JP2530738Y2 - ノズル洗浄ポート - Google Patents

ノズル洗浄ポート

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JP2530738Y2
JP2530738Y2 JP1990118642U JP11864290U JP2530738Y2 JP 2530738 Y2 JP2530738 Y2 JP 2530738Y2 JP 1990118642 U JP1990118642 U JP 1990118642U JP 11864290 U JP11864290 U JP 11864290U JP 2530738 Y2 JP2530738 Y2 JP 2530738Y2
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nozzle
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port
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信夫 大島
茂雄 佐藤
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、洗浄液をノズルに噴射してノズルを洗浄す
るためのノズル洗浄ポートに関する。
B.考案の概要 本考案は、ポート本体に形成された挿入孔にノズルを
挿入して洗浄液を噴射することによりノズルを洗浄する
ためのノズル洗浄ポートにおいて、 挿入孔を囲繞する液溜室を形成するとともに液溜室か
ら挿入孔へ貫通するスリットを挿入孔の内周面の全周に
亘って設けることにより、 挿入孔内のノズルの位置に拘わらずノズルの外周面が
適正に洗浄されるようにしたものである。
C.従来の技術 分析装置やサンプリング装置には、試薬を吸入したり
吐出したりするためのノズルが設けられる。このノズル
は使用によって汚れるために洗浄ポートを用いて洗浄さ
れる。
洗浄ポートを用いた洗浄装置の構成を第2図を用いて
説明する。容器1に溜められた洗浄液9がポンプ2によ
り供給管3内を通して洗浄ポート5へ導かれる。洗浄ポ
ート5内ではノズル8の外周面へ洗浄液9が噴射されて
洗浄され、このあと洗浄液9は排出管6を通って容器7
内へ排出される。ここで、供給管3,ポンプ2,洗浄ポート
5,排出管6の接続はジョイント4を介して行われる。
洗浄ポート5の従来例1の詳細図を第3図に示す。略
円筒形のポート本体13の側面にジョイント4を介して供
給管3が接続されるとともに単一の噴射孔10が形成さ
れ、ポート本体13の挿入孔11の下には排出管6に接続す
るための排出孔12が形成される。このため、挿入孔11内
へ挿入されたノズル8の外周面へ向かって噴射孔10から
噴射された洗浄液9は排出孔12を介して容器7内へ排出
される。
第4図は従来例2の洗浄ポートを示すものである。こ
れは、ポート本体14の下にジョイント4を介して供給管
3が連結される一方、ポート本体14の側方に排出管6に
接続するための排出孔15を形成したものである。この場
合は、噴射孔10から噴射された洗浄液9はノズル8の外
周面を洗浄しながら挿入孔11内に溜まっていき、液面上
昇によりあふれた分が排出孔15から容器7内へ排出され
る。
D.考案が解決しようとする課題 ところが、従来のノズル洗浄ポートには以下のような
課題がある。
従来例1の洗浄ポートにおいては、噴射孔から噴射さ
れる洗浄液がポート本体の軸心へ向かうので、ノズルが
軸心位置にない場合には洗浄が適正に行えない。これを
防止するためには高精度のノズル位置決め装置を用いれ
ばよいがコスト高になる。また、噴射孔の数を多くする
ことも考えられるが、噴射される洗浄液の圧力が低下し
て適正な洗浄ができず、ドリルの大きさに限界があるこ
とから噴射孔の大きさをあまり小さくできない。
一方、従来例2の洗浄ポートにおいては、挿入孔内の
排出孔の高さまで常時洗浄液が溜まっていることにな
り、ノズルの外周面を清浄にするには挿入孔内の洗浄液
がきれいになるまで洗浄液を送り込む必要があり洗浄液
の消費量が多くなる。
そこで本考案は、斯かる課題を解決したノズル洗浄ポ
ートを提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、ポート
本体とフランジとを螺合して一体化し、ポート本体及び
フランジにおける螺合部であるねじ部の軸心位置にノズ
ルの外径寸法よりも大きくかつねじ部の径寸法よりも小
さい挿入孔を形成し、螺合により結合されたポート本体
とフランジとの対向面に挿入孔を囲繞する液溜室と、液
溜室と挿入孔とを円周の全体に亘って連通させるスリッ
トとを形成し、ポート本体とフランジとの間にスリット
の隙間を増減するためのパッキンを挾持し、洗浄液を液
溜室に供給するための供給孔をポート本体に形成したこ
とを特徴とする。
F.作用 洗浄ポートの供給孔へ高圧の洗浄液を供給すると、洗
浄液は液溜室内に満たされたあとスリットからノズルの
外周面へ向かって噴射される。スリットは挿入孔の内周
面全体に亘って形成されるため、平面を形成した状態で
