JP2532856B2 - はしご装置 - Google Patents

はしご装置

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JP2532856B2
JP2532856B2 JP61312511A JP31251186A JP2532856B2 JP 2532856 B2 JP2532856 B2 JP 2532856B2 JP 61312511 A JP61312511 A JP 61312511A JP 31251186 A JP31251186 A JP 31251186A JP 2532856 B2 JP2532856 B2 JP 2532856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は地下鉄工事、その他の工事現場において使用
されるはしご装置に関する。
[従来の技術] 従来、地下鉄工事現場等においては一般に地上から地
下作業現場まで連続状態にはしごを設けている。
上記従来のはしごは側材とその間に適当間隔をあけて
設けられた踏棒からなる一般的なものであり、長尺に構
成され、吊下げ支持ができずに各種固定部材を使用し、
さらに下端を地下作業現場に当接させ該下端で重量を支
えて使用するものであった。
したがって、このはしごは全長が長く、このため、据
付、運搬、格納等の取扱いに著しい手数を要し、経済的
でない欠点があった。また、このはしごでは、工事現場
の土砂等を掘削していく際にその掘削の深さに応じて利
用することができず、不便である欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記従来技術の欠点を除去するもので、据
付、運搬、格納時等の取扱いが容易で経済的であるとと
もに、工事現場の土砂等の掘削過程においてその掘削の
深さに応じた利用も可能であるはしご装置を提供しよう
とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本発明に係るはしご装置
は、アングル材からなる左右両側材の間に多段的に踏棒
を備えるとともに前記左右両側材に積重ね用の脚部を備
えてなる複数のはしご本体と、該はしご本体に取付け自
在及び取外し自在でしかも工事現場の梁材に引っ掛け自
在のクランプとからなり、前記はしご本体同士がその長
さ方向に連結自在であるとともに各はしご本体ごとに分
離自在な構成としたものである。
[作 用] 本発明によれば、複数のはしご本体をそれぞれ分離せ
しめることができ、しかもクランプも取外しできるの
で、運搬時の取扱いに便利である。
また、前記はしご本体がアングル材からなるとともに
脚部を有するので、複数のものの積み重ねが容易であ
り、運搬や格納に適する。
さらに、据付時にあっては、複数のはしご本体をその
長さ方向に連結し、はしご本体の左右両側材の適位置に
クランプを取付けた後、該クランプを工事現場の梁材に
引っ掛けるだけでよく、据付作業も極めて容易である。
さらにまた、工事現場の土砂等の掘削過程においてそ
の掘削の深さに応じた利用も可能である。すなわち、そ
の場合には、まず、1つのはしご本体の左右両側材の適
位置にクランプを取付け、該クランプを工事現場の地上
付近の梁材に引っ掛け、その後、掘削作業の進行、すな
わち掘削の深さに応じて、上記取付けたはしご本体の下
方に他のはしご本体を順次連結すればよい。なお、他の
はしご本体を踊り場を介して順次連結する際には、下方
の梁材に対応する下方のはしご本体の側材にもクランプ
を取付けて該クランプをその梁付に引っ掛け、その間に
踊り場を構成すればよい。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例の据付状態を示す斜視図
で、第2図はその分解斜視図である。
これらの図において、(X)ははしご本体で、互いに
平行な左右両側材(1)(1a)と、上下方向に適当間隔
を開けて前記両側材(1)(1a)の間に多段的に設けら
れた踏棒(2)とで構成されている。
図面実施例の場合、はしご本体(X)同士の連結及び
後述するクランプ(5)の取付けの容易化の観点から、
側材(1)(1a)としてアングル材が使用されている。
アングル材は、図面に示したように、互いに直角な位
置関係にある二つの立ち上がり片を備えてなるそれ自体
周知の構成のものである。前記はしご本体(X)を形成
する二本のアングル材の位置関係は、一方の立ち上がり
片同士が互いに平行に正対するとともに、他方の立ち上
がり片同士が同一平面上に位置するような位置関係とな
っている。
なお、上記はしご本体(X)は工事現場の深さに応じ
て複数用意されるものであり、その長さは、運搬や格納
等の便宜を図るために、例えば1m〜3m程度にすることが
望ましい。
また、(3)は、上下方向に並べて配置したはしご本
体(X)の互いに上下に隣接する側材同士の上端部と下
端部とを、互いに分離可能に連結する取外し自在の連結
金具である。図面実施例の場合、連結金具(3)として
孔(3a)を有する板材を使用するとともに、はしご本体
(X)において、アングル材からなる側材(1)(1a)
の互いに正対している立ち上がり片の上端及び下端に、
連結金具(3)の上記孔(3a)に適合する孔(4)をそ
れぞれ設けている。
そして、上下に並べて配置されたはしご本体の互いに
上下に隣接する上端と下端とに渡って前記連結金具
(3)を重ね合わせ、互いに一致した前記孔(3a)
(4)にボルトを通してナットを締め付けている。こう
して、前記はしご本体同士は、前記連結金具(3)を介
して連結自在かつ分離自在となっている。
もっとも、上記連結金具(3)は、各はしご本体
(X)の上端部と下端部とを連結できるとともに取外し
自在でさえあればよく、他の構成としてもよい。なお、
連結金具(3)を側材(1)(1a)の適当な位置に取付
けることができるように、側材(1)(1a)にはボルト
