JPH0624986Y2 - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0624986Y2 JPH0624986Y2 JP7290788U JP7290788U JPH0624986Y2 JP H0624986 Y2 JPH0624986 Y2 JP H0624986Y2 JP 7290788 U JP7290788 U JP 7290788U JP 7290788 U JP7290788 U JP 7290788U JP H0624986 Y2 JPH0624986 Y2 JP H0624986Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- notch
- winding
- transformer
- legs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトランスに関し、特に小型化,薄型化を要求さ
れるトランスに関する。
れるトランスに関する。
従来、トランスの小型化,薄型化を行う構造として、E
型コアにおいて巻線の施される中央脚を薄くし、両脚を
中央脚に施された巻線と同じ高さにして幅をせばめ、実
装時の床面積を減少させる構造や、中央脚の角を丸め、
角による巻線の浮きを減少する構造などが用いられてき
た。このような構造を用いたトランスを第5図に示す。
このようなトランスにおいて、2つのコア101および
102と、巻線103の施された巻枠104との間の固
定は、トランス全体をワニスでディップしたり、巻枠1
04の上つば105とコア101および102のすき間
もしくは巻枠104とコア101および102の側面に
接着剤106を塗布して行われていた。
型コアにおいて巻線の施される中央脚を薄くし、両脚を
中央脚に施された巻線と同じ高さにして幅をせばめ、実
装時の床面積を減少させる構造や、中央脚の角を丸め、
角による巻線の浮きを減少する構造などが用いられてき
た。このような構造を用いたトランスを第5図に示す。
このようなトランスにおいて、2つのコア101および
102と、巻線103の施された巻枠104との間の固
定は、トランス全体をワニスでディップしたり、巻枠1
04の上つば105とコア101および102のすき間
もしくは巻枠104とコア101および102の側面に
接着剤106を塗布して行われていた。
しかしながら上述した従来のトランスにおいては、コア
と巻枠の固定をトランス全体をワニスでディップした
り、巻枠の上つばとコアのすき間や巻枠とコアの側面に
接着剤を塗布して行っていたため、ワニス溜りや接着剤
の盛り上がりを生じ、トランスの薄型化および小型化を
防げていた。また、スイッチング電源の大電流巻線のよ
うに太い巻線107があった場合、その引き出しが困難
であるという問題があった。
と巻枠の固定をトランス全体をワニスでディップした
り、巻枠の上つばとコアのすき間や巻枠とコアの側面に
接着剤を塗布して行っていたため、ワニス溜りや接着剤
の盛り上がりを生じ、トランスの薄型化および小型化を
防げていた。また、スイッチング電源の大電流巻線のよ
うに太い巻線107があった場合、その引き出しが困難
であるという問題があった。
本考案の目的は、上述した問題点を解決したトランスを
提供することにある。このため本考案ではコアの共通部
上面にあらかじめ定めた形状の切り欠きを設けるととも
に、巻枠の、コアの切り欠きに対応した位置に、前記切
り欠きの側面との間で接着剤流し込み用間隙を形成する
樋状の突出部を設けることにより、目的を達成してい
る。
提供することにある。このため本考案ではコアの共通部
上面にあらかじめ定めた形状の切り欠きを設けるととも
に、巻枠の、コアの切り欠きに対応した位置に、前記切
り欠きの側面との間で接着剤流し込み用間隙を形成する
樋状の突出部を設けることにより、目的を達成してい
る。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図である。第1
図において、本考案のトランスは、等脚台形状の切り欠
き13を有する2つのE型コア1および2と、巻線6が
施され、樋状の突出部53を有する巻枠5とから構成さ
れている。
図において、本考案のトランスは、等脚台形状の切り欠
き13を有する2つのE型コア1および2と、巻線6が
施され、樋状の突出部53を有する巻枠5とから構成さ
れている。
ここで、本考案の特徴はコアに設けた切り欠き13と、
この切り欠き13に対応して巻枠5に設けられた樋状の
突起部53にある。この特徴をより理解しやすくするた
め、第3図および第4図にコアおよび巻枠の斜視図を示
した。第3図に示す本考案のトランスに用いるコアは、
同一形状のE型コア1および2からなり、その各々のコ
アは中央脚12(22)および両脚11(21)と、こ
れらを接続し、切り欠き14(24)を有する共通部1
3(23)から構成される。このE型コア1(2)は中
央脚12(22)よりも両脚11(21)および共通部
13(23)を高くし、基板実装時の小床面積化を図っ
ている。ここで、等脚台形状の切り欠き14(24)は
共通部13(23)の中心に設けられている。この切り
欠き14(24)の大きさは、その底面が中央脚12
(22)の上面と等高面であるか、上に位置すればその
深さおよび幅などの形状はトランスの特性と作業効率、
またこの切り欠けから引き出す巻線の太さ、本数などに
より任意に決定してよい。
この切り欠き13に対応して巻枠5に設けられた樋状の
突起部53にある。この特徴をより理解しやすくするた
め、第3図および第4図にコアおよび巻枠の斜視図を示
した。第3図に示す本考案のトランスに用いるコアは、
同一形状のE型コア1および2からなり、その各々のコ
アは中央脚12(22)および両脚11(21)と、こ
れらを接続し、切り欠き14(24)を有する共通部1
3(23)から構成される。このE型コア1(2)は中
央脚12(22)よりも両脚11(21)および共通部
13(23)を高くし、基板実装時の小床面積化を図っ
ている。ここで、等脚台形状の切り欠き14(24)は
共通部13(23)の中心に設けられている。この切り
欠き14(24)の大きさは、その底面が中央脚12
(22)の上面と等高面であるか、上に位置すればその
