JP2531161B2 - コンバインの刈高制御装置 - Google Patents

コンバインの刈高制御装置

Info

Publication number
JP2531161B2
JP2531161B2 JP61312390A JP31239086A JP2531161B2 JP 2531161 B2 JP2531161 B2 JP 2531161B2 JP 61312390 A JP61312390 A JP 61312390A JP 31239086 A JP31239086 A JP 31239086A JP 2531161 B2 JP2531161 B2 JP 2531161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
value
mowing
cutting height
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61312390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63167713A (ja
Inventor
祐二 兼武
文夫 吉邨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority to JP61312390A priority Critical patent/JP2531161B2/ja
Publication of JPS63167713A publication Critical patent/JPS63167713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531161B2 publication Critical patent/JP2531161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンバインの刈高制御装置に関するもの
で、コンバインの刈取作業において植立穀稈の刈高さを
自動的に制御する際に利用できる。
(従来の技術、および、発明が解決しようとする問題
点) コンバインにおける植立穀稈の刈取作業時に、刈高さ
を一定に維持させるために、最近では刈取装置部に設け
た刈高センサによって、刈取土壌面に対する刈刃装置の
対地高さの測定を行い、この測定により設定した制御基
準値のもとに、刈高さの制御を行って一定の刈高さを維
持させるようにしている。
このような刈高さの制御においては、通常では刈高セ
ンサにより、一定距離または一定時間毎において測定さ
れた測定値から、制御部で平均値を算出し、この算出平
均値を対土高さの制御基準としているものが多いのであ
る。しかし、この測定値が刈取土壌面に点在する足跡や
土塊および機体の傾斜等による影響を受けて大きく変動
するような場合には、安定した制御は確保されず、一定
した刈高さを維持しにくくなる。
そこでこの発明は、このようなコンバインにおける刈
高センサによる対地高さ測定値からの制御基準値設定の
際に、刈取土壌面の条件や機体の傾斜等の如何にかかわ
らず、比較的安定した制御のできる制御基準値を設定
し、比較的植立穀稈の株元側を刈り取りながら、安定し
た刈高さを維持しつつ刈取作業をしようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この発明は、走行しながら刈取土壌面1に対して刈刃
装置2を刈高さ自動制御手段で一定の刈高さに維持しな
がら植立穀稈を刈り取る刈取装置3と、前記刈取装置3
に設けられていて一定距離走行する毎に対地高さを測定
する刈高センサ4と、該刈高センサ4による所定回数の
測定値Dの中から値の大きい側Rの測定値よりも値の小
さい側Sの測定値を少ない回数削除して残りの測定値HD
の平均値を前記刈高さ自動制御手段の制御基準値とする
制御基準値設定手段と、からなるコンバインの刈高制御
装置の構成とする。
(発明の作用および効果) コンバインによる植立穀稈の刈取作業において、刈取
装置3に設けた刈高センサ4によって、刈取土壌面1に
対する刈取装置3の刈刃装置2の対地高さを所定回数測
定し、この所定回数の測定値から平均値を算出して刈高
さの制御基準値を設定し、刈刃装置2が一定の刈高さを
維持させるべく刈高さ制御が行われるのであり、この制
御基準値の設定は次のようにして行われる。
即ち、コンバインの走行時における所定間隔毎に測定
された所定回数の測定値Dを、制御基準値設定手段に送
り、これらの測定値Dの中から、例えば、土壌面1から
陥没した足跡等によって値が大きくなった側Rと土壌面
1上に堆積した土塊等によって値が小さくなった側Sと
の大小両側の測定値から、夫れ夫れ所定回数の測定値を
削除するにあたり、値の大きい側Rの測定値よりも値の
小さい側Sの測定値を少ない回数削除して、残りの測定
回数の測定値HDから平均値を算出し、この平均値を前記
刈高さ制御を行う際の制御基準値として設定する。
しかして、刈高センサ4の測定値を刈高さ自動制御手
段に送って前記制御基準値と比較し、測定値が前記制御
基準値になるように、刈取装置3の刈刃装置2が刈高さ
制御される。
このように構成したので、刈高センサ4の測定値Dが
土壌面1の陥没した足跡やこれによる隆起した土塊によ
る変化や機体の傾斜等によって、測定値Dが大側Rある
いは小側Sに大きく変動したとしても、測定値Dのうち
大側Rの測定値Rから多くの測定回数を除去し、また、
小側Sの測定値Sから少ない測定回数が除去されること
により、足跡の陥没部の影響を多く取り除いて少ない測
