JP2531809B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP2531809B2
JP2531809B2 JP1290575A JP29057589A JP2531809B2 JP 2531809 B2 JP2531809 B2 JP 2531809B2 JP 1290575 A JP1290575 A JP 1290575A JP 29057589 A JP29057589 A JP 29057589A JP 2531809 B2 JP2531809 B2 JP 2531809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
power supply
potential
supply terminal
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1290575A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03152797A (ja
Inventor
信一 菊地
弘 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1290575A priority Critical patent/JP2531809B2/ja
Priority to KR1019900017930A priority patent/KR950003011B1/ko
Publication of JPH03152797A publication Critical patent/JPH03152797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531809B2 publication Critical patent/JP2531809B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は半導体集積回路に係わり、特に外部より入力
される信号を用いて動作するものに関する。
(従来の技術) 従来の半導体集積回路として半導体記憶装置を例にと
り、第7図を用いて説明する。メモリセルがマトリクス
状にメモリセルアレイ101に配列されている。ロウアド
レス信号A0〜Anがロウアドレスバッファ回路102により
増幅、波形整形された後、ロウデコーダ回路103に入力
されてワード線が選択される。同様にカラムアドレス信
号B0〜Bnがカラムアドレスバッファ回路104を介してカ
ラムデコーダ回路105に入力されてビット線が選択さ
れ、一つのメモリセルが選択される。また、チップを待
機あるいは動作状態に切り替えるチップイネーブル信号
(▲▼信号)が、▲▼バッファ回路106に入力
された後、各内部回路へ▲▼信号として送られ
る。この▲▼信号がハイレベルの時チップは待機
状態となり、ロウレベルの時動作状態となる。そして選
択された一つのメモリセルから、記憶されているデータ
がカラムデコーダ回路105を介して出力され、センスア
ンプ回路107により検出増幅された後、出力バッファ回
路108よりチップの外部へ出力される。ところが半導体
記憶装置では、一般にチップ外部に位置した例えば100p
Fの大容量の負荷を駆動させなければならない。このた
め、出力バッファ回路108では、このような負荷容量を
駆動できるように出力バッファ回路108における出力段
のトランジスタの電流駆動能力を極めて大きく設定して
いる。
第8図に、一般的な出力バッファ回路108の構成を示
す。先ずメモリセルアレイ101から読み出されたデータ
D*が、センスアンプ回路107より入力端子51に与えら
れる。この出力バッファ回路108が動作状態にあるの
は、信号OD1がロウレベル、信号OD2がハイレベルにある
ときである。これにより、信号OD1がゲート端子に与え
られるPチャネルMOSトランジスタ(以下、Pトランジ
スタと称する)52がオン、NチャネルMOSトランジスタ
(以下、Nトランジスタと称する)53がオフする。これ
により、端子51に入力されたデータD*は、Pトランジ
スタ54とNトランジスタ55から成るCMOS型インバータ
と、Pトランジスタ56とNトランジスタ57から成るCMOS
型インバータとを順に介して出力段のPトランジスタ58
のゲート端子に入力される。
他方、信号OD2で制御されるNトランジスタ59がオ
ン、Pトランジスタ60がオフする。これにより、端子51
に入力されたデータD*は、Pトランジスタ61とNトラ
ンジスタ62から成るCMOS型インバータと、Pトランジス
タ63とNトランジスタ64から成るCMOS型インバータとを
順に介して出力段のNトランジスタ65のゲート端子に入
力される。
出力段のPトランジスタ58のソース端子は正極性の電
源電圧VDD端子に接続され、Nトランジスタ65のソース
端子はアース電圧VSS端子に接続されており、ドレイン
端子は共に出力端子66に接続されている。
このような構成を有した回路では、端子51に入力され
るデータD*のレベルに応じて、出力段のトランジスタ
58又は65のうちいずれか一方がオンする。トランジスタ
58がオンした場合には、このトランジスタ58を介して出
力端子66に接続されている負荷容量67が電源電圧VDDに
より充電される。トランジスタ65がオンした場合には、
このトランジスタ65を介して負荷容量67に充電された電
荷が電源電圧VSSに放電される。これにより、出力端子
66の電位が、メモリセルのデータに対応して変化するこ
とになる。ここで、負荷容量67を大きな電流で充放電し
て出力端子66から出力すべきデータDoutの立ち上がり
及び立ち下がりを急峻にすべく、トランジスタ58及び65
のコンダクタンスが大きくなるように素子寸法の大きい
ものが用いられる。
一般にこのような半導体集積回路をシステムに組み込
む場合には、この第8図に表されたように、電源電圧V
DD及びアース電圧VSSを電源装置70から配線を介して供
給する。このためこの配線に大電流が流れると、配線中
に存在するインダクタンスL(71及び72)が作用して半
導体集積回路中のそれぞれの電圧VDD及びVSSに大きな
変動が生じる。ここで、このインダクタンスLと電流の
時間的変化の割合di/dtとによって配線中に生じる電位
変化ΔVは、以下のようである。
ΔV=L・(di/dt) ……(1) 次に、出力バッファ回路108における各部分における
電圧、電流の波形を第9図に示す。ここで、aは第8図
における出力段のPトランジスタ58のゲート電圧を表
し、bはNトランジスタ65のゲート電圧、Isはトランジ
スタ58のドレイン電流、さらにItはトランジスタ65のド
レイン電流を表すものとする。データD*がロウレベル
からハイレベルに変化し(時点t1)、さらにハイレベル
からロウレベルへ変化する(時点t2)と、トランジスタ
58及び65の各々のゲート電圧a、bが共に同様に変化し
てスイッチング動作を行う。これにより、トランジスタ
58のドレイン電流Is及びトランジスタ65のドレイン電流
Itがそれぞれ時点t2、t1において流れ、上述したような
電位の変動が時点t2において電圧VDDに生じ、時点t1に
おいて電圧VSSに生じる。
ところでこのような電源変動によってもたらされる誤
動作は、第7図におけるロウアドレスバッファ回路102
及びカラムアドレスバッファ回路104において発生す
る。この回路の構成を第10図に示す。このような回路に
おいて、電源電位の変動は、データを外部に出力するこ
の集積回路の内部で生じている。入力端子81から入力さ
れるアドレスデータは、他の集積回路から供給されてい
るため、この集積回路内部の電圧VDD及びVSSに変動が
生じても、他の集積回路のVDD,VSSは変動しないため、
他の集積回路から入力されるデータの電位レベルには変
化が生じない。これが誤動作を招く原因となる。例え
ば、入力データとしてロウレベルの信号が入力端子81に
供給されている場合に、節点N1を経てPトランジスタT2
及びNトランジスタT3のゲートに入力され、Pトランジ
スタT2はオン状態に、NトランジスタT3はオフ状態にな
る。またPトランジスタT1のゲートには、ロウレベルの
▲▼信号が入力されてオン状態となっており、逆
にNトランジスタT4は▲▼信号によってオフ状態
となっている。これにより、信号線N2の電位はトランジ
スタT1及びT2を介して電源電圧VDDによって充電され、
ハイレベルになる。そしてこの信号線N1にゲートを接続
されたPトランジスタT5とNトランジスタT6により構成
されたインバータから出力された信号が、以降アドレス
バッファ回路82を介してチップ内部の各回路へ伝達され
ていく。
ここで電源電位VSSの電位が負の方向に変化すると、
この電位VSSを基準電位とするこの回路において、入力
データのロウレベルの電位と、変化した基準電位VSSと
の電位差が大きくなり、相対的にロウレベルの電位が上
昇したのと同様な効果を生んでハイレベルであると判断
し、誤動作を招くことになる。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の半導体集積回路では、出力バッファ
回路からデータが出力される場合に、電源変動が生じて
他の集積回路から信号を受け取るアドレスバッファ回路
等の回路において、誤動作を招くという問題があった。
そしてこのような誤動作は、動作速度を高速化する程よ
り短時間で負荷容量の充放電を行う必要があるため、よ
り起き易くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電源変動
が生じた場合にも誤動作の発生を有効に防止し、動作速
度の高速化にも対応可能な半導体集積回路を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、外部から供給される電源電圧を用いて動作
する半導体集積回路であって、第1の電源端子と、この
第1の電源端子と容量結合を持つ第1のノードと、この
第1のノードを所定の電位に設定する電位設定手段と、
