JP2915853B2 - トリガー式液体泡状噴射器 - Google Patents

トリガー式液体泡状噴射器

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JP2915853B2 JP8245876A JP24587696A JP2915853B2 JP 2915853 B2 JP2915853 B2 JP 2915853B2 JP 8245876 A JP8245876 A JP 8245876A JP 24587696 A JP24587696 A JP 24587696A JP 2915853 B2 JP2915853 B2 JP 2915853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリガー式の液体
泡状噴射器において、その造泡機構等の構造の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】液体を泡状に噴射するためには噴射口に
おいてその液体を細粒化すると共に十分な空気を混入す
ることが必要である。このために、例えば実願昭54−
111402号は液体噴射用ノズルの前面に取着する外
気導入孔と泡噴射孔を有するノズルキャップにおいて、
その泡噴射孔を内面側が大径でかつ外面側が小径である
適当長さのテーパ状孔に形成したものを開示している。
【0003】また、実願昭62−198132号は円筒
の内周面の一部に凹凸面を形成した造泡筒をノズルの前
部に取り付けて、ノズルより噴射する液体をこの凹凸面
に衝突反射させることにより噴射液の噴流を生じさせ、
同時に空気取り入れ孔より吸い込まれた空気を巻き込ん
で発泡がなされる構造であり、その他、種々の造泡筒が
開示されている。例えば実願昭61−79660号、実
願昭62−157328号、実願平3−83653号等
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液体の粘度そ
の他の性状によって霧状化の難易や必要とする混合空気
量が異なり、それぞれの液体によって最適の泡状物を得
るためには前記の造泡筒を選択する必要があり、さらに
は塗布面の形状などにより噴射パターンを変えるために
ノズルを交換することなどは一般消費者には煩瑣であ
り、実用的ではなかった。また、金属製のバネ、ボール
弁等は適用する液体の性質により発錆することがあり、
液体泡状噴射器の耐久性に支障を与えていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、トリガー式液
体泡状噴射器の先端部に取着したノズルキャップを回動
させることによってノズル孔直前に形成した大小2種類
の液流路のいずれかを選択する構造として、トリガー操
作によるポンプの往復動に伴って容器内より吸い上げら
れた液体を高速で、あるいは低速で噴射し、したがって
噴射される泡状液体の泡化率と被射体への塗布面積を大
きくまたは小さく変更することを可能にしたものであ
る。
【0006】また、ノズルから噴射される液体は造泡筒
の内面の形状によって泡質が異なることから、本発明に
おいては、造泡筒内面を円形の段差を設け、または直径
を階段状に変化せしめた障害物を設置することによって
液体の細分化を図り、かつ、空気の取り入れ量を多くし
て液体への巻込みを容易にした。
【0007】さらに、液体泡状噴射器のトリガーレバー
を付勢するバネをプラスチック成形になる板バネとして
耐久性を向上させた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面にした
がって説明する。図1はトリガー式液体噴射器1の側面
を中央断面図で表したも¨ので、その本体2は取付筒1
1に嵌合した吸液筒12、送液筒13およびシリンダー
14を一体的、かつ、空気および液体が連通するように
構成したものである。トリガーレバー9はその上端を前
記送液筒13の一部に軸支9aされ、その下方にシリン
ダー内を摺動自在に嵌合するピストン15のコネクタロ
ッド15aを軸支9bし、さらに下方に延伸している。
また、吸液筒12の後方(図1における右方向)に形成
したバネ取付突起12aに係合取着したバネ装置6の腕
杆6a先端が、そのトリガーレバー9に突出形成せしめ
た枝杆9cを押圧して、トリガーレバー先端を支部9a
を支点として常に前方に付勢している。
【0009】吸液筒12にその奥壁を接して形成された
シリンダー14は、その奥壁に空気通穴14aが開設さ
れて吸液筒12に通じ、さらに、その吸液筒12に挿通
固着された取付筒11の嵌合部上方円周に形成したクリ
アランス11aを経てプラスチック製ボール弁8aを有
する弁室8に通じている。その弁室8は取付筒11の上
部にあってその下部には吸液パイプ10が該取付筒に嵌
合され容器B内に垂下されている。
【0010】この弁室8の前方に連なる送液筒13は内
径が手前(液の源流側を手前と称す。以後同様)より二
段階13a、13bに拡径されており、ここにスピンナ
ーバルブが挿入される。
【0011】そのスピンナーバルブ3は、図3に示すよ
うに一端側からガイド軸3aを突設した円盤状バルブ3
bを設け、次いで液流方向に、液体の通路を形成する十
字状(形状は問うものでない)バー3c、蛇行状弾性体
部3dおよびフランジ3f付き円柱ヘッド3hを一体的
にプラスチックで成形したもので、そのフランジ3fに
は切り欠き部溝3v、3vがあり、さらに、ヘッドの先
端外周には3本の液通溝3u、3u、3uが当間隔で、
かつ、軸方向に平行に刻設されている。前記円盤状バル
ブ3bの手前側の面は送液筒13の内径の最初の拡径段
部13aの段差面に当接して液流路の開閉弁となり、フ
ランジ3fは二番目の拡径段部13bに当接して送液筒
13にそれ以上ヘッドが挿通しないようになっている。
【0012】ノズルキャップ4は外筒4aが角筒又は円
筒状であって、その外筒内部に形成した隔壁4dで前後
に区切られた内筒4b、4cを有し、かつ、その内筒内
の隔壁4dの中心に小径のノズル通孔4eが穿孔され、
その隔壁の手前側(本体側)にそのノズル通孔外周より
断面積が大小2種類各3本の流路溝4f、4gを交互に
放射状又は接線方向に刻設したものである。このノズル
キャップ4はその隔壁4dにより前記のスピンナーバル
ブ先端面を蛇行状弾性体部3dの付勢の抗して押え込
み、その内筒4bが送液筒13の先端に内挿嵌合して回
動自在に取着される。このように送液筒13に嵌合取着
されたノズルキャップ4は左右に回動することによって
その隔壁4dに刻設した大小の流路溝4f、4gのいず
れかがスピンナーのヘッドに形成した3本の液通溝3
u、3u、3uと合致して液体の流速を変え、噴射スピ
ードが大きく、又は小さくする。
【0013】なお、内筒4bの内径はその奥端において
前記のヘッド3hに刻設した溝3uの長さより若干短い
範囲でヘッド3hの外径とほぼ液密かつ摺動状に嵌合
し、該溝3uの一部を含めて本体側開口端に至る部分は
若干大きな内径または6本の溝4nとして送液筒13内
を通過する液体がその溝3uに分岐流通するようになさ
れている。隔壁4dの先端側表面にはノズル孔4eを囲
う末広がり状の内径をもつ囲周筒4hが突出形成されて
おり、また、内筒4cの外周には凸条4iが周設されて
おり、ノズルブッシュに形成した後記の凹条に係合す
る。外筒4aの内径に周設した凹条4jは送液筒の先端
外周に周設した凸条13cに係合する。
【0014】ノズルブッシュ5は、外筒5aとそれと同
心円上の造泡筒5bとがその一端において数個の空気吸
入孔5cを開設したフランジ5fにより接続された二重
筒状であり、かつ、その造泡筒の内径内に容器より噴射
される液体の流れを妨害し、破砕するための障害物ない
し障害となる筒状体を形成したもので、その外筒5aの
内径が前記ノズルキャップ4の内筒4cに着脱自在に嵌
合され、外筒内に周設した凹条5iがノズルキャップ4
の凸条4iと係合して容易に離脱することを防止してい
る。本発明は後記のようにこのような特異な形状の障害
物をノズル前方に介在させることを特徴とするものであ
る。
【0015】取付筒11の下方はボトルBの口径とほぼ
同径の外向きフランジ11fを有する拡径部11bを形
成したもので、そのフランジ11fをコンテナキャップ
17の口径部内向きフランジにより押さえパッキング7
