JP2531024B2 - エレベ―タ―のドア制御装置 - Google Patents

エレベ―タ―のドア制御装置

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JP2531024B2
JP2531024B2 JP2047215A JP4721590A JP2531024B2 JP 2531024 B2 JP2531024 B2 JP 2531024B2 JP 2047215 A JP2047215 A JP 2047215A JP 4721590 A JP4721590 A JP 4721590A JP 2531024 B2 JP2531024 B2 JP 2531024B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はベルトを介して駆動されるエレベーターの
戸を制御する装置に関するものである。
[従来の技術] 第2図は例えば実開昭59−131009号公報に記載された
エレベータのドア駆動装置の正面図である。
図中、(1)はエレベータのかご上部に固定された戸
駆動用モータ、(2)はモータ(1)に直結されモータ
(1)の回転数に比例する数のパルスを発生するパルス
エンコーダ(又は速度計用発電機)、(3)はモータ
(1)により駆動されるプーリ、(4)はかご上部の一
側に支持されたプーリ、(5)はプーリ(3)(4)に
巻き掛けられたベルト、(6)はプーリ(4)と同軸に
固定されたプーリ、(7)はかご上部の他側に支持され
たプーリ、(8)はプーリ(6)(7)に巻き掛けられ
たベルト、(9)は横方向に移動可能に設けられ上端が
ベルト(8)に結合された戸で、かご出入り口(図示し
ない)に対応して配置されている。(10A)(10B)はそ
れぞれ戸(9)の全閉位置及び全開位置を検出する全閉
スイッチ及び全開スイッチである。
従来のエレベーターのドア駆動装置は上記のように構
成され、モータ(1)が回転すると、その回転はプーリ
(3)、ベルト(5)及びプーリ(4)により減速して
プーリ(6)に伝達され、プーリ(6)(7)を介して
ベルト(8)が駆動される。これで、戸(9)はベルト
(8)の動きに従って移動し、出入口を開閉する。モー
タ(1)の回転はエンコーダ(2)によって検出され、
戸(9)の位置や速度が演算され、その演算結果によ
り、戸(9)の制御が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来のエレベーターのドア駆動装置で
は、プーリ(3)(4)(6)(7)及びベルト(5)
(8)による力の伝達機構を用いているため、ベルト
(5)(8)が滑った場合、上記演算結果に誤差が生
じ、戸(9)の速度が速くなって危険になる場合があ
る。また、戸(9)の全閉及び全開位置も不正確とな
り、全閉位置では通常モータ(1)のトルクを下げるべ
きであるのに高トルクを出し、モータ(1)やベルト
(5)(8)を焼損させることもあるという問題点があ
る。
このため、滑りが生じにくい歯付ベルトを用いること
もあるが、音や振動を発生しやすく、かつ高価であるた
め、通常のベルト(5)(8)を用いて、定期的にベル
ト張力を補正するのが一般的である。このため、保守に
極めて手間が掛かるという問題点もある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、ベルトが滑った場合でも、戸の暴走、誤動作等を防
止し、保守の手間も軽減することができるようにしたエ
レベーターのドア制御装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係るエレベーターのドア制御装置は、ベル
トを駆動するプーリの回転数を計数し、その積算値を戸
の移動距離と比較し、その比較値が所定範囲以外の値と
なった場合に故障信号を発すると共に、モータの速度及
びトルクを制限するようにしたものである。
[作 用] この発明においては、プーリの回転数の積算値と戸の
移動距離との比較値が所定値よりも大きくなると、故障
信号を発し、かつ速度及びトルクを制限するようにした
ため、ベルトの滑りが大きくなると、戸は低速かつ低ト
ルクで開閉する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示すブロック回路図で
あり、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。なお、
第2図はこの実施例にも共用される。
第1図中、(11)はエンコーダ(2)に接続され戸
(9)の位置を演算する位置演算カウンタ、(12)は同
じく速度を演算する速度演算カウンタ、(13)は位置演
算カウンタ(11)並びに全閉及び全開スイッチ(10A)
(10B)に接続され全閉から全開までのモータ(1)の
回転数の積算値を正常値と比較するチェック回路、(1
4)は位置演算カウンタ(11)に接続され速度指令値を
発生する速度指令回路、(15)は速度指令回路(14)及
び速度演算カウンタ(12)に接続され速度偏差を演算す
る速度偏差演算回路、(16)は速度偏差演算回路(15)
に接続されモータ(1)に電流指令値を出力する電流ア
ンプ、(17)はチェック回路(13)に接続されチェック
回路(13)が異常信号を発生するとこれを速度指令回路
(14)及び電流アンプ(16)へ出力する速度指令制限回
路、(18)はチェック回路(13)に接続され故障発生を
保守会社に通報する故障通報回路である。
次に、この実施例の動作を説明する。
モータ(1)が回転すると、エンコーダ(2)から回
転数に対応する数のパルスが発生される。位置演算カウ
ンタ(11)は上記パルスを計数して戸(9)の移動距
離、すなわち戸(9)の位置を検出する。速度指令回路
(4)は位置演算カウンタ(11)の出力から、戸(9)
の位置に対応するモータ(1)の速度指令値を発生す
る。一方、速度演算カウンタ(12)は上記パルスを計数
してモータ(1)の速度を演算する。この速度指令値と
速度は速度偏差演算回路(15)に入力され、ここで速度
偏差が演算される。この速度偏差は電流アンプ(16)に
入力され、電流指令値がモータ(1)に供給され、モー
タ(1)は速度指令値に従って精度高く制御される。上
述は正常の動作である。
さて、保守不良などによって、ベルト張力が緩くなる
と、プーリ(3)(4)(6)(7)とベルト(5)
(8)の間で滑りが発生する。ここで、チェック回路
(13)は全閉及び全開スイッチ(10A)(10B)の信号を
入力し、位置演算カウンタ(11)の出力を、戸(9)の
全閉位置から全開位置まで積算している。上記滑りが発
生していなければ、上記パルス数の積算値は戸(9)の
移動距離に等しいが、滑りが発生していれば、パルス数
の積算値は戸(9)の移動距離よりも多くなる。戸
(9)の移動距離は一定であるから、パルス数の積算値
を監視していればベルト張力の異常が検出できることに
なる。そして、パルス数の積算値と戸(9)の移動距離
に相当する正常なパルス数との差が所定値を越えると、
チェック回路は異常信号を発生する。この異常信号が速
度指令制限回路(17)に入力されると、速度指令回路
(14)及び電流アンプ(16)へ出力を送出し、モータ
(1)の速度及びトルクを低下させる。ベルト張力が緩
くなっても、ベルトの滑りは急加減速しなければ発生し
ないのが普通である。したがって、上記のように低速又
は低トルクにすれば、ベルトの滑りによるパルスの計数
誤差の発生を防止できる。
異常発生により、単にエレベーターの運転を中止する
と、エレベーターの使用が不能になり、使用者に不便を
与えるが、上記のように戸(9)を低速かつ低トルクに
すれば、エレベーターの運転効率はやや低下するが、エ
レベーターの継続使用は可能である。この状態は利用者
にも認識できるので、故障通報が早く行われることにな
る。
また、異常信号が出力されると、故障通報回路(18)
が動作して、故障発生を保守会社に通報する。
[発明の効果] 以上説明したとおりこの発明では、エレベーターの戸
に結合されたベルトを駆動するプーリの回転数を計数
し、その積算値を戸の移動距離と比較し、その比較値が
所定範囲以外の値となった場合に故障信号を発すると共
に、モータの速度及びトルクを制限するようにしたの
で、プーリの回転数を監視するだけで、ベルトの張力の
異常を検出することができ、ベルトの滑りが大きくなる
と、戸は低速かつ低トルクで開閉し、戸の暴走、誤動作
等を防止し、保守の手間も軽減することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエレベーターのドア制御装置の
一実施例を示すブロック回路図、第2図は従来のエレベ
ーターのドア駆動装置を示す正面図である。 図中、(1)は戸駆動用モータ、(2)はパルスエンコ
ーダ、(3)(4)はプーリ、(5)はベルト、(6)
(7)はプーリ、(8)はベルト、(9)はかご戸、
(10A)は第1スイッチ(全閉スイッチ)、(10B)は第
2スイッチ(全開スイッチ)、(11)は位置演算カウン
タ、(13)は全閉〜全開カウント総数チェック回路、
(14)は速度指令回路、(16)は電流アンプ、(17)は
速度指令制限回路である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 洋 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機株式 会社稲沢製作所内 (72)発明者 小寺 利幸 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機エン ジニアリング株式会社稲沢事業所内 (56)参考文献 特開 昭56−103083(JP,A) 特開 昭60−71489(JP,A) 実公 昭59−29024(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって回転するプーリを配置し、
    このプーリに巻き掛けられたベルトに結合された戸を駆
    動する機構を有する装置において、上記戸が第1の位置
    にあることを検出する第1スイッチと、上記戸が第2の
    位置にあることを検出する第2スイッチと、上記第1ス
    イッチが動作してから上記第2スイッチが動作するまで
    の上記プーリの回転数を計数し、その積算値を上記第1
    スイッチの位置と上記第2スイッチの位置との間の距離
    と比較して、その比較値が所定範囲以外の値となった場
    合に異常信号を発生するチェック回路と、上記異常信号
    が発生されると上記モータの速度及びトルクを制限する
    制限回路とを備えたことを特徴とするエレベーターのド
    ア制御装置。
JP2047215A 1990-03-01 1990-03-01 エレベ―タ―のドア制御装置 Expired - Fee Related JP2531024B2 (ja)

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