JP2532240Y2 - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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JP2532240Y2
JP2532240Y2 JP1989007074U JP707489U JP2532240Y2 JP 2532240 Y2 JP2532240 Y2 JP 2532240Y2 JP 1989007074 U JP1989007074 U JP 1989007074U JP 707489 U JP707489 U JP 707489U JP 2532240 Y2 JP2532240 Y2 JP 2532240Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
coil bobbin
terminal
lead
lead groove
pin insertion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989007074U
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English (en)
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JPH0298605U (ja
Inventor
勝己 松村
裕 広岡
正義 松田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は比較的小形のトランスや面実装用トランス等
に使用され、配線時の信頼性が要求されるコイルボビン
に関するものである。
従来の技術 近年ビデオカメラやヘッドホンステレオ等の各種電子
機器の小形化,軽量化への移行は目ざましいものがあ
る。また電子部品においては従来のピンタイプから面実
装タイプへと移行している。このように一般電子部品の
面実装化が進み、また自動実装化が進むにつれて、異形
部品であるトランスにおいても面実装化の要求が高まっ
てきている。
このような市場ニーズに応えるためにトランスでは伏
形のコイルボビンが採用されている。第4図から第6図
にこのトランスに使用されるコイルボビンを示す。
第4図は従来のコイルボビンの斜視図を示す。このコ
イルボビンは巻枠1の両端に鍔2と端子部3を有する伏
形である。端子部3は端子挿入用のピン挿入部4を有
し、ピン挿入部4の間にはリード線引出用のリード溝5
を有している。そして、第5図は従来のコイルボビンの
側面図である。従来、ピン端子6はコイルボビンのピン
挿入部4の上方より圧入されピン挿入部4の上面でその
上部を外方に折曲していた。この伏形用のコイルボビン
では端子部3にピン挿入穴7が設けられており、ここに
一部カシメをしたピン端子6を挿入していた。
第6図は従来のコイルボビンに巻線した時の状態の斜
視図である。従来のコイルボビンではリード線8をピン
端子6に巻付け、リード線8をリード溝5を通し、巻枠
1に移動させた後巻線10を行っていた。この時リード線
8はピン挿入部4のエッジ部9に当ってからリード溝5
に導かれている。
またこのような従来のコイルボビンはピン挿入部4の
厚みを厚くする必要があった。これはピン端子6をピン
挿入穴7に挿入後折曲するために薄肉であるとコイルボ
ビンにクラック等が発生するからである。
考案が解決しようとする課題 従来のコイルボビンにおいては、ピン端子6を圧入す
るためピン挿入部4が厚くなりリード溝との間に段差が
生じるためリード線8がピン挿入部4のエッジに当り断
線等の不良発生要因となっていた。またピン端子6を圧
入するためにピン挿入部4が必要となりコイルボビンの
高さが高くなってしまうという問題も生じていた。
本考案は以上のような従来の欠点を除去するものであ
り、リード線の断線のおそれもなく、しかも高さの低い
コイルボビンを提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案は、巻枠の少なくと
も一方に鍔と端子部を有し、上記端子部にインサート成
形される配線用の端子が、前記端子部のリード引掛部間
のリード溝の中央部の巻枠とは反対側の延長線上にリー
ド溝から一定の距離を保って位置する構成としたもので
ある。
作用 上記構造によりリード線の端子挿入部のエッジ部との
接触がなくなって断線を防ぐことが可能であるとともに
端子挿入部を特に必要としないため、高さを低く抑える
ことが可能である。
実施例 以下本考案の一実施例について添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案のコイルボビンの斜視図である。巻枠
11の両端に鍔12と端子部13を各々有し、端子部13にはL
字状の端子14が埋設された構造となっている。配線用の
端子14は、リード引掛部15間のリード溝16の幅のほぼ中
央付近に位置するようにリード溝16の巻枠11とは反対側
の端子部13に一定の距離を保って埋設した構造となって
いる。
第2図は本考案のコイルボビンの側面図である。端子
14はコイルボビンの成形時にインサートしたものであ
る。インサート成形するために端子挿入部分の樹脂の肉
厚を薄くしても樹脂強度は十分にあり端子強度も問題と
ならない。このように樹脂の薄肉化が可能となり全体的
に高さを低く抑えることも可能である。
第3図には本考案のコイルボビンを使用し巻線を行っ
た時のコイルボビンの斜視図を示す。リード線17を端子
14に巻付け、リード溝16を通し巻枠11に導き巻線18を行
うが、配線用の端子14がリード溝16の延長線上の中央に
ありかつ従来あったピン挿入部がないため、リード線17
はピン挿入部のエッジ部に当らないため断線等の問題を
改善することが可能となる。
考案の効果 以上説明したように端子をリード引掛部間のリード溝
の中央部の巻枠とは反対側の延長線上にリード溝から一
定の距離を保って位置させることにより、リード線がボ
ビン端子部のエッジ部に当ることがなく、断線等の問題
を改善することが可能となり、また、端子は端子部にイ
ンサート成形されるものであるので、端子部の樹脂の肉
厚を薄くすることができ、この結果としてコイルボビン
全体の高さを低くすることも可能となる。
さらに、自動巻線機による巻線もノズルがリード溝通
過後、巻枠とは反対側の延長線方向に端子があるため、
ノズルの軌跡も簡素化することも可能となり、しかもノ
ズルがリード引掛部に当って破損するといったこともな
くなり、実用的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコイルボビンの一実施例を示す斜視
図、第2図は同コイルボビンの側面図、第3図は同コイ
ルボビンを使用して巻線した時の斜視図、第4図は従来
のコイルボビンの斜視図、第5図は同コイルボビンの側
面図、第6図は従来のコイルボビンを使用して巻線した
時の斜視図である。 11……巻枠、12……鍔、13……端子部、14……端子、15
……リード引掛部、16……リード溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松田 正義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−250611(JP,A) 実願 昭61−30001号(実開 昭62− 142822号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻枠の少なくとも一方に鍔と端子部を有
    し、上記端子部にインサート成形される配線用の端子
    が、前記端子部のリード引掛部間のリード溝の中央部の
    巻枠とは反対側の延長線上にリード溝から一定の距離を
    保って位置するコイルボビン。
JP1989007074U 1989-01-24 1989-01-24 コイルボビン Expired - Lifetime JP2532240Y2 (ja)

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JPH0298605U JPH0298605U (ja) 1990-08-06
JP2532240Y2 true JP2532240Y2 (ja) 1997-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2771102B2 (ja) * 1993-11-22 1998-07-02 日特エンジニアリング株式会社 コイルへのバリヤテープの巻き付け方法並びにバリヤテープ処理コイル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690982B2 (ja) * 1986-04-23 1994-11-14 木嶋無線株式会社 小形巻線部品

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JPH0298605U (ja) 1990-08-06

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