を介してボトルBの口部に取り付けられる。この際に、
吸液パイプ10はパッキングと一体的にプラスチックで
成形された逆円錐状導入管部に沿って自動的に歪曲し、
ボトル内に垂下されることになる。なお、これらの各種
部品が組み立てられた噴射器本体はカバー20によって
覆われ商品の体を成している。
【0016】
【実施例】以上の構造になるトリガー式液体泡状噴射器
において、送液筒13先端に回動自在に嵌合取着される
ノズルキャップ4は図4、図5に示すもので、可能な限
り前記説明との重複を避けて説明する。外筒4aおよび
内筒4bが空気吸入孔5cを有するフランジによって一
体化されたノズルキャップ4は、小径のノズル通孔4e
をその中心に穿孔した隔壁4dを有し、その隔壁の手前
側(図面上、紙面に向かって右側)表面にこのノズル通
孔4eより接線方向に刻設された大小2種類の流路溝4
f、4gが大小交互に等角度をもって内筒4bの内周縁
まで刻設されている。隔壁4dの先端側(図面上、紙面
に向かって左側)には該ノズル通孔4eを囲うように拡
径状の囲周筒4hが一体形成され、噴射液の拡散を容易
にしている。このノズルキャップ4を送液筒13に所定
の角度をもって嵌合装着すれば、前記スピンナーヘッド
3hの3本の溝3uとノズルキャップの流路溝4fまた
は4gとが一致し、これによって例えば大きな流路が、
また、ノズルキャップを該送液筒13に対して60°回
動すれば小さな流路が開通され、シリンダー14、ピス
トン15からなるポンプによって送られるボトルB内の
液体はノズル孔4eより旋回状に高速で、又は低速で噴
射されることになる。
【0017】図5は、ノズルキャップ41は他の実施例
を示したものである。このノズルキャップ41の外筒4
a、ノズル孔を有する隔壁4dに支持された内筒4b、
4cおよび隔壁4dの手前側表面のノズル孔4eから接
線方向にまたは放射状(図示していない)に大小の断面
積をもつ溝4f、4gを各3本交互にかつ等間隔に刻設
したことは前記と同様である。その隔壁4dの前側面に
おいてノズル通孔4eの両側に傾斜面4kを有する側壁
4w、4wを対向状に形成したことに特徴を有するもの
で、この側壁の傾斜面4k、4kが対向して形成するV
形の角度は30〜120°、その側壁の長さはノズル通
孔の直径の3〜20倍程度がよい。
【0018】このノズルキャップ41を液体泡状噴射器
の送液筒13の先端に嵌合させてトリガーの作動により
液体を噴射すると、噴射液は傾斜したV形側壁面に沿っ
て拡散するが、この側壁の長手方向への広がりは殆どな
く、したがって対象面には直線状に塗布される。このよ
うな直線状の液体噴出を得るために側壁4w、4wが対
向して形成するV形の好適な角度は前記の通りであり、
特に細い線状の噴射を得たい場合にはその角度を大きく
することが望ましい。このノズルキャップ41に後記の
各種ノズルブッシュを嵌合装着することによって液体を
泡状に噴射することが可能であることは勿論である。こ
のノズルキャップが対象とする用途はタイルの目地に洗
剤を塗布するなどの場合である。噴射速度の切り替えは
前記と同様にノズルキャップの回動による。
【0019】ノズルキャップ4または41(以後、同様
であり4と記する)の内筒4cに嵌合装着されるのがノ
ズルブッシュで、その実施例を図6〜10に示した。図
6に示すノズルブッシュ5は前記のように、外筒5aと
それと同心円上の造泡筒5bとがその一端において数個
の空気吸入孔5cを開設したフランジ5fにより接続さ
れた二重筒状であり、その外筒5aと造泡筒5bの外周
との間には若干の間隙5lを介して空気吸入孔5cから
造泡筒5b内に空気が取り入れられる。その造泡筒5b
内に四本の支杆5hを介し、手前側に向かって階段状に
小径にした円柱形で他端(先端)5tは半球面に障害物
をプラスチックで一体形成したものであり、さらに、そ
の外筒5aの内径部で前記ノズルキャップ4の内筒4c
に着脱自在に嵌合され、外筒5a内に周設した凹条5i
がノズルキャップの内筒4cの外径の凸条に係合して容
易な離脱を防止している。このノズルブッシュ5による
泡の形成は、ノズル通孔4eから噴射される液体が各々
の段の先端円周に衝突して破砕され同時に空気吸入孔5
