JP2531884B2 - モ―タ―の火花消去装置 - Google Patents

モ―タ―の火花消去装置

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JP2531884B2
JP2531884B2 JP3355828A JP35582891A JP2531884B2 JP 2531884 B2 JP2531884 B2 JP 2531884B2 JP 3355828 A JP3355828 A JP 3355828A JP 35582891 A JP35582891 A JP 35582891A JP 2531884 B2 JP2531884 B2 JP 2531884B2
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勝 増山
裕 入沢
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型モーター等にお
いて、整流子から発生する火花を消去するため、モータ
ーの整流子にリング状バリスタを接続したモーターの火
花消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のモーターの火花消去装置に使用
される従来の一般的なリングバリスタは、図7で示すよ
うに、チタン酸ストロンチウムを半導体化させたリング
状の焼結体からなる磁器1を用い、その表面に互いに絶
縁された複数の電極3を形成してなる。磁器1は貫通孔
2を有する円板、即ちリング形を呈し、電極13は上記
貫通孔2を囲む主面に複数に分割して形成される。モー
ターの火花消去装置は、このリング状バリスタの電極3
にモーターの整流子の電極を半田付けすることによって
構成される。これによってブラシから発生する火花を消
去する。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記従来
のモーターの火花消去装置では、次のような問題点があ
った。先ず第一に、磁器1の主面の電極3にモーターの
整流子の電極を半田付けするとき、磁器1が割れやすい
という点である。これは、電極3に加熱、溶融した半田
を付着させると、半田の保有する熱が電極3全体から磁
器1の厚み方向に伝熱される結果、その方向の温度分布
が一時的に急勾配となり、このとき発生する熱応力で磁
器11が破損されるものと考えられる。第二に、前記半
田付け工程に手数がかかるという点である。即ち、小さ
いバリスタの電極3に整流子の電極を半田付けすること
は、人手による作業はもちろんのこと、自動化の困難性
が高く、省力化しにくい。この発明は、従来のモーター
の火花消去装置における上記の問題点を解決することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
前記の目的を達成するため、中央に貫通孔12を有する
板状のバリスタ用磁器11に設けられた複数の電極13
を、モーターの整流子cに接続したモーターの火花消去
装置において、上記バリスタ磁器11の貫通孔12の周
面にのみ露出させて互いに絶縁された複数の電極14を
形成し、整流子cの電極eを、電極14の貫通孔12の
周面に露出された部分にのみ半田付けしたことを特徴と
するモーターの火花消去装置を提供する。例えば、整流
子cの電極eが磁器11の貫通孔12に嵌め込まれ、か
つ電極14の同磁器11の貫通孔12の周面に露出した
部分に直接半田付けされている。ここで、電極14の磁
器11の貫通孔12貫通孔12の周面に露出した部分
は、同貫通孔12の周面に設けた溝15を介して絶縁さ
れた導体膜からなる。さらに、この電極14は、磁器1
1の貫通孔12の周面にのみ露出して形成された導体膜
であってもよく、磁器11の貫通孔12の周面から磁器
11の主面にわたって形成されると共に、磁器11の主
面の部分が半田レジスト16で覆われた導体膜であって
もよい。
【0005】
【作用】この発明によるモーターの火花消去装置では、
バリスタ用磁器11の貫通孔12の周壁にのみ露出して
電極14が形成されているため、モーターの整流子cを
この電極14の周面に露出した部分にのみ接続できる。
すなわち、バリスタ用磁器11の主面側には半田は付着
しない。従って、半田付けに伴う加熱により、前記磁器
11に加えられた熱は、貫通孔12の内壁からこれより
断面積の広い外周側へと放射状に伝達されるため、外周
側に伝熱されるに従って熱が分散され、急激な温度勾配
が生じ難い。また半田付けは、貫通孔12の中に整流子
cの電極eを嵌め込み、ここに直接半田付けできる。例
えば、電極14にクリーム半田を塗布し、貫通孔12に
整流子cの電極eを嵌め込んだ後、加熱、冷却するとい
う手段で半田付けが可能である。
【0006】
【実施例】次に、図面を参照しながらこの発明の実施例
について説明する。本発明によるモーターの火花消去装
置に用いられるバリスタ用の磁器11は、例えば、図1
と図2で示すように、中央に貫通孔12を有する板状の
もので、外周側の外形線は通常円形である。上記貫通孔
12の内周には等間隔で磁器11の厚み方向に亙る溝1
5が形成され、その溝15の間に導体膜からなる電極1
4が形成されている。この実施例の場合は電極14とし
貫通孔12の周面のみに導体膜が形成され、磁器11
の他の面、例えばその主面には電極14が形成されてい
ない。
【0007】上記電極14は、例えばロール転写法など
の手段で貫通孔12の周面に導電ペーストを塗布し、こ
れを焼き付けて形成することが出来る。即ち、導電ペー
ストを塗布した棒状のローラー(図示せず)を貫通孔1
2に挿入し、該ローラを回転させて貫通孔12の内周に
導電ペーストを塗布し、その後これを焼き付けるという
手段である。このロール転写で電極を形成する際、上記
溝15が複数の電極14を互いに分離し、好ましい絶縁
状態を形成する。もちろん他の手段で電極14を形成す
ることも可能であり、上記溝15が形成されてない場合
は、レジスト等を用いて各電極14間の絶縁状態を形成
することができる。
【0008】このバリスタを用いて、本発明によるモー
ターの火花消去装置を構成するには、例えば、図2に示
すように、モーターの整流子cの電極eをバリスタ磁器
11の貫通孔12の周面に形成された上記電極14に半
田付けする。この場合、整流子cの電極を磁器11の貫
通孔12に嵌め込み、上記電極14を直接整流子c側の
電極eに半田付けするとよい。例えば、上記電極14に
予め半田ペーストを塗布しておき、所定の位置関係で貫
通孔12に整流子cを嵌め込んだ後、上記半田ペースト
を加熱、冷却して半田付けする。
【0009】次に、本発明のモーターの火花消去装置に
用いられるバリスタの他の例を、図3と図4により説明
すると、これらバリスタは、貫通孔12の周面に形成し
た上記電極14の他に、これらと連続する電極13を磁
器11の一方の主面に形成したものである。この場合、
モーターの整流子cと接続するための半田が貫通孔12
の周面に形成された電極14にのみ付着し、主面側の電
極13に付着しないよう、電極13を半田レジスト膜1
6で覆うのが望ましい。この半田レジスト膜16は、図
3と図4で示すように、必ずしも電極13のほぼ全面を
覆う必要はなく、例えば図5と図6で示すように、貫通
孔12の縁の部分にのみ形成しても同様の効果が得られ
る。これらのモーターの整流子cへの装着構造等は上記
実施例と実質的に同じである。
【0010】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明によれば、
バリスタの電極14とモーターの整流子cの電極eとを
半田付けする際に、磁器11の内部に急な温度勾配が生
じ難く、熱応力による割れの発生を低減できる。また、
整流子cの電極eとの接続も、貫通孔12に該電極eを
嵌め込んで直接半田付けができるため、容易に製造が可
能であり、これにより、自動化による省力化が容易に実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に用いられるリング状バリス
タの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図であり、モーターの整流
子を二点鎖線で示したものである。
【図3】この発明の実施例に用いられるリング状バリス
タの他の例を示す斜視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】この発明の実施例に用いられるリング状バリス
タのさらに他の例を示す斜視図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】従来例に用いられるリング状バリスタの斜視図
である。
【符号の説明】
11 磁器 12 磁器の貫通孔 13 バリスタの電極 14 バリスタの電極 15 磁器の溝 c モーターの整流子 e 整流子の電極

Claims (5)

    (57)【整理番号】 0620091−01 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔(12)を有する板状のバ
    リスタ用磁器(11)に設けられた複数の電極(13)
    を、モーターの整流子(c)に接続したモーターの火花
    消去装置において、上記バリスタ磁器(11)の貫通孔
    (12)の周面にのみ露出させて互いに絶縁された複数
    の電極(14)を形成し、整流子cの電極(e)を、
    極(14)の貫通孔(12)の周面に露出された部分に
    のみ半田付けしたことを特徴とするモーターの火花消去
    装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、整流子(c)
    電極(e)が磁器(11)の貫通孔(12)に嵌め込ま
    れ、かつ電極(14)の同磁器(11)の貫通孔(1
    2)の周面に露出した部分に直接半田付けされているこ
    とを特徴とするモーターの火花消去装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2において、電極
    (14)の磁器(11)の貫通孔(12)貫通孔(1
    2)の周面に露出した部分は、同貫通孔(12)の周面
    に設けた溝(15)を介して絶縁された導体膜からなる
    ことを特徴とするモーターの火花消去装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3において、電極(1
    4)は、磁器(11)の貫通孔(12)の周面にのみ露
    出して設けられた導体膜からなることを特徴とするモー
    ターの火花消去装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜3において、電極(1
    4)は、磁器(11)の貫通孔(12)の周面から磁器
    (11)の主面にわたって形成され、且つ磁器(11)
    の主面の部分が半田レジスト(16)で覆われた導体膜
    であることを特徴とするモーターの火花消去装置。
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