第1のノードに接続されこの第1のノードの電位で制御
される信号発生手段とを有し、第1の電源端子の電源電
位に負の変動が生じた時に、容量結合を利用して第1の
ノードの電位を負の方向に変化させ、この電位変化によ
り信号発生手段から周辺回路を制御するためのパルス信
号を発生させる電源変動検出回路を備え、電位設定手段
は、第2の電源端子にソースが接続されドレインとゲー
トとが第1のノードに共通接続されたPチャネルトラン
ジスタを有し、信号発生手段は、第2の電源端子にソー
スが接続されゲートが第1のノードに接続されドレイン
はパルス信号を出力する第2のノードに接続されたPチ
ャネルトランジスタを有している。
ここで電位設定手段は、第のノードにドレインが接続
されソースが第1の電源端子に接続された第1のノード
と第1の電源端子との間に電流回路を形成するためのト
ランジスタを有し、信号発生手段は、第2のノードにド
レインが接続されソースが第1の電源端子に共通接続さ
れた第2のノードと第1の電源端子との間に電流回路を
形成するためトランジスタを有してもよい。
あるいは、電位設定手段と、信号発生手段とを有し、
電位設定手段は、第2の電源端子にソースが接続され、
ドレインとゲートが前記第1のノードに共通接続された
Pチャネルトランジスタと、第1のノードと第1の電源
端子との間に接続された抵抗とを有し、信号発生手段
は、第2の電源端子にソースが接続されゲートが第1の
ノードに接続されドレインは第2のノードに接続された
Pチャネルトランジスタと、この第2のノードと第1の
電源端子との間に接続された抵抗とを有していてもよ
い。
さらに、信号発生手段は、第2のノードに入力端を接
続されたインバータを構成するものであって、この入力
端にゲートが接続され第2の電源端子にソースが接続さ
れドレインが第3のノードに接続された第3のPチャネ
ルトランジスタと、入力端にゲートが接続され第1の電
源端子にソースが接続されドレインが第3のノードに接
続された第3のNチャネルトランジスタとを有するもの
であってもよい。
電位設定手段はさらに、第1の電源端子にソースが接
続されゲートにチップイネーブル信号を入力され第1の
Nチャネルトランジスタのゲート及びソースドレインが
接続された第5のNチャネルトランジスタを有するもの
であってもよい。
(作 用) 電源電位に負の変動が生じると、電源変動検出回路に
よりこの変動が検知されてパルス信号が発生し、このパ
ルス信号により周辺回路が制御される。電源変動検出回
路は、電位設定手段と信号発生手段とを備え、負の電源
変動が生じると第1のノード電位が負の方向へ変化し、
この電位変位により信号発生手段からパルス信号が発生
される。電位設定手段はPチャネルトランジスタを有
し、第1のノードの電位は通常時ではこのPチャネルト
ランジスタを介して他の電源端子より充電された状態に
あり、負の電源変動が生じた場合にもこの変動に応じた
電流が第1のノードに供給されて電位が安定化される。
また、信号発生手段はPチャネルトランジスタを有し、
負の電源変動が生じて第1のノードの電位が負の方向に
変化したとき、このPチャネルトランジスタはオンして
電源変動が生じたことを示すパルス信号を出力して以降
の回路へ通知する。
電位設定手段と信号発生手段がそれぞれ電流回路を形
成するためのトランジスタを有する場合、電位設定手段
のトランジスタはソースが電源端子に接続されて第1の
ノードと電源端子との間に電流回路を形成し、通常は定
電流特性を示して第1のノードの電位は一定に保たれ、
負の電源変動が生じて第1のノードの電位が負の方向へ
変化するとオフし、このノードの電位を安定化させる。
また信号発生手段のトランジスタもソースが電源端子に
接続されて第2のノードと電源端子との間に電流回路を
形成し、通常は定電流特性を示し、負の電波変動が生じ
るとオフして信号の電位を安定化させ、以降の回路への
通知を確実に行わせる。
ここで、この二つのトランジスタは定電流特性を示す
ものであるため、抵抗に置き換えても同様な作用が生じ
る。
また、信号発生手段のトランジスタのドレインにイン
バータの入力端が接続されている場合は、このトランジ
スタのドレイン電位を反転した信号が出力される。
信号発生手段がさらに、第4のNチャネルトランジス
タを有する場合、ゲートにチップイネーブル信号が与え
られたときのみ導通して第2のPチャネルトランジスタ
のソースと第2の電源端子とを接続する。
電位設定手段が、さらに第5のNチャネルトランジス
タを有する場合は、ゲートにチップイネーブル信号が与
えられたときのみ導通し、第1のNチャネルトランジス
タのゲート及びソースと第1の電源端子とを接続する。
(実施例) 以下本発明の一実施例による半導体集積回路につい
て、半導体記憶装置を例にとり図面を参照して説明す
る。第1図に本装置の構成を示す。従来の場合と比較
し、電源変動が生じたことを検出し、ロウアドレスバッ
ファ回路202、カラムアドレスバッファ回路204に通知す
る電源変動検出回路109が新たに付加され、またロウア
ドレスバッファ回路202及びカラムアドレスバッファ回
