JPH0274746A - 端面被覆断熱ボードの製造方法 - Google Patents

端面被覆断熱ボードの製造方法

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JPH0274746A
JPH0274746A JP22645288A JP22645288A JPH0274746A JP H0274746 A JPH0274746 A JP H0274746A JP 22645288 A JP22645288 A JP 22645288A JP 22645288 A JP22645288 A JP 22645288A JP H0274746 A JPH0274746 A JP H0274746A
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resin
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博 川上
Hiromi Ono
博実 小野
Katsuya Kogure
小暮 勝也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定形状にカットされた端面をホットメルト
樹脂で被覆させた断熱ボードに関する。
[従来の技術] 例えば、畜舎および鶏舎などの屋根下地、壁および天井
などに断熱ボードが使用されているが、従前よりこれら
に使用される断熱ボードには、ボードの端面から例えば
ガイマイゴミムシダマシなどの害虫が侵入して巣を作っ
たり、ここから吸水、吸湿して断熱ボードの強度、断熱
および防音の効果を低下させていた。
そこで、これに対処する従来技術として、例えば実公昭
59−38264号公報に記載されたもののように所定
形状にカットされた断熱ボードの端面を硬化時間が早く
、かつ無溶剤のため防火および安全衛生に優れたホット
メルト樹脂で被覆させたものがある。
なお、従来におけるこのホットメルト樹脂の被覆方法に
は、一般に刷毛塗布またはガン塗布が採用されていた。
〔本発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述したようにこのホットメルト樹脂の被覆
方法には、一般に刷毛塗布またはガン塗布が採用されて
いたため、この端面の全域を平滑かつ均一に、しかもこ
の端面を覆うように塗布させたり、塗布厚を調節させる
ことは難しく、またこの塗布作業に時間と手間がかかっ
ていた。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもので
、防火および安全衛生に優れたものであって、かつ断熱
ボードの端面の全域を平滑かつ均一に、しかもこの端面
を覆うように塗布することができるとともに、塗布厚の
調節が容易で、かつ塗布作業の作業効率の向上ができる
断熱ボードの製造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、所定形状にカットされた断熱ボードの端面に
、ロールコータを用いて加熱溶融されたホットメルト樹
脂を塗布させる断熱ボードの製造方法を提供するもので
ある。
〔作用] 本発明の断熱ボードの製造方法は、まず断熱ボードを所
定形状にカントさせる。そののち、このカットされた断
熱ボードの端面に、ロールコータを用いて加熱溶融され
たホットメルト樹脂を塗布させる。
このようにすることで、防火および安全衛生に優れたも
のであって、かつ断熱ボードの端面の全域を平滑かつ均
一に、しかもこの端面を覆うように塗布することができ
るとともに、塗布厚の調節が容易で、かつ塗布作業の作
業効率の向上ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明す
るが、本発明はこの実施例に限定されない。
なお、この実施例を述べるにあって、断熱ボードの製造
装置内に配置され、かつ縮型の塗布ローラを有するロー
ルコータを使用した断熱ボードの製造方法を例にとる。
まず、本発明の実施例の断熱ボードの製造方法に使用さ
れる各構成体を説明する。
本発明の実施例の断熱ボードの製造方法に使用されるロ
ールコータAは、第1図に示すように樹脂槽lO,塗布
ローラ20、ローラ回転装置30を有している。
前記樹脂槽10は、ヒータを内蔵し、かつ溶融状態のホ
ットメルト樹脂Hを収納させるための槽で、またこの槽
内には下部を溶融状態のホットメルト樹脂H中に漬け、
かつローラ軸方向を垂直方向に向けて前記塗布ローラ2
0が収納されている。
このホットメルト樹脂Hとしては、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、
アスファルトなどが使用できるが、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体が樹脂被膜の特性および経済上の理由から好
ましい。
なお、このホットメルト樹脂Hには、耐光性を良好にさ
