JP2531112B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2531112B2
JP2531112B2 JP5251256A JP25125693A JP2531112B2 JP 2531112 B2 JP2531112 B2 JP 2531112B2 JP 5251256 A JP5251256 A JP 5251256A JP 25125693 A JP25125693 A JP 25125693A JP 2531112 B2 JP2531112 B2 JP 2531112B2
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に関し、特
に内蔵するレジスタの初期化状態のテストを容易にする
機能を有する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の情報処理装置の一例が、日本電
気会社編、1991年発行のユーザーズマニュアル「μ
PD78328,16/32ビット・シングルチップ・
マイクロコンピュータ」、第5頁に記載されている。
【0003】この刊行物所載のブロック図から本発明に
関係する部分を抜き出し、さらに明確にしたブロック図
を示した図5を参照すると、データバス300と、アド
レスバス400と、中央演算処理装置としてアドレス・
レジスタ11およびこのアドレス・レジスタ11からア
ドレス情報が供給される命令実行制御用マイクロプログ
ラム格納ROM12からなるマイクロROMユニット1
と、このマイクロROMユニット1から出力される制御
コードを命令にデコードするデコーダ6と、データバス
300に接続され実行中の命令を保持するとともにアド
レス・レジスタ11にアドレス情報を供給する命令レジ
スタ(IR)7と、データバス300に接続される演算
用テンポラリレジスタA41およびテンポラリレジスタ
B42とこれらレジスタの内容を演算する演算器(AL
U)43とその出力データを保持しデータバス300お
よびアドレスバス400に出力する演算結果格納用レジ
スタR44と演算器43の実行状態を示しアドレス・レ
ジスタ11にその状態を通知するフラグ格納用レジスタ
(FLAG)45とからなるALU4と、アドレスバス
400からアドレス情報の供給を受けデータバス300
に格納データを入出力する汎用レジスタ9と、次に実行
する命令のアドレスを保持し命令が実行されるたびにプ
ラス1されるプログラムカウンタ(PC)10aと分岐
等のサブプログラムを実行する際にメモリのアドレスを
保持するスタックポインタ(SP)10bとデータ(オ
ペランド)のメモリアドレスを保持するデータポインタ
(DP)10cとからなりアドレスバス400から供給
されるアドレス情報に応答してデータバス300とデー
タの入出力を行う特殊レジスタ10と、コントロールレ
ジスタ811,821,および831を有しデータバス
300を介して周辺機器をコントロールする周辺機器制
御ユニット81,82,および83と、ラッチP1L〜
P4Lと入力バッファP10B〜P40Bとからなりデ
ータバス300を介して外部装置とのデータ/アドレス
の受け渡しをするデータ/アドレス信号入出力ユニット
P1〜P4と、入力バッファ100を介して外部からア
ドレス・レジスタ11とレジスタ811,821,およ
び831と特殊レジスタ10とにそれぞれ初期化信号を
供給する初期化信号入力端子(RES)とを備える。
【0004】再び図5に示す従来の情報処理装置を参照
すると、外部初期化端子RESに初期化信号を入力した
場合、内部の特殊レジスタ、すなわちPC10a,SP
10b,DP10c,IR7,およびキャリィ等のフラ
グ類(FLAG)45や周辺機器の制御回路81,8
2,および83の有する制御用専用レジスタ811,8
21,および831を初期化する。
【0005】従来の内部レジスタの初期化状態テスト用
の処理フローチャートを示した図6を参照すると、この
従来の情報処理装置は、内部レジスタの初期化の状態を
LSIテスター等によりテストする場合、LSIテスタ
から情報処理装置の外部データ入出力端子P1,P2,
P3およびP4のいづれかの端子に、初期化のための処
理フロープログラムを入力することにより(図6−6
1)、内部レジスタの値をアキュムレータへ読み出し
(図6−62)、命令処理を実行した結果、初期化され
た各種レジスタのデータを外部データ入出力端子P1,
P2,P3およびP4のいづれかの端子から順次出力し
(図6−63)、その各種レジスタの値をLSIテスタ
ーで期待値と照合する(図6−64)。
【0006】その結果が不一致ならば不良品として判定
され(図6−65)、一致すればさらに次ぎのレジスタ
の値を照合し、すべてのレジスタの値の照合が完了する
まで同様の処理が実行される(図6−66)。その結果
すべての比較値が一致すれば良品として判定される(図
6−67)。
【0007】また、従来の情報処理装置は、通常動作時
に外部初期化端子RESから初期化信号を入力した場
合、内部レジスタを初期化し、初期化されたPCレジス
タ10aの内容により選択される、プログラムメモリに
格納された命令のアドレスを順次IR7へ供給する。
【0008】次に、そのIR7に入力された命令コード
が、命令実行制御用マイクロROM1のアドレスレジス
タ11に供給されマイクロROM1のアドレスとなり、
マイクロROMセル12より制御コードを出力させるこ
とにより各種命令処理を行なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、この
種の情報処理装置は、内部レジスタ10a,10b,1
0c,811,821,および831の初期化状態の検
査をLSIテスターにより行なっているので、あらかじ
め図6に示す処理フローのテストベクタ(test v
ector;入力パターンおよび期待値パターン)を作
成し、そのテストベクタにより情報処理装置の内部レジ
スタ10a,10b,10c,811,821,および
831の初期化状態を検査していた。
【0010】近年、LSIの集積化技術の進歩に伴な
い、LSI化された情報処理装置に内蔵されるレジスタ
の数は増大しており、そのレジスタの初期化状態の検査
にはそのレジスタの数に比例したテストベクタが必要で
ある。その場合、この検査には、LSIテスタに多量の
テストベクタを格納する大容量のメモリが必要となる欠
点を有しており、また多量のテストベクタをLSIに印
加するためそのテスト時間が増大する欠点をも有してい
る。
【0011】さらに、この種の情報処理装置は、従来よ
りマイクロコンピュータとして各種のシステム装置に組
込まれて使用されており、通常動作時において内蔵され
る内部のレジスタが初期化されているか否かの検出をす
る機能を有していなかった。
【0012】従って、システム装置等に組込まれ通常動
作を行なっている時に、何等かの理由により、この情報
処理装置の初期化機能が故障した場合、情報処理装置自
身がこれを検出する手段がなかった。このため、システ
ム装置を初期化した時、誤動作することを防止するため
には、故障診断プログラム等をシステム装置の初期化毎
に実行させる必要があった。従って、このためのプログ
ラムを通常処理プログラムのなかに加えておく必要が有
った。
【0013】本発明の目的は、半導体集積回路による情
報処理装置において、内蔵されたプログラムカウンタ,
スタックポインタ,データポインタ,およびシフトレジ
スタ等の初期化状態のテストを容易にすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、与えられた命令を実行する中央演算処理装置と、所
定のプログラムが格納された主メモリと、この主メモリ
から取り出した前記命令を一時保持するインストラクシ
ョンレジスタとその一時保持された前記命令の実行を制
御するためのマイクロプログラムが格納される第1のリ
ードオンリメモリと、所定のデータが記憶される複数の
内部レジスタ群とを備える情報処理装置において、複数
の初期化制御信号が供給される複数の外部制御入力端子
とこれら外部制御入力端子を介して供給される前記複数
の初期化制御信号に応答して前記複数の内部レジスタ群
に記憶されるレジスタ初期化データの読み出し処理およ
びチェック処理を実行するためのマイクロプログラムが
あらかじめ格納された第2のリードオンリメモリと、前
記レジスタ初期化データに対応する期待値があらかじめ
格納された第3のリードオンリメモリと、前記複数の初
期化制御信号の組み合せで決る所定の論理値に応答して
前記第1および前記第2のリードオンリメモリのいずれ
かから読み出した制御コードを選択するセレクタとを備
え、前記レジスタ初期化信号に応答して前記セレクタに
より前記第2のリードオンリメモリの前記制御コードが
選択され、その制御コードにしたがい前記レジスタ群か
ら読み出した前記レジスタ初期化データと前記期待値と
をそれぞれ比較するとともに、その比較結果が不一致な
らば前記主メモリにあらかじめ格納された初期化ができ
ない場合に対応するための所定のプログラムを実行し、
一致ならば前記第1のリードオンリメモリに格納された
前記所定のマイクロプログラムにより前記所定の命令を
実行するレジスタ初期化診断用処理機能を有し、この処
理機能を用いて前記レジスタ群の初期化チェックができ
ることを特徴とする。
【0015】また、前記レジスタ初期化診断用処理機能
は、前記複数の初期化制御信号の組み合せによる論理値
にそれぞれ応答して、前記第2のリードオンリメモリに
格納された前記マイクロプログラムにより前記複数の内
