JP2531490B2 - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JP2531490B2
JP2531490B2 JP5285365A JP28536593A JP2531490B2 JP 2531490 B2 JP2531490 B2 JP 2531490B2 JP 5285365 A JP5285365 A JP 5285365A JP 28536593 A JP28536593 A JP 28536593A JP 2531490 B2 JP2531490 B2 JP 2531490B2
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茂雄 山形
継英 坂田
富茂 田口
素明 川崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体を有する映像
信号の記録再生装置に関し、特に記録媒体に対して半導
体メモリの如き記憶手段を介して画像信号の読み出しを
することにより、安全確実に画像信号の再生を行うこと
のできる画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置において、映像信号
の再生中は、必ず磁気シートを回転させて磁気シートに
記録されている映像信号を常に磁気ヘッドで読みださな
ければならなかった。そのため、長時間にわたり磁気シ
ート上の同一トラックの映像信号を再生している場合に
は、磁気ヘッドとの接触による磁気シートの摩耗を生
じ、磁気シートの磁性層に傷が生じるという欠点があっ
た。また、同様に、磁気ヘッドの摩耗も生じ、磁気ヘッ
ドの記録および再生特性を変動させるという欠点を生じ
ていた。
【0003】そこで、再生した信号を一旦半導体メモリ
に記憶させて該メモリから繰り返し読み出しを行う装置
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
装置においては再生した信号が適正なものではなく、例
えば未だ画像信号が記録されておらず、未記録の場合に
は該半導体メモリへの書き込みが行えず、従前に前記メ
モリに記憶された画像信号が残ったままとなってしま
い、使用上違和感が生じることになるという欠点を有し
ていた。また、誤って媒体上の画像信号を消去してしま
った場合には復元することができなかった。
【0005】本発明は、上述の欠点を除去し、誤って媒
体上の画像信号を消去してしまった場合にも記憶手段か
ら復元することができる画像再生装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、媒体から画像信号を再生するための再生
手段と、前記媒体に記録された画像信号を消去するため
の消去手段と、前記再生手段により再生された画像信号
を繰返し可視像として出力すべく該画像信号を一画面分
記憶する記憶手段と、前記再生手段からの再生出力レベ
ルを検出する検出手段と、動作モードを指定するモード
指定手段と、指定された動作モード及び前記検出手段の
検出出力に応じて前記記憶手段を制御する制御手段とを
備え、前記制御手段は、再生モード時には前記再生出力
レベルが所定レベル以下の場合に前記記憶手段をクリア
し、消去モード時には前記再生出力レベルに関係なく前
記記憶手段のクリアは行わないことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】本発明では、モード指定手段で指定された動作
モード及び検出手段の検出出力(再生出力レベル)に応
じて制御手段が記憶手段を制御する。この制御手段は、
再生モード時には再生出力レベルが所定レベル以下の場
合に記憶手段をクリアし、消去モード時には再生出力レ
ベルに関係なく記憶手段のクリアは行わないので、使用
上の違和感が生ずることなく、また、誤って媒体上の画
像信号を消去してしまった場合にも記憶手段から復元す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す。ここで1
は記録媒体としての回転シートでフロッピーディスクの
如き映像信号の記録再生および消去をトラック毎に可能
な複数トラックを同心円状に形成したディスク状の磁気
シートである。2は磁気シート1を回転させるディスク
モータ(例えば、DCモータ)、3は磁気シート1に対
して映像信号の記録再生を行う磁気ヘッドである。これ
ら1,2,3等により記録再生手段が構成されている。
4は映像信号の入力端子(映像入力端子)、5は入力端
子4から入力した映像信号を磁気記録・再生するのに適
した信号に変換するための記録プロセス回路(記録信号
変調回路)である。6は記録プロセス回路5の出力信号
を増幅する記録増幅器(記録アンプ)、7は磁気ヘッド
3を通じて再生された信号を増幅する再生増幅器(再生
アンプ)、8は再生アンプ7の出力信号レベルを判定す
ることにより記録再生手段の動作が安定したか否かを検
出する検出手段としてのレベル検出器である。9は再生
アンプ7の出力信号から、元の映像信号を復調して出力
する再生プロセス回路(再生信号復調回路)である。
【0011】10は再生プロセス回路9から出力したア
ナログ映像信号をデジタル信号に変換するA/D(アナ
ログ/デジタル)変換器である。11はA/D変換器1
0から入力する1フレームのデジタル映像信号情報を記
憶する記憶手段としての半導体メモリである。12は半
導体メモリ11から読み出されたデジタル映像信号を再
びアナログ信号に変換するD/A(デジタル/アナロ
グ)変換器である。13は後述のスイッチの切替により
上述の入力端子4、または再生プロセス9またはD/A
変換器12のいずれかから入力する映像信号を増幅する
映像増幅器、14は映像増幅器13の出力を映像するモ
ニタ(テレビ)である。
【0012】また、15は再生プロセス回路9から出力
される再生映像信号から同期信号を分離する同期分離回
路、16は同期信号の発生器、17は後述のスイッチを
介して同期分離15または同期信号発生器16から入力
される同期信号に同期して半導体メモリ11のアドレス
をアクセスする基準信号を出力するクロック発生器であ
り、18は磁気シート1上の記録信号を消去する消去信
号を発生する消去信号発生器である。
【0013】SW (スイッチ)〜は信号の経路を切
り替える制御手段としてのリレースイッチである。SW
は記録プロセス回路5および映像増幅器13の入力端
子を映像入力端子4とD/A変換器12のいずれかに切
替える。SWはアンプ6の入力端子を記録プロセス回
路5と消去信号発生器18のいずれかに切替える。SW
はA端子側に接して記録アンプ6と磁気ヘッド3とを
接続し、一方B端子側に接して磁気ヘッド3と再生アン
プ7とを接続する。SWは後段のSWに対してD/
A変換器12と再生プロセス回路9のいずれかに切替え
る。SWはクロック発生器17の入力同期信号とし
て、同期分離回路15と同期信号発生器16のいずれか
に切替える。また、SWは映像増幅器13の入力端子
を映像入力端子4とD/A変換器12または再生プロセ
ス回路9とのいずれかに切替える。
【0014】以上の構成において、本発明装置の動作例
を以下に詳述する。
【0015】(A)まず、磁気シート1に形成されたト
ラックに映像信号の記録を行う場合について説明する。
【0016】記録スイッチ(不図示)をONに操作する
と、SW→A,SW→A,SW→A,SW→A
の端子側にセットされる。映像入力端子4から入力され
た映像信号は、SWがそのA端子側に接続されること
により、記録プロセス回路5に入力される。また同時
に、SWがそのA端子側に接続されることにより、映
像入力端子4から入力された映像信号は映像13に入力
され、モニタ14で可視映像に表示される。
【0017】記録プロセス回路5に入力された映像信号
は、まず色差信号と輝度信号に分離され、分離されたそ
の各信号は共にFM変調されて周波数多重したFM信号
に変調される。この変調により色差信号は低域に線順時
信号となるFM変調された信号となり、輝度信号は高域
にFM変調された信号となる。記録プロセス回路5から
出力される周波数多重されたFM信号は、SWがその
A接点側に接続されていることにより、記録アンプ6に
入力されて増幅され、さらにSWがそのA接点側に接
続されていることにより、記録アンプ6で増幅されたF
M信号は磁気ヘッド3に入力され、磁気ヘッド3により
回転中の磁気シート1上に映像信号の1フィールド分
が、1トラックとして記録される。
【0018】(B)次に、磁気シート1に記録された映
像信号の再生時の動作について説明する。
【0019】再生スイッチ(不図示)をONに操作する
と、SW→B,SW→A, SW→Bの端子にセッ
トされる。
【0020】再生時にはSWはそのB接点側に接続さ
れており、モータ2により回転中の磁気シート1上に形
成されたトラックからトラックに記録されている映像信
号を磁気ヘッド3により読み出して、読み出したその再
生信号を再生アンプ7に送出する。再生アンプ7によ
り、磁気ヘッド3からの微小な信号(再生信号)が増幅
され、再生プロセス回路9に入力される。再生プロセス
回路9では周波数多重されたFM信号を復調し、色差信
号と輝度信号を得た後、この色差信号と輝度信号とを複
合したコンポジット映像信号として出力する。また、再
生プロセス回路5は内部にスキュー補償回路を備えてい
るので、フィールド再生を行っている場合には、そのス
