JP2532817Y2 - 圧電振動子 - Google Patents
圧電振動子Info
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- JP2532817Y2 JP2532817Y2 JP1991038862U JP3886291U JP2532817Y2 JP 2532817 Y2 JP2532817 Y2 JP 2532817Y2 JP 1991038862 U JP1991038862 U JP 1991038862U JP 3886291 U JP3886291 U JP 3886291U JP 2532817 Y2 JP2532817 Y2 JP 2532817Y2
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- piezoelectric vibrator
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- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 claims description 10
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 11
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 11
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フレキシブル印刷回路
基板を接着した円板状圧電振動子に関するものである。
基板を接着した円板状圧電振動子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の薄型の円板状の圧電振動
子は、図3に示す圧電振動子素子6の厚み方向の上下両
面の電極1面に、スクリーン印刷法により均一な膜厚の
接着剤を印刷し、図4に示すフレキブル印刷回路(以下
FPCと記す)基板8の銅箔3部を貼付け、加圧、加熱
し硬化させ接着して作られ、圧電振動子として使用され
ていた。しかし、前記銅箔3と圧電振動子素子の電極1
との密着強度が低く圧電振動子を駆動させている間に銅
箔と圧電振動子素子との境界剥離が円板の中央部から起
こり使用できなくなるという問題がある。
子は、図3に示す圧電振動子素子6の厚み方向の上下両
面の電極1面に、スクリーン印刷法により均一な膜厚の
接着剤を印刷し、図4に示すフレキブル印刷回路(以下
FPCと記す)基板8の銅箔3部を貼付け、加圧、加熱
し硬化させ接着して作られ、圧電振動子として使用され
ていた。しかし、前記銅箔3と圧電振動子素子の電極1
との密着強度が低く圧電振動子を駆動させている間に銅
箔と圧電振動子素子との境界剥離が円板の中央部から起
こり使用できなくなるという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前述の問題
点を解消し、薄型の円板状の圧電振動子において、圧電
振動子素子の形状を変更することで、圧電振動子素子か
らのFPC基板の剥離を防止した信頼性の高い圧電振動
子を提供することである。
点を解消し、薄型の円板状の圧電振動子において、圧電
振動子素子の形状を変更することで、圧電振動子素子か
らのFPC基板の剥離を防止した信頼性の高い圧電振動
子を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、円板状の圧電
振動子素子の平面方向の中央部に厚み方向にエの字形の
貫通孔を設けた素子にFPC基板を接着することによ
り、貫通孔部の接着剤により上下のFPC基板を直接接
着させる構造で、圧電振動子素子とFPC基板との密着
性を保持した圧電振動子である。
振動子素子の平面方向の中央部に厚み方向にエの字形の
貫通孔を設けた素子にFPC基板を接着することによ
り、貫通孔部の接着剤により上下のFPC基板を直接接
着させる構造で、圧電振動子素子とFPC基板との密着
性を保持した圧電振動子である。
【0005】即ち、本考案は、円板状の両面に電極を備
えた圧電振動子素子の厚み方向の上下面に、銅箔と可と
う性フィルムからなるフレキシブル印刷回路基板の銅箔
面を接着して成る圧電振動子において、前記圧電振動子
素子の平面方向の中心部に厚み方向に断面がエの字形の
貫通孔を設けた圧電振動子素子を用いて組み立てた事を
特徴とする圧電振動子。