cからの吸入空気を巻き込んで泡化し噴射される。その
噴射面の大小はノズルキャップ4を回動させ噴射速度を
変えることによって調整される。このノズルブッシュは
比較的広い面積に泡状液体を塗布して行う風呂場掃除な
どの用途に適する。
【0020】図7に示すものは第二の実施例に係るノズ
ルブッシュ52で障害物の形状以外は前記のノズルブッ
シュ5と同様の構成である。その障害物52sはノズル
側に向かって階段状に小径とし、先端5tは平皿状また
は円錐状の陥没部を凹設した形状になるもので支杆5h
に支持されており、一体的にプラスチック形成されてい
る。このノズルブッシュの障害物52sによって拡散さ
れた液体は空気吸入口から吸引した空気を巻き込み十分
に泡化される。しかし、障害物52sの回りを液体が高
速で通過することによりこの陥没部5kに真空状態とな
り、そこに負圧を生じて液体の広がりを妨たげることに
なる。したがって、比較的狭い範囲で、かつ、中心部分
がより多量の泡を噴射することになり、洗濯物の強く汚
れた小部分に洗剤を塗布する場合等の用途に適するもの
である。噴射速度の切り替えは前記と同様である。
【0021】図8に示すものはノズルブッシュの第三の
実施例である。このノズルブッシュ53は、前記のノズ
ルブッシュ5と同様に、二重筒の造泡筒5b内に階段状
に直径を変えた障害物53sを支杆5hによって一体的
に形成したものであり、その障害物53sの先端5tが
尖頭円錐形になっている。このノズルブッシュ53にお
いて噴射される泡の塗布量は対象面の中心部分が薄く周
辺が濃くなることに特徴があり、広い面に泡状液体を塗
布する場合等に適する。噴射速度の切り替えは前記と同
様である。
【0022】図9に示すものはノズルブッシュの第四の
実施例である。このノズルブッシュ54は、二重筒の内
筒すなわち造泡筒5bをノズル孔4e側より先端に向か
って階段状に内径を拡大したものである。このノズルブ
ッシュ54をノズルキャップに嵌合取着して液体を噴射
すると、ノズルから高速で噴射される液体と空気吸入孔
5cから吸引される空気が各々の階段状円周先端に接触
して拡散することになる。そのために階段状部の奥端が
真空状態となり、負圧を生じて噴射液体の外周(段に接
する部分)近辺のスピードが落とされる。したがって液
体はその噴射角度を拡大することになり、1回の噴射に
よってより広い範囲に泡状液体を塗布することができ
る。噴射速度の切り替えは前記と同様である。
【0023】図10に示すものは第五の実施例である。
ノズルブッシュ55の外筒5aの内部に造泡筒5bがあ
り、さらにその内部に短小な小筒5dがその下端を内筒
5bの下端より若干手前側(図4の右図では紙面に向か
って右方向)に位置するように数本の支杆5hを介して
一体的にプラスチックにより成形されたものである。こ
のノズルブッシュ55を液体泡状噴射器の先端に装着し
て延滞を噴射するとボトルB内の液体はノズル孔4eよ
り高速度で、かつ、渦状にて噴射され、したがって小筒
5d内で空気吸入孔5cから吸引した空気を巻き込んで
泡となり、次に造泡筒5b内でこの泡化した液体は、さ
らに、造泡筒5bと小筒5dとの間から空気を取り入れ
て泡化を進め、そしてノズルブッシュ外に噴射される。
このようにこのノズルブッシュ55は造泡筒1個のもの
とは異なりノズルブッシュ内で二回にわたって泡化が行
われるので良好な泡化倍率が得られる。
【0024】前記のトリガレバー9を円周方向に押圧す
るバネ装置6は、バネ取付突起12aに取着する基台6
aと、その基台6aから延伸させた腕杆6bを一体とし
てプラスチック材料で成形したもので、その腕杆先端で
トリガーレバー9から分岐させた枝杆9cを、該レバー
が支軸9aに対して円周方向に押圧されるように当接さ
せてバネ取付突起12aに挟着などにより取着したもの
である。レバーの軸支部9a近くに枝杆9cを突設すれ
ば、その枝杆の回動距離はレバー9の先端における往復
動距離より非常に小さくなり、これを押圧している腕杆
6bのこれに伴うたわみ量もまた非常に小さいものにな
る。したがって、腕杆に十分な強度を持たせておき、僅
かなたわみ量で枝杆を押圧するようにこのバネ装置6を
取着しておけば、その後の使用に伴うたわみはプラスチ
ック材料の弾性限界内に止まり、疲労することはなく、
長期使用に耐えるものである。
【0025】ボトルBへの本液体泡状噴射器の取り付け
においてボトル口部と取付筒11との間に特殊な形状の
パッキング7が使用される。すなわち、図12に示すも
ので、パッキング作用をなす外向きフランジ7aより上
部は取付筒11の下部の拡径部11bに内挿嵌合する筒
部7bを、下部には吸液パイプ10の挿通する穴7dを
開口した逆円錐状部7cを一体に形成したプラスチック
成形品である。このパッキング7を使用すれば液漏れを
生じることがないのみならず、この液体泡状噴射器をボ
トルBに取り付ける際に、取付筒11に挿通取着される
吸液パイプ10をあらかじめ曲げ加工により歪曲してお
く必要がなく、円錐状傾斜に従って容易に歪曲し、ボト
ル内に収まることになる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る液体泡状噴射器は、部品を
ボール弁を含めて総てプラスチックで成形しているの
で、ボトル内の液体がどのような性質のものであっても
錆びることがない。また、トリガレバーの付勢手段にも
プラスチック製のバネ装置を使用し、耐久性を向上させ
た。
【0027】各種のノズルブッシュの中から適宜選定し
嵌合するという簡単な手段により、例えば一直線状にあ
るいは円形の面積を広く、狭く噴射するなど、用途に適
した泡の塗布が可能になった。また、ノズルキャップを
回動させることによって液体の噴射スピードを可変に
し、よって泡化性能及び大小の噴射面積を得ることが可
能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体泡状噴射器の中央断面になる
側面図である。
【図2】液体泡状噴射器のバネ装置部分を示す一部破断
の側面図である。
【図3】液体泡状噴射器内に挿入するスピンナーバルブ
を示した斜視図である。
【図4】液体泡状噴射器の先端に嵌合取着するノズルキ
ャップの裏面図とその中央断面になる側面図である。
【図5】実施例に係るノズルキャップの正面図とその右
側面図である。
【図6】実施例に係るノズルブッシュの正面図とそのA
−B断面図である。
【図7】実施例に係るノズルブッシュの正面図とそのA
−B断面図である。
【図8】実施例に係るノズルブッシュの正面図とそのA
−B断面図である。
【図9】実施例に係るノズルブッシュの正面図とそのA
−B断面図である。
【図10】実施例に係るノズルブッシュの正面図とその
A−B断面図である。
【図11】パッキングを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トリガー式液体噴射器 2 本体 3 スピンナーバルブ 4 ノズルキャップ 5 ノズルブッシュ 6 バネ装置 7 パッキング 8 弁 9 トリガーレバー 10 吸液パイプ 11 取付筒 12 吸液筒 13 送液筒 14 シリンダー 15 ピストン 16 弁室 17 コンテナキャップ 20 カバー

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気および液体が連通する吸液筒、送液筒
    およびシリンダーを一体的に形成し、その送液筒に軸支
    したトリガーレバーの所要箇所に該シリンダーに嵌合摺
    動するピストンを軸支し、かつ、ピストンを吸気方向に
    付勢するバネ装置を装着し、さらに、プラスチックバネ
    を介して一端に面バルブが他端に3本の分岐溝を有する
    ヘッド部が一体的形成されたスンピナーバルブを該ヘッ
    ド部が該送液筒の先端側に位置するように挿入し、その
    送液筒先端よりノズルキャップを回動自在に、さらにそ
    のノズルキャップにノズルブッシュを着脱自在に取着し
    た液体泡状噴射器において、そのノズルキャップが、そ
    の外筒内部に形成したノズル通孔を有する隔壁で前後に
    区切られた内筒を有し、その隔壁の内面側(本体側)に
    そのノズル通孔外周より大小2種類各3本の流路溝を放
    射状叉は接線方向に刻設して、その流路溝を前記スピン
    ナーバルブ先端のヘッドに刻設した分岐溝に回動自在に
    当接せしめて液体の通路断面積を可変とした構造である
    ことに特徴を有する液体泡状噴射器。
  2. 【請求項2】送液筒先端に回動自在に取着したノズルキ
    ャップに、さらに、着脱自在に装着するノズルブッシュ
    が、外筒及びそれと同心円上の造泡筒をその一端側で数
    個の空気吸入孔を開設したフランジにより接続した二重
    筒状であり、その造泡筒内に複数の支杆を介して前記造
    泡筒より短小な小筒が同心円上に指示された形状である
    ことに特徴を有する請求項1記載の液体泡状噴射器。
  3. 【請求項3】送液筒先端に回動自在に取着したノズルキ
    ャップに、さらに、着脱自在に装着されるノズルブッシ
    ュが、外筒及びそれと同心円上の造泡筒をその一端側で
    数個の空気吸入孔を開設したフランジにより接続した二
    重筒状であり、その造泡筒内に複数の支杆を介して噴出
    液流の障害物を形成したことに特徴を有する請求項1記
    載の液体泡状噴射器。
  4. 【請求項4】液体泡状噴射器に着脱自在に取着されるノ
    ズルブッシュが、その外筒及びそれと同心円上の造泡筒
    をその一端側で数個の空気吸入孔を開設したフランジに
    より接続した二重筒状であって、その内筒内に支杆によ
    り支持された障害物が、その支杆より本体側に向かって
    順次階段状に小径となり、液体噴出側が半球面に形成さ
    れた形状物であることに特徴を有する請求項3記載のノ
    ズルブッシュ。
  5. 【請求項5】液体泡状噴射器に着脱自在に取着されるノ
    ズルブッシュが、その外筒及びそれと同心円上に小径の
    造泡筒をその一端側で数個の空気吸入孔を開設したフラ
    ンジにより接続した二重筒状であって、その造泡筒内に
    支杆により保持された障害物が、その支杆より本体側に
    向かって順次階段状に小径となり、液体噴出側先端面が
    平皿状叉は円錐状の陥没部に形成された円柱状であるこ
    とに特徴を有する請求項3記載のノズルブッシュ。
  6. 【請求項6】液体泡状噴射器に着脱自在に取着されるノ
    ズルブッシュが、その外筒及びそれと同心円上の小径の
    造泡筒をその一端側で数個の空気吸入孔を開設したフラ
    ンジにより接続した二重筒状であって、その造泡筒内に
    支杆により保持された障害物が、その支杆より本体側に
    向かって順次階段状に小径となり、液体噴出側先端を尖
    頭状に形成した円柱状であることに特徴を有する請求項
    3記載のノズルブッシュ。
  7. 【請求項7】液体泡状噴射器に着脱自在に取着されるノ
    ズルブッシュが、その外筒及びそれと同心円上の小径の
    造泡筒をその一端側で数個の空気吸入孔を開設したフラ
    ンジにより接続した二重筒状であって、その造泡筒の内
    径が本体側より液体噴出側に向かい階段状に直径を拡大
    した段付き筒状体であることに特徴を有する請求項1記
    載の液体泡状噴射器。
  8. 【請求項8】送液筒先端に回動自在に取着するノズルキ
    ャップが、その二重筒内に形成したノズル通孔を有する
    隔壁の内面側(本体側)にそのノズル通孔外周より大小
    2種類各3本の流路溝を放射状叉は接線方向に刻設し、
    他方側隔壁面にはこのノズル通孔の両側に傾斜面を有す
    る側壁をその傾斜面が30〜120度の角度で対向する
    ように突設形成したものであることに特徴を有する請求
    項1記載の液体泡状噴射器。
  9. 【請求項9】ボトル口部と取付筒との間に介在させるパ
    ッキングが、そのパッキングの内径の周縁部より上部を
    取付筒に内挿嵌合する筒状とし、下部を逆円錐状筒部と
    してその先端に吸液パイプの挿通穴を開口した構造のプ
    ラスチック成形品であることに特徴を有する請求項1記
    載の液体泡状噴射器。
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