JPH09200684A - 映像/音声信号記録装置 - Google Patents

映像/音声信号記録装置

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JPH09200684A
JPH09200684A JP8022125A JP2212596A JPH09200684A JP H09200684 A JPH09200684 A JP H09200684A JP 8022125 A JP8022125 A JP 8022125A JP 2212596 A JP2212596 A JP 2212596A JP H09200684 A JPH09200684 A JP H09200684A
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JP
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signal
video
telop
interpolation
audio signal
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JP8022125A
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English (en)
Inventor
Masami Tomita
真巳 冨田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン放送を受信し記録するような映
像/音声信号記録装置において、映像信号に挿入された
テロップ表示を確実に消去および補間し本来の映像信号
を復元する。 【解決手段】 テロップが挿入された映像信号が回路2
0に供給され、信号Y及び信号Cとに分離される。信号
Yは、ディジタル変換されコントローラ11によってア
ドレス制御されメモリ22に書き込まれる。一方、テロ
ップが挿入されない本来の映像信号情報が含まれる補間
信号がデコーダ28に供給され、補間データや補間デー
タ位置データなどに変換され、回路29で実際の補間信
号が生成される。この信号が11の制御によってメモリ
22のテロップ部分に対応するアドレスに上書きされる
ことによってテロップ部分の消去及び補間が行われ、本
来の映像信号が復元される。テロップ表示の消去及び補
間を補間信号を用いて行うため、確実に本来の映像信号
の復元を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放送によって受
信された映像信号から例えばテロップ表示を消去し、テ
ロップ挿入以前の本来の映像信号を復元し記録するよう
な映像信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送によって送信されてくる映像信号に
は、例えば時刻表示や字幕といった、テロップ信号が挿
入されている場合がある。ところが、このテロップ信号
は、映像信号の記録時には不要とされる場合がある。そ
のため、映像信号からこのテロップ信号部分を検出して
消去し、消去された部分を補間して背景映像と同一化し
て表示する方法が幾つか(特開平2−63276,特開
昭63−6975,実開昭62−178666,実開平
01−115835)報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法では、例
えば映像信号における1水平期間前、あるいはテロップ
情報部分と相関のある他の部分の信号からテロップ信号
が消去された部分の補間信号を作り出し、テロップ信号
消去部分を復元している。ところが、これらの方法にお
いては、テロップ検出部分の誤動作や補間信号の誤差な
どにより、テロップ消去部分の映像信号を復元できない
場合があるという問題点があった。
【0004】また、映像信号とテロップとを別の情報と
しておいて、任意にこれらの情報を切り換える、所謂ク
ローズドキャプションと呼ばれる方法がある。しかし、
この方法では、この機能に対応していない従来の機器で
は使用できないという問題点があった。さらに、この方
法では、例えばニュース速報といったような、緊急放送
には使用できないという問題点もあった。
【0005】したがって、この発明の目的は、映像信号
に挿入されたテロップ表示などを確実に消去および補間
して記録できるような映像/音声信号記録装置を提供す
ることにある。
【0006】また、この発明の他の目的は、映像信号に
付随して伝送された、本来の音声信号とは別に挿入され
た音声信号を確実に消去および補間できるような映像/
音声信号記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、本来の映像信号とは別に挿入され
た挿入映像信号を補間信号を用いて消去することで本来
の映像信号を復元し、復元された本来の映像信号を記録
媒体に記録することを特徴とする映像/音声信号記録装
置である。
【0008】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、映像信号に付随して伝送される本来の音声信
号とは別に挿入された挿入音声信号を補間信号を用いて
消去することで本来の音声信号を復元し、復元された本
来の音声信号を映像信号に付随させ記録媒体に記録する
ことを特徴とする映像/音声信号記録装置である。
【0009】上述したように、この発明は、本来の映像
信号とは別に挿入された挿入映像信号を補間信号を用い
て消去することで本来の映像信号を復元し、復元された
本来の映像信号を記録媒体に記録するようにされている
ために、記録媒体から再生された映像信号に挿入映像信
号が含まれないようにすることができる。
【0010】また、上述したように、この発明は、映像
信号に付随して伝送される本来の音声信号とは別に挿入
された挿入音声信号を補間信号を用いて消去することで
本来の音声信号を復元し、復元された本来の音声信号を
映像信号に付随させ記録媒体に記録するようにされてい
るために、記録媒体から再生された音声信号に挿入音声
信号が含まれないようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
よる映像信号記録装置の構成の一例を示す。例えば家庭
用のビデオテープレコーダである映像信号記録装置1に
おいて、放送電波がアンテナ2によって受信され、チュ
ーナ3に供給され受信処理され映像信号および音声信号
とされる。このとき受信された放送電波には、映像信号
に例えば時刻表示といったテロップが挿入されているも
のとする。これら映像信号および音声信号は、映像音声
信号処理回路4にそれぞれ供給される。
【0012】映像音声信号処理回路4は、映像信号およ
び音声信号の入出力の制御を行うものであり、この映像
音声信号処理回路4に供給された映像信号および音声信
号は、それぞれ出力増幅回路5に供給される。この出力
増幅回路5は、映像信号および音声信号のそれぞれに対
する増幅回路を含んでおり、供給された映像信号および
音声信号は、それぞれ増幅され外部出力端子14に導出
される。この外部出力端子14の出力は、例えばビデオ
モニタに供給され、映像信号の映出や音声信号の再生が
行われる。
【0013】この映像/音声信号記録装置1において映
像信号および音声信号を記録する場合には、映像音声信
号処理回路4からの映像信号および音声信号の出力が上
述の出力増幅回路5に供給されると共に、この発明の主
題に係る信号処理回路6にも供給される。なお、この例
では、この信号処理回路6に供給される映像信号は、輝
度信号Yおよび色信号Cとが重畳されたコンポジットカ
ラー信号である。
【0014】この信号処理回路6には、上述の映像信号
および音声信号と共に、端子13から補間信号が供給さ
れる。この補間信号は、信号処理回路6において映像信
号中のテロップ信号の抽出や補間を行う際に必要とされ
る信号であって、実際の補間データの他に、補間データ
挿入位置、および、補間データにおける輝度,色,音声
の識別信号を含む。この補間信号の詳細については、後
述する。
【0015】信号処理回路6に供給された映像信号は、
この補間信号に基づいてテロップ部分が消去されると共
に、テロップ挿入前の元の状態に復元される。こうして
テロップ挿入前の状態に復元された復元映像信号は、記
録信号処理回路7に供給される。同時に、音声信号も記
録信号処理回路7に供給される。これら供給された復元
映像信号および音声信号は、記録信号処理回路7におい
て、記録媒体に記録するために適切な形式の信号にそれ
ぞれ変換される。
【0016】例えば、この映像/音声信号記録装置1が
アナログ形式で映像信号および音声信号をビデオテープ
に記録するものであれば、復元映像信号は、この記録信
号処理回路7において高域強調されFM変調され記録イ
コライザを介し記録映像信号とされ出力される。また、
音声信号は、FM変調され記録音声信号とされ出力され
る。
【0017】これら記録映像信号および記録音声信号
は、VTRメカデッキ8に供給される。このVTRメカ
デッキ8は、記録媒体に対する信号の記録のための機構
から成る。この例では、記録媒体がビデオテープ9であ
るため、このVTRメカデッキ8は、回転ヘッド,回転
ヘッド駆動機構,テープ走行機構などから構成される。
このVTRメカデッキ8において、供給された記録映像
信号および記録音声信号がビデオテープ9に対して記録
される。
【0018】また、この映像/音声信号記録装置1にお
いては、ビデオテープ9に記録された信号の再生を行う
こともできる。ビデオテープ9に記録された信号がVT
Rメカデッキ8において再生され、再生されたこの信号
が再生信号処理回路10に供給される。再生信号処理回
路10では、上述の記録信号処理回路7と逆の信号処理
が行われる。すなわち、ビデオテープ9から再生された
再生映像信号は、FM復調され高域圧縮される。また、
再生音声信号は、FM復調される。
【0019】再生信号処理回路10から出力された映像
信号および音声信号は、映像音声信号処理回路4に供給
され、出力増幅回路5を介して外部出力端子14に導出
される。この外部出力端子14に導出された映像信号
は、記録時にテロップが補間信号に基づき消去されてい
る。
【0020】上述のように、テロップが消去されビデオ
テープ9に記録された映像信号は、再生時に特別な処理
をする必要がない。そのため、このビデオテープ9は、
この発明が適用されない従来機器においても、テロップ
が消去された映像として再生することが可能である。
【0021】なお、上述の映像/音声信号記録装置1に
おける処理は、例えばマイクロプロセッサから成るコン
トローラ11によって制御される。このコントローラ1
1に対しては、外部からリモートコントロールやスイッ
チ操作によって指示を与えるようにされている。また、
この映像/音声信号記録装置1の各部に対しては、電源
ブロック12から電源が供給される。
【0022】図2は、上述した信号処理回路6の構成の
一例を示す。なお、以下の説明において、この信号処理
回路6における信号処理は、映像信号の1水平ライン毎
に行われるものとする。映像音声信号処理回路4から供
給されたコンポジットカラー信号である映像信号は、Y
/C分離回路20に供給される。このY/C分離回路2
0において、供給された映像信号が輝度信号Yおよび色
信号Cとに分離される。
【0023】Y/C分離回路20において分離された信
号のうち、輝度信号Yは、A/D変換回路21に供給さ
れ、所定の方法でディジタル信号に変換される。ディジ
タル信号に変換されたこの輝度信号Yは、コントローラ
11によって、メモリ22のアドレスと映像信号の1水
平ライン上における位置とが対応付けられるようにアド
レス制御され、メモリ22に書き込まれる。なお、この
コントローラ11は、上述の映像/音声信号記録装置1
の全体の制御を行うコントローラ11が兼用される。
【0024】一方、Y/C分離回路20において分離さ
れた色信号Cは、色差信号変換回路23に供給される。
この色差信号変換回路23で、供給された色信号Cが色
差信号R−YおよびB−Yとに変換される。これら色差
信号R−YおよびB−Yは、線順次化されA/D変換回
路24に供給され、所定のサンプリング周波数でサンプ
リングされてディジタル色差信号R−YおよびB−Yと
される。このディジタル色差信号R−YおよびB−Y
は、コントローラ11によってメモリ25のアドレスと
映像信号の1水平ライン上における位置とが対応付けら
れるようにアドレス制御され、メモリ25に書き込まれ
る。
【0025】また、映像音声信号処理回路4から供給さ
れた音声信号は、A/D変換回路26に供給される。そ
して、このA/D変換回路26で所定の方法でディジタ
ル変換されディジタル音声信号とされ、コントローラ1
1に、メモリ27のアドレスと音声信号の映像信号の1
水平ライン上における位置とが対応付けられるようにア
ドレス制御され、メモリ27に書き込まれる。
【0026】上述の、端子13から供給された補間信号
がデコーダ28に供給される。上述したように、この補
間信号には、テロップの補間データ,補間データ挿入位
置データ,制御信号,および識別信号が含まれる。この
デコーダ28において、供給された補間信号が変換さ
れ、これらの各信号およびデータが生成される。これら
生成された各信号およびデータのうち、補間データおよ
び補間データ挿入位置データは、補間信号生成回路29
に供給される。
【0027】デコーダ28の動作は、コントローラ11
に監視されており、デコーダ28で補間信号の変換が行
われると、コントローラ11によって識別信号が検出さ
れる。識別信号には、上述したように、供給された補間
データが輝度信号Y,色信号C,あるいは音声信号の何
れに関するものであるかを識別する情報が含まれる。こ
の識別信号の情報に基づき、デコーダ28における補間
信号の変換の際に同時に生成された制御信号によって、
補間信号生成回路29が制御される。この制御によっ
て、補間信号生成回路29において、供給された補間デ
ータから実際の補間信号が生成される。
【0028】この生成された補間信号は、デコーダ28
において補間信号の変換の際に生成された補間データ位
置データに基づくコントローラ11のアドレス制御によ
り、識別信号によって表される信号に対応したメモリ2
2,25,あるいは27の所定のアドレスに書き込まれ
る。この、メモリ22,25,あるいは27に対する補
間データの書き込みによって、例えばテロップの消去お
よびテロップ部分の元の画像への復元がなされる。
【0029】例えば、デコーダ28に供給された補間信
号が輝度信号Yに関するものである場合、この補間信号
がデコーダ28で変換されると、生成された識別信号に
より、この補間信号が輝度信号Yに関するものであるこ
とがコントローラ11に識別される。すると、補間信号
生成回路29において、デコーダ28で補間信号より生
成された制御信号の制御により、同じくデコーダ28に
おいて補間信号から生成された補間データによって、所
定の輝度を有する輝度信号Yが生成される。そして、こ
の輝度信号Yが補間信号から生成された補間データ位置
データに基づくコントローラ11のアドレス制御によっ
て、メモリ22の所定のアドレスに書き込まれる。この
場合には、この書き込みは、メモリ22に当初書き込ま
れたテロップデータに対する上書きとされる。
【0030】なお、この補間信号生成回路29における
上述の処理は、補間信号が色信号C、あるいは音声信号
に関するものである場合でも同様である。また、補間さ
れる対象がテロップなどの映像信号に関する場合には、
通常、輝度信号Yに関する処理と共に、色信号Cに関す
る処理が行われる。
【0031】このようにして、メモリ22,25,27
に書き込まれ補間データによって復元されたデータは、
基準信号発生回路30によって発生された、例えば水平
同期信号に同期した基準信号に基づくコントローラ11
の制御によって読み出される。メモリ22から読み出さ
れたデータは、D/A変換回路31に供給され、アナロ
グ変換され、復元輝度信号Yとされ出力される。
【0032】また、メモリ25から読み出されたデータ
は、色信号処理回路32に供給される。上述したよう
に、色信号Cは、色差信号変換回路23において色差信
号R−YおよびB−Yとに変換され、さらに線順次化さ
れメモリ25に書き込まれる。この色信号処理回路32
においては、色差信号変換回路23における処理と逆の
処理が行われ、線順次化された色差信号が色信号Cとさ
れる。この色信号Cは、D/A変換器33に供給され、
アナログ変換され、復元色信号Cとされ出力される。
【0033】さらに、メモリ27から読み出されたデー
タは、D/A変換回路34に供給され、アナログ変換さ
れ、復元音声信号とされ出力される。
【0034】なお、メモリ22,25,あるいは27か
らデータが読み出された際に、補間データが挿入された
位置の境界部分のデータに対してローパスフィルタ処理
を施し、高域成分を減少させるようにしてもよい。この
ようにすると、補間データ部分と周囲との差異が緩和さ
れ、好ましい。
【0035】また、映像/音声信号記録装置1におい
て、記録信号処理回路7での信号処理がディジタルデー
タで行われるような場合には、信号処理回路6における
D/A変換回路31,33,および34が不要とされ
る。同様に、信号処理回路6に供給される映像信号およ
び音声信号がディジタル信号である場合には、A/D変
換回路21および26が不要とされる。
【0036】次に、実際に行われる補間処理について説
明する。図3は、通常画面にテロップが挿入されモニタ
などに表示された例を示す。この例では、図3Aに示さ
れるように、時刻情報が画面左上にテロップ表示され
る。この画面は、複数の水平ラインである走査線から成
り、画面上部からライン番号が例えばH1 ,H2
3,・・・,Hn ,・・・,のように付される。この
例において、テロップ表示が成されているラインのうち
の1本を、ラインHn とする。
【0037】図3Bは、このラインHn の信号を概略的
に示す。テロップ表示が白色で背景が黒色の場合には、
このように、テロップ表示の部分に信号が現れる。この
テロップ部分の補間は、この走査線毎の映像信号におけ
るテロップ文字部分に相当する信号を、テロップが挿入
される以前の本来の映像信号に置き換えることによって
なされる。
【0038】図4は、このテロップ部分の補間の方法を
説明する図である。図4Aは、上述の図3Aに示され
た、画面左上におけるテロップ表示を拡大した図であ
る。なお、この例では、この時刻を表すテロップ文字
は、白色で表示される。
【0039】この図において、縦方向に区切られた枡目
は各々の走査線を表し、上から6番目の走査線が上述の
ラインHn に対応する。また、横方向に区切られた枡目
は、信号処理回路6における基準信号発生回路30によ
って発生された基準信号に対応する、時間軸上での処理
