JP2532592Y2 - 製茶機用底板 - Google Patents

製茶機用底板

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JP2532592Y2
JP2532592Y2 JP1990126862U JP12686290U JP2532592Y2 JP 2532592 Y2 JP2532592 Y2 JP 2532592Y2 JP 1990126862 U JP1990126862 U JP 1990126862U JP 12686290 U JP12686290 U JP 12686290U JP 2532592 Y2 JP2532592 Y2 JP 2532592Y2
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JP
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tea
bottom plate
synthetic resin
tea leaves
kneading
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JP1990126862U
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理行 松井
浩之 渡辺
秀生 奥村
泰哲 袴田
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日星電気 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製茶装置例えば粗揉機の底板に関するもの
である。
〔従来の技術〕
製茶装置では、茶葉の処理中に多量の茶しぶが装置に
付着し、熱効率を低下させ故障の原因となり、あるい
は、装置に付着した茶しぶが剥離し茶葉に混入し、茶葉
の品質を悪化させるという問題がある。
そこで、この茶しぶの付着が多くなると装置の運転を
中止して茶しぶを除去する必要が生じてくるが、この除
去作業に多大な労力と時間を要する。そのため、製茶機
の揉底に竹製の帯板を取り付け、茶しぶが付着しても除
去作業が容易に行えるようにしている。
また、茶しぶの付着を防止する目的で、製茶粗揉機の
茶葉に接する部材表面を、フッ素樹脂からなる袋状、チ
ューブ状の被覆層で被覆することも提案されている(実
開平2−90982号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、竹製の底板では、水洗い作業などで竹
が水分を含み、竹自身の腐食が発生し製茶作業中に剥離
して茶葉に混入するため、底板の交換を頻繁に行う必要
がある。
また、茶葉に接する部材表面を、フッ素樹脂からなる
袋状、チューブ状の被覆層で被覆した場合は、使用中に
被覆層がたくれて破損し易く、しかも部材表面と被覆層
との間に茶葉や茶しぶが入り込み、その除去が困難にな
り、底板では、帯板が基板から剥離する原因となるとい
う問題がある。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決し、安価
で耐久性に優れた製茶機用底板を提供する事にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ね
た結果、表面を合成樹脂で密着被覆した帯板を用いるこ
とで従来技術の問題点を解決出来ることを見出し、本考
案を完成した。
即ち、本考案は、合成樹脂で密着被覆した複数の帯板
を平行に配設したことを特徴とする製茶機用底板であ
る。
〔作用〕
本考案の表面を合成樹脂で密着被覆した帯板を用いた
底板によって、茶しぶ付着を防止することが出来ると共
に、密着被覆により被覆層が帯板表面に密着しているた
め、袋状、チューブ状の被覆層を用いた場合のような、
被覆層のたくれに起因する破損は起こらず、耐久性が格
段に向上し、部材(帯板)表面と被覆層との間に茶葉や
茶しぶが入り込むという問題も回避することができる。
特に、フッ素樹脂を用いた場合は、茶しぶ等の有機物の
付着がほとんどなくなり、しかも耐熱性に優れ、耐久性
を大幅に向上させることが出来る。更に、複数の帯板を
平行に配設して底板表面に凹凸をつけることで、揉み
手、攪拌手との接触による揉み効果をより高め、かつ水
洗いによる腐食、老化を防止し、耐磨耗性、耐腐食性が
向上し、交換の手間もかからなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の底板を装着した製茶装置の一つで
ある製茶粗揉機の一実施例を示す図である。
第1図において、1は製茶粗揉機であり、機枠1Aに固
定された横長の揉乾胴2を有している。揉乾胴2は上部
が方形で上方に熱風を排出する天井金網6を有し下部に
断面半円形の揉底3を有している。4は揉底3の前側
(図の左側)の内面に敷き詰めた底板であり、5は揉乾
胴2の中央部に回転自在に横架した主軸である。主軸5
には、放射状に鉄製の多数(18〜36本/台)の攪拌手8
および揉手9が設けられている。10は揉底3の前部に設
けた取出扉、11は揉乾胴2内の清掃時などに使用される
前扉である。12は熱風を発生する熱風発生炉であり、熱
風発生炉12は揉底3の後方に設けられ、燃焼炉13、屈曲
する煙道14および煙突15を有している。熱風発生炉12は
燃焼炉13および煙道14からの熱輻射により揉底3の後底
3aを介して揉乾胴2内に輻射熱16Aを出すとともに、図
示していないファンからの風と煙道14との熱交換により
吹出口17から揉乾胴2内に高温の熱風16Bを吹出す。18
は茶葉を次工程へ搬送するためのコンベアである。底板
4は、第2図及び、第3図に示すように、表面を合成樹
脂19で被覆した複数の帯板20を基板21上に平行に敷きつ
め、リベット22等の任意の手段で固定している。
主軸5は、モータ(図示せず)により駆動回転し、そ
の回転に伴い攪拌手8及び揉手9も回動する。
製茶粗揉機1により、茶葉を粗揉する際、揉乾胴2内
に投入された茶葉は、揉底3の後側の後底3aからの輻射
熱16Aおよび吹出口17から吹出される熱風16Bにより加熱
されながら攪拌手8によってすくい上げられては落下し
揉底3上に広がることを繰返し、また揉手9によって底
板4上で揉捻され、ウワ乾きをすることなく次第に乾燥
していく。
乾燥が進み適度の焙焼香を呈するようになった茶葉は
取手扉10から取り出され、コンベア18により次工程に搬
送される。
本考案では用いる帯板20を被覆する合成樹脂19として
は、例えば、エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴ
ム、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂
などがあげられるが、特にフッ素樹脂が好適に用いられ
る。フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
エチレン−テトラフルオロエチレン共重合、ポリテトラ
フルオロエチレンなどが例示される。特に、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体は、成形性が良好であるため、好適に用いられ
る。
帯板20の材質としては、金属(SUS、アルミニウム
等)、合成樹脂(フッ素樹脂、ポリアミド樹脂等)、合
成ゴム(エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴム
等)等の任意の材質が用いられる。
本考案で用いる帯板は、上記材質から所定の形状に成
形されたものの表面に、上記合成樹脂を密着被覆して製
造される。密着被覆させる方法としては、押出被覆など
が例示される。
合成樹脂19の被覆の厚さは、0.01mm〜1.00mm程度で十
分であり、帯板20の表面だけでなく、帯板20の全体を被
覆するようにしてもよい。
帯板20の大きさ、及び使用枚数は、使用する製茶装置
及びその大きさによって変わるが、通常、粗揉機の場
合、幅10mm〜50mm、長さ500mm〜2500mmの帯板を20枚〜1
00枚使用する。
帯板20に合成樹脂19を被覆したものの断面形状は、第
4図に示すように、凸型、波型、平型等、茶葉の揉み効
果が失われない限り、任意の形状とすることができる。
また、帯板20を合成樹脂19で被覆する形態も、第4図
に示すように帯板20の断面の周囲全体を合成樹脂19で被
覆してもよいし、帯板20の上面のみに合成樹脂19を、は
め込んだ形状にしてもよい。
また、基板21としては、金属板、合成樹脂板などを用
いることができる。
〔考案の効果〕
本考案の製茶機用底板によれば、安価に茶しぶ付着を
防止することができ、熱効率の低下や故障の原因となる
ことを防ぐことができ、更に、付着茶しぶが剥離して茶
葉に混入し、茶葉の品質を悪化させるようなこともな
い。更に、耐久性に優れているため、交換の手間がかか
らず経済的であり、かつ底板部材の腐食による製品への
影響のない衛生的な茶葉作業が持続できる。
また、万一、帯板が破損した場合でも、破損した帯板
だけを交換すればよく、全体を交換する必要がないか
ら、極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の底板を装着した製茶装置の一例を示
す断面図、第2図は、本考案の底板の一例を示す平面
図、第3図は、第2図のA−A線矢視断面図、第4図
は、本考案の底板の他の例を示す断面図である。 4……底板 19……合成樹脂 20……帯板
フロントページの続き 合議体 審判長 酒井 雅英 審判官 樋口 靖志 審判官 大高 とし子 (56)参考文献 実願 昭63−171274号(実開 平2− 90982号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面を合成樹脂で密着被覆した複数の帯板
    を平行に配設したことを特徴とする製茶機用底板。
  2. 【請求項2】前記合成樹脂が、フッ素樹脂である請求項
    1記載の製茶機用底板。
JP1990126862U 1990-11-29 1990-11-29 製茶機用底板 Expired - Lifetime JP2532592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990126862U JP2532592Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 製茶機用底板

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JPH0482978U JPH0482978U (ja) 1992-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4929276U (ja) * 1972-06-06 1974-03-13
JPS6018057Y2 (ja) * 1979-03-16 1985-06-01 有限会社東洋電装工業 製茶装置
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JPH0719271Y2 (ja) * 1988-12-28 1995-05-10 日星電気株式会社 製茶粗揉機

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