JP2001137747A - 微粒化ノズル - Google Patents

微粒化ノズル

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JP2001137747A
JP2001137747A JP32666199A JP32666199A JP2001137747A JP 2001137747 A JP2001137747 A JP 2001137747A JP 32666199 A JP32666199 A JP 32666199A JP 32666199 A JP32666199 A JP 32666199A JP 2001137747 A JP2001137747 A JP 2001137747A
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Kimitoshi Mato
公利 間藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡易な構造で、微粒化特性に優れた微
粒化ノズルの提供。 【解決手段】 ノズル内部に導入された気体Tを外部に
高速気流Thとして噴出して、前記ノズル1(1a、1
b)から吐出される液体Rを外部混合により微粒化する
微粒化ノズル1(1a、1b)において、前記高速気流
Thを、前記ノズル1(1a、1b)に設けられた気体
噴射口201(201a,201b)の前方位置に焦点
Fを結ぶ先細り円錐状に前記気体噴射口201(201
a,201b)から噴出する構成とし、前記ノズル1
(1a、1b)に形成された液体噴出口301(301
a、301b)から吐出されてくる液体Rを、前記焦点
位置F領域で、前記高速気流Thにより瞬間的に液柱中
心に及ぶまで粉砕して微粒化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を外部混合方
式で微粒化するノズルに関し、更に詳細には、ノズルか
ら吐出されて液柱を形成する液体を、ノズルから吐出さ
れてノズル前方位置に焦点を結ぶ先細り円錐状の高速気
流によって前記液柱の中心部まで破砕し、微粒化するノ
ズルに関する。
【0002】
【従来の技術】液体を微粒化して噴霧吐出する微粒化ノ
ズルは、塗装、造粒、燃焼、窯業における釉薬吹き付
け、製紙、繊維生産工程の加湿作業、薄膜精密コーティ
ング等の多種多様な産業分野で、利用されている。
【0003】典型的な従来技術を、簡略化して示す図9
を参照して説明する。ノズルボディ18内部の中心領域
に配置された液体通路管19の液体吐出口13から液体
rをノズル20の前方に吐出するとともに、この吐出液
体r1の外周領域に対して、ノズル20内部に形成され
た気体通路16に導入された気流tを、ノズルボディ1
8の尖頭部14に形成された気体噴射口12から前方に
吐出する構成によって、液体rを微粒化液体rmに変換
する外部混合方式の微粒化ノズル20がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ノズル20からノズル20前方に吐出され
た直後の気流の初速度v0は、前方(下流側)に行くに
つれて分散傾向となり、風速も気流断面積の増加に伴い
急激に減衰(v0→v1→v2)していくことになる(図
9の風速変化を簡易に示すグラフ参照)。このため、吐
出気流thの液体を破砕する力は、急速に弱まって行く
ことになる。
【0005】また、ノズル20では、気体噴出口15の
構成が、符号15で示すように直線状に形成されている
ため、ノズル20から吐出される液体rは、ノズル20
前方の液体rと気流thの境界層Lにおいて、徐々に微
粒化されていく構成となっている。このため、ノズル2
0の前方には、所定長の液柱(微粒化されない液体部
分)r1を残してしまうことになる。
【0006】その結果、ノズル20の先端から符号d
1、d2で示す位置に、噴霧面17がある場合において
は、噴霧された微粒化液体r3,r5の中心部分に、液柱
1の存在によって微粒化不十分な液体r2,r4が相当
量噴霧されてしまい、噴霧面17が所定距離にある場合
であっても、図9左側の粒径分布のグラフに示すよう
