選択加算回路
(50)は、ANDゲート(51)に於いて、ROM(49)から各
々出力された信号に基いて、S0′+S1′の8ビットデー
タA〜Hを選択し、E-ORゲート(52)によりモジロ2の
加算を行う。従って、実際の割算を行わなくとも、i−
jカウンタ(25)の計数値の印加により、誤差成分Ei
リアルタイムで得られる。
次に、第1図に示された回路によりC1及びC2誤り検出
及び訂正の動作を第6図を参照して簡単に説明する。
第6図に示す如く、1フレームの処理期間は、T1〜T6
のタイミングとT1〜T6の各々を構成するt0〜t48の49個
のタイミングから成る。C1誤り検出及び訂正は、T1〜T3
のタイミングで実行され、C2誤り検出及び訂正は、T4
T6のタイミングで実行される。先ず、タイミングT1のt0
に於いて発生するクリアパルスCINTにより、シンドロー
ム演算手段(3)(4)(5)(6)及び各部のD-FF等
がリセットされる。このタイミングT1は、RAM(1)に
記憶された32個のシンボルD31〜D0を順次読み出してシ
ンドロームS0′,S1′,S2′,S3′を計算するタイミン
グであり、タイミングt0〜t48の中にタイミング信号SYR
AMが32個発生するよう振り分けられている。従って、32
個目のタイミング信号SYRAMが発生したときには、シン
ドロームS0,S1,S2,S3が計算し終わる。次に、タイミ
ングT2は、誤り検出を行うタイミングであり、その中に
タイミング信号SYNDCLが32個以上発生するように振り分
けられている。また、タイミングT2のタイミングt0で発
生するクリアパルスSINTにより、第1図に示されたAND
ゲート(53)の出力が発生し計数手段(18)に「0」が
プリセットされる。従って、タイミング信号SYNDCLが発
生する毎に、計数手段(18)がカウントアップすると共
に、シンドローム演算手段(3)(4)(5)(6)に
於いて1,α,α,αの割算が1回実行され、その結
果に基いて単一誤り検出及び二重誤り検出が為される。
タイミング信号SYNDCLがすべて発生し終った時、単一誤
りあるいは二重誤りがあった場合には、その誤り位置の
一方jがj−ラッチ(19)に他方のiがi−ラッチ(2
0)に保持され、また、誤り位置の差がi−jカウンタ
(25)に、S0′+S1′がレジスタ(26)に保持されてい
る。更に、誤り無し、単一誤り、二重誤り、あるいは訂
正不能の検出結果は、訂正制御手段(32)に指示されて
いる。タイミングT3は訂正の実行を行うタイミングであ
り、T3のタイミング中に制御信号SELにより誤り位置i
を選択してそのアドレスのシンボルDiを読み出すタイミ
ングと、加算手段(30)で訂正されたシンボルDiを再び
RAM(1)の同一アドレスに書き込むタイミングとが振
り分けられ、同様に誤り位置jの訂正を行う読み出し及
び書き込みのタイミングが振り分けられている。
C2誤り検出及び訂正の場合、対象となるシンボルはD
27〜D0の28個である。従って、タイミングT4に於いて、
シンボルD27〜D0を読み出しシンドロームS0,S1,S2,S
3を計算するタイミング信号SYRAMは28個である。タイミ
ングt0で発生するクリアパルスSINTにより、C1誤り検出
及び訂正時に保持されたデータがすべてクリアされ、そ
の後、28個のタイミング信号SYRAMにより、C2のシンド
ロームS0,S1,S2,S3が得られる。タイミングT5に於い
て、タイミングt0でクリアパルスSINTが発生すると第1
図のANDゲート(54)の出力により計数手段(18)に
「4」がプリセットされる。
ここで、「4」をプリセットする意味を説明する。前
述した如くRAM(1)内には、 アドレス 0 1 2 3 ………30 31 シンボル D0 D1 D2 D3 ………D30 D31 i,jの値 31 30 29 28 ………1 0 のように、ディスクから読み出されたシンボル順にアド
レスが付されている。しかし、(1)式の如く、シンボ
ルD0〜D31に乗算されるαの指数は、アドレスと逆であ
り、第1図の回路で求められるi及びjは実際のアドレ
スと逆になる。従って、第1図に示される如く、i及び
jを表わす5ビットのバイナリーデータ(25=32であ
る)をインバータ(21)(22)で反転することで実際の
アドレスが得られる。しかし、C2誤り検出及び訂正の場
合には、処理されるシンボルは、アドレス0〜27までの
シンボルであるため、i及びjの取り得る数値は0〜27
となる。従って、i,jの数値をそのまま反転したので
は、実際のアドレスと「4」ずれてしまうので、反転す
る前に「4」を加算しなければならない。即ち、「4」
を加算する加算回路が必要となるが、jを計数する計数
手段(18)に予め「4」をプリセットしておけば加算回
路は不必要で、全く同じ回路を使用することができる。
計数手段(18)に「4」がプリセットされた後、タイ
ミングT5中に発生されるタイミング信号SYNDCLは、28個
以上であり、この信号により前述のタイミングT2と全く
同様の動作によりC2の誤り検出が為される。そして、タ
イミングT6に於いて、タイミングT3と同じ動作によりC2
の誤り訂正が実行される。
(ト)発明の効果 上述の如く本発明によれば、RAMからシンボルを読み
出すと共にシンドロームを計算するタイミング信号とシ
ンドロームS0,S1,S2,S3を1,α,α,αで割るタ
イミング信号により誤り検出が実現できるため、演算に
必要なタイミング信号の数が減少する。また、誤り検出
の演算を直接行うための対数変換等のROMが不必要とな
り、回路構成が簡単となって素子数が減少する利点があ
る。更に、誤り検出速度も速くなる利点も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は第
1図に示されたシンドローム演算手段の具体的な構成を
示すブロック図、第3図は第2図に示されたα及び1/
α演算素子を示す回路図、第4図は乗算手段の構成を
示す模式図、第5図は誤差算出手段の構成を示す回路
図、第6図は第1図の実施例の動作を示すタイミング図
である。 (1)……RAM、(2)……データバス、(3)(4)
(5)(6)……シンドローム演算手段、(7)(8)
(9)(10)……加算手段、(11)(12)……マルチプ
レクサ、(13)……誤りゼロ検出手段、(14)……単一
誤り検出手段、(15)(16)……乗算手段、(17)……
二重誤り検出手段、(18)……計数手段、(19)……J
−ラッチ、(20)……I−ラッチ、(24)……訂正不能
検出手段、(25)……i−jカウンタ、(26)……S0
+S1′レジスタ、(27)……誤差算出手段、(28)(3
0)……加算手段、(32)……訂正制御手段。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パリティデータを含む複数のデータを入力
    し、シンドロームS0,S1,S2,S3を算出し、該シンドロ
    ームS0,S1,S2,S3を各々1,α,α,α(αは8次
    の原始多項式の根)で割算するシンドローム演算手段
    と、該シンドローム演算手段が前記1,α,α,α
    割算を実行した回数を計数する計数手段と、前記シンド
    ローム演算手段の出力S0′,S1′,S2′,S3′に基づい
    て、 (S0′+S1′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′) が成立するか否かを検出する二重誤り検出手段と、該二
    重誤り検出手段の最初の検出出力に基づいて前記計数手
    段の計数値jを保持する第1の誤り位置データ保持手段
    と、前記二重誤り検出手段の2度目の検出出力に基づい
    て前記計数手段の計数値iを保持する第2の誤り位置デ
    ータ保持手段とを備えたことを特徴とするデータ誤り検
    出回路。
  2. 【請求項2】パリティデータを含む複数のデータを入力
    し、シンドロームS0,S1,S2,S3を算出し、該シンドロ
    ームS0,S1,S2,S3を各々1,α,α,α(αは8次
    の原始多項式の根)で割算するシンドローム演算手段
    と、該シンドローム演算手段が前記1,α,α,α
    割算を実行した回数を計数する計数手段と、前記シンド
    ローム演算手段の出力S0′,S1′,S2′,S3′に基づい
    て、前記シンドロームS0,S1,S2,S3が全て「0」であ
    ることを検出する誤りゼロ検出手段、及び、S0′=S1
    =S2′=S3′≠0であることを検出する単一誤り検出手
    段と、前記シンドローム演算手段の出力S0′,S1′,
    S2′,S3′に基づいて、 (S0′+S1′)(S2′+S3′)=(S1′+S2′) が成立するか否かを検出する二重誤り検出手段と、前記
    単一誤り検出手段の検出出力又は前記二重誤り検出手段
    の最初の検出出力に基づいて前記計数手段の計数値jを
    保持する第1の誤り位置データ保持手段と、前記二重誤
    り検出手段の2度目の検出出力に基づいて前記計数手段
    の計数値iを保持する第2の誤り位置データ保持手段と
    を備えたことを特徴とするデータ誤り検出回路。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のデータ誤り検出回路
    は、更に、前記計数値iとjの差を求めるi−j算出手
    段と、前記シンドローム演算手段の出力S0′,S1′を入
    力しS0′+S1′を算出する加算手段と、前記二重誤り検
    出手段の最初の検出出力に基づいて前記加算手段の出力
    S0′+S1′を保持するS0′+S1′保持手段と、該S0′+
    S1′保持手段の出力S0′+S1′と前記i−j算出手段の
    出力i−jに基づいて誤差成分Ei=(S0′+S1′)/
    (1+αj-i)を算出する誤差算出手段とを備えたこと
    を特徴とするデータ誤り検出回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載のデータ誤り検出回路は、更
    に、前記誤差成分EiとシンドロームS0を加算して誤差成
    分Ejを算出する第2の加算手段と、前記計数値j,iに基
    づき前記複数のデータを記憶する記憶手段から誤り成分
    を含むデータDj,Diを読み出す手段と、該読み出された
    データDj,Diに各々Ej,Eiを加算して誤りを訂正する第3
    の加算手段とを備えたことを特徴とするデータ誤り検出
    回路。
JP63097324A 1988-04-20 1988-04-20 デ―タ誤り検出回路 Expired - Lifetime JP2532917B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63097324A JP2532917B2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 デ―タ誤り検出回路
DE68925378T DE68925378T2 (de) 1988-04-20 1989-04-18 Verfahren und Schaltung zur Daten-Fehler-Erkennung