キュー補償回路によりスキュー補償された信号が再生プ
ロセス回路5から出力される。
【0021】再生プロセス回路9から出力された映像信
号はA/D変換器10に入力してディジタル信号に変換
される。また、同時に再生プロセス回路9から出力され
た映像信号は同期分離回路15にも入力して、同期信号
の分離が行われる。
【0022】また、再生アンプ7からの出力信号(再生
FM信号)はレベル検出器8にも入力する。レベル検出
器8では入力される再生FM信号のレベルが所定のレベ
ル以上あり、しかも安定したレベルにあることを検出す
ると、トリガパルスを出力する。このトリガパルスに応
じて、SWはそのA端子側に接続される。上述のトリ
ガパルスがクロック発生器17にレベル検出器8から入
力すると、クロック発生器はSWを通じて入力される
同期信号、この場合は同期分離回路15からの出力信号
に同期した基準クロックを発生し、この基準クロックが
半導体メモリ11の書き込みクロックとなって、メモリ
11にはA/D変換10によりディジタル信号に変換さ
れた映像信号が1フレーム分記憶される。
【0023】他方、レベル検出器8から上述のトリガパ
ルスが出力されない場合、すなわち再生アンプ7の出力
信号のレベルがあらかじめ定めた所定レベルより低い
か、または安定していない場合には、クロック発生器1
7から書き込みクロックが発生されないので再生映像信
号をA/D変換器10でA/D変換した信号のメモリ1
1への読み込みは行われず、以前にメモリ11に書き込
まれた情報を保持していることになる。
【0024】また、SWがそのA接点側に接続される
のは、メモリ11へ映像信号情報を書き込んでいる間だ
けである。従って、この書き込みを行っていないとき
は、SWはB接点側にあるので、同期信号発生器16か
らの出力信号がクロック発生器に入力され、この出力信
号に同期したクロックがクロック発生器17から出力さ
れてメモリ11内の情報が読み出される。また、上述の
再生時にはSWはA端子に、またSWはB端子に接
続されているので、常に、モニタ14にはメモリ11の
内容がD/A変換器12によりアナログ化された映像信
号で表示されていることになる。すなわち、新たな映像
信号情報の書き込みがメモリ11に対して行われないか
ぎり、メモリ11に記憶されている映像信号に変更は生
ぜず、従って再生映像信号としてモニタ14に表示して
いる表示内容も変化しない。
【0025】ところで、レベル検出器8からのトリガパ
ルスによってSWはA接点側に接続され、クロック発
生器17は同期分離15の出力信号に同期したクロック
信号を発生し、メモり11に1フレーム分の映像信号を
記憶させた後は、直ちにSWはB接点側に切替わり、
今度は同期信号発生器16からの同期信号がクロック発
生器17に入力されて、同期信号発生器16からの同期
信号に同期したクロック発生器17の基準クロックによ
って、メモリ11の記憶内容が読み出されてD/A変換
器12に入力され、D/A変換器12によりアナログ信
号に変換された映像信号がモニタ14に表示されるとい
う動作が正常時には交互に実行される。
【0026】メモリ11に映像信号(1フレーム分)を
記憶させるために必要な時間は、ほぼ1/30秒間であ
り、この時にメモリ11の内容を読み出してモニタをす
ることはできないが、メモリ11に新しく記憶された映
像信号が直ちに読み出されてモニタ14に表示されるの
で、上述の書込み時間1/30秒は実際上ほとんど問題
にはならない。また、同期分離回路15の出力信号を同
期信号発生器16に入力して、同期信号発生器16から
発生する同期信号と同期分離回路15からの出力信号と
を位相同期するように構成しているので、表示の切りか
わり時の同期の乱れもほとんど生じることはなく、何ら
問題は生じない。
【0027】(C)次に、再生している磁気シート1の
トラックに映像信号が記録されていない場合の動作につ
いて説明する。
【0028】上述のトラックに映像信号が記録されてい
ない場合には、再生アンプ7の出力信号レベルが小さい
のでレベル検出器8の出力端にトリガパルスが現われる
ことはない。従って、この場合には、以前にメモリ11
に書き込まれた映像情報が、そのままモニタ14に表示
されることになるが、あるトラックの再生を開始してか
ら一定時間経過した後にレベル検出器8からトリガパル
スが出力されない場合には、図示していない検出回路の
トリガパルスによって、SWがB端子側に接続される
と同時に、メモリ11の記憶内容もクリア(消去)され
ることになる。すなわち、その時のモニタ14には、磁
気シート1上の未記録トラックを再生して得た信号を表
示することになる。この信号は一般に低レベルの雑音で
あり、モニタ14には雑音が表示されるので操作者には