路204がそのことを通知された場合に、変動が生じてい
る間入力信号の入力を一時停止し、信号線の電位を電源
電圧と同様な変化をさせる変位変化部を各々が備えてい
ることが異なっている。
第2図は、電源変動検出回路109の構成を示したもの
である。この回路の接続関係について説明すると、ソー
ス端子に電源電圧VDDを接続されゲート端子に入力信号
▲▼を接続されているPトランジスタT11のドレ
イン端子と、ソース端子に電源電圧VSSを接続されゲー
ト端子に入力信号▲▼を接続されているNトラン
ジスタT12のドレイン端子とが節点N11に接続されてい
る。ソース端子を電源電圧VDDに接続されているPトラ
ンジスタT13は、ゲート端子とドレイン端子とが共通接
続され、節点N12に接続されている。同様にドレイン端
子を節点N12に接続されているしきい値が負のNチャネ
ル型Dタイプトランジスタ(以下、NDトランジスタと称
する)T14は、ゲート端子とソース端子とが節点N13にお
いて共通接続されている。NトランジスタT15は、ドレ
イン端子を節点N13にゲート端子を節点N11にソース端子
を電源電圧VSSに接続されている。容量C1は一端が節点
N12に接続され、他端が電源電圧VSSに接続されてい
る。
トランジスタT16は、しきい値電圧が0V付近に設置さ
れたN型トランジスタ(以下、NIトランジスタと称す
る)であって、ドレイン端子を電源電圧VDDにゲート端
子を節点N11に、さらにソース端子を節点N14に接続され
ている。PトランジスタT17は、ソース端子を節点N14に
ゲート端子を節点N12にさらにドレイン端子を節点N15に
接続されている。NDトランジスタT18はドレイン端子を
節点N15に、ゲート端子及びソース端子を電源電圧VSS
に接続されている。電源電圧VDDにソースを接続された
PトランジスタT19は、ゲート端子を節点N15に、ドレイ
ン端子を節点N16に接続されている。節点N16にドレイン
端子を接続されNIトランジスタT20は、ゲート端子を節
点N15にソース端子を節点N17にそれぞれ接続されてい
る。また節点N17にドレイン端子を接続されたNトラン
ジスタT21は、ゲート端子を節点N11にソース端子を電源
電圧VSSに接続されている。電源電圧VDDをソース端子
に接続されたPトランジスタT22は、ゲート端子を節点N
16にドレイン端子を節点N18にそれぞれ接続されてい
る。NトランジスタT23は、ドレイン端子を節点N18にゲ
ート端子を節点N16に、さらにソース端子を電源電圧VS
Sに接続されている。ソース端子を電源電圧VDDに接続
されたPトランジスタT24は、ゲート端子を節点N18にド
レイン端子を節点N19に接続されており、ドレイン端子
を節点N19に接続されたNトランジスタT25は、ゲート端
子を節点N18にソース端子を電源電圧VSSに接続されて
いる。このように、この電源変動検出回路はPトランジ
スタとNトランジスタとで構成されたCMOS型回路となっ
ている。
さらに第3図に、電位変化部を備えたアドレスバッフ
ァ回路の構成を示す。入力端子81がNトランジスタT100
を介して節点N100に接続され、容量C10の一端がこの節
点N100に他端が電源電圧VSSに接続されている。またP
トランジスタT102及びNトランジスタT103のゲート端子
は共に節点N100に接続されて初段のゲートを構成し、こ
のゲートの出力が与えられる節点N101にPトランジスタ
105及びNトランジスタT106のゲート端子が共通に接続
されて後段のゲートを構成している。
このような構成を有した電源変動検出回路(第2図)
及びアドレスバッファ回路(第3図)の動作について、
それぞれの回路内部の波形の変化を示した第4図及び第
5図を用いて説明する。電源変動検出回路において、節
点N12に接合されている容量C1の一端が電源電圧VSSに
接続されているため、電源電圧VSSが第4図における時
点t3において負の方向に変化すると、節点N12の電位が
コンデンサC1を介して負の方向に引かれる。これによ
り、節点N12をゲート入力としているPトランジスタT17
がオンし節点N15を充電する。ここで、PトランジスタT
17の導通抵抗を小さくしておくことにより、急速に充電
することが可能である。そして節点N15が充電されてハ
イレベルになり、この信号線N15をゲート入力とするP
トランジスタT19がオフ状態にNトランジスタT20がオン
状態になる。これにより節点N16の電位は、共に導通状
態にあるNIトランジスタT20及びNトランジスタT21を介
して電源電圧VSSへと放電されてロウレベルになる。こ
のトランジスタT20は、しきい値がほぼ0VであるNIトラ
ンジスタを用いることによって、俊敏な反転が可能とな
る。そして節点N16をゲート入力とするPトランジスタT
22とNトランジスタT23とで構成されたインバータの出
力が反転し、節点N18の電位はハイレベルとなる。この
節点N18をゲート入力とするPトランジスタT24及びNト
ランジスタT25で構成されたインバータの出力が反転
し、節点N19から出力される信号NRはロウレベルとな
る。
このロウレベルの信号NRが、アドレスバッファ回路の
NEトランジスタT100に入力されるとオフし、入力端子81
と節点N100は電気的に切り離され節点N100へのアドレス
信号の入力が停止されて内部へ伝達されなくなる。ここ
で停止されている間、節点N100には放電経路がないた
め、停止される前に入力されていた信号の電位は保持さ
れる。さらに容量C10によって電源電圧VSSの負の方向
への変動分だけ節点N100の電位も引かれて変化する。こ
の結果第5図に示されるように、アドレス信号が入力さ
れる初段ゲートの点線で示された節点N100の電位と電源
電位VSS(第4図)との電位差が相対的に変わらなくな
る。これにより、後段のゲートの節点N101の電位が一点
鎖線で示された従来の場合と異なり、実線で示された本
実施例のように誤って反転することが防止されることに
なる。
次に、第4図の時点t4において電源電圧VSSが正常な
グランドレベルに復帰する頃になると、容量C1が充電さ
れて節点N12の電位も上昇し、PトランジスタT17がオフ
となって節点N15の電位がNDトランジスタT18を介して放
電することにより低下し、PトランジスタT19がオンしN
IトランジスタT20がオフする。これにより節点N16の電
位はハイレベルとなり、さらにトランジスタT22及びト
ランジスタT23から成るインバータ、さらにトランジス
タT24及びトランジスタT25から成るインバータを介して
節点N19からハイレベルの信号NRが出力される。この結
果、NトランジスタT100は再びオン状態となって、節点
N100へアドレス信号が入力されるようになる。
このように本実施例によれば、グランド電源の電圧変
動を検出する電源変動検出回路を付加し、この変動が検
出された場合にアドレスバッファ回路への外部信号の入
力を停止し、信号線(節点N100)の電位を同様に変化さ
せて電位差をなくす電位変化部を加えることによって、
アドレスバッファ回路で誤動作が発生するのが防止され
る。これにより、誤動作に対しマージンの高い信頼性あ
る半導体記憶装置が得られることになる。
上述した実施例は、一例であって本発明を限定するも
のではない。次に、他の実施例について説明する。第6
図は電源変動検出回路の回路構成を示したもので、上述
した第2図のものと比較し、NIトランジスタT16及び節
点N14を削除し、PトランジスタT17のソースを電源電圧
VDDに接続した点が異なっている。この場合には、Pト
ランジスタT17のしきい値電圧をVthpとした時、ジスタ
T17はゲート端子に接続された節点N12の電位がVDD−|V
thp|よりも低くなったときオン状態となり、この電位
はPトランジスタT17とNDトランジスタT14の電流特性に
よって決定される。そして節点N15の放電速度が適正な
ものとなるように、PトランジスタT17のサイズ長を設
定することにより、第8図に表されたような動作を行う
ことができる。
また第3図に示されたアドレスバッファ回路では、ト
ランジスタT100としてエンハンスメント型を用いてい
る。この場合には、信号NRがロウレベルになると完全に
オフ状態となって、電源変動が生じた場合にアドレス信
号の入力を確実に停止することができ、誤動作防止効果
が大きいという長所が得られる。しかし、電源変動が生
じていない正常動作中は節点N100の電位が、トランジス
タT100のしきい値分だけハイレベルの状態から電位が降
下する。このため、入力端子81に電源電圧VDDと同様な
レベルの信号が入力されたとしても、節点N100の電位は
下がることになる。トランジスタT100としてデプレッシ
ョン型トランジスタを用いた場合には、このような電位
の降下を防ぎ、正常動作時におけるマージンを向上させ
ることができる。そこで、正常動作時のマージンの向
上、及び電源変動発生時における誤動作の発生防止を共
に達成するには、しきい値電圧の低いエンハンスメント
型トランジスタ、あるいはしきい値電圧の高いデプレッ
ション型トランジスタを用いることが好ましい。
また第3図において、電位変化部として入力端子とア
ドレスバッファ回路の初段のインバータ間における信号
線にNEトランジスタと容量を設けたが、この代わりにア
ドレスバッファ回路の出力にラッチ回路を設け、電源変
動が生じて信号NRがロウレベルとなった時にアドレスデ
ータをラッチし、正規のアドレス信号が内部に伝達され
るようにしてもよい。
上述の実施例では、電源電圧のうちいずれもグランド
電圧VSSを基準としているが、電圧VDDを基準とした場
合には、この電圧VDDが変動した場合にこれを検出し誤
動作の発生を防止する必要がある。この場合には、第2
図及び第3図における各トランジスタに接続された電源
を逆にし、NDトランジスタT14及びT18のゲート電極をソ
ース側からドレイン側の節点に接続すればよい。
〔発明の効果〕
以下説明したように本発明の半導体集積回路は、負の
電源変動が生じるとこれを検出してパルス信号を発生さ
せ、このパルス信号を利用して周辺回路を制御すること
ができる。そして、例えば入力回路等において、外部か
らの信号の入力を停止して、初段ゲートの電位を電源電
位と同様に負の方向へ変化させ、相対的な電位差を一定
に保つことにより誤動作の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による半導体集積回路の構成
を示した回路図、第2図は同回路における電源変動検出
回路の構成を示した回路図、第3図はアドレスバッファ
回路の入力部分の構成を示した回路図、第4図は同電源
変動回路において電源変動発生時における各電位の変化
を示す波形図、第5図は同アドレスバッファ回路におい
て電源変動発生時における各電位の変化を示す波形図、
第6図は他の実施例として電源変動検出回路の構成を示
した回路図、第7図は従来の半導体集積回路の構成を示
した回路図、第8図は同回路における出力バッファ回路
の構成を示した回路図、第9図は同出力バッファ回路に
おける各電位の変化を示す波形図、第10図は同アドレス
バッファ回路の構成を示した回路図である。 101……メモリセル、102,202……ロウアドレスバッファ
回路、103……ロウデコーダ回路、104,204……カラムア
ドレスバッファ回路、105……カラムデコーダ回路、106
……▲▼バッファ回路、107……センスアンプ回
路、108……出力バッファ回路、109……電源変動検出回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−54094(JP,A) 特開 昭60−246095(JP,A) 特開 昭55−157192(JP,A) 特開 平1−248554(JP,A) 特開 昭61−242418(JP,A) 実開 平1−139630(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から供給される電源電圧を用いて動作
    する半導体集積回路において、 第1の電源端子と、この第1の電源端子と容量結合を持
    つ第1のノードと、この第1のノードを所定の電位に設
    定する電位設定手段と、前記第1のノードに接続されこ
    の第1のノードの電位で制御される信号発生手段とを有
    し、前記第1の電源端子の電源電位に負の変動が生じた
    時に、前記容量結合を利用して前記第1のノードの電位
    を負の方向に変化させ、この電位変化により前記信号発
    生手段から周辺回路を制御するためのパルス信号を発生
    させる電源変動検出回路を備え、 前記電位設定手段は、第2の電源端子にソースが接続さ
    れドレインとゲートとが前記第1のノードに共通接続さ
    れたPチャネルトランジスタを有し、 前記信号発生手段は、第2の電源端子にソースが接続さ
    れゲートが前記第1のノードに接続されドレインは前記
    パルス信号を出力する第2のノードに接続されたPチャ
    ネルトランジスタを有することを特徴とする半導体集積
    回路。
  2. 【請求項2】外部から供給される電源電圧を用いて動作
    する半導体集積回路において、 第1の電源端子と、この第1の電源端子と容量結合を持
    つ第1のノードと、この第1のノードを所定の電位に設
    定する電位設定手段と、前記第1のノードに接続されこ
    の第1のノードの電位で制御される信号発生手段とを有
    し、前記第1の電源端子の電源電位に負の変動が生じた
    時に、前記容量結合を利用して前記第1のノードの電位
    を負の方向に変化させ、この電位変化により前記信号発
    生手段から周辺回路を制御するためのパルス信号を発生
    させる電源変動検出回路を備え、 前記電位設定手段は、前記第1のノードにドレインが接
    続されたソースとが前記第1の電源端子に接続された前
    記第1のノードと前記第1の電源端子との間に電流回路
    を形成するためのトランジスタを有し、 前記信号発生手段は、前記第2のノードにドレインが接
    続されソースが前記第1の電源端子に接続された前記第
    2のノードと前記第1の電源端子との間に電流回路を形
    成するためのトランジスタを有することを特徴とする半
    導体集積回路。
  3. 【請求項3】外部から供給される電源電圧を用いて動作
    する半導体集積回路において、 第1の電源端子との間に容量が設けられた第1のノード
    と、この第1のノードを所定の電位に設定する電位設定
    手段と、前記第1のノードに接続されこの第1のノード
    の電位で制御される信号発生手段とを有し、前記第1の
    電源端子の電位に負の変動が生じた時に前記容量結合を
    利用して前記第1のノードの電位を負の方向に変化さ
    せ、この電位変化により前記信号発生手段からパルス信
    号を発生させる電源変動検出回路を備え、 前記電位設定手段は、第2の電源端子にソースが接続さ
    れドレインとゲートとが前記第1のノードに共通接続さ
    れたPチャネルトランジスタと、前記第1のノードと前
