JP2532234B2 - パチンコ機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、パチンコ機における景品玉の払出制御に
関するものである。特に、この発明は、入賞口によって
払出される景品玉数が異なる場合において、入賞口に入
賞したパチンコ玉を電気的に検出する検出器の出力に基
づいて複数種類の景品玉数を払出可能なパチンコ機に関
するものである。

［従来技術］ 従来のパチンコ機では、入賞口に応じて景品玉の払出
数を変えるために、たとえば特開昭53−95741号公報の
ように、景品玉の払出数に対応した入賞玉径路を複数設
ける必要があった。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、入賞玉径路を複数設けると、パチンコ機の裏
面側の構造が複雑になり、パチンコ機の製造価格が高価
になるという欠点があった。

そこで、この発明は、検出器の出力に応答する制御手
段により、景品玉の払出数を制御するようにし、パチン
コ機の裏面側の構造が簡単な、製造価格が安価になるパ
チンコ機を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、簡単に言えば、複数の入賞口のうちの特
定の入賞口への入賞玉を検出する特定入賞玉検出器と、
複数の入賞口に入賞したすべての入賞玉を誘導する入賞
玉誘導経路と、入賞玉誘導経路内に設けられ、複数の入
賞口に入賞してその入賞玉誘導経路内に誘導されたすべ
ての入賞玉を検出する入賞玉検出器と、景品玉を払出す
景品玉払出手段と、景品玉払出手段を駆動する駆動手段
と、払出すべき景品玉の個数を記憶する景品玉個数記憶
手段と、景品玉個数記憶手段の記憶個数分の景品玉を景
品玉払出手段により払出す制御を行なう払出制御手段と
を含み、景品玉個数記憶手段が、特定入賞玉検出器の検
出出力と入賞玉検出器の検出出力とに基づいて払出すべ
き景品玉の個数を決定し、景品玉の記憶個数をその決定
された景品玉個数に更新することが可能に構成されたも
のである。

［作用］ 特定入賞玉検出器の働きにより、複数の入賞口のうち
の特定の入賞口への入賞玉が検出される。入賞玉誘導経
路の働きにより、複数の入賞口に入賞したすべての入賞
玉が入賞玉誘導経路内に誘導される。入賞玉誘導経路内
に設けられた入賞玉検出器の働きにより、複数の入賞口
に入賞してその入賞玉誘導経路内に誘導されたすべての
入賞玉が検出される。このように、複数の入賞口のうち
の特定の入賞口への入賞玉は、特定入賞玉検出器により
検出された後に入賞玉検出器により検出され、複数の入
賞口のうちの特定の入賞口以外の入賞口への入賞玉は、
入賞玉検出器のみにより検出される。

景品玉払出手段の働きにより、景品玉が払出される。
駆動手段の働きにより、景品玉払出手段が駆動される。
景品玉個数記憶手段の働きにより、払出すべき景品玉の
個数が記憶される。景品玉個数記憶手段においては、特
定入賞玉検出器の検出出力と入賞玉検出器の検出出力と
に基づいて払出すべき景品玉の個数が決定され、景品玉
の記憶個数が、その決定された景品玉の個数に更新する
ことが可能になっている。このため、特定入賞玉検出器
および入賞玉検出器の両方の検出出力の関係に基づい
て、入賞玉が得られた入賞口の種類に対応して景品玉の
個数を決定することが可能であり、そのように景品玉の
個数が決定されるごとに景品玉の記憶個数が更新可能で
ある。払出制御手段の働きにより、景品玉個数記憶手段
の記憶個数分の景品玉が景品玉払出手段により払出す制
御が行なわれる。

［実施例］ 以下には、図面を参照して、この発明の一実施例につ
いて詳細に説明をする。

第１図は、この発明の一実施例の正面図である。この
発明の一実施例に係るパチンコ機10は、遊技盤12上に配
設された複数個の入賞口を備えている。すなわち、通常
入賞口14、通常入賞口16a,16b、通常入賞口18a,18b、始
動入賞口20a,20b,20cおよび可変入賞口22である。通常
入賞口14,16a,16b,18a,18bは、それぞれ、パチンコ玉が
１個入賞するごとに、払出される景品玉数が13個と定め
られている。始動入賞口20a,20b,20cは、パチンコ玉が
入賞することにより可変表示部材24の表示内容を変化開
始させるための入賞口で、それぞれ、パチンコ玉の入賞
に伴ない払出される景品玉数は７個と定められている。
また、可変入賞口22は、可変表示部材24の表示が特定の
表示になったとき、たとえば図示のように「７」「７」
「７」と表示が揃ったときにのみ現われ、それ以外は現
われない入賞口で、パチンコ玉の入賞により払出される
景品玉数は13個と定められている。

第２図は、この発明の一実施例に係るパチンコ機10の
背面図である。第２図では、この実施例の特徴をわかり
やすく説明するために、必要に応じて点線によって内部
構造がわかるように示されている。また、第３図は、第
２図の部分的な拡大図であって、入賞口と検出器と入賞
玉集合樋28との関係をわかりやすく示した図である。第
２図の構成を中心に、かつ、第３図の部分的拡大図を参
照しながら、パチンコ機10の裏面構造について説明をす
る。

始動入賞口20a,20b,20cには、それぞれ別個に入賞玉
検出器26a,26b,26cが設けられている。各入賞玉検出器2
6a,26b,26cは、それぞれ、始動入賞口20a,20b,20cへ入
賞した入賞玉（パチンコ玉）を検出することができる。
これら検出器26a,26b,26cの出力は、可変表示部材24の
表示を変化開始させるための信号として用いられるとと
もに、後述するように、景品玉払出のための制御信号と
して用いられる。

通常入賞口14,16a,16b,18a,18bおよび可変入賞口22に
は、入賞玉検出器が個別に設けられているわけではな
く、これら各入賞口へ入賞した入賞玉は、入賞玉集合樋
28で集められ、入賞玉誘導径路30へ導かれるようになっ
ている。入賞玉誘導径路30の途中には、共通の入賞玉検
出器32が配設されている。入賞玉検出器32は、入賞玉誘
導径路30を通る入賞玉を１個ずつ検出することのできる
検出器である。

また、この実施例では、始動入賞口20a,20b,20cへ入
賞した入賞玉も、入賞玉誘導樋28で誘導され、入賞玉誘
導径路30へ導かれるようになっている。したがって、始
動入賞口20a,20b,20cへ入賞した入賞玉は、入賞玉検出
器26a,26b,26cで検出された後、引き続いて共通の入賞
玉検出器32によっても検出される。つまり、始動入賞口
20a,20b,20cへ入った入賞玉も他の通常入賞口等への入
賞玉と同様に、入賞玉集合樋28で集められ、入賞玉誘導
径路30へ導かれるようになっている。このようにするこ
とにより、始動入賞口20a,20b,20cへ入賞した入賞玉だ
けを特別に誘導する誘導樋等を形成する必要がなく、遊
技盤12の裏面側の構造や機構板34の構造を複雑にしなく
てよいという利点がある。より詳しく言えば、始動入賞
口20a,20b,20cへ入賞した入賞玉を通常入賞口へ入賞し
た入賞玉とは区別して、たとえばアウト玉として処理す
ることも考えられるが、このように処理しようとすれ
ば、入賞玉集合樋28とは別に、該入賞玉集合樋28と立体
的に交差するように始動入賞玉の集合樋を設け、その樋
によって始動入賞玉がアウト玉として処理されるように
導かなければならない。このような構成にするために
は、遊技盤12の裏面側に溝を形成したり、機構板34の厚
みを厚くして立体的に樋を形成しなければならないこと
になる。この実施例によれば、遊技盤12や機構板34にそ
のような複雑な構成を施す必要はなく、従来のパチンコ
機と同様に、入賞玉はすべて入賞玉集合樋28によって入
賞玉誘導径路30へ導けばよい。

なお、この実施例では可変入賞口22へ入賞した入賞玉
を検出する検出器を特別に設けてはいないが、該可変入
賞口22へ入賞した入賞玉数を把握するために、可変入賞
口22に関連して入賞玉検出器を設けてもよい。

パチンコ機10の裏面側上部には景品玉タンク36が設け
られている。景品玉タンク36は機構板34の裏面側（パチ
ンコ機10の正面側を正面としたときの裏面側）に取付け
られている。そして、景品玉タンク36の下側には、電動
式の景品玉払出装置38が設けられている。景品玉払出装
置38の詳細な構成は、後に第４図を参照して説明をす
る。景品玉払出装置38から払出される景品玉は、景品玉
誘導通路40を通って景品玉出口42からパチンコ機10の前
面側へ払出される。景品玉誘導通路40には、玉抜き用の
通路44が連結されている。玉抜き通路44は、ソレノイド
46によって切換弁48が切換えられることにより機能し、
景品玉誘導通路40を落下するパチンコ玉を外部へ誘導す
るものである。

第４図は、景品玉払出装置38の構成を説明するための
図である。第４図を参照して、景品玉払出装置38は、モ
ータ59（第２図参照）によって駆動される主回転プーリ
48と、回転自在に設けられた従回転プーリ50と、これら
２つのプーリ間に掛け渡された搬送ベルト52とを有して
いる。搬送ベルト52の外側面、すなわち主回転プーリ48
および従回転プーリ50の周面と当接または係合する内側
面と反対側の外側面には、その長さ方向に対して等間隔
に景品玉載置用凹部54が形成されていて、この凹部54に
は景品玉が１個ずつ搭載可能になっている。また、搬送
ベルト52の内側面は、凸凹が形成されており、主回転プ
ーリ48および従回転プーリ50の周面に形成された凹凸と
係合して、主回転プーリ48の回転力が確実に搬送ベルト
52へ伝達されるようになっている。なお、搬送ベルト52
がゴム等の摩擦係数の大きな材質で形成されている場合
は、その内側面に凸凹を形成せずともよい場合もある。

搬送ベルト52はその搬送面、すなわち外側面上部が、
従回転プーリ50側から主回転プーリ48側へ緩かな上り傾
斜がつくように配置されている。このようにしたのは、
景品玉は従回転プーリ50側から主回転プーリ48側へと搬
送されるが、搬送時に景品玉が搬送ベルト52上を自然落
下等によって転がり落ちることがないようにしたもので
ある。

主回転プーリ48は、第４図において、時計方向（矢印
53方向）に回転する。よって、搬送ベルト52はその上部
側が左の従回転プーリ50側から右の主回転プーリ48側へ
と移動する。よって、景品玉タンク36（第２図参照）か
ら連絡通路56を経て搬送ベルト52上に搭載されたパチン
コ玉は、搬送ベルト52の移動に伴ない、該搬送ベルト52
によって１個ずつ次々と従回転プーリ50側から主回転プ
ーリ48側へ運ばれ、落下通路58を通って景品玉誘導通路
40（第２図参照）へと落下される。なお、搬送ベルト52
上で景品玉がジャムしないように、搬送ベルト52の上側
には、入賞玉整列突起60が設けられている。

落下通路58の上端には景品玉払出検出器62が備えられ
ている。景品玉払出検出器62は、搬送ベルト52上から落
下する景品玉を検出するためのものである。

このような電動式の景品玉払出装置38によれば、入賞
玉検出器26a,26b,26cまたは32の出力に基づいてモータ5
9（第２図参照）を駆動して主回転プーリ48の回転を開
始し、払出す景品玉数を景品玉払出検出器62の出力に基
づいて計数し、その計数値が所定数になったときにモー
タ59の駆動を停止するようにすることによって、任意の
数の景品玉を正確に払出すことができる。

なお、景品玉が万一不足した場合等において、景品玉
払出装置38が不合理な動作をしないように、連絡通路56
内に景品玉欠乏検出スイッチ（図示せず）を設けてもよ
い。

第５図は、この発明の一実施例に係るパチンコ機10の
景品玉払出に関する制御回路の概要を示す構成ブロック
図である。次に、第１図ないし第５図を参照して、パチ
ンコ機10の景品玉払出制御について説明をする。

遊技者によって遊技盤12上へ発射されたパチンコ玉が、
たとえば始動入賞口20aへ入賞すると、入賞玉検出器26a
がそれを検出する。より具体的には、入賞玉検出器26a
が瞬間的にオンする。入賞玉検出器26aの検出出力は、
６個パルス発生回路64へ与えられ、該６個パルス発生回
路64から６個のパルス信号が出力される。このパルス信
号は、加減算カウンタ66に減算信号として与えられる。
よって、６個パルス発生回路64からの信号が与えられる
直前の加減算カウンタ66の計数値が「０」であれば、加
減算カウンタ66の計数値は「−６」になる。

一方、入賞玉検出器26aで検出された入賞玉は、前述
したように、入賞玉集合樋28で導かれて入賞玉誘導経路
30へ落下し、入賞玉検出器32によって検出される。入賞
玉検出器32がオンすると13個パルス発生回路68へ信号が
与えられ、当該13個発生回路68は13個のパルス信号を加
減算カウンタ66へ出力する。このパルス信号は、加減算
カウンタ66に加算信号として与えられる。よって、13個
パルス発生回路68から信号が与えられ終わった時点で、
加減算カウンタ66の計数値は「−６＋13＝＋７」にな
る。

駆動回路70は、加減算カウンタ66の計数値が「＋１」
以上であるときに動作をするように設定されている。そ
して、駆動回路70によって前述した景品玉払出装置38の
モータ59が駆動される。よって、景品玉払出装置38の主
回転プーリ48が回転を開始し、景品玉の払出が始まる。

景品玉の払出が始まると、払出される景品玉は、１個
ずつ景品玉払出検出器62によって検出される。当該景品
玉払出検出器62の出力は、加減算カウンタ66へ減算信号
として与えられる。その結果、加減算カウンタ66が「＋
７」であれば、景品玉払出検出器62が７個の景品玉の払
出を検出するまで駆動回路70が駆動され、モータ59によ
って景品玉の払出が行なわれる。結局、始動入賞口20a,
20b,20cへのパチンコ玉の入賞によって、７個の景品玉
が払出されるわけである。

一方、始動入賞口20a,20b,20c以外の通常入賞口、た
とえば通常入賞口14へパチンコ玉が入賞した場合を説明
する。この場合は、入賞玉検出器26a,26b,26c等はいず
れも入賞玉を検出せず、入賞玉検出器32だけが入賞玉を
検出する。したがって、13個パルス発生回路68から加減
算カウンタ66へ13個の加算パルスが与えられ、加減算カ
ウンタ66は「＋13」を計数する。よって駆動回路70およ
びモータ59によって景品玉払出装置が動作され、景品玉
払出検出器62が13個の景品玉の払出を検出するまで景品
玉の払出動作が行なわれる。

以上のように、この実施例は、始動入賞玉検出器26a,
26b,26cが入賞玉を検出することにより加減算カウンタ6
6の計数値を「−６」し、入賞玉検出器32が入賞玉を検
出することにより加減算カウンタ66の計数値を「＋13」
するようにしたので、加減算カウンタ66の計数値に基づ
いて、始動入賞口20a,20b,20cへのパチンコ玉の入賞に
よって７個の景品玉の払出ができ、通常入賞口14,16a,1
6b,18a,18b、可変入賞口22へのパチンコ玉の入賞によっ
て13個の景品玉の払出ができる。

また、払出される景品玉は、景品玉払出検出器62によ
って１個ずつ確実に検出されるので、払出誤り等を生じ
ない。

なお、本実施例は、払出す景品玉を１個ずつ検出する
実施例を説明したが、それに限らず、たとえば入賞玉検
出器32で検出されたときの払出景品玉数を貯留可能な景
品玉ケースと、特定入賞玉検出器26a,26b,26cで検出さ
れたときの払出景品玉数を貯留可能な景品玉ケースとを
それぞれ別々に設け、制御手段が、特定入賞玉検出器26
a,26b,26cの出力がありかつ入賞玉検出器32の出力があ
っても入賞玉検出器に対応した景品玉ケースは作動させ
ずに、特定入賞玉検出器に対応した景品玉ケースだけを
作動させるようにしてもよい。

また、本実施例の払出景品玉数の種類は、13個と７個
との２種類としたが、13個、10個、７個のように３種類
の払出数を設定することもできる。すなわち、特定入賞
玉検出器の出力に基づく制御手段の設定により、払出数
の種類を増やしたり、払出数を任意の数に定めることが
できる。

さらにまた、６個パルス発生回路64のパルス信号を
「＋６」とし、13個パルス発生回路68を７個パルス発生
回路としてパルス信号を「＋７」として、加減算カウン
タ66へ与えるようにしてもよい。

第５図に示された加減算カウンタ66により、払出すべ
き景品玉の個数を記憶する景品玉個数記憶手段が構成さ
れている。この景品玉個数記憶手段は、特定入賞玉検出
器（入賞玉検出器26a,26b,26c）の検出出力と、入賞玉
検出器32の検出出力とに基づいて、払出すべき景品玉の
個数を加減算により決定し、景品玉の記憶個数（計数
値）をその決定された景品玉個数（新たな加減算結果）
に更新することが可能に構成されている。第５図に示さ
れた加減算カウンタ66,駆動回路70の組合せにより、前
記景品玉個数記憶手段の記憶個数分の景品玉払出手段
（景品玉払出装置38）により払出す制御を行なう払出制
御手段が構成されている。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、すべての入賞玉を
誘導する入賞玉誘導経路が設けられ、特定の入賞口への
入賞玉が特定入賞玉検出器により検出されるとともに、
入賞玉誘導経路内に誘導されたすべての入賞玉が入賞玉
検出器により検出され、それらの検出器の検出出力に基
づいて払出すべき景品玉の個数が決定されて記憶され、
その記憶個数分の景品玉が払出される制御が行なわれる
ようにしたので、パチンコ機の裏面側の構造が簡単にな
るパチンコ機を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例の正面図である。 第２図は、この発明の一実施例の背面図である。 第３図は、第２図における要部拡大図である。 第４図は、景品玉払出装置の一例を示す図である。 第５図は、この発明の一実施例の制御回路構成を示すブ
ロック図である。 図において、10はパチンコ機、14,16a,16b,18a,18bは通
常入賞口、20a,20b,20cは始動入賞口、22は可変入賞
口、26a,26b,26cは始動入賞玉検出器、28は入賞玉集合
樋、32は入賞玉検出器、38は景品玉払出装置、59はモー
タ、62は景品玉払出検出器、66は加減算カウンタを示
す。

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技盤上に形成された複数の入賞口を有
   し、各入賞口は、パチンコ玉の入賞に応じて払出される
   景品玉数が定められており、 前記複数の入賞口のうちの特定の入賞口への入賞玉を検
   出する特定入賞玉検出器と、 前記複数の入賞口に入賞したすべての入賞玉を誘導する
   入賞玉誘導経路と、 該入賞玉誘導経路内に設けられ、前記複数の入賞口に入
   賞してその入賞玉誘導経路内に誘導された前記すべての
   入賞玉を検出する入賞玉検出器と、 景品玉を払出す景品玉払出手段と、 前記景品玉払出手段を駆動する駆動手段と、 払出すべき景品玉の個数を記憶する景品玉個数記憶手段
   と、 前記景品玉個数記憶手段の記憶個数分の景品玉を前記景
   品玉払出手段により払出す制御を行なう払出制御手段と
   を含み、 前記景品玉個数記憶手段は、前記特定入賞玉検出器の検
   出出力と前記入賞玉検出器の検出出力とに基づいて払出
   すべき景品玉の個数を決定し、前記景品玉の記憶個数を
   その決定された景品玉個数に更新することが可能に構成
   されていることを特徴とする、パチンコ機。
2. 【請求項２】前記景品玉個数記憶手段は、前記特定入賞
   玉検出器の検出出力と前記入賞玉検出器の検出出力とに
   基づいて演算する演算手段を含む、特許請求の範囲第１
   項記載のパチンコ機。
3. 【請求項３】前記駆動手段は、前記入賞玉検出器の検出
   出力に応答して予め定める第１の数の景品玉を払出すよ
   う前記景品玉払出手段を駆動し、前記特定入賞玉検出器
   の検出出力に応答して予め定める第２の数の景品玉を払
   出すよう前記景品玉払出手段を駆動し、さらに、前記特
   定入賞玉検出器の検出出力があった後所定時間内に出力
   された入賞玉検出器の出力に応答しては前記景品玉払出
   手段を駆動しないものであることを特徴とする、特許請
   求の範囲第１項または第２項に記載のパチンコ機。