部レジスタに記憶された前記レジスタ初期化データを順
次読み出して外部出力端子から出力する処理機能と、前
記レジスタ初期化データを順次読み出して前記第3のリ
ードオンリメモリに格納された前記レジスタ初期化デー
タに対応する前記期待値と比較する第1の比較処理機能
と、前記複数の内部レジスタ値が順次演算されその演算
結果が前記第3のリードオンリメモリに格納された前記
演算結果に対応する前記期待値と比較する第2の比較処
理機能とを備えることを特徴とする。
【0016】さらに、前記第2の比較処理機能は、前記
期待値と前記演算結果の値との比較結果から不一致を検
出したとき、前記主メモリに保持された前記所定のプロ
グラムのアドレスを前記第3のリードオンリメモリから
読み出し、そのアドレス値を前記プログラムにアドレス
情報として設定するように構成されることを特徴とす
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0018】図1は本発明の実施例のブロック図、図2
は本発明の情報処理装置の有する特殊処理マイクロRO
Mに格納されるマイクロプログラムの第1例の処理フロ
ーチャート、図3は特殊処理マイクロROMに格納され
るマイクロプログラムの第2例の処理フローチャート、
および図4は特殊処理マイクロROMに格納されるマイ
クロプログラムの第3例の処理フローチャートである。
【0019】図1を参照すると、この図に示した本発明
の情報処理装置は、図5に示した従来の情報処理装置の
構成に、外部制御入力端子T1,T2,およびT3と、
アドレス・レジスタ21および特殊処理マイクロプログ
ラムが格納された特殊処理マイクロROMセルアレー2
2からなり、アドレスレジスタ21が外部制御入力端子
T1〜3から供給される制御信号に応答して、特殊処理
マイクロROMセルアレー22のアドレスを生成するマ
イクロROMユニット2と、外部制御入力端子T1〜3
から供給される制御信号がアドレス・レジスタ21と並
列に供給されるとともに、その論理出力をアドレス・レ
ジスタ11に供給する論理ゲート回路200と、論理ゲ
ート回路200の出力信号に応答して命令実行制御用マ
イクロROMユニット1および特殊処理マイクロROM
ユニット2から読み出されたいずれかのマイクロコード
出力を選択する切替回路5と、レジスタの初期化信号に
よる初期値がレジスタテスト時の期待値データ等として
格納され、そのデータをアドレスバス400を介して供
給される特殊レジスタ10およびALU4のアドレス情
報に応答してデータバス300に出力するデータ処理用
ROM3とを、さらに加えた構成を備える。
【0020】再び図1を参照すると、この情報処理装置
は、外部初期化入力信号RESが供給されることによ
り、従来例で説明した動作に加え、外部制御入力端子T
1,T2,およびT3の入力信号レベルに応答して以下
に述べる動作を行う。
【0021】すなわち外部制御入力端子T1,T2,お
よびT3の入力信号レベルが全て“0”の時、従来例に
示した情報処理装置と同一の動作を行なう。
【0022】外部制御入力端子T1,T2,およびT3
の入力信号レベルがそれぞれ“1”,“0”,および
“0”の時情報処理装置は初期化入力信号が入力される
と、命令実行制御用マイクロROM1のアクセスを保留
し特殊処理用マイクロROM2を選択するとともに、特
殊処理用マイクロROMのアドレスレジスタ21に、次
に示す第1例の処理フローの処理を実行するマイクロプ
ログラムが格納された先頭番地を設定する。続いて、特
殊処理用マイクロROMの先頭アドレスで示されるマイ
クロプログラムが実行される。
【0023】すなわち、本発明の情報処理装置の有する
特殊処理マイクロROMに格納されるマイクロプログラ
ムの第1例の処理フローを示した図2を参照すると、こ
のマイクロプログラムは、外部初期化入力信号が供給さ
れた時、外部制御入力端子T1,T2,およびT3の入
力信号レベルがそれぞれ“1”,“0”,および“0”
の時にアドレスレジスタ21により起動され(図2−2
01)、制御コードを内部クロックに同期して順次出力
することにより以下の処理を実行する。
【0024】処理202では、ひとつの内部レジスタを
選択する。
【0025】処理203では、選択された内部レジスタ
のデータを内部データバスへ読み出す。
【0026】処理204では、読み出された内部データ
バスのデータを外部データ入出力端子P1P2,P3,
P4のいづれかの出力ラッチPXL(X=1〜4)に書
込み、出力ラッチPXLのデータを外部データ入出力端
子に出力する。
【0027】処理205では、処理201〜204の動
作を情報処理装置に内蔵するすべての内部レジスタにつ
いて行う。
【0028】処理206では、特殊処理用マイクロRO
M2のアクセスを終了し、動作を保留していた命令実行
用マイクロROM1のアクセスを許可する。
【0029】処理207では、処理206に続いて、ア
クセスを許可された命令実行用マイクロROM1は、先
にPCに格納されたアドレスに基づいてプログラムメモ
リから出力された命令コードに従って制御コードを発生
する。
【0030】外部制御入出力端子T1,T2,およびT
3の入力信号レベルがそれぞれ“0”,“1”および
“0”の時初期化入力信号が入力されると、命令実行制
御用マイクロROM1のアクセスを保留し、特殊処理用
マイクロROM2を選択するとともに、特殊処理用マイ
クロROMのアドレスレジスタ21の値に、次に示す第
2例の処理フローの処理を実行するマイクロプログラム
が格納される先頭番地を設定する。続いて、特殊処理用
マイクロROMの先頭アドレスで示されるマイクロプロ
グラムが実行される。
【0031】すなわち、本発明の情報処理装置の有する
マイクロROMに格納されるマイクロプログラムの第2
例の処理フローを示した図3を参照すると、このマイク
ロプログラムは、外部初期化入力信号が入力された時、
外部制御入力端子T1,T2,およびT3の入力信号レ
ベルがそれぞれ“0”,“1”,および“0”の時にア
ドレスレジスタ21により起動され(図3−301)、
制御コードを内部クロックに同期して順次出力すること
により以下の処理を実行する。
【0032】処理302では、ひとつの内部レジスタを
選択する。
【0033】処理303では、選択された内部レジスタ
のデータを内部データバスへ読み出す。
【0034】処理304では、読み出された内部データ
バスのデータを演算器のテンポラリレジスタA41に書
込む。
【0035】処理305では、処理302で選択された
レジスタの初期化信号による、初期化データの期待値が
格納されているデータROM3を選択する。
【0036】処理306では、データROM3から読み
出した期待値を内部データバスへ読み出す。
【0037】処理307では、読み出された内部データ
バス上のデータを、演算器のテンポラリレジスタB42
に書込む。
【0038】処理308では、演算器においてテンポラ
リレジスタA41とテンポラリレジスタB42のデータ
を比較する。
【0039】処理309では、比較結果が一致した場
合、別の内部レジスタを選択し、処理302〜307の
動作を行う。
【0040】情報処理装置に内蔵する全てのレジスタに
おいて、演算器による比較結果が一致した場合、動作を
保留していた命令実行用マイクロROM1の実行を許可
する制御コードを発生し、特殊処理用マイクロROM2
の実行を停止させる。
【0041】処理310〜312では、内部レジスタの
データとデータROM3の比較結果が不一致の場合、P
C10aにデータ処理用ROM3より読み出した、内部
レジスタの初期化が出来ていない場合の処理プログラム
が格納された図示されないメインメモリ(プログラムメ
モリ)のアドレスをPC10aに書込む。
【0042】処理313では、特殊処理用マイクロRO
M2のアクセスを終了し、動作を保留していた命令実行
用マイクロROM1のアクセスを許可する。
【0043】処理314では、アクセスを許可された命
令実行用マイクロROM1は、先にPCに格納されたア
ドレスに基づいて読み出されたプログラムメモリから出
力された命令コードに従った制御コードを発生する。
【0044】外部制御入力端子T1,T2,およびT3
の入力信号レベルがそれぞれ“0”,“0”,および
“1”の時初期化入力信号が入力されると、命令実行制
御用マイクロROM1のアクセスを保留し、特殊処理用
マイクロROM2を選択するとともに特殊処理用マイク
ロROMのアドレスレジスタ21の値に、次に示す第3
の処理フローを実行するマイクロプログラムの格納され
る先頭番地を設定する。続いて、特殊処理用マイクロR
OMの先頭アドレスで示されるマイクロプログラムが実
行される。
【0045】すなわち、本発明の情報処理装置の有する
マイクロROMに格納されるマイクロプログラムの第3
例の処理フローを示した図4を参照すると、このマイク
ロプログラムは、外部初期化入力信号が入力された時、
外部制御入力端子T1,T2,およびT3の入力信号レ
ベルがそれぞれ“0”,“0”,および“1”の時にア
ドレスレジスタ21により起動され(図4−401)、
制御コードを内部クロックに同期して順次出力すること
により、以下の処理を実行する。
【0046】処理402では、ひとつの内部レジスタを
選択する。
【0047】処理403では、選択された内部レジスタ
のデータを内部データバスへ読み出す。
【0048】処理404では、読み出された内部データ
バスのデータを、演算器のテンポラリレジスタA41に
書込む。
【0049】処理405〜406では、別の内部レジス
タのデータを、内部データバスへ読み出す。
