JP2532263Y2 - 板材1枚取り装置 - Google Patents

板材1枚取り装置

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JP2532263Y2
JP2532263Y2 JP226391U JP226391U JP2532263Y2 JP 2532263 Y2 JP2532263 Y2 JP 2532263Y2 JP 226391 U JP226391 U JP 226391U JP 226391 U JP226391 U JP 226391U JP 2532263 Y2 JP2532263 Y2 JP 2532263Y2
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弘史 大成
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばパンチプレス
やシャリングマシン等の板材加工機へ板材を1枚ずつ搬
送するために、積載された板材から1枚取り出すための
板材1枚取り装置に関するものである。詳細には、積載
された板材の上板1枚を板取する際、2枚目以降の分離
された残りの板材の乱れを生ずることなく1枚取りする
ことのできる1枚取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパンチングプレスやシャリ
ングマシン等の板材加工機に板材を1枚供給するため、
リフタテーブルに積載されている板材を1枚ずつ供給す
る装置として、図8に示すような板材1枚取り装置が使
用されている。
【0003】図8において、従来の装置は積載された板
材Wの上方位置に上下動自在に設けられた装置本体10
1に吸着具103を備えている。この装置本体101に
取り付けられたブラケットに、作動シリンダ105が揺
動自在に支承されており、この作動シリンダ105のピ
ストンロッド107の先端部は、ピン107pを介して
中央部を装置本体に枢支された第1リンク111の一端
部に枢支連結されている。上記第1リンク111の他端
部113には、マグネットによりなる板材分離装置11
5が取り付けられてある。上記第1リンク111と平行
に設けた第2リンク117の一端119が装置本体10
1に装着され、前記第2リンク117の他端121が前
記板材分離装置115に連結されている。前記板材分離
装置115は板材Wの基準端面123に平行状態で接近
離反自在に設けてある。
【0004】本装置の作用は以下のように行われる。吸
着具103を板材Wの上表面に接近させ、作動シリンダ
105のピストンロッド107を縮小し、板材分離装置
115を板材の基準端面123に接近させ、基準端面付
近の板材を分離させる。前記吸着具103によって最上
面の板材1枚を吸着し、装置本体101をわずか上方へ
移動すると上の板材1枚が上方へ少し持ち上がる。そこ
で、板材分器装置115を基準端面から引き離し、板材
1枚を持ち上げ分離する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の板材1
枚取り装置では、板材分離装置を板材の基準端面から引
き離す際に、吸着具103で吸着されていない残りの板
材の上方の板材が、板材分離装置に磁着されて引き離す
方向へずれて板材の基準端面が乱れて不揃いになるとい
う問題がある。
【0006】そこで、本考案は上記問題を解決し、乱れ
の生じない板材1枚取り装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、積載された板材の上方位置に上下動自在
に設けられた昇降フレームに、板材を吸着自在の板材吸
着具を設け、この板材吸着具により積載された最上部の
板材を吸着して板材を1枚ずつ取り出す装置において、
積載された板材の基準端面に当接自在かつ上記基準端面
から離反自在のストッパを前記昇降フレームに設けると
共に、前記基準端面に対して当接離反自在の板材分離装
置を昇降フレームに設け、前記基準端面に対して前記ス
トッパを当接離反するための作動装置と前記基準端面に
対して板材分離装置を当接離反するための作動装置とを
共通に設け、この作動装置の作動により前記基準端面か
らストッパ及び板材分離装置を離反するときに、板材分
離装置の離反後にストッパの離反を行なうための遅延作
動部を設けた。
【0008】
【作用】上記構成において、昇降フレームを下降して板
材吸着具により板材を吸着して1枚だけを持ち上げよう
とするとき、ストッパが積載された板材の基準端面に当
接し、かつ板材分離装置が上記基準端面に当接して板材
の分離が行われる。そして板材吸着具が板材を吸着した
後に、作動装置の作動によって板材分離装置とストッパ
が板材の基準端面から離反される。この際、遅延作動部
が設けてあるので、板材分離装置が板材の基準端面から
離反した後にストッパの離反が行われる。
【0009】したがって、板材分離装置が板材の基準端
面から離反するとき、板材分離装置に板材端部が磁着し
て移動される傾向にあるが、板材の移動はストッパによ
って阻止されるので、積載された板材の基準端面が乱れ
るようなことが起こらない。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図を参照して説明す
る。図6及び図7において、昇降フレーム1が、チェー
ン歯車等によって固定柱3に上下動自在に設けられてい
る。前記固定柱3間の中央部分には、リフターテーブル
5に積載された板材Wが出入自在に設けられる。
【0011】前記昇降フレーム1は、例えば複数本の横
ばりと縦ばりによって構成される。本実施例では4本の
横ばり7と2本の縦ばり9から構成されている。
【0012】前記横ばり7には適宜な箇所に適数のバキ
ュームパット11が、板材吸着具として、ばねを介して
上下動自在に設けられている。
【0013】また、前記リフターテーブル5には板材W
の一端が基準端面13に揃えて積載されている。この基
準端面13に対応した横ばり7aには、板材1枚取り装
置15と、板材検出装置17と、バイブレータ19が装
着されている。
【0014】前記板材検出装置17はリフターテーブル
5に積載されている板材Wの有無を検出すると共に、昇
降フレーム1を上下方向の適宜な位置に停止するための
ものである。前記バイブレータ19は板材に振動を与え
て上の板材Wと2枚目以降の板材Wの分離を容易にする
ためのもので、バキュームパットと振動装置から構成さ
れているものである。
【0015】前記板材1枚取り装置15の具体的構成に
ついて、図1,図2,及び図3を参照して説明する。図
1に示すように、前記横ばり7aには前記板材1枚取り
装置15のL字形状の装置基台21が取着されている。
【0016】前記装置基台21の頭部に設けられたブラ
ケット23に、作動シリンダ25が枢軸27を介して揺
動自在に装着されている。
【0017】この作動シリンダ25には、縦方向に往復
動自在なピストンロッド29が設けられている。前記ピ
ストンロッド29の先端には、第1リンク31の1端部
33が連結されており、さらに前記端部33にはローラ
35が回転自在に設けられている。前記第1リンク31
の中間部は前記装置基台21に固定したブラケット37
にピン39を介して揺動自在に支承されており、前記第
1リンク31の他端部は板材分離装置41の中間付近に
回動自在に連結されている。
【0018】前記板材分離装置41の上部は第2リンク
43の1端に連結され、前記第2リンク43の他端は、
前記第1リンク31と平行リンク機構を構成するように
前記装置基台21に設けたブラケット44に回動自在に
枢支されている。
【0019】前記板材分離装置41の下部には、板材W
の基準端面13と平行になるように設けられた分離用磁
石45が固着されている。すなわち前記分離用磁石45
の磁石面46は基準端面13と常に平行を保つ構成であ
る。
【0020】図2に示すように、前記分離用磁石45の
両側には、この分離用磁石45が前記板材Wの基準端面
13から離反するときに、分離用磁石45に磁着して板
材Wが移動することを防止するためのストッパ47a,
47bが設けてある。上記ストッパ47a,47bは1
図に示すように垂直状部分と水平状部分からなるL字形
状に設けてあり、水平状部分のほぼ中央部分が前記装置
基台21に取り付けたブラケット49(図2)にピン5
1を介して回動自在に設けてある。
【0021】前記板材Wの乱れを防止するためのストッ
パ47a,47bの垂直部分に設けられたストップ面5
3a,53bは図1に示すように垂直状態において基準
端面13に当接離反自在に設けてある。前記ストッパ4
7a,47bの水平状部分における各先端部は連結部材
55で連結されている(図3)。この連結部材55は上
方適宜な箇所に調節されたスプリング56によって上へ
引っ張られていると共に、前記装置基台21の適宜な箇
所に螺着された調整ねじ57によって上方への移動が制
限されている(図1)。すなわち、前記ストップ面53
a,53bは垂直状態で前記基準端面13に当接するよ
うに調整自在に設けてある。
【0022】上記連結部材55は、前記ストッパ47
a,47bの離反動作に遅延が生じるように設けてあ
る。すなわち、作動シリンダ25のピストンロッド29
と連結部材55の間は適宜に離隔してあって、板材分離
装置41が板材Wの基準端面13から適宜離反した後
に、ストッパ47a,47bのストップ面53a,53
bが遅れて離反するように設けてある。従って、前記連
結部材55は遅延作動部の機能を果たすものである。
【0023】さらに詳細には遅延作動部は以下のように
機能するものである。前記ピストンロッド29を最も縮
小した場合が図1に示す状態で、前記ストッパ47a,
47bのストップ面53a,53bと前記分離用磁石4
5の磁石面46とが前記板材Wの基準端面13に当接し
ている。この状態でバキュームパッド11により最上部
の板材Wの吸着が行われると共に、分離用磁石45によ
り磁化された板材Wの基準端面13の付近は反発し合っ
て分離する。この際、前記バイブレータ19の作動によ
って最上部の板材Wと2番目以降の板材Wが離反するの
で、前記昇降フレームを少し上方へ移動すると板材Wの
最上部一枚が持上がる。
【0024】前記ピストンロッド29を適宜伸延すると
図4に示すように、前記分離用磁石45の磁石面46は
上方へ移動して前記基準端面13から離反するが、スト
ッパ47a,47bのストップ面53a,53bは上記
基準端面13に当接している。したがって、2枚目以降
の板材Wは上記分離用磁石45の磁石面46の離反に引
きずられて移動することはない。すなわち、前記遅延作
動部により板材Wの基準端面13の乱れが防止される。
さらに、前記ストッパ47a,47bは前記分離用磁石
45の両側に設けたので、板材Wが基準端面13付近で
回転ずれを生じることもない。
【0025】さらに、ピストンロッドを伸延すると図5
に示すように、分離用磁石45及びストッパのストップ
面53a,53bも板材Wの基準端面13から離反した
状態となる。従って、昇降フレームを上昇させれば板材
Wの一枚だけが持上がる。これにより、図示省略搬出機
によって搬出し、作業台等にのせることも可能である。
【0026】なお、本実施例においては、板材分離装置
45およびストッパ47a,47bが上下方向に回動す
ることによって板材Wの基準端面13に対して当接離反
する構成について説明したが、適宜の変更を行なうこと
によっては水平方向に回動する構成や直線移動して当接
離反する構成することも可能である。
【0027】本実施例は、以上のように作用するので、
積載されている板材Wをずれを生じさせることなく最上
部の板材1枚を持ち上げることができるという効果があ
る。
【0028】
【考案の効果】上記実施例からも理解できるように、本
考案は積載された板材から乱れを生じないで板材1枚取
りができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の装置全体の正面図である。
【図2】本考案の実施例の装置全体の左側面図である。
【図3】本考案の実施例の装置全体の断面図である。
【図4】本考案の実施例で板材分離装置を板材の基準端
面から離反したときの状態を示す図である。
【図5】本考案の実施例で板材分離装置とストッパを板
材の基準端面から離反したときの状態を示す図である。
【図6】本考案の実施例を適用した昇降フレームの正面
図である。
【図7】本考案の実施例を適用した昇降フレーム平面図
である。
【図8】従来利用されている板材1枚取り装置を示す図
である。
【符号の説明】
1 昇降フレーム 5 リフターテーブル 11 バキュームパット 13 基準端面 15 板材1枚取り装置 21 装置基台 25 作動シリンダ 29 ピストンロッド 31 第1リンク 35 ローラ 41 板材分離装置 43 第2リンク 45 分離用磁石 47a ストッパ 47b ストッパ 53a 連結部材 53b 連結部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載された板材の上方位置に上下動自在
    に設けられた昇降フレームに、板材を吸着自在の板材吸
    着具を設け、この板材吸着具により積載された最上部の
    板材を吸着して板材を1枚ずつ取り出す装置において、
    積載された板材の基準端面に当接自在かつ上記基準端面
    から離反自在のストッパを前期昇降フレームに設けると
    共に、前記基準端面に対して当接離反自在の板材分離装
    置を昇降フレームに設け、前記基準端面に対して前記ス
    トッパを当接離反するための作動装置と前記基準端面に
    対して板材分離装置を当接離反するための作動装置とを
    共通に設け、この作動装置の作動により前記基準端面か
    らストッパ及び板材分離装置を離反するときに、板材分
    離装置の離反後にストッパの離反を行なうための遅延作
    動部を設けてなることを特徴とする板材1枚取り装置。
JP226391U 1991-01-28 1991-01-28 板材1枚取り装置 Expired - Lifetime JP2532263Y2 (ja)

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