単位を表す。この例においては、便宜上、テロップ文字
がこの処理単位に基づき構成されているものとする。
【0040】図4Bは、このテロップ表示が挿入される
前の、ラインHn における本来の映像信号を表す。な
お、ここでは、テロップ表示の輝度信号に対して補間を
行う例について説明する。また、以下の図4B〜図4E
において、縦軸は、輝度信号電圧のレベルを表し、Vw
が白レベル、Vb が黒レベルを表す。
【0041】この図4Bに示される、本来の映像信号に
対して図4Aに示されるテロップ表示が挿入されると、
ラインHn の信号は、図4Cに示されるように、テロッ
プ表示位置が白レベルとされた信号となる。図4Dは、
このテロップ表示を消去し補間するために、上述の、映
像/音声信号記録装置1の端子13から供給される補間
信号に含まれる補間データの一例を示す。
【0042】この例では、このように、テロップが挿入
されることで失われる、本来の映像信号が補間データと
して供給される。この補間データが図4Cに示される、
テロップ表示が挿入された映像信号と組み合わされるこ
とによって、図4Eに示されるような信号とされ、図4
Bに示される、テロップが挿入される前の本来の映像信
号が復元される。
【0043】上述の信号処理回路6の例で説明すると、
補間信号が端子13からデコーダ28に対して供給され
る。この補間信号は、デコーダ28において変換され、
この補間信号が輝度信号Yに関するものであることを示
す識別信号,図4Dに示される補間データ,この補間デ
ータが走査線のどの位置に挿入されるかを示す補間デー
タ位置データ,およびこの補間データに対する処理を示
す制御信号が生成される。
【0044】これらのうち、補間データおよび補間デー
タ位置データが補間信号生成回路29に供給される。補
間データは、この補間信号生成回路29において、メモ
リ22に書き込み可能なように変換される(この例で
は、アナログ−ディジタル変換される)。変換された補
間データは、補間データ位置データに基づきコントロー
ラ11にアドレス制御され、メモリ22に書き込まれ
る。この場合には、この補間データは、既に書き込まれ
ている、ラインHn におけるテロップ表示位置に対応す
るアドレスに上書きされる。
【0045】このメモリ22に書き込まれたデータが、
基準信号発生回路30によって発生された基準信号に基
づき読み出される。この読み出しのタイミングは、1水
平ライン毎としてもよいし、上述した、図4Aの横方向
の枡目によって示される、時間軸上の処理単位毎として
もよい。こうして読み出されたデータがD/A変換回路
31に供給され、所定の方法でアナログ変換され、復元
輝度信号Yとされる。
【0046】なお、ここでは、輝度信号Yにおける補間
信号によるテロップの消去および補間ついて説明した
が、この処理は、色信号Cおよび音声信号についても同
様にして行われる。
【0047】また、上述の説明においては、補間データ
は、テロップが挿入されることで失われる本来の映像信
号としたが、これはこの例に限定されるものではない。
例えば、本来の信号とテロップ部分の信号との差分を補
間データに用いることもできる。この場合には、テロッ
プが挿入された映像信号からこの補間データを減算する
ことによって、本来の映像信号を復元することができ
る。また、補間データとして上述のラインHn のよう
に、テロップが挿入されたラインそのものを使用しても
よい。この場合は、この補間データをテロップが挿入さ
れたラインHn と置き換えることで本来の映像信号を復
元することができる。
【0048】また、必ずしも画面に表示されるすべての
テロップ表示を消去し補間する必要はない。例えば、画
面上で上述したような時刻表示部分だけを消去し補間す
るように、明示的に補間部分を示すように補間データの
構成を行ってもよい。
【0049】さらに、このテロップ表示の消去および補
間は、必ずしも常時行う必要がないことはいうまでもな
い。この、消去および補間の有効/無効の切替は、例え
ば、ユーザによる指示に基づくコントローラ11の制御
により、補間信号生成回路29の機能のON/OFFを
設定することによってなされる。
【0050】なお、端子13から供給される補間信号
は、映像信号および音声信号とは別に伝送される必要が
ある。この補間信号の伝送には、例えば、既に実用化さ
れている、ファクシミリ放送におけるファクシミリチャ
ンネル信号を利用することができる。
【0051】このファクシミリ放送は、地上放送におい
ては、ファクシミリ信号副搬送波を周波数変調し、テレ
ビジョン電波の主音声信号に重畳して送信するものであ
り、本来のテレビジョン信号とは映像/音声信号とは独
立にファクシミリ信号を伝送できるものである。このフ