に、噴霧領域の中央には粒径の大きな液体が噴霧されて
しまうという不具合が発生し、精密かつ高度な微粒化を
達成できないという技術的課題があった。
【0007】これに加え、液柱r1による影響を極力回
避して所望の液体微粒化を達成するためには、液体噴出
口13の口径をできるだけ小さくしなければならい、と
いうノズル設計上の不可避的な制限もあった。具体的に
は、水を平均粒径5μm程度にまで微粒化するために
は、液体噴射口13の内口径wを0.3〜0.5mm程
度にしなければならなかった。
【0008】このように、液体噴射口13の内口径を小
さくする設計が採用されたノズルの場合では、目詰まり
を起こしやすく、また粘度のより大きな液体では、より
大きな圧力で噴出する必要があることから、作業上の制
限が多く、不便であった。
【0009】一方、近年、微粒化ノズルには、精密かつ
均一に、所望の粒径の超微粒子を得ることができるとい
う高度の性能が要求され、特に、近年成長著しい磁気デ
ィスクの薄膜精密コーティングや半導体製造業などの分
野では、その要求精度は益々高いものとなっている。
【0010】そこで、本発明の目的は、極めて簡易な構
造で、微粒化特性に優れた微粒化ノズルを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1では、ノズルボディ内部に導入された液体
を吐出するとともに、同ノズルボディ内部に導入された
気体を高速気流として噴射することにより、前記液体を
外部混合により微粒化するノズルにおいて以下の手段を
採用する。即ち、前記高速気流を、前記ノズルボディに
設けられた気体噴射口の前方位置に焦点を結ぶ先細り円
錐状に前記気体噴射口から噴射される構成として、前記
焦点領域で、前記気体噴射口の内側に設けられた液体噴
出口から噴出されて液柱を形成する液体を、前記高速気
流によって前記液柱の中心に及ぶまで粉砕して微粒化す
るこの手段では、微粒化ノズルの気体噴射口から噴射吐
出される高速気流が、この気体噴射口に近接する位置に
焦点を結ぶ先細り円錐状に噴射されるように構成されて
いるため、前記焦点領域で気流の破砕力が集中し、液体
は瞬間的に均一に破砕されて、超微粒化されることにな
る。即ち、微粒化ノズルの気体噴射口から噴出される高
速気流は、気体噴射口からやや離れた下流側に形成され
る焦点領域で、強制的により「縮流」される状態とさ
れ、高速気流の断面積が、気体噴射口の面積よりも小さ
くされるため、該焦点位置で流速が最大となって、強い
破砕力が得られる。尚、「縮流」とは、流体がオリフィ
スや容器の壁に開いた小さい孔から噴流となって吐出す
る場合に、吐出口から少し離れた下流位置で噴流の断面
積が吐出部の面積よりも小さくなる現象をいう。
【0012】請求項2では、前記ノズルを、別体で形成
された二つの部材(1)、(2)で構成する。具体的に
は、(1)ノズル内部に気体を導入する気体導入口と、
該気体導入口から導入された気体を外部に噴射する前記
気体噴射口と、を備えた中空形状の前記「ノズルボデ
ィ」と、(2)ノズル内部に導入された液体の通過路を
形成する液体通路管と、該液体通路管の先端部に開口し
て、前記気体噴射口に臨むように配置される液体噴出口
と、を備え、前記ノズルボディ内部に挿着される中子様
の部材であって、前記ノズルボディ内側に前記気体導入
口及び前記気体噴射口と連通する気体通路領域を形成す
るとともに、前記ノズルボディの先細り尖頭部の内側領
域に、該尖頭部内壁と協働して、前記気体噴射口から前
記焦点に向かって噴射される高速気流を形成する「液体
通路部材」である。この手段では、微粒化ノズルを中空
のノズルボディと、該ノズルボディに挿着される中子様
の液体通路部材と、の二つの部材からなる簡易な構成に
よっても、気体噴射口の前方位置に焦点を結ぶ先細り円
錐状の高速気流が、吐出された液体の液柱中心部に及ぶ
ように形成することができる。
【0013】請求項3では、請求項2記載の微粒化ノズ
ルにおいて、ノズルボディの尖頭部内壁を、下流側方向
に先細りするように形成されるとともに、ノズルボディ
の気体噴射口に臨む液体噴出口の先端部外周壁を、下流