せるために酸化チタンを0.1〜10重量%程度添加す
ることもできる。
また、このホットメルト樹脂Hは、溶融温度100〜2
00°C1特に100〜150°Cが好ましく、粘度1
,000〜10,0OOcps程度のものが製造上有利
である。
さらに、このホットメルト樹脂Hには、粘着付与剤(例
えば石油樹脂)、粘度調製剤(ワックス類)、充填剤、
酸化防止剤などを適宜配合させてもよい。
前記塗布ローラ20は、第2図に示す断熱ボードBにホ
ットメルト樹脂Hを塗布させる塗布用ローラで、第1図
に示す前記ローラ回転装置30に回転自在取り付けられ
ている。
なお、この実施例では前述したようにホットメルト樹脂
H中に塗布ローラ20の下部を漬け、かつローラ軸方向
を垂直方向に向けて樹脂槽10内に収納させているが、
そのほか例えばホットメルト樹脂H中に塗布ローラ20
の塗布周面21例の下部を漬け、かつローラ軸方向を水
平方向に向けて樹脂槽10内に収納させることもできる
なお、この塗布ローラ20で塗布される第2図および第
3図に示す断熱ボードBは、硬質ポリウレタンフォーム
、押し出しスチレンフオーム、フェノールフオーム、あ
るいはポリプロピレンフオームなどをコア材とし、ポリ
エチレンラミネート紙、アルミニウム箔コート紙、合板
、プラスチック板、金属板、無機質板などを面材とする
サンドインチ状のボードで、これらの断熱ボードBは、
例えば硬質ポリウレタンフォームの場合、このフオーム
の自己接着性を利用して面材と一体化されている。
なお、この実施例における断熱ボードBの寸法は、幅9
10mm、長さ1,820〜5,000mm、厚さ10
〜100mm、好ましくは10〜20[lR11である
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えばエ
ンドレス状のものでもよい。
前記ローラ回転装置30は、第1図に示すように塗布ロ
ーラ20を所定方向に所定回転速度で回転させるための
装置で、この実施例では樹脂槽10に近接して形成され
ている。
このローラ回転装置30には、塗布ローラ20の塗布周
面21に所定間隔をあけて配置されるドクターブレード
31が固定されており、またこの実施例のローラ回転装
置30では塗布ローラ20の回転機構に図示しないチェ
ーン回転機構が採用されているが、必ずしもこの機構に
限定しなくとも他のどのような機構でも採用できる。
また、図において40はロールコータAの塗布ローラ2
0に幅方向の側面を相対させ、かつ断熱ボードBの下方
に配置されてこの断熱ボードBをロールコータAへ搬送
させるためのベルトコンベア、50はこのベルトコンベ
ア40のロールコータA側に対する幅方向側に配置され
、かつ断熱ボードBを塗布ローラ20に一定圧力で押圧
させるためのテンション調整ローラであるが、このベル
トコンベア40としては例えばローラコンベアなどの他
のコンベアが、またテンション調整ローラ50としては
例えば所定押圧力を有するバネ部材などが使用できる。
次に、このロールコータAを使用した本発明の実施例の
断熱ボードの製造方法を説明する。
本発明の実施例の断熱ボードの製造方法は、まず第3図
に示すように断熱ボードBを所定形状にカットさせると
もに、第1図に示すようにロールコータAの樹脂槽lO
内に溶融状態のホットメルト樹脂Hを貯溜させ、そのの
ちローラ回転装置30により塗布ローラ20を断熱ボー
ドBの搬送方向へ回転させるが、これに限らなくとも断
熱ボードBの逆搬送方向へ回転させてもよいものの、ホ
ットメルト樹脂Hの良好な塗布を行うには搬送方向とし
た方がよい。
このとき、この塗布ローラ20の回転により、樹脂槽1
0内の溶融状態のホットメルト樹脂Hが塗布周面21に
引き吊られて順次上昇し、そののちドクターブレード3
1で均一な所定厚に厚み調整される。
次にまた、第2図および第3図に示すように、このカッ
トされた断熱ボードBの端面B1に、ロールコータAを
用いて加熱溶融されたホットメルト樹脂Hを順次塗布さ
せる。
ここで、このホットメルト樹脂Hの塗布方法を具体的に
説明すると、断熱ボードBをその力・ントされた端面B
1側を塗布ローラ20側に向けてベルトコンベア40に
よりロールコータA側へ搬送サセる。このとき、ベルト
コンベア40の搬送速度はホットメルト樹脂Hが過不足
なく断熱ボードBの端面B1に塗布できるように、塗布
ローラ20の送り速度とほぼ同一速度の1〜20m/分
としているが必ずしもこれに限定させなくともよい。な
お、この速度はボードの厚みが増大するに従って減少さ
せる。
そののち、ロールコータAまで到達した断熱ボードBの
4面B1は、テンション調整ローラ50により塗布ロー
ラ20のローラ軸方向と直角方向に一定圧で押圧させる
。なお、この端面Blの塗布ローラ20への押圧角度は
、必ずしも直角でな(とも任意角度でかまわないが、直
角の方が良好に塗布できて好ましい。
このホットメルト樹脂Hの塗布は、第4図に示すように
この断熱ボードBの端面B1を被うようにしてなされ、
またこの端面B1からの害虫の侵入などを防止でき、か
つ不経済とならない0.05〜0.5+s+の所定厚ま
で塗布されるが、この塗布厚は必ずしもこれらの数値に
限定させなくとも適宜厚でよい。また、このホットメル
ト樹脂Hの塗布厚は第2図に示す塗布ローラ20への端
面B1の押圧力を調節することで行われる。
なお、この塗布作業は、例えば塗布ローラ20を2〜3
本使用するか、または1本の塗布ローラ20で2〜3回
繰り返して重ね塗りをした方がピンホール、塗布ムラ、
およびホットメルト樹脂Hの剥離などの防止のために好
ましいが、1度塗りであってもかまわない。
このような方法で、断熱ボードBの端面B1にロールコ
ータAを使用してホットメルト樹脂Hを塗布させること
で、防火および安全衛生に優れたものであって、かつ断
熱ボードBの端面B1の全域を平滑かつ均一に、しかも
この端面B1を覆うように塗布することができるととも
に、塗布厚の調節が容易で、かつ刷毛塗装またはガン塗
装に比較して塗布速度が約5〜10倍速く、塗布作業の
作業効率の向上ができる。
以上説明したように、本発明の実施例の断熱ボードの製
造方法にあっては、所定形状に力・ントされた断熱ボー
ドBの端面B1に、ロールコータAを用いて加熱溶融さ
れたホットメルト樹脂Hを塗布させるので、無溶剤型の
ため防火および安全衛生に優れたものであって、かつ断
熱ボードBの端面B1の全域を平滑かつ均一に、しかも
この端面B1を覆うように塗布することができるととも
に、塗布厚の調節が容易で、かつ塗布作業の作業効率の
向上ができる。
また、実施例では、塗布ローラ20の回転方向をベルト
コンベア50の搬送方向となし、かつこのベルトコンベ
ア50の搬送速度を塗布ローラ20の断熱ボードBの送
り速度とほぼ同一速度となしたため、この端面B1への
ホットメルト樹脂Hの塗布が良好にできる。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はこれに限ら
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での構成および作用
の変更があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、断熱ボードの製造装置内に配置さ
れ、かつ縦型の塗布ローラを有するロールコータを使用
した断熱ボードの製造方法を例にとったが、そのほか断
熱ボードの施工現場で使用できる携帯用の小型ロールコ
ータを使用するものなども本発明に含まれる。
〔発明の効果〕
本発明は、このように所定形状にカットされた断熱ボー
ドの端面に、ロールコータを用いて加熱溶融されたホッ
トメルト樹脂を塗布させるので、防火および安全衛生に
優れたものであって、かつ断熱ボードの端面の全域を平
滑かつ均一に、しかもこの端面を覆うように塗布するこ
とができるとともに、塗布厚の調節が容易で、かつ塗布
作業の作業効率の向上ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の断熱ボードの製造方法に使用
されるロールコータの斜視図、第2図は本発明の実施例
の断熱ボードの製造方法におけるホットメルト樹脂の塗
布工程を示す概略側面図、図、第3図は本発明の実施例
の断熱ボードの製造方法におけるホットメルト樹脂の塗
布工程を示す概略平面図、第4図は製造された断熱ボー
ドの一部断面図である。 A;ロールコータ B;断熱ボード B1;端面 H:ホットメルト樹脂 第1図 第2図 特許出願人    アキレス株式会社 代理人 弁理士  白 井  重 隆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定形状にカットされた断熱ボードの端面に、ロ
    ールコータを用いて加熱溶融されたホットメルト樹脂を
    塗布させる断熱ボードの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100221549A1 (en) * 2005-12-28 2010-09-02 Jfe Steel Corporation, Electrical steel sheet having insulation coating and method for manufacturing same
JP2015074904A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 積水化学工業株式会社 防水構造、防水構造の形成方法、防水材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865847A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 太平洋セメント株式会社 天井用石こうボ−ド
JPS63163692U (ja) * 1987-04-16 1988-10-25

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