JPH11220752A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH11220752A
JPH11220752A JP10022305A JP2230598A JPH11220752A JP H11220752 A JPH11220752 A JP H11220752A JP 10022305 A JP10022305 A JP 10022305A JP 2230598 A JP2230598 A JP 2230598A JP H11220752 A JPH11220752 A JP H11220752A
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imaging
video
signal
light
image
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JP10022305A
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Etsuro Saito
悦朗 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダ或いは液晶表示装置の表示画面上
で、撮影エリアを外れたエリアで起こっている状況を視
認できるようにする。 【解決手段】 入射光をR,G,Bの色成分の光に分解
するプリズム21A,21B,21Cと、色分解された
R,G,Bの色成分の光をそれぞれ撮像するCCD22
R,22G,22Bと、撮像した映像を表示するファイ
ンダ(或いは液晶表示装置)とを有し、CCD22R,
22G,22Bの各画素ピッチを同一にすると共にCC
D22Gの画素数をCCD22R,22Bの画素数より
も多くし、ファインダの画面上には、CCD22R,2
2G,22Bの各撮像信号から生成した映像を表示する
と共に、その映像の周囲にはCCD22Gの撮像信号か
ら生成した映像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した映像をフ
ァインダや液晶表示装置等に表示可能なビデオカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラ(ビデオテープ
レコーダ内蔵型のビデオカメラを含む)には、撮影した
映像を当該ビデオカメラの操作者やその他の人が見るこ
とができるように、いわゆるビューファインダ(以下、
単にファインダと呼ぶ)や液晶表示装置を備えたものが
存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ビデオ
カメラのファインダや液晶表示装置に表示される映像
は、当該ビデオカメラから出力される映像信号に対応す
る映像、或いは当該ビデオカメラ内のビデオテープレコ
ーダに記録される映像信号に対応する映像と、全く同一
の範囲を映し出した映像となっている。
【0004】したがって、この従来の方式のビデオカメ
ラの問題点は、ファインダや液晶表示装置を集中して眺
めているときに、例えば撮影エリアから外れたエリアで
起こっている状況を視認することができないことであ
る。このように、撮影エリアから外れたエリアで起こっ
ている状況を視認できないと、特に当該ビデオカメラを
取材用途に使用したような場合に問題となる。すなわ
ち、取材用途では、撮影エリアから外れたエリアで、取
材すべき重要なことが発生したり、逆に撮影エリア内に
入れるべきでないものが不用意に当該撮影エリア内に侵
入してきたりする場合が多々あるが、従来のビデオカメ
ラではこのような場合に対応できない。なお、過去に取
材等に使用されていたフィルムカメラでは、撮影エリア
外も視認できるものが存在していた。
【0005】そこで、本発明は上述の実情に鑑みて提案
されるものであり、撮影エリアを外れたエリアで起こっ
ている状況をも視認することができるビデオカメラを提
案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入射光を複数
の色成分の光に分解し、その複数の色成分の光を複数の
撮像手段にてそれぞれ撮像し、撮像した映像を表示する
ビデオカメラであり、複数の撮像手段の各画素ピッチを
同一にすると共に、何れか一つの撮像手段の画素数を他
の各撮像手段の画素数よりも多くし、表示画面上には複
数の撮像手段の各撮像信号から生成した映像を表示する
と共に、その映像の周囲には一つの撮像手段の撮像信号
から生成した映像を表示することにより、上述した課題
を解決する。
【0007】ここで、色分解の際には入射光を赤、緑、
青の各色成分の光に分解し、これら赤、緑、青の各色成
分の光をそれぞれ撮像手段で撮像する。このとき、上記
一つの撮像手段は緑色用撮像手段とする。
【0008】すなわち本発明によれば、例えば3板式の
撮像手段を有するビデオカメラにおいて、1枚の撮像手
段を他の撮像手段よりも大型にし、ビデオ出力端子から
出力される映像或いは記録媒体に記録される映像のカバ
ー範囲の外側にも、ファインダや液晶表示装置において
見ることができる映像を生成するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0010】図1には、本発明実施の形態のビデオカメ
ラの主要部の構成を示す。
【0011】図1に示すように、本実施の形態のビデオ
カメラは、被写体等からの光を取り込んで赤(以下Rと
する)、緑(以下Gとする)、青(以下Bとする)の各
色成分に対応する撮像信号を生成する撮像部1と、撮像
部1からの撮像信号を一旦蓄積するメモリ部3と、メモ
リ部3からの撮像信号に所定のプロセス処理を施すプロ
セス部4と、プロセス処理されたR,G,Bの各色成分
に対応する撮像信号からコンポジットテレビジョン信号
を生成するエンコード部5等を主要構成要素として有す
るものである。
【0012】上記撮像部1は、より詳細には図2に示す
ような構成を有してなるものである。
【0013】この図2において、当該撮像部1は、入射
光を取り込むためのレンズ系20と、レンズ系20にて
取り込まれた入射光から赤外線や紫外線等をカットする
各種フィルタ23と、フィルタ23を介した入射光を
R,G,Bの各色成分に分解するためのプリズム21
A,21B,21Cからなる色分解プリズムと、当該色
分解プリズムにて分解されたR,G,Bの各色成分にそ
れぞれ対応する撮像素子と、を主要構成要素として有す
る。なお、図2では、Rの色成分に対応する撮像素子を
CCD22R、Gの色成分に対応する撮像素子をCCD
22G、Bの色成分に対応する撮像素子をCCD22B
として示している。
【0014】上記色分解プリズムを構成するプリズム2
1Aとプリズム21Bとの間には、入射した光からBの
色成分の光のみを反射するB反射用ダイクロイック膜D
Bが設けられており、当該B反射用ダイクロイック膜D
Bによって反射された光はBの色成分の光であり、当該
Bの色成分の光が上記Bの色成分撮像用のCCD22B
に入射する。また、プリズム21Bのプリズム21C側
の面には、Rの色成分の光のみを反射するR反射用ダイ
クロイック膜DRが設けられており、当該R反射用ダイ
クロイック膜DRによって反射された光はRの色成分の
光であり、当該Rの色成分の光が上記Rの色成分撮像用
のCCD22Rに入射する。さらに、これらプリズム2
1A,21B,21Cを透過した光は、上記BとRの色
成分が除かれた光、すなわちGの色成分の光であり、当
該Gの色成分の光が上記Gの色成分撮像用のCCD22
Gに入射する。
【0015】上記各CCD22R,22G,22Bで
は、それぞれ入射光を光電変換して撮像信号を取り出
す。
【0016】ここで、Rの色成分用のCCD22RとB
の色成分用のCCD22Bは同一の撮像素子であり、ま
た、これらR,G,Bの各色成分用の各CCD22R,
22G,22Bの構成は、以下のようになっている。
【0017】 CCD22R CCD22B CCD22G 画素数 水平 768 768 1060 垂直 494 494 597 画素ピッチ 水平 5 5 5 垂直 5 5 5 すなわち、本実施の形態のビデオカメラにおいては、C
CD22R,CCD22B,CCD22Gの各撮像素子
の画素ピッチはそれぞれ同一とされているが、Rの色成
分用のCCD22RとBの色成分用のCCD22Bは、
それぞれ画素数(ピクセル数)が水平方向768,垂直
方向494となっているのに対し、Gの色成分用のCC
D22Gは、画素数が水平方向1060,垂直方向59
7となっており、CCD22R,CCD22BよりもC
CD22Gの画素数が多くなっている。
【0018】また、本実施の形態のビデオカメラにおい
て、上記3枚のCCD22R,22G,22Bは、プリ
ズム21A,21B,21Cによって図3に示すように
光学的な位置合わせがなされている。
【0019】この図3において、図中の中央部のエリア
Ecは、プリズム21A,21B,21CによってCC
D22R,22G,22Bの3枚の撮像素子の光学的な
位置が重なっており、したがって当該中央部のエリアE