側方向に先細りするように形成する。この手段では、下
流側方向(気体(液体)吐出方向)に先細りする、ノズ
ルボディ尖頭部内壁と液体噴出口の先端部外周壁を、整
流板として作用させることによって、ノズルボディ内部
に形成された請求項2記載の気体通路領域を直進して来
る気体を、気体噴射口の前方位置に焦点を結ぶ先細り円
錐状の気流に変換して気体噴射口から噴射吐出する。
【0014】請求項4では、請求項3記載の微粒化ノズ
ルにおいて、液体通路部材の液体噴出口のやや下方位置
部分に、ノズルボディの尖頭部内壁に当接するリング部
を形成し、該リング部には、気体通路領域を進行してき
た気体を通過させて整流高速化し、気体噴射口から吐出
する高速気流を形成するための高速気流形成溝を、周方
向等間隔に、ノズル中心方向から放射状に複数形成す
る。この手段では、気体通路領域の前方に栓をするよう
に、ノズルボディの尖頭部内壁に当接して配置リング部
に形成された高速気流形成溝は、気体通路領域を進行し
てきた気流を狭小な通路に追い込んで、気流を高速化す
るとともに、前方方向に整流する作用を発揮する。
【0015】請求項5では、請求項1から4のいずれか
に記載された液体噴出口の内口径を直径2mm以上に形
成した場合においても、粒径5μm以下の液体微粒子を
形成できる。この手段では、液体噴出口の内口径を大き
く設計できるので、目詰まりを防止することができるだ
けでなく、粘度の大きい液体であっても低圧で吐出する
ことが可能となる。
【0016】以上のような手段を採用することにより、
本発明は、簡易な構成でありながら、微粒化特性に優れ
た微粒化ノズルを提供できるようになる。即ち、本発明
に係る微粒化ノズルは簡易な構成であることから、ノズ
ルのサイズも可変しやすく、かつ、微粒化調整も容易な
ため、種々の産業分野に対して、生産工程の効率化や自
動化、製品の向上などの面で役立つ、より精密な液体微
粒化技術を提供できるようになるという技術上の意義を
有する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照しながら説明する。図1(A)
は、本発明に係る微粒化ノズルの好適な実施形態の要部
を簡略化して表す断面図、同図(B)は、同微粒化ノズ
ルの尖頭部の拡大断面図、図2は、同ノズルの実施例の
外観構成を示す斜視図、図3は、同実施例の構成部品を
分解して示す図、図4(A)は、同実施例の構成部品で
ある液体通路部材の先端部分を拡大して示す斜視図、
(B)は、同先端部分を真上から見た平面図、図5
(A)は、同実施例の内部構成を示す縦断面図、同図
(B)は、同実施例の尖頭部の拡大断面図、図6は、同
実施例による液体の微粒化状態を簡易に表す図、図7
は、実施例である微粒化ノズルを使用して、液体流量別
の50%粒径を測定した結果をグラフに表した図、図8
は、液体R、気体Tのそれぞれをノズル1bに送り込む
場合の実施形態を簡略化して示す図、である。
【0018】まず、図1を参照して、本発明の好適な実
施形態である微粒化ノズル1aの要部構成を、簡略化し
て説明する。微粒化ノズル1aは、(1)気体噴射口2
01aを先端部に備え、ノズル外筒部を構成する中空の
ノズルボディ2aと、(2)符号4aに示す液体通路に
連通する液体噴出口301aを先端部に備え、該液体噴
出口301aを前記気体噴射口201aに臨むように前
記ノズルボディ2a内部に挿着される液体通路部材3a
と、から構成されており、ノズルボディ2aと液体通路
部材3aによって形成される内部空間5aは、ノズル1
aに導入される気体Tの通路(以下「気体通路」とい
う。)となっている。
【0019】ノズルボディ2aの尖頭部207aは、前
方方向(下流側)に先細り形状とされている。この尖頭
部207aの尖頭部内壁2071aと液体通路部材3a
の尖頭部310aの外壁面によって形成され、斜め前方
ノズル中央に向けて傾斜された気体吐出路501aの口
径は、気体通路5aの口径よりも小さく設計されてい
る。
【0020】このため、気体通路5aを直進してきた気
体Tは、狭小な気体吐出路501aを通過する過程で高
速化されるとともに方向変換されて、ノズル1a前方に