定値HD側に平均値が算出されて制御基準値が設定される
こととなる。
しかして、この小側に設定された制御基準値と刈高セ
ンサ4からの測定値により刈高さ制御がされるので、刈
高装置2を比較的植立穀稈の株元側に作用させて、切り
株を低くしながら刈り取りことができ、安定した一定の
刈高さを維持しつつ刈取作業をすることができる。
(実施例) 以下図面に示すこの発明の実施例について説明する。
コンバインの機体6の後側部における平面視左側部に
は、刈取られた穀稈を脱穀する前後に長い脱穀装置7を
設け、脱穀装置7に隣接する右側部には、機体6の前端
側から機体6の操縦のための操縦台8、及び、操縦席9
を設け、この操縦席9の下側部には、機体6の各装置に
動力を供給する原動機10を設け、また、前記操縦席9の
後側には、脱穀装置7によって脱穀された穀粒を収納す
るグレンタンク11を設けている。これらの各装置の下側
部には、左右一対の前後に長い無端帯12,12を配置し
て、刈取土壌面1を走行する走行装置13を構成する。
また、前記操縦台8の隣接側で且つ脱穀装置7の前側
部に、植立穀稈を刈取り前記脱穀装置7へ搬送する刈取
装置3を設けている。この刈取装置3には、前端側より
植立穀稈を分草する分草杆14を平面視左右両側に設け、
また、分草杆14によって分草された穀稈を引起す引起装
置15を左右の分草杆14の後部から夫れ夫れ上方へ後傾さ
せて任意長さ延設し、引起装置15の後方側には引起され
た穀稈を掻込む掻込装置16を設け、掻込装置16の下側に
は植立穀稈を刈取る刈刃装置2を設けている。
また、刈取られた穀稈を掻込装置16から引継いで脱穀
装置7の穀稈供給装置17へ移送する移送装置18を、掻込
装置16と供給装置17との間に設けている。移送装置18の
終端部近傍位置には、刈取装置3を上下方向に回動させ
る支点部19を設け、刈取装置3の下側部には刈取装置3
を支点部19回りに上下回動により昇降させ伸縮するシリ
ンダ20を設け、シリンダ20の近傍位置には、シリンダ20
を作動させる電磁バルブ21を設けている。
また、刈刃装置2の後部側には、刈刃装置2と土壌面
1との間の対地高さHを超音波によって測定する刈高セ
ンサ4を設け、この刈高センサ4は前後に配置されてい
る送信器22と受信器23とから構成されている。
5はCPUを内蔵している制御部で、この制御部5は、
刈高センサ4からの所定回数の測定値Dを受けて、この
測定値Dの平均値により制御基準値を設定する制御基準
値設定機能、及び、刈高センサ4からの測定値と前記制
御基準値との比較から、前記電磁バルブ21を介してシリ
ンダ20を作動し、刈取装置3の刈刃装置2を上下昇降さ
せて、対地高さHの制御を行う機能を有する。なお、制
御部5は操縦台8に内装して設けている。
また、操縦台8の上面には、刈高制御作用の入切を行
う刈高制御スイッチ24を設ける。また、走行装置13の任
意位置に機体6の走行速度を検出する車速センサ25を設
ける。また、制御部5は、前記刈高センサ4が超音波に
よって対地高さHを測定する測定指令信号を出力し、そ
の所定回数の測定値Dから平均値を算出処理する。制御
部5は、刈高センサ4の送信器22および受信器23,車速
センサ25,電磁バルブ21,刈高制御スイッチ24と夫れ夫れ
電気的に接続している。
次に、実施例の作用について説明する。
原動機10の起動により、刈取装置3,脱穀装置7,走行装
置13の夫れ夫れへと動力が伝達され、刈取装置3の分草
杆14を刈取土壌面1に摺接させながら、走行装置13によ
って機体6を前進させる。すると、分草杆14によって分
草された植立穀稈を引起装置15によって引起し、この引
起した穀稈を掻込装置16によって掻込むと同時に、刈刃
装置2によって刈取り、この刈取った穀稈を掻込装置16
から移送装置18へ引継ぎ、移送装置18から脱穀装置7の
穀稈供給装置17へと引継ぎ搬送し、脱穀装置7によって
脱穀し、この脱穀された穀粒をグレンタンク11へ収納す
る。
このような一連のコンバイン作業において、まず、操
縦台8上面の刈高制御スイッチ24を入にすると、制御部
5のコンピュータによって、車速センサ25からの検出信
号により、機体6の走行時における一定距離、または、
一定時間内の区間検出を行う。この一定走行区間におい
て刈取装置3に設けた刈高センサ4に送信器22から一定
間隔毎に一定数の超音波を刈取土壌面1に向けて発射
し、次いで、土壌面1からの反射波を受信器23により受
信することによって、刈刃装置2と土壌面1との間の対
地高さHを測定する。
しかして、例えば、10回の所定回数の全測定値Dを制
御部5に送って、測定値を大小順にメモリーに格納し、
土壌面1に陥没した足跡等によって値が大きくなった側
Rから4割の測定値RD、つまり、4回の測定値を、ま
た、土壌面1上に堆積した土塊等によって値が小さくな
った側Sから1割の測定値SD、つまり、1回の測定値
を、夫れ夫れ削除し、次いで、その余りの中心部よりの
5割の測定値HD、つまり、5回の測定値の抽出処理を行
う。
この5回の測定値HDの算出平均値を求めて、この平均
値を対地高さHの制御基準値とし、この制御基準値にも
とづいて、制御部5によって電磁バルブ21の制御を行
い、この電磁バルブ21の作用により、シリンダ20を作動
させて、刈取装置3の刈刃装置2を的確に上下昇降さ
せ、植立穀稈の刈高さを一定に維持させるようにするも
のである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示すもので、第1図は側面図、
第2図は電気回路のブロック図、第3図は測定値グラフ