えた圧電振動子素子の厚み方向の上下面に、銅箔と可と
う性フィルムからなるフレキシブル印刷回路基板の銅箔
面を接着して成る圧電振動子において、前記圧電振動子
素子の平面方向の中心部に厚み方向に断面がエの字形の
貫通孔を設けた圧電振動子素子を用いて組み立てた事を
特徴とする圧電振動子。
【0006】
【作用】圧電振動子の中央部で接着剤が両面のFPC基
板につながるような貫通孔と、その周辺にFPC基板と
の接着強度を高めるように接着剤の層が厚くなるように
貫通孔の周りに段差が加工された、断面の形状がエの字
状の貫通孔が加工された圧電振動子素子を用いて組み立
てることにより中央部のFPC基板の剥離が起こりにく
い圧電振動子が得られる。
板につながるような貫通孔と、その周辺にFPC基板と
の接着強度を高めるように接着剤の層が厚くなるように
貫通孔の周りに段差が加工された、断面の形状がエの字
状の貫通孔が加工された圧電振動子素子を用いて組み立
てることにより中央部のFPC基板の剥離が起こりにく
い圧電振動子が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の圧電振動子の実施例に付い
て、図面を用いて説明する。図1は、本考案の実施例の
圧電振動子に用いた圧電振動子素子を示し、図1の
(a)は平面図で、図1の(b)は正面断面図である。
図2は、図1の圧電振動子素子を用いて組み立てた本考
案の実施例の圧電振動子を示す正面断面図である。図3
は、従来の圧電振動子素子を示し、図3の(a)は平面
図、図3の(b)は正面断面図である。図4は、フレキ
シブル印刷回路基板を示し、図4の(a)は平面図で、
図4の(b)は正面断面図である。図5は、従来の圧電
振動子素子とフレキシブル印刷回路基板で組み立てた従
来の圧電振動子を示す正面断面図である。
て、図面を用いて説明する。図1は、本考案の実施例の
圧電振動子に用いた圧電振動子素子を示し、図1の
(a)は平面図で、図1の(b)は正面断面図である。
図2は、図1の圧電振動子素子を用いて組み立てた本考
案の実施例の圧電振動子を示す正面断面図である。図3
は、従来の圧電振動子素子を示し、図3の(a)は平面
図、図3の(b)は正面断面図である。図4は、フレキ
シブル印刷回路基板を示し、図4の(a)は平面図で、
図4の(b)は正面断面図である。図5は、従来の圧電
振動子素子とフレキシブル印刷回路基板で組み立てた従
来の圧電振動子を示す正面断面図である。
【0008】図3に示すように、従来の円板状の圧電振
動子素子6は、上下面に各々電極1が形成されており、
FPC基板8は、図4に示すように、前記圧電振動子素
子の電極の大きさにほぼ等しい大きさの銅箔3が接着さ
れたポリイミドフィルム等の可とう性絶縁フィルム2か
ら出来ている。従来の圧電振動子は、圧電振動子素子6
の電極1面にスクリーン印刷法で接着剤4を印刷塗布
し、FPC基板8の銅箔3面と貼り合わせ加圧加熱し硬
化させて接着し、図5に示すような形状に仕上げてい
た。
動子素子6は、上下面に各々電極1が形成されており、
FPC基板8は、図4に示すように、前記圧電振動子素
子の電極の大きさにほぼ等しい大きさの銅箔3が接着さ
れたポリイミドフィルム等の可とう性絶縁フィルム2か
ら出来ている。従来の圧電振動子は、圧電振動子素子6
の電極1面にスクリーン印刷法で接着剤4を印刷塗布
し、FPC基板8の銅箔3面と貼り合わせ加圧加熱し硬
化させて接着し、図5に示すような形状に仕上げてい
た。
【0009】本考案による圧電振動子は、図1に示すよ
うに円板状の圧電振動子素子6の中央にエの字状の断面
を持つ貫通孔5を設けた圧電振動子素子を用いてる。即
ち、図1に示すような円板状の中央に円形のくぼみが両
面に設けられ、更にその中央部に両面を貫通する小孔が
設けて有るものである。両面の電極1は外側の環状部分
にのみ加工してある。環状の電極1面にスクリーン印刷
により接着剤4を印刷塗布し、図4に示すFPC基板8
を貼付け、更に、反対側の面に接着剤を印刷塗布し中央
の貫通孔5に接着剤を注入し接着し、図2の状態に仕上
げる。
うに円板状の圧電振動子素子6の中央にエの字状の断面
を持つ貫通孔5を設けた圧電振動子素子を用いてる。即
ち、図1に示すような円板状の中央に円形のくぼみが両
面に設けられ、更にその中央部に両面を貫通する小孔が
設けて有るものである。両面の電極1は外側の環状部分
にのみ加工してある。環状の電極1面にスクリーン印刷
により接着剤4を印刷塗布し、図4に示すFPC基板8
を貼付け、更に、反対側の面に接着剤を印刷塗布し中央
の貫通孔5に接着剤を注入し接着し、図2の状態に仕上
げる。
【0010】以上のように、従来の圧電振動子は、単に
平面による圧電振動子素子とFPC基板の接着であった
が、本考案によれば、圧電振動子の中央部でエの字状の
貫通孔にある接着剤により固定されているのでしっかり
と接着されている。従って、従来の構造の圧電振動子で
は駆動中に銅箔面の中央で剥離を起こしていたが、本考
案の圧電振動子では中央部からの剥離は皆無となった。
平面による圧電振動子素子とFPC基板の接着であった
が、本考案によれば、圧電振動子の中央部でエの字状の
貫通孔にある接着剤により固定されているのでしっかり
と接着されている。従って、従来の構造の圧電振動子で
は駆動中に銅箔面の中央で剥離を起こしていたが、本考
案の圧電振動子では中央部からの剥離は皆無となった。
【0011】
【考案の効果】以上、実施例で説明したように、本考案
は、円板状圧電振動子において、FPC基板の中央部で
剥離が起こりにくい、信頼性の高い圧電振動子を提供で
きる。
は、円板状圧電振動子において、FPC基板の中央部で
剥離が起こりにくい、信頼性の高い圧電振動子を提供で
きる。
【図1】図1は、本考案の実施例の圧電振動子に用いた
圧電振動子素子を示し、図1の(a)は平面図、図1の
(b)は正面断面図。
圧電振動子素子を示し、図1の(a)は平面図、図1の
(b)は正面断面図。
【図2】図2は、図1の圧電振動子素子を用いて組み立
てた本考案の実施例の圧電振動子を示す正面断面図。
てた本考案の実施例の圧電振動子を示す正面断面図。
【図3】図3は、従来の圧電振動子素子を示し、(a)
は平面図、(b)は正面断面図。
は平面図、(b)は正面断面図。
【図4】図4は、フレキシブル印刷回路基板を示し、図
4の(a)は平面図、図4の(b)は正面断面図。
4の(a)は平面図、図4の(b)は正面断面図。
【図5】図5は、従来の圧電振動子素子とフレキシブル
印刷回路基板で組み立てた従来の圧電振動子を示す正面
断面図。
印刷回路基板で組み立てた従来の圧電振動子を示す正面
断面図。
1 電極 2 可とう性絶縁フィルム 3 銅箔 4 接着剤 5 貫通孔 6 圧電振動子素子 7 圧電セラミックス 8 FPC基板
Claims (1)
- 【請求項1】 円板状の両面に電極を備えた圧電振動子
素子の厚み方向の上下面に、銅箔と可とう性フィルムか
らなるフレキシブル印刷回路基板の銅箔面を接着して成
る圧電振動子において、前記圧電振動子素子の平面方向
の中央部に厚み方向に断面がエの字形の貫通孔を設けた
圧電振動子素子を用いて組み立てた事を特徴とする圧電
振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991038862U JP2532817Y2 (ja) | 1991-04-27 | 1991-04-27 | 圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991038862U JP2532817Y2 (ja) | 1991-04-27 | 1991-04-27 | 圧電振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04126420U JPH04126420U (ja) | 1992-11-18 |
JP2532817Y2 true JP2532817Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=31920273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991038862U Expired - Lifetime JP2532817Y2 (ja) | 1991-04-27 | 1991-04-27 | 圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532817Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-27 JP JP1991038862U patent/JP2532817Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04126420U (ja) | 1992-11-18 |
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