先細り円錐形状に吐出される高速気流Thを形成する。
【0021】この高速気流Thの内側領域からは、液体
噴出口301aから所定流量で液体Rが吐出される。こ
の吐出された液体Rは、液体噴出口301aから少し離
れた下流側の位置で、流体特有の特性により断面積最小
の縮流部Rsを形成する。
【0022】この縮流部Rs領域に重なるように、上記
高速気流Thは、断面積最小、風速最大の縮流部を構成
する焦点Fを形成する。これにより、高速気流Thは、
この焦点F位置で瞬間的に液体Rを破砕し、微粒化液体
Rmを所望の噴霧面8に噴霧できるようにする。
【0023】この焦点F位置では、高速気流Thの風速
は最大となるので、液体Rと高速気流Thの境界層にお
いては、液体破砕力は極大となって、液体Rの超微粒化
が、効率良くかつ確実に達成されることになる。即ち、
高速気流Thは、ノズル1aから吐出された液体Rが形
成する液柱Rpの中心部にまで及んで破砕するため、破
砕されない液体Rを最小限に止めることができる。
【0024】ここで、液体噴出口301aを形成する液
体通路部材3aの傾斜尖頭部310aの傾斜角度は、そ
の前方延長線L(図1(B)参照)が交わったときの角
度αが60°〜90°になるように設計するのが望まし
い。これは、高速気流Thの噴射角度が、鈍角すぎても
鋭角すぎても、所望する微粒化効果が得られにくいから
である。
【0025】以下、図2を参照して、本発明に係る微粒
化ノズルの具体的な実施例の構成について、説明する。
まず、本実施例であるノズル1bの外観は、略円筒形状
のノズル外筒部を構成する中空のノズルボディ2bと、
該ノズルボディ2bの中空部分に挿着されて、ノズルボ
ディ2b下端部にナット部306を露出させている液体
通路部材3bと、から構成されている。
【0026】ここで、ノズルボディ2bは、外観上、次
の(1)〜(5)の部分から構成されている。即ち、
(1)該ノズルボディ2bの前端部に形成され、その外
周部分に雄ネジ209形成された細筒部206と、
(2)この細筒部206の先端に形成された、ノズル中
心X方向に傾斜する先細り尖頭部207bと、(3)こ
の尖頭部207bの先端に開口する気体噴射口201b
と、(4)該ボディ2bの外周部分を垂直方向に刳り抜
いて、その内周面に雌ネジ203が形成され、気体噴射
口201bに連通する気体導入口202と、(5)ノズ
ルボディ2bの外周部分に対向形成された一対の凹状平
坦部204と、から構成されている。
【0027】尚、前記細筒部206の雄ネジ209部に
は、雄ネジ部601が内周部に形成された孔602を備
える六角ナット6が、螺着されている。また、上記凹状
平坦部204は、ノズル1bをスパナ等の把持部材で挟
んで、周辺部材に固定し易くして、ノズルの組立てを容
易化したり等するために設けられた部位である。
【0028】図3は、このノズル1bを構成する部材を
分解して示している。上記ノズル1bは、上述したノズ
ルボディ2bと、該ノズルボディ1bの細筒部206に
螺着されるナット6(上述)と、ノズルボディ1b内部
に挿着され、微粒化対象の液体Rの通路を形成する中子
様の液体通路部材3bと、気体密閉用のパッキン(Oリ
ング)7と、から構成されている。
【0029】ここで、液体通路部材3bの外観構成を、
図3、図4に基づいて説明する。まず、液体通路部材3
bは、次の(1)〜(7)で構成されている。即ち、
(1)内側に液体Rの通路4b(図5参照)を備える円
筒状の管部303と、(2)この管部303の上端に開
口形成されて、液体Rを外部に吐出する液体噴出口30
1bと、(3)管部303の先端やや下方部分310b
に、周方向にリング状に突設され、前記ノズルボディ2
bの尖頭部内壁2071b(図5参照)に当接するリン
グ部302と、(4)このリング部302で囲まれた内
側領域であって、上方に開口するリング状溝部3022
と、(5)管部303の下方に雄ねじ3051が周設さ
れ、ノズルボディ2bの下方内周部に形成された雌ネジ
部205(図5参照)に螺着する螺着部305と、
(6)この螺着部305の下方に周方向に凸設して設け
られ、Oリング状のパッキン7が装着されるパッキン装
着部304と、(7)このパッキン装着部304の更に
下方に形成され、組立て時のスパナ把持部位となるスパ
ナ把持部306と、から構成されている。
【0030】ここで、図4を参照すると、上記(3)で
記載したリング部302には、ノズル1b内部の気体通
路5b(後述、図5参照)に連通されて、上下に貫通形
成された高速気流形成溝3021が複数形成されてい
る。この高速気流形成溝3021は、ノズル1b中心方
向X(図2参照)から放射状に(符号Pで示す)周方向
に等間隔で形成されている。
【0031】高速気流形成溝3021は、気体通路領域
308へ導入されて前方に進行してくる気体Tを、該高
速気流形成溝3021で構成される狭小な通路に追い込
んで整流するとともに高速化し、気体噴射口201bか
ら吐出される高速気流Th(図6参照)を形成するとい
う役割を有効に果たしている。
【0032】次に、リング部302の外形形状において
は、液体通路部材3bがノズルボディ2b内部所定位置
に挿着されたとき(図5に示す状態のとき)に、ノズル
ボディ2bの尖頭部207bの内壁2071bに対抗す
る先細り傾斜面3023を備えている。
【0033】この構成によって、気体通路5bを進行し
てきた気体Tは、リング部302に至ると、高速気流形
成溝3021以外に前方に進むことができる隙間が閉塞
されてしまうことから、必然的に狭小な高速気流形成溝
3021を通過していくことになって、整流及び高速化
されることになる。
【0034】また、リング部302の内側領域には、管
部303よりも小口径の先端管部3031が突設されて
いる。この先端管部3031は、この先端管部3031
の周囲を取り囲むリング部内周壁3024とともに、上
記リング状溝部3022を形成している。このリング状
溝部3022は、高速気流形成溝3021を通過してき
た高速気流Thを、更に前方の気体噴射口201bへ送
り込む整流用の領域として作用する。
【0035】また、先端管部3031の最先端部分に
は、液体通路4bと連通して、液体Rを外部に吐出する
液体噴出口301bが開口形成されているとともに、同
最先端部外筒部分には、前方方向に先細りする傾斜尖頭
部3032が形成されている。
【0036】この傾斜尖頭部3032は、この傾斜尖頭
部3032と同方向に傾斜するように形成されている
(ノズルボディ2bの)尖頭部内壁2071bととも
に、リング状溝部3022を通過してきた高速気流Th
を、先細り円錐状に前方に吐出させるための整流板とし
て作用する。尚、傾斜尖頭部3032の傾斜角度は、上
記した傾斜尖頭部310a(図1参照)の傾斜角度と同
様であるので説明を割愛する。
【0037】以下、ここで、実施例であるノズル1bの
内部構造について、図5に基づき説明する。ノズルボデ
ィ2b内部に中空領域を形成している内周壁208の下
方内周部領域には、雌ネジ部205が形成されている。
この雌ネジ部205に液体通路部材3bの下方外周に形
成された雄ネジ部305が螺合することにより、ノズル
ボディ2bに対して液体通路部材3bは挿着されてい
る。
【0038】この際、液体通路部材3bのパッキン装着
部304に装着されたリング状のパッキン7は、ノズル
ボディ2bの下端内周に周方向に形成されたパッキン収
納部208に収まって、高圧状態の気体Tが外部に漏れ
るのを防止している。
【0039】尚、図5に示す符号307は、液体通路部
材3bに、液体ホース10(図8参照)が連結されたホ
ース連結部材11(図8参照)の図示しない雄ネジ部分
が挿入されるための孔であって、この孔307の内周に
は、ホース連結部材11の雄ネジ部が螺合する雌ネジ3
09が形成されている。
【0040】ここで、ノズルボディ2bの内周壁208
と液体通路部材3bの管部305の外周壁308と、で
囲まれた領域は、気体導入孔202から導入された気体
Tが通過するための気体通路5bとなる。
【0041】即ち、気体Tは、この気体通路5bを通っ
て、前方へ向かい、上記した高速気流形成溝3021
(図4参照)及びリング状溝部3022を通過する際に
整流高速化される。そして、気体Tは、気体噴射口20
1bに臨むように配置された(先端管部3031の)液
体噴出口301b外側領域に、リング状に開口している
気体噴射口201bを通過する際に、更に高速化される
とともに先細り円錐状の呈をなす高速気流Thとして、
吐出される。
【0042】以下、図6を参照して、ノズル1b外部に
吐出された液体R及び高速気流Thの動態について、詳
述する。まず、液体通路部材3b内部の液体通路4bを
通過してきた液体Rは、液体噴出口301bからノズル
前方に吐出される。この吐出された液体Rは、流体特有
の性質である縮流現象によって、液体噴出口301bか
らやや下流側において、断面積最小の縮流領域Rsを形
成する。
【0043】一方、液体噴出口301b外側にリング状
に開口する気体噴射口201bから吐出される高速気流
Thは、吐出されてくる液体Rを囲む先細り円錐状に、
上記縮流部Rs位置で焦点(断面積最小となる部分)F
を結ぶように、吐出される。
【0044】即ち、先細り円錐状に吐出された高速気流
Thは、ノズル1bから真っ直ぐ前方に初速度V0で吐
出された場合において、流体の性質により自然に生じる
縮流部よりも、さらに断面積最小、流速最大Vmの縮流
部(焦点F領域)を強制的に形成することになる。この
ため、該焦点F領域において、高速気流Thによる液体
破砕力は極大となる。
【0045】従って、液体Rは、焦点F領域において、
液柱Rp中心まで瞬間的に破砕され、超微粒化されるこ
とから、焦点F領域から下流側では液柱がほとんど残ら
ない。例えば、図6に示すD1(風速V1)、D2(風速
2)地点におけるそれぞれの噴霧面801,802お
いても、それぞれ良好な微粒化液体Rm1、Rm2の噴霧
が可能となる。即ち、ノズル1bから噴霧面8までの距
離が小さい場合でも、良好な噴霧を行なうことができ
る。
【0046】図6の噴霧面8近傍に示した簡易な粒径分
布グラフのように、本発明に係る微粒化ノズル1では、
液柱Rp中心部に対応する噴霧面803でも、粒径を最
小に抑えることができる(従来技術を示す図9の粒径分
布グラフと比較参照)。
【0047】図7は、実施例である微粒化ノズル1bを
使用して、液体(水を使用)の流量別に、液体の50%
粒径を測定した結果をグラフにしたものである。グラフ
中に示す符号A1〜A5は、水の流量別50%粒径ライン
を示しており、A1は300cc/min、A2は200
cc/min、A3は100cc/min、A4は50c
c/min、A5は30cc/minの水の流量にそれ
ぞれ対応したラインとなっている。符号Bに示すライン
は、ノズルに導入された気体(Air)の噴射圧力(k
g/cm2)別の消費風量(Nl/min)を示してい
る。
【0048】図7に示すグラフに示すように、特に、水
の流量50cc/min、30cc/minの場合にお
いては、Air噴射圧力5kg/cm2の条件で、50
%粒径が5μm以下となる。また、本ノズル1bは、A
ir噴射圧力と水の流量を調整することによって、所望
の粒径の微粒化液体Rmを得ることができるため、制御
しやすいという特性を備えている。尚、本実験で使用し
たノズル1bの液体噴出口の内口径Wはφ2,0mm、
気体噴射口の口径は、φ3.0mmである。
【0049】以下、図8を参照して、微粒化ノズル1b
を使用して液体Rを微粒化する場合において、液体R、
気体Tのそれぞれを、ノズル1bに送り込む方法の実施
形態について説明する。
【0050】まず、液体ホース10からホース連結部材
11を介してノズル1bに送り込まれる微粒化対象の液
体Rは、液体タンク1004に、予め必要量貯めてお
く。そして、液体Rは、該タンク1004からストレー
ナ1003で濾過した後、液送ポンプ1002による圧
力によって、液体送量調整バルブ(オリフィス又は電磁
バルブなど)1001で送量調整を行い、ノズル1bへ
送り込む。尚、符号1005は、液体送量調整過程で、
余分な液体Rを再び液体タンク1004に戻す返送管を
示している。
【0051】一方、液体を微粒化するための気体Tは、
エアーコンプレッサ903から吐出直後に、装置904
において、ストレーナSで粉塵が除去されるとともに、
ドライヤーDによって湿気が除去され、オンオフバルブ
902及び圧力微調整用バルブ901を経て、気体送通
管9が連結される(ノズル1bの)気体導入孔202か
らノズル1b内部へ送り込まれる。
【0052】尚、液体R、気体Tのそれぞれを、ノズル
1bに送り込む方法は、上記実施形態に限定するもので
はなく、液体タンク1004をエアーコンプレッサ90
3から導入される気体で加圧し、圧力調整弁を介して液
体をノズル1bに送り込む、タンク加圧方式等も採用し
得る。
【0053】
【発明の効果】本願によって開示される発明が奏する効
果を列記すれば、以下の通りである。 (1)請求項1に係る微粒化ノズルでは、ノズルの内部
に導入された気体を外部に高速気流として噴出して、前
記ノズルから吐出される液体を外部混合により微粒化す
る微粒化ノズルから高速気流を、ノズルに設けられた気
体噴射口の前方位置に焦点を結ぶ先細り円錐状に前記気
体噴射口から吐出する構成とすることで、前記ノズルに
形成された液体噴出口から吐出されてくる液体を、液柱
を残さずに、前記焦点位置で前記高速気流により瞬間的
に粉砕し、微粒化することができるので、精密かつ安定
した微粒化を達成できる。
【0054】(2)請求項2に係る微粒化ノズルでは、
微粒化ノズルを、所定形状の中空の「ノズルボディ」と
該ノズルボディに挿着される「液体通路部材」の二つの
部材からなる極めて簡易な構成とするこちによって、気
体噴射口の前方位置に焦点を結ぶ先細り円錐状の高速気
流を形成することもできて便利であり、ノズル設計も容
易である。
【0055】(3)請求項3に係る微粒化ノズルでは、
ノズルボディの尖頭部内壁を、気体吐出方向に先細りす
るように形成されるとともに、ノズルボディの気体噴射
口に臨む液体噴出口の先端部外周壁部分を、液体吐出方
向に先細りするように形成することによって(傾斜尖頭
部を形成することによって)、ノズルボディ尖頭部内壁
と液体噴出口の先端部外周壁を、先細り高速気流形成用
の整流板として作用させ、確実に気体噴射口の前方位置
に焦点を結ぶ先細り円錐状の高速気流を得ることがで
き、ノズルの微粒化性能の向上に寄与する。
【0056】(4)請求項4に係る微粒化ノズルでは、
請求項3記載の微粒化ノズルにおいて、液体通路部材の
液体噴出口の下方位置部分に、ノズルボディの尖頭部内
壁に当接するリング部を形成し、該リング部には、気体
通路領域を進行してきた気体を通過させて整流高速化
し、気体噴射口から吐出する高速気流を形成するための
高速気流形成溝を、周方向等間隔に複数形成し、ノズル
中心方向から放射状に形成することによって、リング部
に形成された高速気流形成溝は、気体通路領域を進行し
てきた気流を狭小な通路に追い込んで、気流を高速化す
るとともに、前方方向に整流する作用を有効に発揮する
ため、安定的に所望の高速気流をを得ることができ、ノ
ズルの微粒化性能の向上に寄与する。
【0057】(5)請求項5に係る微粒化ノズルでは、
液体噴出口の内口径を直径2mm以上に形成した場合に
おいて、粒径5μm以下の液体微粒子を形成できるとい
う優れた特性を備えているため、液体噴出口の内口径を
大きく設計して目詰まりを防止することができるだけで
なく、粘度の大きい液体であっても低圧で吐出すること
ができる。
【0058】(6)以上のように、本発明は、極めて簡
易な構成でありながら、微粒化特性に優れた微粒化ノズ
ルを提供できるので、種々の産業分野に対して、生産工
程の効率化や自動化、製品の向上などの面で役立つ、よ
り精密な液体微粒化技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明に係る微粒化ノズルの好適な実施
形態の要部を簡略化して表す断面図 (B)同微粒化ノズルの先端部分の拡大断面図
【図2】同ノズルの実施例の外観構成を示す斜視図
【図3】同実施例の構成部品を分解して示す図
【図4】(A)同実施例の構成部品である液体通路部材
の先端部分を拡大して示す斜視図 (B)同先端部分を真上から見た平面図
【図5】(A)同実施例の内部構成を示す縦断面図 (B)同実施例の尖頭部の拡大断面図、同実施例内の内
部構成を示す縦断面図
【図6】同実施例による液体の微粒化状態を簡易に表す
