JP2540569Y2 - 薬剤散布装置 - Google Patents

薬剤散布装置

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JP2540569Y2
JP2540569Y2 JP7255491U JP7255491U JP2540569Y2 JP 2540569 Y2 JP2540569 Y2 JP 2540569Y2 JP 7255491 U JP7255491 U JP 7255491U JP 7255491 U JP7255491 U JP 7255491U JP 2540569 Y2 JP2540569 Y2 JP 2540569Y2
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valve plate
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庄吾 大塚
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は植物、特に煙草の葉のつ
け根に発生するわき芽を抑制する接触型わき芽抑制剤を
散布する薬剤散布装置、特に抑制剤を噴射する噴射頭の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】煙草の栽培においては、養分が収穫葉に
充分に供給されるようにするために収穫葉のつけ根に発
生するわき芽を抑制する必要があり、このために接触型
のわき芽抑制剤が使用されている。この種の抑制剤は、
わき芽の部分に薬剤が付着しないと抑制効果がないの
で、薬剤を幹に沿って流下させる必要があり、また、葉
面に薬剤が付着すると葉煙草の品質を劣化させるので、
薬剤を葉面に飛散させないことも必要である。
【0003】これらの要請に応じたわき芽抑制剤散布装
置が特開昭63−296623号に開示されている。こ
の公知の装置は噴管の先端に噴霧頭を設け、その噴霧頭
における噴口板の周縁部に複数個の噴口を配設し、それ
らの噴口の開口方向を噴口板の前方位置において収束す
るように傾斜させたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
噴管内を薬剤噴射頭に圧送されてくる薬液の圧力が設定
範囲内であれば、わき芽に対する薬液の散布を効果的に
行なうことができるが、薬液の圧力が設定範囲を越える
と、噴口からの噴射力が強くなり過ぎて幹に当り2次飛
散して葉面を汚染する恐れがある。従って、噴口へ送ら
れてくる薬液の圧力の変動に影響されずに薬液の噴射力
従って噴射方向を一定に保持することが必要である。
【0005】煙草の幹は、表面に毛茸と呼ばれる細い毛
が生えているため、薬液が幹の表面に沿って流下すると
き薬液の道筋が生じるが、この道筋がわき芽からそれる
と、薬液がわき芽に到達することができない。従って、
散布時間を短くして薬液を幹の全周面に沿って一気に流
下させ上記のような道筋が生じないようにすることも必
要である。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために本考案によれば、薬剤が圧送される送液管
の先端に連設した薬剤噴射頭が、リング状弁座面とこの
弁座面の外周に連設されこの弁座面に垂直に延長する筒
状周壁とからなる弁座部と、前記弁座面に接合離反可能
に保持された弁板と、この弁板を前記弁座面に所定の圧
力で押圧するバネとを備えたことを特徴とする。
【0007】送液管から薬剤噴射頭に供給される薬液の
圧力によって弁板を押し動かし弁座面から離反させ、薬
液を弁座面と弁板との間の隙間および弁板の外周面と筒
状周壁の内周面との間の隙間から先細り筒状液膜として
噴出させるとともに、薬液の圧力変動を弁座面と弁板と
の間の隙間の増減によって補償し、薬液の噴射圧力従っ
て噴射方向、換言すれば、薬液膜の筒状形状を実質上一
定に保持する。
【0008】
【実施例】以下図示実施例を詳細に説明する。図3にお
いて、1は散布装置の薬液定量圧送部、2は操作レバ
ー、3は薬液を送る送液管、4は薬剤噴射頭で、操作レ
バー2の操作により一定量の薬液が送液管3を通って薬
剤噴射頭4に供給される。
【0009】薬剤噴射頭4は、図1、図2に示すよう
に、取付ネジ管5、弁座部6、弁板7、弁板保持案内軸
8、および弁板付勢コイルバネ9からなる。取付ネジ5
は、軸方向薬液流路51とこの流路51の周壁に設けら
れた開口部52とを有し、一端部の雄ネジ53を送液管
3の先端の雌ネジ31に螺合させることによって送液管
3に固定される。この状態で取付ネジ管5の軸方向薬液
流路51および側方開口52は送液管3の流路と連通す
る。
【0010】弁座部6は逆すり鉢状をなし、小径開口部
61と大径弁口部62を有し、小径開口部61を取付ネ
ジ管5の側方開口52に嵌合することにより弁座部6を
取付ネジ管5の軸方向薬液流路51に対して垂直に設置
する。弁座部6の大径弁口部62はリング状の弁座面6
3とこの弁座面63の外縁に連設され弁座面63に垂直
に延長する円筒状周壁64とからなる。
【0011】弁板保持案内軸8は、先端の雄ネジ部81
が取付ネジ管5の側方開口52から挿入され軸方向薬液
流路51の内周壁面に刻設された雌ネジ54に螺合さ
れ、取付ネジ管5に対して垂直に固定設置される。
【0012】弁板7は、弁座部6の大径弁口部62の円
筒状周壁64の内径よりも小さく、かつ、リング状弁座
面63の内径よりも大きい外径を有する円板状をなし、
中央部に弁板付勢コイルバネ9を収容する円筒部71を
有し、この弁板7の円筒部71の中央孔72に弁板保持
案内軸8を摺動自在に挿通し、弁板付勢コイルバネ9を
弁板保持案内軸8に環着するとともに弁板7の円筒部7
1内に嵌め込み、弁板保持案内軸8の先端に止めネジ8
2を螺着することにより、弁板付勢コイルバネ9の弾力
により弁板7を所定圧力で弁座面63に押圧して弁板保
持案内軸8に保持させる。この状態で弁板7が弁座面6
3に閉接するとともに、弁板7の外周面と弁座部6の大
径弁口部62の周壁64の内周面との間には円筒状の隙
間が形成される。
【0013】煙草の木の幹Aの頂部上方に本機の薬剤噴
射頭4を配置し、操作レバー2を操作して薬液定量圧送
部1から薬液を送液管3を通して薬剤噴射頭4に圧送す
ると、その圧力が弁板付勢コイルバネ9の弾力に抗して
弁板7を押し下げて弁座面63から離反させ、薬液が弁
板7と弁座面63の間の隙間および弁板7の外周面と弁
座部6の大径弁口部62の円筒状周壁64の内周面との
間の円筒状間隙を通って噴出され円筒液膜(図1に曲線
Fで示す)となり、幹Aを包囲して流下する。噴出薬液
は円筒薬液膜Fの内部で負圧を生じるので、その円筒形
は先細りとなって幹Aに接触し薬液は幹の全周をもれな
く包囲して流下し、わき芽を確実に濡らす。
【0014】薬剤噴射頭4内の薬液の圧力が変動して
も、円筒薬液膜Fの厚さが変化するだけで先細り円筒形
状に実質上変化はない。すなわち、弁座部6内の薬液の
圧力が増加すると弁板付勢コイルバネ9の弾力に抗して
弁板7を押し下げる距離が増加し、弁板7と弁座面63
との間の隙間が大きくなりそれだけ多量の薬液が噴出さ
れ円筒薬液膜Fの厚さが増すが、薬液の圧力は減少し、
逆に、弁座部6内の液圧が減じると弁板7はコイルバネ
9によって押し上げられ弁板7の弁座面63との間の隙
間が小さくなり円筒薬液膜の厚さが薄くなり薬液の圧力
が増加するので、薬液の噴射方向、従って、円筒薬液膜
の形状に実質上変化はなく、常に幹の全周をもれなく包
囲して流下する。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば薬液を円
筒液膜状に噴出させて煙草の木の幹を全周にわたっても
れなく包囲流下させるので、薬液の道筋が生じることな
くわき芽に確実に接触させることができるとともに、薬
液の供給圧力変動が生じても、これを弁板の変位によっ
て補償して噴射力を実質上一定に保持し、薬液膜の先細
り円筒形状を実質上不変に保持することができる。ま
た、薬液を多数の孔から細線状に噴射する構成に対し
て、円筒状に噴射するので、噴射流路の断面積が大きく
同一時間により多量の薬液の噴射が可能で、幹の全周を
濡らし薬液をわき芽に確実に到達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の薬剤噴射頭の軸線に沿う縦
断面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】本考案の装置の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 薬剤定量圧送部 2 操作レバー 3 送液管 4 薬剤噴射頭 5 取付ネジ管 6 弁座部 7 弁板 8 弁板保持案内軸 9 弁板付勢コイルバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤が圧送される送液管の先端に連設し
    た薬剤噴射頭が、リング状弁座面と、この弁座面の外周
    に連設されこの弁座面に垂直に延長する筒状周壁とから
    なる弁座部と、前記弁座面に接合離反可能に保持された
    弁板と、この弁板を前記弁座面に所定の圧力で押圧する
    バネとを備えたことを特徴とする薬剤散布装置。
JP7255491U 1991-05-31 1991-05-31 薬剤散布装置 Expired - Fee Related JP2540569Y2 (ja)

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JPH04134442U JPH04134442U (ja) 1992-12-15
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