JPH0322743Y2 - - Google Patents

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JPH0322743Y2
JPH0322743Y2 JP1984014200U JP1420084U JPH0322743Y2 JP H0322743 Y2 JPH0322743 Y2 JP H0322743Y2 JP 1984014200 U JP1984014200 U JP 1984014200U JP 1420084 U JP1420084 U JP 1420084U JP H0322743 Y2 JPH0322743 Y2 JP H0322743Y2
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liquid crystal
crystal cell
polarizing plate
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transparent film
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はフイルム液晶セルの取付構造に関す
る。
〔従来技術〕
近年、電子機器の表示装置として盛んに使用さ
れている液晶表示体は、機器の薄型化を図るため
フイルム基材を用いたものが出現している。この
フイルム基材を用いた従来のフイルム液晶表示体
の取付構造の一例を第1図に示す。フイルム液晶
表示体1は、上部透明フイルム2、下部透明フイ
ルム3、これら透明フイルムの間に嵌入された液
晶素子4とからなる液晶セルと、この液晶セルの
上・下部面に対面する上部偏光板5、下部偏光板
6および下部偏光板6に密着積層された反射板7
から構成されており、前記した上部透明フイルム
2および下部透明フイルム3の各対向面には透明
電極2aおよび3aが設けられている。この透明
電極2aおよび3aは上部透明フイルム2の一側
部を延長した接続端部8に配列された接続用端子
8aに接続されている。この液晶表示体1は、上
部偏光板2を下にして取付板9の取付用開口部9
aに嵌合することにより、ケース部材10の透光
部10aに対向配置され、かつ、フレキシブルコ
ネクタ11により接続用端子8aが配線基板12
に接続される。この状態で、液晶表示体1は周縁
部が取付板9の側壁9bにより位置決めされると
ともに、反射板7側が図示しない押圧部材によつ
て保持される。なお、13は上部偏光板2と下部
偏光板3の間に介在された液晶素子4を封止する
封止部材である。
そして上記において、フイルム液晶表示体1と
配線基板12とを接続するフレキシブルコネクタ
11の取付は、液晶表示体1をケース部材10に
配置してからの方が望ましい。その理由は、表示
体1の接続用端子8aにフレキシブルコネクタ1
1が接続されていると、組立時においてフレキシ
ブルコネクタ11に手が触れることにより、接続
用端子8aとの接続が剥れたり、あるいは、封止
部材13が上部透明フイルム2から剥離する不都
合が発生するためである。
〔従来技術の問題点〕
しかして、上記の液晶表示体の取付構造ではフ
レキシブルコネクタ11を液晶表示体1の接続用
端子8aに接続する場合、フレキシブルコネクタ
11の接続端子上にホツトメルト型の導電性接着
剤を塗布しておき、第2図に示す如く、熱圧着冶
具14によりフレキシブルコネクタ11の上方か
ら加熱圧着するのであるが、このとき、上部透明
フイルム2の接続端部8は上部偏光板5より側方
に突出しており、上部ケース10との間に上部偏
光板2の厚さ分の間隙があるため、この厚さの分
だけ、上部透明フイルム2の接続端部8が熱圧着
冶具4により下方に押し付けられる。これによつ
て、同図に示す如く、上部透明フイルム2の接続
端部8が封止部材13から引き離されて、剥離し
てしまうことが多かつた。前述した如く、フレキ
シブルコネクタ11を予じめ液晶表示体1に接続
しておいても剥離の危険性は高いものであるか
ら、従来のフイルム液晶表示体の取付構造は、歩
留りが悪く、かつ、取付けに際して慎重な作業が
要求されるため、作業能率も悪いものであつた。
また、この液晶表示体の透明フイルムと封止部材
との剥離は、フレキシブルコネクタ取付後も発生
する危険性が高いので、信頼性の面でも問題とな
つていた。
〔考案の目的〕
この考案は、前述の実状に鑑みてなされたもの
で、フイルム基材と封止部材の剥離不良をなく
し、かつ、能率的に組立てを行なうことのできる
フイルム液晶セルの取付構造を提供することを目
的とする。
〔考案の要点〕
この考案のフイルム液晶セルの取付構造は、取
付部材の表示用開口部に嵌入される偏光板の厚さ
を、取付部材の厚さと略同一として、液晶セルの
上部透明フイルム基材に対面する偏光板面と取付
部材面を実質的に同一平面となし、取付部材の表
示用開口部側縁部まで延長され且つフレキシブル
コネクタが接続された上部透明フイルム基材の接
続部が取付部材面側に折曲げられるのを防止する
ようになしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案のフイルム液晶セルの取付構造
の一実施例を図面と共に説明する。