【図7】実施例である微粒化ノズルを使用して、液体流
量別の50%粒径を測定した結果をグラフに表した図
【図8】液体R、気体Tのそれぞれをノズル1bに送り
込む場合の実施形態を簡略化して示す図
【図9】一般的な従来技術の構成を簡易に表す図
【符号の説明】
1(1a、1b) 微粒化ノズル 2(2a、2b) ノズルボディ 3(3a、3b) 液体通路部材 4(4a、4b) 液体通路 5(5a、5b) 気体通路 201(201a、201b) 気体噴射口 202 気体導入口 207(207a、207b) 先細り尖頭部 301(301a、301b) 液体噴出口 302 リング部 303 液体通路管 2071(2071a、2071b) 尖頭部内壁 3021 (リング部の)高速気流形成溝 3032 (液体噴出口の)傾斜尖頭部 F 焦点 R 液体 Rm 微粒化液体 Rp 液柱 Rs 縮流部 T 気体 Th 高速気流

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルボディ内部に導入された液体を吐
    出するとともに、同ノズルボディ内部に導入された気体
    を高速気流として噴射することにより、前記液体を外部
    混合により微粒化するノズルにおいて、 前記高速気流は、前記ノズルボディに設けられた気体噴
    射口の前方位置に焦点を結ぶ先細り円錐状に前記気体噴
    射口から噴射される構成であって、 前記焦点領域で、前記気体噴射口の内側に設けられた液
    体噴出口から噴出されて液柱を形成する液体を、前記高
    速気流によって前記液柱中心に及ぶまで粉砕して微粒化
    することを特徴とする微粒化ノズル。
  2. 【請求項2】 前記ノズルは、ノズル内部に気体を導入
    する気体導入口と、該気体導入口から導入された気体を
    外部に噴射する前記気体噴射口と、を備えた中空形状の
    前記ノズルボディと、 ノズル内部に導入された液体の通過路を形成する液体通
    路管と、該液体通路管の先端部に開口して、前記気体噴
    射口に臨むように配置される液体噴出口と、を備え、前
    記ノズルボディ内部に挿着される中子様の部材であっ
    て、前記ノズルボディ内側に前記気体導入口及び前記気
    体噴射口と連通する気体通路領域を形成するとともに、
    前記ノズルボディの先細り尖頭部の内側領域に、該尖頭
    部内壁と協働して、前記気体噴射口から前記焦点に向か
    って噴射される高速気流を形成する液体通路部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の微粒化ノズ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記ノズルボディの前記尖頭部内壁は、
    下流側方向に先細りするように形成されるとともに、前
    記気体噴射口に臨む前記液体噴出口の先端部の外周壁
    は、下流側方向に先細りするように形成されたことを特
    徴とする請求項2記載の微粒化ノズル。
  4. 【請求項4】 前記液体通路部材の前記液体噴出口のや
    や下方位置には、前記ノズルボディの尖頭部内壁に当接
    するリング部が形成され、 該リング部には、前記気体通路領域を進行してきた空気
    を通過させて整流高速化し、前記気体噴射口から吐出さ
    れる高速気流を形成するための高速気流形成溝が、周方
    向等間隔に複数形成された構成であって、 前記高速気流形成溝は、ノズル中心方向から放射状に形
    成されたことを特徴とする請求項3記載の微粒化ノズ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記液体噴出口の内口径を直径2mm以
    上に形成した場合において、粒径5μm以下の液体微粒
    子を形成できることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載されたことを特徴とする微粒化ノズル。
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