cでは、CCD22R,22G,22Bの3枚の撮像素
子からのR,G,Bの3色成分の撮像信号が得られる。
この中央部のエリアEcは、本実施の形態のビデオカメ
ラの撮影エリア(映像出力エリア、及び、映像記録エリ
ア)に対応しており、当該中央部のエリアEcに対応す
る3色成分の撮像信号から、実際に映像出力或いは映像
記録用出力となされるカラー映像信号が生成される。
【0020】一方、上記中央部のエリアEcを取り巻
く、図3中の周辺部のエリアEbwは、CCD22R及
び22Bとは光学的に重ならないCCD22Gのエリア
であり、したがって当該周辺部のエリアEbwでは、C
CD22Gの撮像素子からのGの色成分の撮像信号のみ
が得られる。この周辺部のエリアEbwの映像は、本実
施の形態のビデオカメラのファインダ或いは液晶表示装
置には表示されるが、当該周辺部のエリアEbwの撮像
信号は実際に映像出力或いは映像記録用出力としては取
り出されない。
【0021】このようなことから、本実施の形態のビデ
オカメラにおいては、図4に示すように、実際に映像出
力或いは映像記録用出力として取り出される映像は、図
中Voにて示す映像のみとなるが、ファインダ或いは液
晶表示装置上には、当該映像Voとその周辺の映像Vf
を含む映像が表示されることになる。また、中央部分の
映像Voは、上記R,G,Bの3色成分用のCCD22
R,22G,22Bの各撮像素子からの撮像信号に基づ
いて構成されているため、カラーの映像となるが、周辺
部分の映像Vfは、上記Gの色成分用のCCD22Gの
撮像素子からの撮像信号に基づいて構成されているた
め、モノクロの映像となる。
【0022】上述したように、本実施の形態のビデオカ
メラによれば、撮影者は、実際に映像出力或いは映像記
録用出力として取り出される撮影中の映像Voと、その
周辺の状況(映像Vf)を同一のファインダ或いは液晶
表示装置において視認することができる。また、本実施
の形態のビデオカメラによれば、実際に映像出力或いは
映像記録用出力として取り出される映像Voをカラー映
像とし、その周辺の映像Vf(実際に映像出力或いは映
像記録用出力としては取り出されない映像)をモノクロ
映像とすることで、撮影者は、それらを区別することが
可能となる。
【0023】図1に戻って、上記構成の撮像部1を備え
るビデオカメラにおいて、上記撮像部1のCCD22
R,22G,22Bから得られるR,G,Bの各撮像信
号は、それぞれ対応するヘッドアンプ2R,2G,2B
にて増幅された後、メモリ部3に入力される。
【0024】当該メモリ部3では、R,G,Bの各撮像
信号をそれぞれ対応するA/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器31R,31G,31Bにてディジタル信号
に変換し、それぞれ対応するメモリ32R,32G,3
2Bに蓄積する。これらメモリ32R,32G,32B
は、それぞれがペア構成の2つのメモリを有してなり、
これらペアのメモリの一方で読み出しを行っているとき
には、他方で書き込みを行うようになされている。ま
た、これらメモリ32R,32G,32Bには、それぞ
れ2つのデータ出力端子が設けられており、各メモリ3
2R,32G,32Bの一方のデータ出力端子からの各
出力信号はそれぞれ対応するD/A(ディジタル/アナ
ログ)変換器33R,33G,33Bに送られてアナロ
グ信号に戻され、また、他方のデータ出力端子からの各
出力信号はそれぞれ対応するD/A変換器34R,34
G,34Bに送られてアナログ信号に戻される。
【0025】上記D/A変換器33R,33G,33B
からの各出力信号は、プロセス部4に送られる。また、
D/A変換器34R,34G,34Bからの各出力信号
は、切換スイッチ11及び12を介し、出力端子13,
14,15からR,G,Bの映像信号として、本実施の
形態のビデオカメラの図示しないファインダ或いは液晶
表示装置からなるモニタ系へ出力される。なお、ファイ
ンダ或いは液晶表示装置は、R,G,Bの映像信号から
直接映像を表示可能なものである。
【0026】ここで、上記メモリ部3のメモリ32R,
32G,32Bから読み出されて上記プロセス部4に出
力される1フレーム分の信号は、前記図3中のb点から
読み出しを開始し、c点で終了するような信号となされ
る。すなわち、当該プロセス部4に送られる1フレーム
分の信号は、前記図3の中央部のエリアEc(図4の中
央部分の映像Vo)の信号に相当する。
【0027】一方で、上記メモリ部3のメモリ32R,
32G,32Bから読み出されて上記ファインダ或いは
液晶表示装置からなるモニタ系に出力される1フレーム
分の信号は、前記図3中のa点から読み出しを開始し、
d点で終了するような信号となされる。すなわち、当該
モニタ系に出力される1フレーム分の信号は、前記図3
の中央部のエリアEc及び周辺部のエリアEbw(図4
の中央部分の映像Vo及び周辺部の映像Vf)の信号に
相当する。
【0028】このように、上記メモリ部3からモニタ系
に出力されることになる1フレーム分の信号は、前記図
3の中央部のカラー映像であるエリアEcとモノクロ映
像である周辺部のエリアEbwとに相当する信号である
ため、本実施の形態のビデオカメラでは、上記メモリ部
3からモニタ系に出力される1フレーム分の信号を、上
記切換スイッチ11、12によって図5に示すようなタ
イミング信号に基づいて切り換えるようにしている。
【0029】上記切換スイッチ11、12における切換
制御動作を、図3及び図5を用いて説明する。なお、以
下の説明では、図3中のライン(X−X)を例に挙げ
る。
【0030】図3中のライン(X−X)において、図3
中のe点からf点までの期間とg点からh点までの期間
は図4にて説明したようにモノクロ映像となり、f点か
らg点までの期間は図4にて説明したようにカラー映像
となる。したがって、図3中のe点からf点までの期間
とg点からh点までの期間では、前記Gの色成分の信号
のみをモニタ系に供給し、図3中f点からg点までの期
間では、前記R,G,Bの3色成分の信号をモニタ系に
供給することになる。
【0031】このようなことを行うために、切換スイッ
チ11の被切換端子11aにはD/A変換器34Rから
のRの色成分の信号が供給され、切換スイッチ11の被
切換端子11bにはD/A変換器34GからのGの色成
分の信号が供給され、切換スイッチ12の被切換端子1
2aにはD/A変換器34BからのBの色成分の信号が
供給され、切換スイッチ12の被切換端子12bにはD
/A変換器34GからのGの色成分の信号が供給される
ようになされており、これら切換スイッチ11,12が
図5の切換タイミング信号によって切換られるようにな
っている。
【0032】すなわち、図5中(A)に示す切換タイミ
ング信号により、切換スイッチ11が、図5中e点から
f点までの期間(図3中e点からf点までの期間に相当
する)だけ被切換端子b側に切り換えられることで、出
力端子13の出力信号はGの色成分の信号となり、ま
た、図5中f点からg点までの期間(図3中f点からg
点までの期間に相当する)だけ被切換端子a側に切り換
えられることで、出力端子13の出力信号はRの色成分
の信号となる。同様に、図5中(C)に示す切換タイミ
ング信号により、切換スイッチ12が、図5中e点から
f点までの期間(図3中e点からf点までの期間に相当
する)だけ被切換端子b側に切り換えられることで、出
力端子15の出力信号はGの色成分の信号となり、ま
た、図5中f点からg点までの期間(図3中f点からg
点までの期間に相当する)だけ被切換端子a側に切り換
えられることで、出力端子15の出力信号はBの色成分
の信号となる。一方で、出力端子14からの出力信号
は、図5中(B)に示す切換タイミング信号により、図
5中e点からh点までの全期間(図3中e点からh点ま
での期間に相当する)に渡ってGの色成分の信号とな
る。
【0033】上述のように切換スイッチ11、12を切
換制御することにより、出力端子13,14,15から
の出力信号は、図5中のe点からf点までの期間(図3
中e点からf点までの期間に相当する)ではGの色成分
の信号から得られるモノクロ映像信号となり、図5中の
f点からg点までの期間(図3中f点からg点までの期
間に相当する)ではR,G,Bの3色成分の信号から得
られるカラー映像信号となり、図5中のg点からh点ま
での期間(図3中g点からh点までの期間に相当する)
ではGの色成分の信号から得られるモノクロ映像信号と
なる。
【0034】なお、上述の説明では、図3中のライン
(X−X)のように水平方向を例に挙げて説明したが、
上記同様の制御を垂直方向についても行うことができ
る。
【0035】また、上述した実施の形態では、前記図3
の中央部のエリアEc(図4の中央部分の映像Vo)を
真ん中にして、図3の周辺部のエリアEbw(図4の周
辺部の映像Vf)が取り囲むような例を挙げたが、図5
におけるf点及びg点のスイッチングのタイミングを変
更することにより、周辺部のエリアEbwに対する前記
中央部のエリアEcの位置を自由に変更すること、すな
わち、ファインダ或いは液晶表示装置の表示画面上にお
いて、例えば中央部のエリアEcを画面中央ではなく、
左右の何れかの方向に寄せるようなことも可能である。
例えば、撮影現場において、実際に撮影を行いたい撮影
エリアの右側に壁等があり、したがって当該撮影エリア
(エリアEc)の右側からは新たな被写体の侵入があり
得ないような場合には、撮影エリア(エリアEc)を、
ファインダ或いは液晶表示装置の表示画面上で右端に寄
せておくことにより、例えば左側の周辺エリア(エリア
Ebw)をより広くすることができる。さらに、周辺エ
リア(エリアEbw)が必要ないような場合には、図3
中のb点からc点まで期間の信号のみをメモリ部3から
読み出すようにすればよい。また更に、ファインダ或い
は液晶表示装置の表示画面を全画面モノクロ映像とした
ような場合には、図3中のb点からc点までのエリアを
区別するため、すなわち撮影エリア(エリアEc)と周
辺エリア(エリアEbw)とを区別するために、例えば
図3中のb点からc点までのエリアに対応した矩形のラ
インを表示することもできる。
【0036】なお、メモリ部3における各メモリ32
R,32G,32Bの読み出しは、モニタ系への出力と
プロセス部4への出力とで全く独立した速度で行うこと
ができるものとする。また、メモリ部3からプロセス部
4に送られる信号は、前記図3中のb点からc点までの
エリア(中央部のエリアEc)に相当する信号のみとな
され、これら信号は1/60秒で読み出され、モニタ系
へは図3中のa点からd点までのエリア(周辺部のエリ
アEbw及び中心部のエリアEc)に相当する信号とさ
れ、これら信号は1/60秒で読み出される。したがっ
て、プロセス部4に送られる信号とモニタ系に送られる
信号は、それぞれのスタート点(a,b)、エンド点
(c,d)の時間的同期がとれていればよい。ただし、
CCDの全画素を読み出すとすれば、当該読み出しのた
めのクロックはモニタ系の方が早くなるが、この場合は
いわゆる飛ばし読みをすればクロックを速くしなくても
読み出すことが可能である。また、各メモリ32R,3
2G,32Bからの出力信号はそれぞれ各D/A変換器
によってアナログ化されるため、水平方向のクロックは
モニタ系のファインダや液晶表示装置における表示クロ
ックと全く関係がなくなる。垂直方向についてはモニタ
系のファインダや液晶表示装置におけるライン数に合わ
せた読み出しを行えばよい。さらに、垂直同期期間を除
くラインのスキップを行わないとすれば、プロセス部4
へのライン数の494ラインに対して、モニタ系へのラ
イン数は597ラインとなる。
【0037】再び図1に戻って、プロセス部4では、メ
モリ部3から供給されたR,G,Bの各信号を、それぞ
れ対応するガンマ(γ)処理回路41R,41G,41
Bにてγ処理する。このプロセス部4にてγ処理された
R,G,Bの各信号は、エンコード部5に送られる。
【0038】エンコード部5のマトリクス回路51で
は、バーストフラグに基づいて、R,G,Bの信号にマ
トリクス演算を施して、輝度信号(Y)と色差信号(R
−Y,B−Y)を生成する。輝度信号(Y)は混合器5
6に送られ、色差信号(R−Y,B−Y)はそれぞれロ
ーパスフィルタ52,53にて低域通過処理された後、
変調器55に送られる。当該変調器55では、位相器5
4からのサブキャリアを色差信号(R−Y,B−Y)用
いて変調し、その変調信号を混合器56に供給する。混
合器56では、コンポジットテレビジョン信号用の同期
信号に基づいて、輝度信号(Y)と変調色差信号(R−
Y,B−Y)とを混合して、コンポジットテレビジョン
信号を出力する。当該エンコード部5から出力されたコ
ンポジットテレビジョン信号は、出力アンプ6にて増幅
された後、映像出力端子7から出力される。
【0039】その他、この図1の構成中、CCDドライ
バ10は、シンクジェネレータ8からの垂直駆動信号V
D及び水平駆動信号HDに基づいて、撮像部3の各CC
D22R,22G,22Bを駆動する。また、マイクロ
コンピュータ(マイコン)9は、シンクジェネレータ8
からの垂直駆動信号VD及び水平駆動信号HDに基づい
て、CCDドライバ10とプロセス部9を制御する。さ
らに、メモリ部3及びプロセス部4も、シンクジェネレ
ータ8からの垂直駆動信号VD及び水平駆動信号HDを
処理のタイミング用のクロックとして動作する。
【0040】上述したように、本実施の形態のビデオカ
メラによれば、ビデオカメラの撮影エリアの周辺までフ
ァインダ或いは液晶表示装置の表示画面上で確認できる
ので、例えばファインダ或いは液晶表示装置に神経を集
中して撮影作業を行っていたとしても、撮影エリアから
