JP2532598Y2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2532598Y2
JP2532598Y2 JP1989069377U JP6937789U JP2532598Y2 JP 2532598 Y2 JP2532598 Y2 JP 2532598Y2 JP 1989069377 U JP1989069377 U JP 1989069377U JP 6937789 U JP6937789 U JP 6937789U JP 2532598 Y2 JP2532598 Y2 JP 2532598Y2
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JP
Japan
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video signal
signal
screen
output
circuit
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JP1989069377U
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JPH0310674U (ja
Inventor
直樹 坪野
博幸 橋本
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アイワ株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ビデオカメラに適用して好適な映像信号
処理装置に関する。
[従来の技術] 従来、ビデオカメラとして、ズーム機構を有するもの
がある。周知のように、撮像レンズのズームリングをTE
LE方向あるいはWIDE方向に回転調整することにより、所
定倍率の拡大画像を得ることができる。
例えば、ズームリングをTELE方向およびWIDE方向いっ
ぱいに回転させたときの撮像範囲は、それぞれ第6図に
示すように、LtおよびLwとなる。そして、それぞれにお
ける撮像画面は、第7図AおよびBに示すようになる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このような撮像レンズに係るズーム機構に
よれば、拡大倍率を大きくすると、第6図からも明らか
なように被写体の撮像範囲が狭くなる。そのため、撮像
画面に手ぶれの影響が大きく出ると共に、目標の被写体
を捕らえにくくなる。
そこで、この考案では、上述したような不都合を改善
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、映像信号に補間処理をして拡大画用映像
信号を得るようにした映像信号処理装置において、入力
映像信号より任意のタイミングで選択される一画面分の
映像信号を補間処理の対象として記録するメモリ回路
と、一画面を複数の領域に分割し、その分割された複数
の領域から任意の一つの領域を選択する選択回路と、メ
モリ回路に記録された上記一画面分の映像信号のうち、
選択回路で選択された上記任意の一つの領域に対応する
映像信号に補間処理をして拡大画用映像信号を出力する
信号処理回路とを備えてなるものである。
[作用] 上述構成においては、画面の所定領域に対応する映像
信号に補間処理をして拡大画用映像信号を形成するもの
であるので、撮像レンズに係るズーム機構による拡大倍
率をそれ程大きくしなくとも充分な拡大倍率を得ること
ができるようになる。そのため、被写体の撮像範囲がそ
れ程狭くなることはなく、撮像画面に出る手ぶれの影響
が軽減されると共に、目標の被写体を捕らえることが容
易となる。
また、補間処理をする領域を複数の領域より任意に選
択できるので、撮像位置を変えることなく、複数の異な
る拡大画面を得ることが可能となる。
[実施例] 以下、第1図を参照しながら、この考案の一実施例に
ついて説明する。
同図において、31は撮像レンズ、32はそのズームリン
グ(図示せず)を回転させるズームモータである。そし
て、33はズームリングの回転方向を制御する切換スイッ
チであり、この切換スイッチ33の出力信号はズームモー
タ32に制御信号として供給される。この場合、ズームリ
ングは、切換スイッチ33がT側に接続されるときはTELE
方向に回転させられ、一方、W側に接続されるときには
WIDE方向に回転させられる。
また、1は撮像素子、例えばCCD固体撮像素子であ
り、この撮像素子1からの撮像信号はAGC回路2を介し
てプロセス回路3に供給され、このプロセス回路3より
輝度信号Yおよび色差信号(赤色差信号R−Y,青色差信
号B−Y)が出力される。
また、プロセス回路3より出力される輝度信号Yはγ
補正回路4およびアンプ5の直列回路を介してエンコー
ダ6に供給され、このエンコーダ6で同期信号が付加さ
れる。
エンコーダ6より出力される輝度信号Yはローパスフ
ィルタ7で帯域制限されたのち、A/D変換器8でディジ
タル信号に変換されてフィールドメモリ9に書き込み信
号として供給される。
このフィールドメモリ9はメモリ制御回路10を介して
マイコンを有してなるコントローラ11によって制御され
る。
すなわち、静止画キー41が押されると、そのタイミン
グの1画面分の輝度信号がフィールドメモリ9に書き込
まれる。この場合、フィールドメモリ9には、書き込み
データが、垂直方向および水平方向に間引かれることな