    記第1の電源端子との間に接続された抵抗とを有し、 前記信号発生手段は、前記第2の電源端子にソースが接
    続されゲートが前記第1のノードに接続されドレインは
    前記第2のノードに接続されたPチャネルトランジスタ
    と、この第2のノードと前記第1の電源端子との間に接
    続された抵抗とを有し、 前記電源変動検出回路により発生された前記パルス信号
    はトランジスタのゲートに供給され、前記トランジスタ
    は一端を外部信号入力端子に接続され他端を入力回路の
    初段ゲートに接続されていることを特徴する半導体集積
    回路。
  4. 【請求項4】外部から供給される電源電圧を用いて動作
    する半導体集積回路において、 第1の電源端子との間に容量が設けられた第1のノード
    と、この第1のノードを所定の電位に設定する電位設定
    手段と、前記第1のノードに接続されこの第1のノード
    の電位で制御される信号発生手段とを有し、前記第1の
    電源端子の電位に負の変動が生じた時に前記容量結合を
    利用して前記第1のノードの電位を負の方向に変化さ
    せ、この電位変化により前記信号発生手段からパルス信
    号を発生させる電源変動検出回路を備え、 前記電位設定手段は、第2の電源端子にソースが接続さ
    れドレインとゲートとが前記第1のノードに共通接続さ
    れた第1のPチャネルトランジスタと、前記第1のノー
    ドにドレインが接続されゲートとソースとが前記第1の
    電源端子に共通接続された第1のNチャネルトランジス
    タを有し、 前記信号発生手段は、前記第2の電源端子にソースが接
    続されゲートが前記第1のノードに接続されドレインが
    前記第2のノードに接続された第2のPチャネルトラン
    ジスタと、この第2のノードにドレインが接続されゲー
    トとソースとが前記第1の電源端子に共通接続された第
    2のNチャネルトランジスタと、前記第2のノードに入
    力端を接続されたインバータを構成するものであって、
    この入力端にゲートが接続され前記第2の電源端子にソ
    ースが接続されドレインが第3のノードに接続された第
    3のPチャネルトランジスタと、前記入力端にゲートが
    接続され前記第1の電源端子にソースが接続されドレイ
    ンが前記第3のノードに接続された第3のNチャネルト
    ランジスタとを有し、 前記電源変動検出回路により発生された前記パルス信号
    はトランジスタのゲートに供給され、前記トランジスタ
    は一端を外部信号入力端子に接続され他端を入力回路の
    初段ゲートに接続されていることを特徴とする半導体集
    積回路。
  5. 【請求項5】前記信号発生手段はさらに、前記第2の電
    源端子にドレインが接続されゲートにチップイネーブル
    信号を入力され前記第2のPチャネルトランジスタのソ
    ースにソースが接続された第4のNチャネルトランジス
    タを有することを特徴とする請求項4記載の半導体集積
    回路。
  6. 【請求項6】前記電位設定手段はさらに、前記第1の電
    源端子にソースが接続されゲートに前記チップイネーブ
    ル信号を入力され前記第1のNチャネルトランジスタの
    ゲート及びソースにドレインが接続された第5のNチャ
    ネルトランジスタを有することを特徴とする請求項5記
    載の半導体集積回路。
JP1290575A 1989-11-08 1989-11-08 半導体集積回路 Expired - Lifetime JP2531809B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1290575A JP2531809B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 半導体集積回路
KR1019900017930A KR950003011B1 (ko) 1989-11-08 1990-11-07 반도체 집적회로

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1290575A JP2531809B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03152797A JPH03152797A (ja) 1991-06-28
JP2531809B2 true JP2531809B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=17757801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1290575A Expired - Lifetime JP2531809B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 半導体集積回路