深さおよび幅などの形状はトランスの特性と作業効率、
またこの切り欠けから引き出す巻線の太さ、本数などに
より任意に決定してよい。
第4図は、本考案のトランスに用いる巻枠5の斜視図で
ある。巻枠5はそのつば51の一部を樋状に突出させた
構造で、巻線の施される部分は巻線の浮きを防ぐために
隋円形状としている。巻線のうち細いものは端子52に
からげ配線され、太いものは樋状の突出部53を利用し
て引き出しを行う。巻枠5の突出部53とコアの切り欠
きの関係を第2図に示す。この図に示されるように、巻
枠5の突出部53とコア1(2)の切り欠き13(2
3)との間には、台形の脚にあたる部分に接着剤15を
流し込むためのすき間を設ける必要があるため、少なく
ともW1>W2でなくてはならない。
ある。巻枠5はそのつば51の一部を樋状に突出させた
構造で、巻線の施される部分は巻線の浮きを防ぐために
隋円形状としている。巻線のうち細いものは端子52に
からげ配線され、太いものは樋状の突出部53を利用し
て引き出しを行う。巻枠5の突出部53とコアの切り欠
きの関係を第2図に示す。この図に示されるように、巻
枠5の突出部53とコア1(2)の切り欠き13(2
3)との間には、台形の脚にあたる部分に接着剤15を
流し込むためのすき間を設ける必要があるため、少なく
ともW1>W2でなくてはならない。
このようなコアおよび巻枠を用いることにより、コアと
巻枠との固定を容易か確実に、しかも薄型化、小型化を
防げることなく行うことが可能なほか、からげ配線でき
ない太い巻線があっても、容易に引き出すことができ
る。また、本実施例においては切り欠きおよび巻枠の突
出部が台形状であったが、コアの切り欠きとの間に接着
剤を流し込むすき間があり、確実に巻枠とコアを固定で
きれば、他の形状(たとえば台形の切り欠きに長方形の
突出部)でも本考案の本質に何ら変化がないことは明ら
かである。
巻枠との固定を容易か確実に、しかも薄型化、小型化を
防げることなく行うことが可能なほか、からげ配線でき
ない太い巻線があっても、容易に引き出すことができ
る。また、本実施例においては切り欠きおよび巻枠の突
出部が台形状であったが、コアの切り欠きとの間に接着
剤を流し込むすき間があり、確実に巻枠とコアを固定で
きれば、他の形状(たとえば台形の切り欠きに長方形の
突出部)でも本考案の本質に何ら変化がないことは明ら
かである。
以上説明したように、本考案によるトランスは、コアの
共通部にあらかじめ定めた形状の切り欠きを設け、巻枠
にコアの切り欠きに対応した樋状の突出部を設けること
により、コアと巻枠の固定を容易かつ確実に、トランス
全体の小型化,薄型化を防げることなく行うことが可能
となるほか、太い巻線が容易に引き出すことのできる利
点がある。
共通部にあらかじめ定めた形状の切り欠きを設け、巻枠
にコアの切り欠きに対応した樋状の突出部を設けること
により、コアと巻枠の固定を容易かつ確実に、トランス
全体の小型化,薄型化を防げることなく行うことが可能
となるほか、太い巻線が容易に引き出すことのできる利
点がある。
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の側面図、第3図は本考案に用いるコアの斜視図、
第4図は本考案に用いる巻枠の斜視図、第5図は従来の
トランスを示す斜視図である。 第1図〜第5図において、 1,2,101,102……コア、5,104……巻
枠、6,103……巻線、11,21……両脚、12,
22……中央脚、13,23……共通部、14,24…
…切り欠き、15,106……接着剤、51,105…
…上つば、52……端子、53……突出部、107……
太い巻線。
1図の側面図、第3図は本考案に用いるコアの斜視図、
第4図は本考案に用いる巻枠の斜視図、第5図は従来の
トランスを示す斜視図である。 第1図〜第5図において、 1,2,101,102……コア、5,104……巻
枠、6,103……巻線、11,21……両脚、12,
22……中央脚、13,23……共通部、14,24…
…切り欠き、15,106……接着剤、51,105…
…上つば、52……端子、53……突出部、107……
太い巻線。
Claims (1)
- 【請求項1】両脚と、中央脚と、前記両脚と前記中央脚
を接続する共通部からなり、前記中央脚よりも前記両脚
および前記共通部が高いE型コアを2つ向かい合わせて
構成されるコアと、ツバを有し、巻線が施される巻枠と
から構成されるトランスにおいて、前記E型コアの前記
共通部に、この共通部の長手方向に直角な方向に予め定
めた形状の断面を有する切り欠きを設け,前記ツバの前
記切り欠きに対応する位置に、前記切り欠きの側面との
間で接着剤流し込み用間隙を形成する樋状の突出部を設
けたことを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7290788U JPH0624986Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7290788U JPH0624986Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176914U JPH01176914U (ja) | 1989-12-18 |
JPH0624986Y2 true JPH0624986Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31298060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7290788U Expired - Lifetime JPH0624986Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624986Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP7290788U patent/JPH0624986Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176914U (ja) | 1989-12-18 |
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