図である。 図中、符号1は刈取土壌面、2は刈刃装置、3は刈取装
置、4は刈高センサ、5は制御部を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行しながら刈取土壌面1に対して刈刃装
    置2を刈高さ自動制御手段で一定の刈高さに維持しなが
    ら植立穀稈を刈り取る刈取装置3と、前記刈取装置3に
    設けられていて一定距離走行する毎に対地高さを測定す
    る刈高センサ4と、該刈高センサ4による所定回数の測
    定値Dの中から値の大きい側Rの測定値よりも値の小さ
    い側Sの測定値を少ない回数削除して残りの測定値HDの
    平均値を前記刈高さ自動制御手段の制御基準値とする制
    御基準値設定手段と、からなるコンバインの刈高制御装
    置。
JP61312390A 1986-12-27 1986-12-27 コンバインの刈高制御装置 Expired - Fee Related JP2531161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61312390A JP2531161B2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27 コンバインの刈高制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61312390A JP2531161B2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27 コンバインの刈高制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63167713A JPS63167713A (ja) 1988-07-11
JP2531161B2 true JP2531161B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=18028673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61312390A Expired - Fee Related JP2531161B2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27 コンバインの刈高制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531161B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139022U (ja) * 1982-03-15 1983-09-19 株式会社クボタ 刈取収穫機
JPS5931619A (ja) * 1982-08-14 1984-02-20 株式会社クボタ 刈取収穫機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63167713A (ja) 1988-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110621152B (zh) 进给器和收割台的定位方法
DE60118518T2 (de) Mittel zur Messung der Schnittbreite von Erntegut
US10609864B2 (en) Predicting grain tank levels when on slopes or hills
EA027650B1 (ru) Система управления высотой жатки
EP3597029B1 (en) Modular sensor array for bulk material detection
CN110089263B (zh) 用于收割机的监视器和控制系统
JP6883974B2 (ja) 収量分布算出装置及び収量分布算出プログラム
JP2531161B2 (ja) コンバインの刈高制御装置
JP6345621B2 (ja) コンバインのための刈高さ制御システム
JP2022092391A (ja) 作業車
BR102019000830A2 (pt) colheitadeira e método para controlar uma colheitadeira
JPS63173516A (ja) コンバインの刈高制御装置
JP2508746B2 (ja) コンバインにおける刈高さ制御装置
JP2019135952A (ja) 作業支援システム
JPS6242655Y2 (ja)
JP3057699B2 (ja) コンバインの刈高制御装置
JP2023033981A (ja) 収穫機械の制御方法、収穫機械用制御プログラム、収穫機械用制御システム及び収穫機械
JPH10210846A (ja) コンバイン等の扱深さ制御装置
JP3669126B2 (ja) 刈取り収穫機における刈高さ制御装置
JPH08275645A (ja) コンバインのセカンドモア昇降制御装置
JP2001190133A (ja) コンバイン等の扱深さ制御装置
JP2962102B2 (ja) コンバインの刈高さ制御方式
JPH01179614A (ja) コンバインの刈高さ制御装置
JP3142228B2 (ja) 刈取り収穫機
JP2021003025A (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees