JP2530811Y2 - 回転検出器用ケース構造 - Google Patents

回転検出器用ケース構造

Info

Publication number
JP2530811Y2
JP2530811Y2 JP1990074356U JP7435690U JP2530811Y2 JP 2530811 Y2 JP2530811 Y2 JP 2530811Y2 JP 1990074356 U JP1990074356 U JP 1990074356U JP 7435690 U JP7435690 U JP 7435690U JP 2530811 Y2 JP2530811 Y2 JP 2530811Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
stator
rotation
case
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990074356U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0434618U (ja
Inventor
直広 長沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP1990074356U priority Critical patent/JP2530811Y2/ja
Publication of JPH0434618U publication Critical patent/JPH0434618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530811Y2 publication Critical patent/JP2530811Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、レゾルバ、シンクロ等の回転検出器用ケー
ス構造に関し、特に、電気的絶縁性を高めると共に、リ
ード線の引出を容易とするための新規な改良に関するも
のである。
b.従来の技術 従来、用いられていたこの種の回転検出器用ケース構
造としては種々あるが、その中で代表的なものについて
述べると、例えば、特開昭63−318725号公報及び実開昭
62−168616号公報に開示された第3図及び第4図で示す
構成を挙げることができる。
すなわち、図において符号1で示されるものは、全体
形状がほぼ筒形をなし、ステンレス、鉄、アルミ等の何
れかの金属で構成されたケース本体であり、このケース
本体1の壁部1aには、貫通孔2が形成されていた。
c.考案が解決しようとする課題 従来の回転検出器用ケース構造は、以上のように構成
されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ケース本体が導電性の金属で構成されてい
たため、回転検出器用ステータ巻線及び回転トランス用
ステータ巻線の各リード線を貫通孔から外部に引き出す
場合、リード線と貫通孔間に絶縁ブッシュを設けなけれ
ばならず、組立工数の増加となっていた。
また、ケース本体が導電性を有しているために、他の
機器(例えば、モータ、ロボット等)に取付けた場合、
この他の機器からの不要信号の回転検出器へのリーク
も、回転検出精度への障害となっていた。
さらに、リード線は、貫通孔のみを介して外部に導出
される構成であるため、組立時に、このリード線を貫通
させなければならず、その作業が容易ではなく、歩留ま
りの低下となっていた。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、特に、電気的絶縁性を高めると共に、リード
線の引出しを容易とした回転検出器用ケース構造を提供
することを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本考案による回転検出器用ケース構造は、ケース本体
内に、検出器用ステータ巻線及び検出器用ステータコア
からなる回転検出器用ステータと、中空軸に設けられ検
出器用ロータ巻線及び検出器用ロータコアからなる回転
検出器用ロータと、回転トランス用ステータ巻線を有す
る回転トランス用ステータと、前記中空軸に設けられ回
転トランス用ロータ巻線を有する回転トランス用ロータ
と、を有する回転検出器用ケース構造において、前記ケ
ース本体は絶縁性樹脂よりなり、前記ケース本体の後端
には、1個の長手形状よりなる一端開放形切欠部が軸方
向に形成されていると共に、前記一端開放形切欠部の軸
方向における内端は前記検出器用ステータコアと回転ト
ランス用ステータとの間に位置し、前記検出器用ステー
タ巻線の第1リード線及び前記回転トランス用ステータ
巻線の第2リード線は、前記検出器用ステータコアと前
記回転トランス用ステータとの間から前記一端開放形切
欠部を貫通して前記ケース本体外に導出され、前記回転
検出器用ステータ及び前記回転トランス用ステータは前
記ケース本体の後端側から挿入されている構成である。
e.作用 本考案による回転検出器用ケース構造においては、ケ
ース本体が絶縁性樹脂で構成されているため、ステータ
巻線又は他の機器との電気的絶縁性を高めることができ
る。
また、ケース本体に一端開放形切欠部が形成されてい
るため、この一端開放形切欠部の一端からリード線を案
内することにより、リード線を極めて簡単に外部に導出
することができる。
f.実施例 以下、図面と共に本考案による回転検出器用ケース構
造の好適な実施例について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付し
て説明する。
第1図及び第2図は、本考案による回転検出器用ケー
ス構造を示すためのもので、第1図は全体構成を示す断
面図、第2図は第1図の一部を示す平面図である。
図において符号1で示されるものは、全体がほぼ筒形
をなすケース本体であり、このケース本体1は、絶縁性
樹脂で成形された構成である。
前記ケース本体1の壁部1aの後端1A側には、第2図で
示すように、このケース本体1の軸方向に沿って1個の
長手状に形成された一端開放形切欠部2が形成され、こ
の一端開放形切欠部2の一端2aは開放された状態で構成
されていると共に、軸方向における他端側である内端2A
は検出器用ステータコア4と回転トランス用ステータ7
との間に位置している。
前記ケース本体1の内壁1bには、検出器用ステータ巻
線3及び検出器用ステータコア4とからなる検出器用ス
テータ5が設けられていると共に、回転トランス用ステ
ータ巻線6を有する回転トランス用ステータ7が設けら
れている。
前記ケース本体1の中心位置における軸方向位置に
は、中空部8を有する中空軸9が回転自在に設けられて
おり、この中空軸9には、検出器用スータ巻線10及び検
出器用ロータコア11を有する検出器用ロータ12が設けら
れていると共に、回転トランス用ロータ巻線13を有する
回転トランス用ロータ14が設けられている。
従って、前述の構成において回転検出器を組立てる場
合、検出器用ステータ巻線3の第1リード線3a及び回転
トランス用ステータ巻線6の第2リード線6aを前記一端
開放形切欠部2の一端2aから案内しつつ内端2A側に位置
させ、前記検出器用ステータ5及び回転トランス用ステ
ータ7を前記ケーシング1の後端1A側から挿入して、内
壁1bに固定する。
その後、検出器用ロータ12と回転トランス用ロータ14
とを有する中空軸9を、ケース本体1の中心に設けるこ
とにより組立は完了する。
従って、前記各リード線3a,6aは検出器用ステータコ
ア4と回転トランス用ステータ7との間から一端開放形
切欠部2を貫通してケース本体1外に導出されている。
g.考案の効果 本考案による回転検出器用ケース構造は、以上のよう
に構成されているため、次のような効果を得ることがで
きる。