第3図は、この考案の要部断面図であり、図中2
1は、表示用開口部22が設けられた上部ケース
を示す。この上部ケース21の上面にはポリエス
テル等の透明フイルムにより形成された上面シー
トがアクリル等の接着剤により接着されている。
上面シート23には、図示しないが、背景色や絵
柄が印刷してあり、外部より内部々品が見えない
ようにしてある。しかし、少なくとも表示用開口
部22に対応する部分は印刷や装飾を施さずに内
部の表示が透視可能となされている。また、図中
24は、上記した上部ケース1の下方に配置され
たフイルム液晶セルであつて、透明な一対の上・
下部フイルム基材25,26を封止部材27で接
着した上、その間に誘電異方性が正のツイストネ
マチツク型の液晶素子28を封入して形成された
ものである。この液晶セル24は表示用開口部2
2の全体を覆つて、上部ケース21の開口部22
の周縁部に対面する如く開口部22よりもやゝ大
きく形成されているが、上部フイルム基材25の
一側部はさらに側方に延長されて接続部25bと
なされている。25a,26aは各々上部フイル
ム基材25および下部フイルム基材26の対向面
側に設けられた透明電極であり、これら透明電極
25aおよび26aは上部フイルム基材25上に
引き廻されて封止部材27の外側で、接続用端子
25cとして接続部25b上に配列されている。
そして、この液晶セル24は接続用端子25cか
ら導入される信号により、透明電極25a,26
aの形状に基づいて液晶素子28を動作するので
あるが、この原理は既に知られているので説明を
省略する。
また、29は上部偏光板を示す。この上部偏光
板は液晶セル24への透過光を直線偏光するもの
で、表示用開口部22に略緊密に嵌入する大きさ
となされかつ、一面が上面シート23に支持され
る。また、30は下部偏光板であつて、その偏光
軸が上部偏光板29と直交する方向に配されてい
る。31は反射板であり、上記した液晶セル2
4、下部偏光板30および反射板31は層状に積
層され、下部ケース32により下部側が支持され
る。
また、液晶セル24の側方には回路基板33が
配置されており、この回路基板33は両面に接着
剤を塗着した絶縁板34により上部ケース21の
下面に取付けられている。そして、回路基板33
に設けた配線パターン33aと液晶セル24の接
続端子25cがフレキシブルコネクタ35により
接続されている。フレキシブルコネクタ35は通
常ヒートシートと呼ばれているものであり、130
℃前後の温度により溶融するホツトメルト型の導
電性接着剤と絶縁性接着剤を交互に配列して形成
されたものである。図中、36は上部ケース21
と下部ケース31を所定の間隔に保持するととも
に、液晶セル24の側面に対接して位置決めをな
す枠体で、前記両ケース21,31に接着により
固着される。また、37は下部ケース32の下面
に接着される下面シートを示し、上面シート21
と同様に背景や絵柄が印刷されたものである。3
8は機器全体の接合強度の向上と衝撃に対する保
護を図るため、枠体36の周側部に塗着された接
着剤である。そして、第3図に示すフイルム液晶
セルの取付構造は、上部ケース21の厚さと上部
偏光板29の厚さを略同一にしてあり、従つて、
液晶セル24を構成する上部フイルム基材25
は、上部偏光板29の一面29aと上部ケース2
1の一面21aに対し、同一平面上で対面する。
このため、上部フイルム基材25の接続部25b
が封止部材27と反対側に折曲げられることがな
く、フイルム基材と封止部材の剥離を防止するこ
とができる。このことは、また、組立時において
も同様あり、第4図の要部断面図によつてこの理
由を示す。
第4図は、フレキシブルコネクタ34を接続端
子25cに接続する状態を示すもので、この状態
となすには、上部ケース21と枠体36(この図
には示さず)を接着した上、上面シート23を上
部ケース21に接着して、これを裏返しにする。
表示用開口部22に上部偏光板29を嵌入し、液
晶セル24を配置する。この時、液晶セルは枠体
36によつて位置決めされ、開口部22に適切に
対応する。液晶セル24の下部フイルム基材26
上に下部偏光板30および反射板31を接着し、
また、液晶セル24の側方には、上部ケース21
に絶縁板34を接着する。絶縁板34の上から、
フレキシブルコネクタ35の一端を接続した回路
基板33を接着し、上記フレキシブルコネクタ3
5の他端を接続用端子25c上に位置決めして第
4図の状態となる。この時前述した通り、上部偏
光板29の一面29aと上部ケース21の一面2
1aは同一平面となされ、上部フイルム基材25
の接続部25bは直接上部ケース21の一面21
aに対面している。
従つて、加熱圧着冶具40により、フレキシブ
ルコネクタ35を接続端子25cに押圧して接続
する場合にも、接続部25bが上部ケース21に
支持されて下方に曲げられることはないので、上
部フイルム基材25と封止部材27の剥離は完全
に防止することができる。
この後、枠体36の周側部に接着剤38を充填
するとともに、下面シート37をラミネートした
下部ケース32を枠体36に接着することによ
り、第3図に示す液晶セルを取付けた構造とな
る。
この液晶セルの取付構造は、フイルム液晶を使
用しているため、大変薄型とするこことができ
る。一例をあげれば、上・下部のフイルム基材2
5,26はポリエステルまたはポリサルホンフイ
ルムを使用して0.1mmとすることができ、また、
上・下部偏光板29,30および反射板31も
0.1mm程度であるから、液晶セル全体では0.5mmの
厚さとなし得る。上部ケース21はステンレス薄
板により形成して上部偏光板29と同一の厚さ
0.1mmで十分な剛性が保証される。また、下部ケ
ース32は0.1mm、上面シート23および下面シ
ート37の厚さは各々0.05〜0.08mmとなすことが
でき、全体の厚さとして0.7〜0.75mmを得ること
が可能となる。たゞし、この厚さは実施例の場合
についての一例であつて、この考案のフイルム液
晶セルの取付構造は、基本的な技術思想を基に
種々変形することが可能であるから、厚くするこ
とは勿論、さらに薄型化を図ることも可能であ
る。
尚、前述した実施例では、液晶素子をツイスト
ネマチツク型によるものとして説明したが、これ
に限らず液晶表示体上に偏光板を配置する場合す
べてについて適用可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかな通り、この考案のフイル
ム液晶セルの取付構造は、液晶セルの基板として
透明フイルム基材を用いることにより全体の厚さ
を大変薄くしたものであつて、液晶セルの接続部
に負荷がかつても、フイルム基材と封止部材の剥
離を完全に防止することができ、かつ、作業能率
も向上することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のフイルム液晶表示
体の取付構造を示す断面図であり、第3図および
第4図は、この考案のフイルム液晶セルの取付構
造を示す断面図である。 21……上部ケース(取付部材)、22……表
示用開口部、24……フイルム液晶セル、25…
…上部フイルム基材、25b……接続部、25c
……接続用端子、26……下部フイルム基材、2
7……封止部材、28……ツイストネマチツク型
の液晶素子、29……上部偏光板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表示用開口部を有する取付部材と、この取付部
    材の開口部に嵌入される偏光板と、上・下一対の
    透明フイルム基材間に液晶が嵌入されるととも
    に、少なくとも上部透明フイルム基材は、前記偏
    光板の縁部よりも外方に延長され前記取付部材の
    開口部側縁部に対向する、接続用端子が配列され
    た接続部を有する液晶セルと、この液晶セルの前
    記上部透明フイルム基材の接続部に配列された各
    接続用端子に接続されたフレキシブルコネクタと
    を具備してなり、前記偏光板と前記取付部材の厚
    さを略同一として、前記上部透明フイルム基材に
    対面する前記偏光板面と前記取付部材面を実質的
    に同一平面となし、前記上部透明フイルム基材の
    接続部の前記取付部材側面への折曲げを防止可能
    となしたことを特徴とするフイルム液晶セルの取
    付構造。
JP1420084U 1984-02-03 1984-02-03 フイルム液晶セルの取付構造 Granted JPS60125616U (ja)

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JP1420084U JPS60125616U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 フイルム液晶セルの取付構造

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JP1420084U JPS60125616U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 フイルム液晶セルの取付構造

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JPS60125616U JPS60125616U (ja) 1985-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2209062A4 (en) * 2007-10-31 2013-05-22 Nissha Printing PROTECTIVE PANEL WITH TOUCH INPUT FUNCTION FOR ELECTRONIC DEVICE DISPLAY WINDOW AND ELECTRONIC DEVICE

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57188084A (en) * 1981-05-15 1982-11-18 Ricoh Kk Liquid crystal display device

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JPS60125616U (ja) 1985-08-24

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