【0050】処理407では、読み出された内部データ
バス上のデータを、演算器のテンポラリレジスタB42
に書込む。
【0051】処理408〜409では、演算器において
テンポラリレジスタ41とテンポラリレジスタ42のデ
ータの演算を行う。演算結果は、テンポラリレジスタA
41へ格納する。
【0052】続いて、別の内部レジスタを選択し、内部
レジスタのデータを内部データバスへ読み出し処理40
5〜406の動作を行う。
【0053】情報処理装置に内蔵する全てのレジスタに
おいて、演算器による演算を行い、その演算結果をテン
ポラリレジスタA41に格納する。
【0054】処理411〜413では、予め内部レジス
タの全てを演算した時の期待値をデータ処理用ROM3
2に格納しておき、この期待値をテンポラリレジスタB
42へ書込む。
【0055】処理414では、演算器においてテンポラ
リレジスタA41とテンポラリレジスタB42のデータ
を比較する。
【0056】処理418では、処理414の比較結果が
一致した場合、動作を保留していた命令実行用マイクロ
ROM1の実行を許可する制御コードを発生し、特殊処
理用マイクロROM2の実行を停止させる。
【0057】処理415〜417では、内部レジスタの
データとデータ処理用ROM3の比較結果が不一致の場
合、PC10aにデータ処理用ROM3より読み出し
た、内部レジスタの初期化が出来ていない場合の処理プ
ログラムが格納してあるプログラムメモリのアドレスを
書込む。
【0058】処理419では、特殊処理用マイクロRO
Mのアクセスを終了し、動作を保留していた命令実行用
マイクロROM1のアクセスを許可する。
【0059】続いて、アクセスを許可された命令実行用
マイクロROM1は、先にPCに格納されたアドレスに
基づいて読み出されたプログラムメモリから出力された
命令コードに従った制御コードを発生する。
【0060】
【発明の効果】上述したように本発明による情報処理装
置は、初期化入力信号を入力した時、外部制御入力端子
の信号レベルの組み合せより、内蔵する特殊処理用マイ
クロROMに格納されたマイクロプログラムが内部レジ
スタの初期化状態をテストする機能を有しているため、
外部データ入出力端子の状態を観測するだけで情報処理
装置の内部レジスタの初期化状態のテストを行なうこと
が出来る。
【0061】従って、本発明による情報処理装置では、
内部レジスタを読み出すためのテストベクターを必要と
しないため、従来のテストベクターの数に比べ半分(観
測用のテストベクターのみ)でテストが可能となる。
【0062】また、特殊処理用マイクロROMに内蔵さ
れる第2例および第3例の処理フローに示したマイクロ
プログラムによれば、初期化された内部レジスタの期待
値データがデータ処理ROMに内蔵されているので、そ
の値とテストによって読み出された内部レジスタのデー
タとを比較することができる。
【0063】そのため、情報処理装置の外部でそのテス
ト結果を観測するためのテストベクタも不要となり、ク
ロック信号を供給することで、情報処理装置内で内部レ
ジスタの初期化が正常に実行されたかを自己診断するこ
とができる。
【0064】したがって、内部レジスタを増やした場合
でもクロック数が増えるだけでテストベクタは増えない
という効果を有する。
【0065】また、外部制御端子のレベルの組み合せに
より第2例の処理および第3例の処理フローの処理をも
つマイクロプログラムが起動された場合、内部レジスタ
の初期化の度に内部レジスタの初期化の状態を自己診断
することが出来るので、従来の情報処理装置の自己診断
で必要であった内部レジスタのデータを読み出し、チェ
ックするための命令を情報処理装置内のプログラムエリ
アに確保する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明による情報処理装置に内蔵されるテスト
制御用マイクロROMに格納されるマイクロプログラム
の第1例の処理フローチャートの例である。
【図3】本発明による情報処理装置に内蔵されるテスト
制御用マイクロROMに格納されるマイクロプログラム
の第2例の処理フローチャートの例である。
【図4】本発明による情報処理装置に内蔵されるテスト
制御用マイクロROMに格納されるマイクロプログラム
の第3例の処理フローチャートの例である。
【図5】従来例による情報処理装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来の情報処理装置における内部レジスタの初
期化をテストするための命令の処理フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 命令実行制御用マイクロプログラムを格納したマ
イクロROMユニット 2 特殊処理制御用マイクロプログラムを格納したマ
イクロROMユニット 3 データ処理用ROM 4 ALU 5 マイクロROMの出力切替回路 6 マイクロコードデコーダ 7 インストラクションレジスタ(IR) 81〜83 周辺機器制御ユニット 9 汎用レジスタ 10 特殊レジスタ(プログラムカウンタ10a,ス
タックポインタ10b,データポインタ10c) 11 命令実行制御用マイクロROM1のアドレスレ
ジスタ 12 命令実行制御用マイクロROM1のROMセル
アレー 21 特殊処理用マイクロROM2のアドレスレジス
タ 22 特殊処理用マイクロROM2のROMセルアレ
ー 31 データ処理ROM3のアドレスレジスタ 32 データ処理ROM3のROMセルアレー 41 演算用テンポラリレジスタA 42 演算用テンポラリレジスタB 43 演算器 44 演算結果格納用レジスタR 45 フラグ格納用レジスタ 100 入力バッファ 811〜813 周辺機器制御ユニットのコントロー
ルレジスタ P1〜P4 データ/アドレス信号入出力ユニット
(バッファ) RES 初期化信号入力端子 T1〜T3 テストモード設定のための外部制御入力
端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた命令を実行する中央演算処理
    装置と、所定のプログラムが格納された主メモリと、こ
    の主メモリから取り出した前記命令を一時保持するイン
    ストラクションレジスタと、その一時保持された前記命
    令の実行を制御するためのマイクロプログラムが格納さ
    れる第1のリードオンリメモリと、所定のデータが記憶
    される複数の内部レジスタ群とを備える情報処理装置に
    おいて、複数の初期化制御信号が供給される複数の外部
    制御入力端子と、これら外部制御入力端子を介して供給
    される前記複数の初期化制御信号に応答して前記複数の
    内部レジスタ群に記憶されるレジスタ初期化データの読
    み出し処理およびチェック処理を実行するためのマイク
    ロプログラムがあらかじめ格納された第2のリードオン
    リメモリと、前記レジスタ初期化データに対応する期待
    値があらかじめ格納された第3のリードオンリメモリ
    と、前記複数の初期化制御信号の組み合せで決る所定の
    論理値に応答して前記第1および前記第2のリードオン
    リメモリのいずれかから読み出した制御コードを選択す
    るセレクタとを備え、前記レジスタ初期化信号に応答し
    て前記セレクタにより前記第2のリードオンリメモリの
    前記制御コードが選択され、その制御コードにしたがい
    前記レジスタ群から読み出した前記レジスタ初期化デー
    タと前記期待値とをそれぞれ比較するとともに、その比
    較結果が不一致ならば前記主メモリにあらかじめ格納さ
    れた初期化ができない場合に対応するための所定のプロ
    グラムを実行し、一致ならば前記第1のリードオンリメ
    モリに格納された前記所定のマイクロプログラムにより
    前記所定の命令を実行するレジスタ初期化診断用処理機
    能を有し、この処理機能を用いて前記レジスタ群の初期
    化チェックができることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ初期化診断用処理機能は、
    前記複数の初期化制御信号の組み合せによる論理値にそ
    れぞれ応答して、前記第2のリードオンリメモリに格納
    された前記マイクロプログラムにより前記複数の内部レ
    ジスタに記憶された前記レジスタ初期化データを順次読
    み出して外部出力端子から出力する処理機能と、前記レ
    ジスタ初期化データを順次読み出して前記第3のリード
    オンリメモリに格納された前記レジスタ初期化データに
    対応する前記期待値と比較する第1の比較処理機能と、
    前記複数の内部レジスタ値が順次演算されその演算結果
    が前記第3のリードオンリメモリに格納された前記演算
    結果に対応する前記期待値と比較する第2の比較処理機
    能とを備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の比較処理機能は、前記期待値
    と前記演算結果の値との比較結果から不一致を検出した
    とき、前記主メモリに保持された前記所定のプログラム
    のアドレスを前記第3のリードオンリメモリから読み出
    し、そのアドレス値を前記プログラムにアドレス情報と
    して設定するように構成されることを特徴とする請求項
    1記載の情報処理装置。
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