JP2532174Y2 - 巻線部品 - Google Patents

巻線部品

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JP2532174Y2
JP2532174Y2 JP1991003365U JP336591U JP2532174Y2 JP 2532174 Y2 JP2532174 Y2 JP 2532174Y2 JP 1991003365 U JP1991003365 U JP 1991003365U JP 336591 U JP336591 U JP 336591U JP 2532174 Y2 JP2532174 Y2 JP 2532174Y2
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JP
Japan
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wire
flange
bobbin
winding
hooked
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991003365U
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English (en)
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JPH0494711U (ja
Inventor
祐二 井田
篤 石塚
昇 加藤
正巳 野中
Original Assignee
富士電気化学 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はチョークコイルやトラ
ンス等の巻線部品に関し、特に、ボビンに巻いた線材
(絶縁被覆された導線)の緩みを防止する構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のようにチョークコイル等の巻線部
品は一般に、プラスチック等からなるボビンに線材を巻
き、ボビンの基部に設けた端子台に線材の端部(巻き始
めと巻き終り)を接続する。またボビンには必要に応じ
て磁性材からなるコアが組み合わされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】線材を整然と巻くため
のボビンには線材の位置を規制するためのフランジが設
けられている。ボビンの両端に位置するフランジだけで
なく、複数のコイルを区分したり、1つのコイルの巻付
け領域を分割するためなどの目的で、ボビンの中間部分
にも幾つかのフランジが設けられる。ボビンに巻いた線
材の端部を端子台に接続するために、ある部分では線材
はフランジを乗り越えて布線される。従来の巻線部品に
おいては、フランジを乗り越えるように布線された線材
部分がしっかりとボビン側に固定されていないので、こ
の部分から巻線が緩むという問題があった。この巻線の
緩みを防止するために、従来はフランジを乗り越えて布
線する部分に接着剤を塗布して固定していたが、その作
業時間および接着剤の乾燥時間が必要であるため能率的
でなかった。
【0004】この考案は前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、接着剤などを使用せずに
線材の緩みを確実に防止することができるようにした構
造の巻線部分を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案では、3
個以上のフランジを有するボビンに線材を巻いた巻線部
品において、少なくとも中間部分のフランジの外縁部に
L字型の線材係止溝を形成し、このフランジを乗り越え
て布線される前記線材を前記係止溝に引っかけて固定す
るように構成した。
【0006】
【作用】フランジを乗り越えて布線される部分から線材
の緩みが生じるのであるが、この部分において線材はフ
ランジの前記係止溝に引っかけられて固定されているの
で、緩みは発生しない。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例に使用するボビンの
詳細な構成図であり、図2に前記ボビンに巻線を施すと
ともにコアを装着した巻線部品の構成図である。図1
(A)に示すように、ボビン10は、下端フランジを兼
ねた端子台11と、上端の大フランジ12と、中央の大
フランジ13と、大フランジ12と13の間に設けられ
た小フランジ14と、端子台11と大フランジ13との
間に設けられた小フランジ15とを有する。図2に示す
ように、大フランジ12と大フランジ13との間に1つ
のコイルが巻かれ、その両端が端子台11の端子ピン1
6と17に接続される。また端子台11と大フランジ1
3との間にもう1つのコイルが巻かれ、その両端が端子
ピン18と19に接続される。ここで小フランジ14と
15はコイル巻線を2分割するための分割板として設け
られている。
【0008】図1および図2に示すように、端子台11
の側端部には線材ガイド溝11aが設けられている。大
フランジ12および大フランジ13の外縁部には線材ガ
イド溝12a,13bがそれぞれ形成されている。これ
らのガイド溝11a,12a,13aは上下方向に対応
する位置に配置されている。また大フランジ12の上面
側には、ガイド溝12aの脇に線材引っかけピン12b
も形成されている。
【0009】また、図1(C)(D)(F)に示すよう
に、小フランジ14および15の外縁部にはL字型の線
材係止溝14a,15aがそれぞれ形成されている。そ
して図2に示すように、小フランジ14を下から上へ乗
り越えるように布線される線材1を、小フランジ14の
係止溝14aに引っかけて固定し、さらに大フランジ1
2のガイド溝12aを通してピン12bに引っかけ、ガ
イド溝13a,11aを通して端子ピン16に接続す
る。
【0010】また小フランジ15aを乗り越えて布線さ
れる線材2を、小フランジ15の係止溝15aに引っか
けて固定し、さらにガイド溝11aを通して端子ピン1
9に接続する。なお他の2本の線材3と4を図のように
それぞれガイド溝を通して配線し、端子ピン17および
18に接続する。なお図2において、5はコア、6はコ
ア固定用の板バネである。
【0011】
【考案の効果】この考案の巻線部品では、ボビンの少な
くとも中間部分のフランジの外縁部にL字形の線材係止
溝を形成し、このフランジを乗り越えて布線される線材
を係止溝に引っかけて固定するので、従来のように接着
剤などによって線材をボビンに固定しなくても、巻線の
緩みを確実に防止することができ、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の巻線部品に使用するボビ
ン単体の詳細な構成図である。
【図2】同上ボビンに巻線を施すとともにコアを装着し
た巻線部品の構成図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 線材 5 コア 6 板バネ 10 ボビン 11 端子台 11a 線材ガイド溝 12 大フランジ 12a 線材ガイド溝 12b 線材引っかけピン 13 大フランジ 13a 線材ガイド溝 14 小フランジ 14a 線材係止溝 15 小フランジ 15a 線材係止溝 16,17,18,19 端子ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 昇 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (72)考案者 野中 正巳 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−116208(JP,U) 特公 昭63−55203(JP,B2) 実公 平2−41853(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個以上のフランジを有するボビンに線
    材を巻いた巻線部品であって、少なくとも中間部分のフ
    ランジの外縁部にL字型の線材係止溝を形成し、このフ
    ランジを乗り越えて布線される前記線材を前記係止溝に
    引っかけて固定するように構成したことを特徴とする巻
    線部品。
JP1991003365U 1991-01-11 1991-01-11 巻線部品 Expired - Lifetime JP2532174Y2 (ja)

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JPH0494711U JPH0494711U (ja) 1992-08-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58116208U (ja) * 1982-01-30 1983-08-08 株式会社タムラ製作所 トランスのリ−ド線接続装置
JPS6079717U (ja) * 1983-11-07 1985-06-03 株式会社タムラ製作所 トランス装置
JPS6355203A (ja) * 1986-08-23 1988-03-09 佐藤道路株式会社 シヤフルボ−ド用コ−ト製作方法
JPH0625405Y2 (ja) * 1988-09-16 1994-07-06 株式会社東海理化電機製作所 エアバッグ用カバー

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JPH0494711U (ja) 1992-08-17

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