ァクシミリ放送において、ファクシミリチャンネル信号
は、対応する受信機によってファクシミリ信号に変換さ
れファクシミリとして利用される。
【0052】ファクシミリ放送をこの発明に適用させる
場合、放送局において、ファクシミリ信号のデータとし
て、上述の補間信号における補間データ,補間データ位
置データ,識別信号,および制御信号などを伝送する。
そして、映像/音声信号記録装置1におけるチューナ3
をファクシミリ放送に対応させ、ファクシミリチャンネ
ル受信後にこのチューナ3においてファクシミリ信号か
ら補間信号を取り出し、この取り出された補間信号を端
子13から供給することによって、上述のテロップの消
去および補間を行うことができる。
【0053】なお、この場合、この発明が適用されない
従来機器によってこの放送を受信した際には、テロップ
が挿入された状態となる。そのため、従来機器との互換
性を確保したままこの発明による機能を付加することが
可能である。
【0054】この補間信号の伝送方法は、上述のよう
な、ファクシミリ放送を利用する方法に限定されるもの
ではない。例えば、補間信号をテレビジョン電波におけ
る垂直帰線期間に挿入するようにしてもよい。また、補
間信号を、別の副搬送波に多重し伝送するようにしても
よい。また、例えばケーブルでの伝送といった、放送電
波信号以外の伝送方法によって補間信号を伝送すること
も可能である。
【0055】なお、上述の説明においては、信号処理回
路6からの出力が記録信号処理回路7を介してVTRメ
カデッキ8においてビデオテープ9に記録されるが、信
号処理回路6の出力をビデオモニタなどに供給すること
によって、テレビジョン放送受信時にテロップを表示さ
せないようにすることも可能である。
【0056】また、上述では、信号処理回路6が映像/
音声信号記録装置1に内蔵されているように説明した
が、この信号処理回路6を外付け構成として、例えばテ
レビジョン受像機とビデオデッキとの間に挿入すること
も可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、映像/音声信号記録装置において記録しようとする
映像信号に挿入されたテロップなどや本来の音声信号と
は別に挿入された音声信号を、補間信号を用いることに
よって、本来の映像信号や音声信号だけを記録媒体に記
録することができる効果がある。したがって、この記録
媒体の再生時には、例えばテロップなどの表示されてい
ない映像信号を再生することができる効果がある。
【0058】また、この発明によれば、テロップ信号が
挿入される以前の本来の映像信号が補間データとされ、
この補間データによってテロップ部分の消去および補間
が行われる。そのため、テロップ部分の本来の映像が復
元でき、また、この復元の際の誤検出や誤動作が無いと
いう効果がある。
【0059】また、この発明によれば、補間部分を明示
的に特定することができるため、クレジット表示など
の、必要なテロップ表示を消去しないようにできる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による映像信号記録装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図2】信号処理回路の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図3】通常画面にテロップが挿入されモニタなどに表
示された例を示す略線図である。
【図4】テロップ部分の補間の方法を説明する略線図で
ある。
【符号の説明】
6 信号処理回路 11 コントローラ 22,25,27 メモリ 28 デコーダ 29 補間信号生成回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送を受信し記録媒体に記
    録するような映像/音声信号機録装置において、 本来の映像信号とは別に挿入された挿入映像信号を補間
    信号を用いて消去することで上記本来の映像信号を復元
    し、該復元された本来の映像信号を上記記録媒体に記録
    することを特徴とする映像/音声信号記録装置。
  2. 【請求項2】 テレビジョン放送を受信し記録媒体に記
    録するような映像/音声信号機録装置において、 映像信号に付随して伝送される本来の音声信号とは別に
    挿入された挿入音声信号を補間信号を用いて消去するこ
    とで上記本来の音声信号を復元し、該復元された本来の
    音声信号を上記映像信号に付随させ上記記録媒体に記録
    することを特徴とする映像/音声信号記録装置。
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