噴射される。それゆえに、ノズルが挿入孔の半径方向で
どの位置にあっても確実に洗浄される。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。なお、本実施例は従来のノズル洗浄ポートの一
部を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
(a)実施例の構成 本考案によるノズル洗浄ポートの構成を、第1図に基
づいて説明する。
洗浄ポート5はポート本体20とフランジ21とで構成さ
れる。ポート本体20の上部にはめねじ部22が形成され、
フランジ21の下部に形成されたおねじ部23が螺合され
る。そして、結合したポート本体20とフランジ21との中
央に挿入孔11が形成され、挿入孔11の下部には排出孔12
が形成される。
ポート本体20とフランジ21との間には挿入孔11を囲繞
する液溜室24が形成される。そして、液溜室24から挿入
孔11へ向かって貫通するスリット25が挿入孔11の内周面
全体に亘って形成される。そして、フランジ21のうちの
液溜室24の上面を形成する部分とポート本体20との間に
リング状のパッキン26が設けられる。
このほか、ポート本体20には、ポート本体20の側方か
ら洗浄液を供給するための供給孔27が液溜室24に連通さ
せて設けられ、供給孔27にジョイント4を介して供給管
3が連結される。
(b)実施例の作用 次に、ノズル洗浄ポートの作用を説明する。
供給管3から供給された洗浄液は供給孔27から液溜室
24内へ入り、スリット25から挿入孔11内へ噴射される。
洗浄液は挿入孔11の内周面から挿入孔11の軸心へ向けて
噴射されるため、挿入孔11の内部では洗浄液が平面を形
成することになる。従って、挿入孔11の中へノズル8を
挿入しておけば必ず洗浄液はノズル8の外周面に当た
る。それゆえに、ノズル8を挿入孔11の長さ方向に沿っ
て移動させれば、確実にノズル8の外周面の汚れを除去
することができ、ノズル8を挿入孔11の軸心位置に意識
的にもってくる必要がない。
洗浄液の噴射圧力や噴出量を変えたい場合には、ポン
プ2の吐出力を変えるだけでなくパッキン26の厚さを変
えてスリット25の隙間を変化させてやればよい。
先に、多数の孔を形成すると噴射圧力が下がると述べ
たが、この点についてスリットではその幅が孔の場合よ
りもかなり小さくできるので圧力低下を少なくできる。
H.考案の効果 以上の説明からわかるように、本考案によるノズル洗
浄ポートによれば以下の効果がある。
(a)ノズルを挿入する挿入孔の内周面の円周全体に亘
ってスリットを形成したので、洗浄液が面状になって挿
入孔内のノズルの外周面に噴射される。従って、ノズル
が挿入孔内の半径方向でのどの位置にあっても必ず洗浄
液がノズルに当たり、ノズルの外周面の洗浄が適正に行
われる。
(b)ポート本体とノズルとの間にパッキンを挾持する
ので、パッキンを交換してパッキンの厚さを変化させる
ことにより、スリットの大きさが増減して洗浄液の噴射
圧力や噴射量を容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるノズル洗浄ポートの実施例に係
り、第1図(a),(b),(c)はノズル洗浄ポート
の平面図,正面断面図,側面断面図、第2図は洗浄装置
の構成図、第3図〜第4図は従来のノズル洗浄ポートに
関し、第3図(a),(b)は従来例1の平面図,正面
図、第4図(a),(b),(c)は従来例2の平面
図,正面断面図,右側面図である。 5……ノズル洗浄ポート、11……挿入孔、20……ポート
本体、21……フランジ、22……めねじ部、23……おねじ
部、24……液溜室、25……スリット、26……パッキン、
27……供給孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 茂雄 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 平2−59673(JP,A) 特開 平2−223860(JP,A) 実開 平1−564(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポート本体とフランジとを螺合して一体化
    し、ポート本体及びフランジにおける螺合部であるねじ
    部の軸心位置にノズルの外径寸法よりも大きくかつねじ
    部の径寸法よりも小さい挿入孔を形成し、螺合により結
    合されたポート本体とフランジとの対向面に挿入孔を囲
    繞する液溜室と、液溜室と挿入孔とを円周の全体に亘っ
    て連通させるスリットとを形成し、ポート本体とフラン
    ジとの間にスリットの隙間を増減するためのパッキンを
    挾持し、洗浄液を液溜室に供給するための供給孔をポー
    ト本体に形成したことを特徴とするノズル洗浄ポート。
JP1990118642U 1990-11-13 1990-11-13 ノズル洗浄ポート Expired - Lifetime JP2530738Y2 (ja)

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