EP89106898A EP0338496B1 (en) 1988-04-20 1989-04-18 Method and circuit for detecting data error
US07/339,758 US5068856A (en) 1988-04-20 1989-04-18 Method and circuit for detecting data error
KR1019890005124A KR960016509B1 (ko) 1988-04-20 1989-04-19 데이타 오류 검출 방법 및 검출 회로

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63097324A JP2532917B2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 デ―タ誤り検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01268318A JPH01268318A (ja) 1989-10-26
JP2532917B2 true JP2532917B2 (ja) 1996-09-11

Family

ID=14189305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63097324A Expired - Lifetime JP2532917B2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 デ―タ誤り検出回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5068856A (ja)
EP (1) EP0338496B1 (ja)
JP (1) JP2532917B2 (ja)
KR (1) KR960016509B1 (ja)
DE (1) DE68925378T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2706321B2 (ja) * 1989-07-10 1998-01-28 パイオニア株式会社 トラック構造を有する情報記録媒体の情報読取方法
KR930007928B1 (ko) * 1991-01-31 1993-08-21 삼성전자 주식회사 오류정정방법 및 장치
KR0141826B1 (ko) * 1991-12-27 1998-07-15 이헌조 압축 데이타의 에러 정정 방법
US5329535A (en) * 1992-04-30 1994-07-12 International Business Machines Corporation Variable block lengths on-the-fly error correcting decoder
FR2723455B1 (fr) * 1994-08-05 1996-10-31 Sgs Thomson Microelectronics Circuit d'inversion d'elements d'un corps de galois
US7113864B2 (en) * 1995-10-27 2006-09-26 Total Technology, Inc. Fully automated vehicle dispatching, monitoring and billing
US6173429B1 (en) * 1997-03-14 2001-01-09 Harris Corporation Apparatus for providing error correction data in a digital data transfer system
JPH1117557A (ja) * 1997-05-01 1999-01-22 Mitsubishi Electric Corp 誤り訂正方法及び誤り訂正装置
US6694476B1 (en) * 2000-06-02 2004-02-17 Vitesse Semiconductor Corporation Reed-solomon encoder and decoder
DE102006010820A1 (de) * 2006-03-07 2007-09-13 Micronas Gmbh Fehlerkorrektur- und Fehlererfassungs-Verfahren zum Auslesen von gespeicherten Informationsdaten und Speichersteuereinrichtung dafür
EP1887446A1 (de) * 2006-08-02 2008-02-13 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur seriellen asynchronen Übertragung von Daten in einer Anordnung zur Überwachung, Steuerung und Regelung einer betriebstechnischen Anlage eines Gebäudes

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3418629A (en) * 1964-04-10 1968-12-24 Ibm Decoders for cyclic error-correcting codes
CA1170776A (en) * 1980-07-18 1984-07-10 Yoichiro Sako Method of error correction of blocks of data
JPS5829237A (ja) * 1981-08-14 1983-02-21 Sony Corp エラ−訂正方法
JPS5840671A (ja) * 1981-09-03 1983-03-09 Nec Corp 2重誤り訂正符号の誤り位置解読回路
JPS58144952A (ja) * 1982-02-24 1983-08-29 Nec Corp 2重バイト誤り訂正回路
JPS58219852A (ja) * 1982-06-15 1983-12-21 Toshiba Corp エラ−訂正回路
JPS58219850A (ja) * 1982-06-15 1983-12-21 Toshiba Corp 誤り位置検出回路
JPS58222353A (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 Nec Corp 3重バイト誤り位置解読回路
JPS59128650A (ja) * 1983-01-12 1984-07-24 Nec Corp 高速バイト誤り訂正回路
US4637021A (en) * 1983-09-28 1987-01-13 Pioneer Electronic Corporation Multiple pass error correction
JPS6356022A (ja) * 1986-08-26 1988-03-10 Victor Co Of Japan Ltd デイジタル記録再生装置
JPS63193723A (ja) * 1987-02-06 1988-08-11 Sony Corp リ−ドソロモン符号の復号方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0338496A2 (en) 1989-10-25
DE68925378T2 (de) 1996-09-12
KR890016785A (ko) 1989-11-30
DE68925378D1 (de) 1996-02-22
US5068856A (en) 1991-11-26
EP0338496B1 (en) 1996-01-10
JPH01268318A (ja) 1989-10-26
KR960016509B1 (ko) 1996-12-12
EP0338496A3 (en) 1991-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0156413B1 (en) Decoding device for a stream of code symbols which are word-wise protected by a double reed-solomon code with a minimum hamming distance of 5 over the code symbols and an interleaving mechanism between the two codes, and also a player comprising such a decoding device
US6141786A (en) Method and apparatus for performing arithmetic operations on Galois fields and their extensions
US4099160A (en) Error location apparatus and methods
KR950012983B1 (ko) 리드솔로몬부호의 복호방법
WO1985002958A1 (en) Method and apparatus for decoding error correction code
JPH05290527A (ja) デ・インターリーブ回路
JP2532917B2 (ja) デ―タ誤り検出回路
EP0105499B1 (en) Method capable of simultaneously decoding two reproduced sequences
EP0169908B1 (en) Method and circuit for decoding error coded data
US5107506A (en) Error trapping decoding method and apparatus
EP0781472B1 (en) Multipurpose error correction calculation circuit
US6453441B1 (en) Error correcting device and optical disk reader comprising same
US5541940A (en) Error correction method and error correction circuit
US5243604A (en) On-the-fly error correction
EP0341851A2 (en) Method and apparatus for interleaved encoding
JP2553565B2 (ja) ガロア体演算装置
JPH04365139A (ja) 誤り訂正処理用シンドローム演算回路
JP2605269B2 (ja) エラー訂正方法
JP2604713B2 (ja) 誤り訂正方法
JPH0519333B2 (ja)
JPH0518487B2 (ja)
JPH0518488B2 (ja)
JP3295537B2 (ja) 多数バイトのエラー検出訂正装置
JPH0518490B2 (ja)
JPH0518489B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 12