の取付け孔を多数設けておくことが望ましい。
また、(5)はクランプで、はしご本体(X)の側材
(1)(1a)に取付け自在でしかも工事現場の梁材
(Y)に引っ掛け自在に形成されている。図面実施例の
場合、クランプ(5)は、アングル材からなる左右両側
材(1)(1a)の互いに同一平面上にある立ち上がり片
にそれぞれ設けた孔(16)に、ボルト及びナットによっ
て、はしご本体(X)の前後方向から取付け自在になっ
ている。
クランプ(5)のフック部(6)には、クランプ
(5)を工事現場の梁材(Y)に固定するための固定ね
じ(7)が設けられている。フック部(6)を工事現場
の梁材(Y)に引っ掛けた後、固定ねじ(7)を締めれ
ば、はしご本体(X)の位置ずれ、外れ等の発生を防止
できる。なお、上記工事現場の梁材(Y)とは、いわゆ
る腹おこし、切りばね及び火うちばり等を含むものであ
る。
第1図及び第2図示実施例において、(8)は上方に
位置するはしご本体(X)の側材(1)(1a)の上端に
ボルト止め自在の枠付手摺りである。また、(9)は本
体(X)の側材(1)(1a)に回動自在に止着された背
当枠で、チェーン(10)により水平に保たれるようにな
っている。(11)はチェーン接続金具である。したがっ
て、この実施例の場合には、昇降時に恐怖感がなく、安
心感が得られ、誤って足あるいは手をすべらしても背当
枠(9)につかまることができ、落下が防止され安全で
ある。
枠付手摺り(8)は取外すことができ、背当枠(9)
は回動自在でしかもチェーン(10)により水平に保たれ
るものであるので折畳むことができる。よって、運搬や
格納等の取扱いに支障をきたすことはない。
図中(12)は、はしご本体(X)の左右両側材(I)
(1a)に設けられた脚部である。これらの脚部(12)
は、アングル材からなる左右両側材(1)(1a)の互い
に同一平面上にある立ち上がり片に固着されている。こ
れらの脚部(12)により、アングル材を主体としてなる
はしご本体(X)を、整然と積み重ねることが容易とな
る。
上記構成の本発明によれば、連結金具(3)を外せば
複数のはしご本体(X)をそれぞれ分離することがで
き、しかもクランプ(5)も取外しできるので、運搬や
格納時等の取扱いに便利である。
また、据付時にあっては、複数のはしご本体(X)を
連結金具(3)で上下に連結し、はしご本体(X)の左
右両側材(1)(1a)の適位置にクランプ(5)を取付
けた後、該クランプ(5)を工事現場の梁材(Y)に引
っ掛けるだけでよい。よって、据付作業も極めて容易で
ある。
さらに、工事現場の土砂等の掘削過程において、その
掘削の深さに応じた利用も可能である。すなわち、その
場合には、まず1つのはしご本体(X)の左右両側材
(1)(1a)の適位置にクランプ(5)を取付け、該ク
ランプ(5)を工事現場の地上付近の梁材(Y)に引っ
掛け、その後、掘削作業の進展、すなわち掘削の深さに
応じて、上記取付けた本体の下方に連結金具(3)によ
り他のはしご本体(X)を順次連結する。
なお、他のはしご本体を踊り場を介して順次連結する
際には、下方の梁材に対応する下方のはしご本体の側材
にもクランプを取付けて該クランプをその梁材に引っ掛
け、その間に踊り場を構成すればよい。その詳細が第3
図に示されている。
すなわち、上記のはしご装置(X)の下端に左右両側
材(1)(1a)に設けた孔(4)を利用して踊り場(1
3)を設け、その一側に上記はしご装置と同様の下方は
しご装置をクランプ(15)で吊下げ支持して設け、上方
のはしご装置の一方の側材(a)の外側片と下方のはし
ご装置の一方の側材(1a)の外側片とに必要に応じてそ
れぞれ設けられている孔(16)間をボルト及びナットに
より連結すればよい。
[発明の効果] 本発明によれば、工事現場における据付作業が容易で
あるほか、分解が容易であるので、運搬や格納にも便利
である。特に、脚部の作用により、アングル材を主体と
して用いた複数のはしご本体の積重ねが可能となるの
で、整然とはしご本体を格納できるとともに、格納スペ
ースが省略できて経済的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は使用状
態を示す全体斜視図、第2図はその要部の分解図、第3
図は他の使用例を示す斜視図である。 (1)(1a)……側材、(2)……踏棒、(3)……連
結金具、 (5)……クランプ、(12)……脚部、(X)……本
体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アングル材からなる左右両側材の間に多段
    的に踏棒を備えるとともに前記左右両側材に積重ね用の
    脚部を備えてなる複数のはしご本体と、該はしご本体に
    取付け自在及び取外し自在でしかも工事現場の梁材に引
    っ掛け自在のクランプとからなり、前記はしご本体同士
    がその長さ方向に連結自在であるとともに各はしご本体
    ごとに分離自在であることを特徴とするはしご装置。
JP61312511A 1986-12-29 1986-12-29 はしご装置 Expired - Lifetime JP2532856B2 (ja)

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JP5826811B2 (ja) * 2013-11-05 2015-12-02 株式会社 郷土建設藤村組 多連式梯子
FR3072120B1 (fr) * 2017-10-05 2020-10-23 Echelles Plus Ensemble et procede de montage d'une echelle, support de fixation et moyen de suspension

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