現在再生しているトラックが未記録トラックであること
を知らせることができる。
【0029】このように、再生アンプ7の出力レベルが
あらかじめ定めたある値よりも大きく、かつ安定してい
ることをレベル検出器8で検出した後、メモリ11に再
生された映像信号を記憶させ、メモリ11から読み出し
た映像信号11をモニタ14に表示させるというように
構成しているので、磁気ヘッド3を高速で送った時など
でも、雑音が少なくまた同期乱れのほとんどない映像信
号をモニタ14に表示することができる。
【0030】また、メモリ11から読み出した映像信号
を再生映像信号としてモニタ14に表示している時に
は、磁気ヘッド3と磁気シート11とを接触させている
必要がないので、当該ヘッド3とシート1とを離してお
くことができる。すなわち、長時間に亙り同一映像信号
をモニタする場合にも、本例によればヘッド3とシート
1とが常時接しているわけではないので、磁気シート1
と磁気ヘッド3とはほとんど摩耗することなく、かつメ
モリ11を介してモニタするのでモニタ14上に再生さ
れている映像も安定したものとなる。
【0031】(D)次に、磁気シート1から映像信号を
消去する場合について説明する。
【0032】まず、磁気シート1上から映像信号を消去
する場合には、消去したい映像信号を磁気シート1から
再生してモニタ14で確認することが必要である。そこ
で、まず、上述したような再生動作により、映像信号の
再生が行われている時に、操作者により図示していない
消去スイッチがONに操作されると、この消去スイッチ
に連動してSWがそのB端子側に接続され、またSW
がA端子側に、SWがA端子側にセットされるの
で、記録アンプ6には、消去信号として例えば2KHz
程度の減衰信号が消去信号発生器18から入力される。
この消去信号が記録アンプ6を通じて増幅されてから磁
気ヘッド3により磁気シートの今まで再生していた該当
トラックに記録されるので、磁気シート1上のそのトラ
ックの映像信号は消去される。また、この消去時におい
て、消去される前に再生されていた映像信号はメモリ1
1に記憶されているが、磁気シート1上の映像信号の消
去を行っている間は、クロック発生器17の読み出し用
基準クロック発生を停止しているので、モニタ14には
なにも映像が表示されない。その後に消去が終了した
ら、SWはただちにB端子側に切り替わり、また連動
してSWもそのB端子側に切り替わるので、モニタ1
4には無信号のトラックを再生した時の低レベルの雑音
が表示される、また、このように消去後に一定時間経過
してもレベル検出器8の出力端にはトリガパルスが出力
されないので、この時にはクロック発生器17の書き込
み用基準クロックが停止しているため、メモリ11のリ
セットも行われない。すなわち、消去時には消去後でも
メモリ11内に消去する前の映像信号情報が記憶されて
いるので、誤まって磁気シート1のトラック上から映像
信号を消去してしまった場合にも、もう一度メモリ11
の内容を読み出して、モニタ14に表示することができ
る。
【0033】上述の消去が終了すると、図示していない
消去スイッチのOFF(開)により、SWがA端子側
に切替わると共に、SWがB端子側に、SWがB端
子側に接続されるので、モニタ14には消去後のトラッ
クを再生した時の雑音が表示されるのであるが、このと
き図示していないメモリ読出し用スイッチによりメモリ
11の記憶内容を読出してモニタ14に表示することが
できる。すなわち、上述のメモリ読出し用スイッチを操
作者がONにすることにより、SWをB端子側に、S
WをA端子側に、およびSWをB端子側に接続し
て、消去する前の映像信号をモニタ14でモニタでき
る。ここで、もし、誤消去してしまった時には、不図示
の再記録スイッチの操作によりSWをB端子側に、S
WをA端子側に、SWをA端子側に接続切替して再
度磁気ヘッド3を介して磁気シート1上の消去した同一
トラックに対して記録動作を行えば、消去する前の映像
信号をメモリ11から読み出して磁気シート1上にもう
一度記録することができる。このため、本例では誤消去
してしまった場合にも、その映像信号を失うことはな
い。さらにまた、上述したような再生記録機能を用い
て、あるトラックに記録されている映像信号を別のトラ
ックに移動して記録させること、すなわち記録トラック
の変更が容易に行えることはいうまでもない。
【0034】次に、図2を参照して本発明の他の実施例
について説明する。なお、図1の同一符号の付してある
ものは同一の機能を有するものとする。
【0035】図2で、19は電話回線22を利用して映
像信号を送受信する時に、メモリ11を駆動させるため
の基準クロックを発生させる送受信クロック発生器であ
る。20はメモリ11から読み出されたディジタル映像
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、21はD
/A変換器20によってディジタル−アナログ変換され
た映像信号を電話回線22を利用して送信するための送
信処理を行う送信用処理回路である。23は電話回線2
2から送信されてきた信号を受信して復調する受信用処
理回路、24は受信用処理回路23で復調されたアナロ
グ映像信号をディジタル信号に変換するA/D変換器で
ある。SWはメモリ11への映像信号の入力先を切替
えるスイッチであり、磁気シート1からの映像信号をメ
モリ11に記憶する時はA端子側に接続し、電話回路2
2からの映像信号をメモリ11に記憶する時はB端子側
に接続する。SWは電話回線22に対して送信と受信
を切替えるスイッチであり、送信時にはA端子側に、ま
た受信時にはB端子側に接続する。
【0036】(E)次に、以上の構成において、映像信
号を電話回線22を利用して送信する際の動作について
説明する。
【0037】不図示の送信スイッチをONに操作する
と、SWはA端子側に、SWはA端子側にセットさ
れる。その他のSW, , ,は再生時と同じであ
る。送信時に送信できる映像信号情報はメモリ11に記
憶されている映像情報であり、この情報を送受信クロッ
ク発生器18により発生させた基準クロックにより読み
出して、送信用処理回路20によりAM変調またはFM
変調して、SWを通じて電話回線22に送出する。こ
のとき、メモリ11から読み出される映像情報の帯域幅
は一般に4.2MHz程度であるが、公衆電話回線の帯
域幅は3KHz程度であるので、時間軸を変換しなけれ
ばならない。そのため、送受信クロック発生器19から
発生させる基準クロックを、クロック発生器17で発生
させるクロック周波数より十分に低い周波数に設定し、
その発生器19からの基準クロックにより映像信号をゆ
っくりとメモリ11から読み出すことにより、時間軸変
換を行っている。
【0038】(F)さらに、電話回路22から送られて
くる映像信号を受信する際の動作について説明する。
【0039】不図示の受信スイッチがONとなると、S
WがB端子側に接続し、SWがB端子の側に接続す
る。また、その他のSW, , は再記録時と同様で
ある。このように受信の際には、SWがB端子側に接
続されているので、電話回線22で送られたAM変調ま
たはFM変調されて軸間軸変換をうけた映像信号を受信
用処理回路23により復調し、更にA/D変換器24に
よりディジタル信号化した後に、送受信クロック発生器
19から発生させた基準クロックによりメモリ11に書
き込む。このように、本例によればメモリ11を映像信
号の時間軸変換用バッファとして用いて、電話回線22
を利用しての伝送および受信を行うことができる。
【0040】上述のメモリ11に記憶された1フレーム
の映像信号の伝送または送信を行うのに要する時間は数
分必要であり、この時間にメモリ11の内容を書きかえ
ることは許されない。すなわち、メモリ11が送受信の
ために使われている場合には、磁気ディスク1からの再
生映像信号をメモリ11に書き込むことはできないので
あるが、この時にはSWをB端子側に、SWをB端
子側に接続させることにより、モニタ14には送信、又
は受信している映像信号とは別の映像信号を表示するこ
とができる。従って、映像信号の電話回線を通じての送
信または受信に数分間を必要としても、その間に次に送
信する映像信号をモニタ14を参照することにより検索
することが可能であり、時間を有効に使えるという利点
がある。もちろん、上述の送信または受信が終了すれ
ば、メモリ11に記憶された映像情報をモニタ14に表
示したり、磁気ディスク1に記録することは可能であ
り、また、その受信途中であってもその受信情報をモニ
タ14に表示することは可能であり、電話回線22を通
じて、送られてくる映像情報をモニタ14で確認するこ
とができる。
【0041】このように実施例によれば、所定量(例え
ば1トラックまたは1フレーム以上)の映像情報を記憶
するメモリを介して記録再生や消去および記録情報の送
受信を行い得るようにしているので、以下のような効果
が得られる。
【0042】 記録時にも上述のメモリを利用するこ
とにより、記録タイミングを逃さないで確実な記録がで
きる。すなわちディスクモータ(2)が立ち上がるまで
に一般に0.3秒程度の時間を必要としているので、デ
ィスクモータの停止状態から磁気シートへの記録可能な
状態になるまでに時間的に0.3秒以上必要であって、
記録スイッチ(RECSW)をONにしたとしても、直
ちに磁気シートに映像信号を記録することはできない
が、本発明の実施例を用いれば磁気シートに記録する映