く書き込みが行なわれる。つまり、このフィールドメモ
リ9には、静止画キー41が押されるタイミングの1画面
分の輝度信号よりなる静止画用輝度信号が書き込まれ
る。そして、このフィールドメモリ9より静止画用輝度
信号が各フィールドで繰り返し読み出される。
この状態で、ズームキー42が押されると、画面の所定
領域に対応するフィールドメモリ9の領域よりデータが
各フィールドで繰り返し読み出される。
本例において、画面の領域は、第2図Aに示すよう
に、領域0〜領域8までの9通りを選択できるようにさ
れる。この場合、ズームキー42が押された直後は、同図
Bに斜線をもって示すように、例えば領域1が自動的に
選択される。そして、その後はキーボード43によって任
意に領域が選択される。この選択は4ビットの信号をも
って行なうことができる。
また、フィールドメモリ9よりデータが読み出される
際、データは補間処理されて2倍の拡大画用映像信号が
形成される。この場合の補間処理としては、例えば水平
および垂直方向に2度読みされる。例えば、フィールド
メモリ9が書き込まれている静止画用映像信号のデータ
が、第3図Aに示すようであるとき、画面の領域3が選
択される場合には、同図Bに示すように読み出されて拡
大画用映像信号が形成される。第3図において、「あ」
〜「ん」はデータを示している。なお、補間処理として
は、2度読みではなく、周囲のデータの重み付け平均等
の演算処理によって補間データを形成するようにしても
よい。
また、フィールドメモリ9の出力信号はD/A変換器14
でアナログ信号に変換されたのち、切換スイッチ15のa
側の固定端子に供給される。この切換スイッチ15のb側
の固定端子にはローパスフィルタ7より出力される輝度
信号Yが供給される。この切換スイッチ15の切り換えは
コントローラ11によって制御される。
すなわち、静止画キー41が押されるまではb側に接続
され、カメラ部からの輝度信号が出力される。
また、静止画キー41が押されるときにはa側に接続さ
れ、フィールドメモリ9より読み出される輝度信号が出
力される。つまり、ズームキー42が押されるまでは静止
画用映像信号が出力され、ズームキー42が押された後は
拡大画用映像信号が出力される。
また、プロセス回路3より出力される色差信号R−Y,
B−Yはエンコーダ6で直角二相変調されたのち搬送色
信号C(色副搬送波周波数は、例えば3.58MHz)として
出力される。
この色信号Cはバンドパスフィルタ16で帯域制限され
たのちA/D変換器17でディジタル信号に変換されて色復
調回路18に供給され、この色復調回路18からは色差信号
R−Y,B−Yが点順次で出力される。
この色復調回路18からの色差信号R−Y,B−Yは、フ
ィールドメモリ19に書込み信号として供給される。この
フィールドメモリ19は、メモリ制御回路10によって上述
したフィールドメモリ9と同様に制御される。
このフィールドメモリ19の出力信号は色変調回路20に
供給されて変調され、この色変調回路20より出力される
色信号CはD/A変換器21でアナログ信号に変換されたの
ち切換スイッチ22のa側の固定端子に供給される。この
切換スイッチ22のb側の固定端子にはバンドパスフィル
タ16より出力される色信号Cが供給される。
この切換スイッチ22の切り換えは、コントローラ11に
よって上述した切換スイッチ15と同様に制御される。
また、切換スイッチ15より出力される輝度信号Yは、
電子ビューファインダ(EVF)23に供給されると共に加
算器24に供給される。また、切換スイッチ22より出力さ
れる色信号Cは加算器24に供給されて輝度信号Yと加算
される。そして、この加算器24より出力される映像信号
はアンプ25を介してライン出力端子26に供給される。
また、上述せずも、コントローラ11に接続されるシャ
ッター制御キー44によって、撮像素子1の電子シャッタ
ーのシャッター速度を速くできるようにされる。
以上の構成において、時点toで静止画キー41が押され
ると(第4図Aに図示)、そのタイミングの1画面分の
映像信号がフィールドメモリ9,19に書き込まれる(第4
図Bに図示)。つまり、フィールドメモリ9,19には、静
止画キー41が押されるタイミングの1画面分の映像信号
よりなる静止画用映像信号が書き込まれる。そして、こ
の静止画用映像信号は各フィールドで繰り返し読み出さ
れる。
この場合、静止画キー41が押されるまでは、切換スイ
ッチ15,22はb側に接続されるので、ライン出力端子26
には、カメラ部からの映像信号が出力される(第4図D
に「カメラEE]で図示)。
また、静止画キー41が押されると、切換スイッチ15,2
2はa側に接続される。そのため、切換スイッチ15,22か
らは静止画用映像信号が出力され、これがライン出力端
子26に導出される(第4図Dに「静止画」で図示)。こ
のとき、EVF23には、静止画の画面が表示される(第5
図A参照)。
次に、時点t1でズームキー42が押されると(第4図C
に図示)、画面の領域1に対応するフィールドメモリ9
の領域のデータが各フィールドで繰り返し読みだされ
る。そして、読み出しの際には補間処理され、2倍の拡
大画用映像信号が形成されて出力される。
したがって、切換スイッチ15,22からは拡大画用映像
信号が出力され、これがライン出力端子26に導出される
(第4図Dに「拡大画」で図示)。このとき、EVF23に
は、画面の領域1が2倍とされた拡大画面が表示される