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2531809B2 (ja)
KR (1) KR950003011B1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55157192A (en) * 1979-05-25 1980-12-06 Hitachi Ltd Mis input circuit
JPS5954094A (ja) * 1982-09-21 1984-03-28 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JPS60246095A (ja) * 1984-05-21 1985-12-05 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JPS61242418A (ja) * 1985-04-19 1986-10-28 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 入力回路
JPH0625062Y2 (ja) * 1988-03-18 1994-06-29 三洋電機株式会社 信号入力回路
JPH0687495B2 (ja) * 1988-03-29 1994-11-02 シャープ株式会社 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR950003011B1 (ko) 1995-03-29
KR910010533A (ko) 1991-06-29
JPH03152797A (ja) 1991-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100231951B1 (ko) 반도체 집적회로
US4933902A (en) Method of and apparatus for reducing current of semiconductor memory device
JP2557411B2 (ja) 半導体集積回路
US4733112A (en) Sense amplifier for a semiconductor memory device
US5821787A (en) Power-on reset circuit with well-defined reassertion voltage
US6278638B1 (en) Pulse generator circuit and semiconductor memory provided with the same
JP3532721B2 (ja) 定電圧発生回路
KR20030035832A (ko) 반도체 장치
JPH05168151A (ja) 電源投入検出回路
US5973521A (en) Semiconductor device for automatically detecting external interface voltage
US5091886A (en) Dual current data bus clamp circuit of semiconductor memory device
KR920010824B1 (ko) 반도체 메모리
JPH08147974A (ja) クロッキング回路
US4893029A (en) Power supply noise protection circuit
US5260904A (en) Data bus clamp circuit for a semiconductor memory device
US5446694A (en) Semiconductor memory device
US6002624A (en) Semiconductor memory device with input/output masking function without destruction of data bit
JP2531809B2 (ja) 半導体集積回路
JP2000252808A (ja) 集積回路
JP3313383B2 (ja) 読み出し専用記憶装置
US6650152B2 (en) Intermediate voltage control circuit having reduced power consumption
US6169423B1 (en) Method and circuit for regulating the length of an ATD pulse signal
JPH07134896A (ja) 半導体メモリ装置のバッファ回路
US5565802A (en) Semiconductor device with differential amplifier operable at high speed
JP3346044B2 (ja) センスアンプ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 14