外れたエリアで起こっている状況を視認することが可能
である。したがって、撮影エリア内に不用意に不要な物
体が侵入することを防止でき、撮影の効率が向上する。
また、意図的な写し込み状況を確認することも可能とな
る。なお、本実施の形態では、ビデオカメラを例に挙げ
たが、本発明はこれに限らず、電子スチルカメラ(ディ
ジタルスチルカメラを含む)や、テレビジョンカメラ等
の、撮影した映像信号をファインダや液晶表示装置に表
示可能な全てのカメラに適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にお
いては、入射光を色分解した各色成分の光をそれぞれ撮
像して表示するに際し、各色成分の光を撮像する複数の
撮像手段の何れか一つの画素数を他の各撮像手段の画素
数よりも多くし、表示画面上には複数の撮像手段の各撮
像信号から生成した映像を表示すると共に、その映像の
周囲には一つの撮像手段の撮像信号から得られた映像を
表示することにより、撮影エリアを外れたエリアで起こ
っている状況をも視認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラの一実施の形態の主要部
の構成を示すブロック回路図である。
【図2】本実施の形態のビデオカメラの撮像部の構成を
示す図である。
【図3】R,G,B用の3つのCCDの光学的配置関係
と画素数との関係説明に用いる図である。
【図4】本実施の形態のビデオカメラのファインダ或い
は液晶表示装置の表示画面上の表示例を示す図である。
【図5】本実施の形態のビデオカメラにおけるモニタ系
への出力切換制御のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 撮像部、 3 メモリ部、 4 プロセス部、 5
エンコード部、 8シンクジェネレータ、 9 マイ
クロコンピュータ、 10 CCDドライバ、 11,
12 切換スイッチ、 21A,21B,21C プリ
ズム、 22R,22G,22B CCD、 32R,
32G,32B メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を複数の色成分の光に分解する色
    分解手段と、 上記色分解手段により色分解された複数の色成分の光を
    それぞれ撮像する複数の撮像手段と、 撮像した映像を表示する映像表示手段とを有し、 上記複数の撮像手段の各画素ピッチを同一にすると共
    に、上記複数の撮像手段のうちの何れか一つの撮像手段
    の画素数を他の各撮像手段の画素数よりも多くし、 上記映像表示手段の表示画面上には、上記複数の撮像手
    段の各撮像信号から生成した映像を表示すると共に、当
    該複数の撮像手段の各撮像信号から生成した映像の周囲
    には上記一つの撮像手段の撮像信号から生成した映像を
    表示することを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記複数の撮像手段の各撮像信号から生
    成した映像の周囲に、上記一つの撮像手段の撮像信号か
    ら生成した映像を表示するためのタイミング信号を生成
    するタイミング信号生成手段と、 上記タイミング信号によって、上記複数の撮像手段の各
    撮像信号を切換制御する切換手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 上記色分解手段では、入射光を赤、緑、
    青の各色成分の光に分解し、 上記複数の撮像手段は、上記赤の色成分の光を撮像する
    赤色用撮像手段と、上記緑の色成分の光を撮像する緑色
    用撮像手段と、上記青の色成分の光を撮像する青色用撮
    像手段とからなることを特徴とする請求項1記載のビデ
    オカメラ。
  4. 【請求項4】 上記一つの撮像手段は上記緑色用撮像手
    段であることを特徴とする請求項3記載のビデオカメ
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228501A (ja) * 1999-12-09 2001-08-24 Asahi Optical Co Ltd 測光装置
JP2014110606A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Fujifilm Corp 撮像装置

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