(第5図B参照)。
また、この状態で、キーボード43によって画面の領域
2を選択すれば、同様にして、切換スイッチ15,22から
は領域2の拡大画用映像信号が出力され、これがライン
出力端子26に導出される。このとき、EVF23には、画面
の領域2が2倍とされた拡大画面が表示される(第5図
C参照)。
以下、ライン出力端子26には、キーボード43によって
選択された画面の領域の拡大画用映像信号が出力され
る。このとき、EVF23には、その領域が2とされた拡大
画面が表示される。
なお、上述せずも、以上の状態の解除は、静止画キー
41を再度押すことにより行なわれる。
このように本例によれば、信号処理によって2倍の拡
大画面を得ることができ、撮像レンズ31に係るズーム機
構による拡大倍率をそれ程大きくしなくとも充分な拡大
倍率を得ることができる。そのため、被写体の撮像範囲
がそれ程狭くなることはなく、撮像画面に出る手ぶれの
影響を軽減することができると共に、目標の被写体を容
易に捕らえることができる。この場合、フィールドメモ
リ9,19に静止画用映像信号が書き込まれると共に、読み
出しの際に補間処理されて拡大画用映像信号が形成され
るので、シャッター制御キー44によって撮像素子1の電
子シャッターのシャッター速度を速くすることにより、
手ぶれをより効果的に軽減することができる。
また、本例によれば、拡大する画面の領域を複数の領
域より任意に選択できるので、撮像位置を変えることな
く、複数の異なる拡大画面を得ることができる。
なお、上述実施例においては、信号処理回路で2倍に
拡大するようにしたものであるが、これに限定されるも
のではない。ただし、補間処理の関係から拡大倍率を大
きくしていく程画質が劣化することになる。また、上述
実施例においては、選択し得る画面の領域は9通りとさ
れているが、これに限定されるものではない。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、画面の所定
領域に対応する映像信号に補間処理をして拡大画用映像
信号を形成するものであるので、撮像レンズに係るズー
ム機構による拡大倍率をそれ程大きくしなくとも充分な
拡大倍率を得ることができる。したがって、被写体の撮
像範囲がそれ程狭くなることはなく、撮像画面に出る手
ぶれの影響を軽減できると共に、目標の被写体を容易に
捕らえることができる。また、補間処理をする領域を複
数領域より任意に選択できるので、撮像位置を変えるこ
となく、複数の異なる拡大画面を得ることができ、使い
勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図、第2図〜第
5図はその説明のための図、第6図および第7図は従来
のズーム機構の説明のための図である。 1……撮像素子 3……プロセス回路 6……エンコーダ 9,10……フィールドメモリ 10……メモリ制御回路 11……コントローラ 15,22……切換スイッチ 26……ライン出力端子 31……撮像レンズ 32……ズームモータ 41……静止画キー 42……ズームキー 43……キーボード 44……シャッター制御キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30083(JP,A) 特開 昭51−21732(JP,A) 特開 昭58−59677(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号に補間処理をして拡大画用映像信
    号を得るようにした映像信号処理装置において、 入力映像信号より任意のタイミングで選択される一画面
    分の映像信号を上記補間処理の対象として記録するメモ
    リ回路と、 一画面を複数の領域に分割し、その分割された複数の領
    域から任意の一つの領域を選択する選択回路と、 上記メモリ回路に記録された上記一画面分の映像信号の
    うち、上記選択回路で選択された上記任意の一つの領域
    に対応する映像信号に上記補間処理をして上記拡大画用
    映像信号を出力する信号処理回路と を備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
JP1989069377U 1989-06-14 1989-06-14 映像信号処理装置 Expired - Lifetime JP2532598Y2 (ja)

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JPH0310674U JPH0310674U (ja) 1991-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121732A (en) * 1974-08-17 1976-02-21 Nippon Electric Co Gazono shobobubunoheitakukakudaihyojidekiru gazohyojisochi
JPS5859677A (ja) * 1981-10-06 1983-04-08 Toshiba Corp 画像信号処理回路
JPS6330083A (ja) * 1986-07-23 1988-02-08 Nippon Abionikusu Kk 画像選択表示装置

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