像をメモリに一度書き込んでしまってから、メモリの内
容を磁気シートに移すという処理手順(シーケンス)に
することにより、記録するタイミングがずれることはな
い記録装置を提供できる。これは特に、記録タイミング
を重要視するもので、1フレーム単位で映像信号をフロ
ッピディスク等に記録する静止画像の記録、例えば電子
式スチルカメラや文書記録装置等に好適に応用できる。
【0043】 再生信号が安定してから、メモリに映
像信号を取り込み、以降はメモリの内容をモニタするこ
とにより、磁気シートや記録ヘッドの摩耗を軽減するこ
とができる。
【0044】 消去時には、再生映像信号がメモリに
記憶されているので誤消去したとしても、その映像信号
を失うことはなく、もう一度復元することができる。
【0045】 メモリからの映像信号と、磁気ヘッド
から直接再生された映像信号とを切り替えて出力するス
イッチを設けることにより、映像信号を電話回線を用い
て送受信する際の数分間にわたるメモリの書き換えがで
きない期間にも、再生信号をモニタすることが可能であ
り、特に複数の映像信号の送信を行う場合などの送信中
に、次に送るべき映像を再生してモニタで検索すること
ができる。
【0046】 再生しながら磁気フィルムのトラック
送りする時にも、所定レベル以上の画質の映像信号のみ
メモリに記憶することにより、ノイズがほとんど生ずる
ことなく、また同期の乱れも生じない安定な再生を行う
ことができる。
【0047】なお、以上の実施例において記録媒体記録
ヘッドは磁気によるものでなくてもよいのは勿論であ
る。また、記録媒体が回転する代わりにヘッドを回転さ
せてもよいものである。
【0048】また、記憶手段としては半導体メモリに限
らず例えば磁気バブルメモリ等の小型で応答性のよいメ
モリであればよい。
【0049】また、検出手段としては、記録再生手段内
のモータの回転速度や回転位相が安定したか否かを検出
するものであってもよい。また、記録媒体の各トラック
に対しヘッドをアクセスするアクセス手段を有する場合
にはこのアクセス動作の完了を検出するものであっても
よい。
【0050】また、これら回転速度,回転位相,アクセ
ス動作完了等の全ての条件が安定したときトリガ信号を
形成するものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
消去モード時には、再生出力レベルに関わらず記憶手段
をクリアしないので、誤って媒体上の画像信号を消去し
てしまった場合にも記憶手段から復元することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明装置の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気シート 2 モータ 3 磁気ヘッド 4 映像信号入力端子 5 記録プロセス回路 6 記録アンプ 7 再生アンプ 8 レベル検出器 9 再生プロセス回路 10 A/D変換器 11 メモリ 12 D/A変換器 13 映像増幅器 14 モニタ 15 同期分離回路 16 同期信号発生器 17 クロック発生器 18 消去信号発生器 19 送受信クロック発生器 20 D/A変換器 21 送信用処理回路 22 電話回線 23 受信用処理回路 24 A/D変換器 SW〜SW スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 素明 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン株式会社 玉川事業所内 (56)参考文献 実開 昭58−30920(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体から画像信号を再生するための再生
    手段前記媒体に記録された画像信号を消去するための消去手
    段と、 前記再生手段により再生された画像信号を繰返し可視像
    として出力すべく該画像信号を一画面分記憶する記憶手
    前記再生手段からの再生出力レベルを検出する検出手段
    と、 動作モードを指定するモード指定手段と、 指定された動作モード及び前記検出手段の検出出力に応
    じて前記記憶手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、再生モード時には前記再生出力レベル
    が所定レベル以下の場合に前記記憶手段をクリアし、消
    去モード時には前記再生出力レベルに関係なく前記記憶
    手段のクリアは行わない ことを特徴とする画像再生装
    置。
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