すなわち、ケース本体が絶縁性樹脂で構成されている
ため、ステータ巻線又は他の機器との電気的絶縁性を高
めることができることにより、回転検出器の機器への取
付を容易にすることができる。また、ステータ巻線とケ
ース本体間の絶縁距離等を多くとらなくても良く、又、
ステータ巻線の含浸工程も十分にとる必要がないので、
構成を簡略化し、大幅なコストダウンを得ることができ
る。
また、ケース本体に軸方向に沿って長手形状からなる
一端開放形切欠部が形成されているため、この一端開放
形切欠部の一端からリード線を案内することにより、リ
ード線を極めて簡単に外部に導出することができ、組立
の大幅な簡略化による大幅なコストダウンを達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案による回転検出器用ケース
構造を示すためのもので、第1図は全体構成を示す断面
図、第2図は第1図の一部を示す平面図、第3図及び第
4図は従来の回転検出器用ケース構造を示すためのもの
で、第3図は断面図、第4図は第3図の一部を示す平面
図である。 1はケース本体、1Aは後端、2は一端開放形切欠部、5
は回転検出器用ステータ、12は回転検出器用ロータであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体(1)内に、検出器用ステータ
    巻線(3)及び検出器用ステータコア(4)からなる回
    転検出器用ステータ(5)と、中空軸(9)に設けられ
    検出器用ロータ巻線(10)及び検出器用ロータコア(1
    1)からなる回転検出器用ロータ(12)と、回転トラン
    ス用ステータ巻線(6)を有する回転トランス用ステー
    タ(7)と、前記中空軸(9)に設けられ回転トランス
    用ロータ巻線(13)を有する回転トランス用ロータ(1
    4)と、を有する回転検出器用ケース構造において、 前記ケース本体(1)は絶縁性樹脂よりなり、前記ケー
    ス本体(1)の後端(1A)には、1個の長手形状よりな
    る一端開放形切欠部(2)が軸方向に形成されていると
    共に、前記一端開放形切欠部(2)の軸方向における内
    端(2A)は前記検出器用ステータコア(4)と回転トラ
    ンス用ステータ(7)との間に位置し、前記検出器用ス
    テータ巻線(3)の第1リード線(3a)及び前記回転ト
    ランス用ステータ巻線(6)の第2リード線(6a)は、
    前記検出器用ステータコア(4)と前記回転トランス用
    ステータ(7)との間から前記一端開放形切欠部(2)
    を貫通して前記ケース本体(1)外に導出され、前記回
    転検出器用ステータ(5)及び前記回転トランス用ステ
    ータ(7)は前記ケース本体(1)の後端(1A)側から
    挿入されている構成よりなることを特徴とする回転検出
    器用ケース構造。
JP1990074356U 1990-07-16 1990-07-16 回転検出器用ケース構造 Expired - Fee Related JP2530811Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990074356U JP2530811Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 回転検出器用ケース構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990074356U JP2530811Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 回転検出器用ケース構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0434618U JPH0434618U (ja) 1992-03-23
JP2530811Y2 true JP2530811Y2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=31613976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990074356U Expired - Fee Related JP2530811Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 回転検出器用ケース構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530811Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003075197A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Tamagawa Seiki Co Ltd 角度検出器
JP2003075196A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Tamagawa Seiki Co Ltd 角度検出器
JP2005102374A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Tamagawa Seiki Co Ltd ブラシレスレタイプ回転検出器の遮蔽構造
JP4628460B2 (ja) * 2008-10-22 2011-02-09 三菱電機株式会社 回転電機、及びその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143889U (ja) * 1980-03-28 1981-10-30
JPS61100198U (ja) * 1984-12-07 1986-06-26
JPS6346894U (ja) * 1986-09-12 1988-03-30
JPS6425760U (ja) * 1987-08-05 1989-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0434618U (ja) 1992-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4818910A (en) Commutator motor with an insulating cover for the rotor shaft
US10424997B2 (en) Motor and rotary assembly thereof
JP2530811Y2 (ja) 回転検出器用ケース構造
JPH0139104Y2 (ja)
JP3360045B2 (ja) 回転検出器構造
JPS59176365U (ja) 回転電機の回転子
JPS6230450Y2 (ja)
JPH0241853Y2 (ja)
JP2770482B2 (ja) 電動機
JPH0317578Y2 (ja)
JPH0326253U (ja)
JPH0514696Y2 (ja)
JPH04172937A (ja) 回転電機
JPH0357092Y2 (ja)
JPS605710Y2 (ja) 電動機
JPS63187561U (ja)
JPH02123942A (ja) 回転電機の電機子コイル
JPS63253839A (ja) 整流子電動機
JPS627767U (ja)
JPS6165843U (ja)
JPS58105121U (ja) 誘導電器巻線
JPS59176355U (ja) 外転形モ−タ
JPS62135536U (ja)
JPS6173548A (ja) 整流子電動機の回転子
JPS60144743U (ja) リ−ド線固定機構を有する電動機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees