JP2530129B2 - よこ入れ状態検知装置 - Google Patents

よこ入れ状態検知装置

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JP2530129B2
JP2530129B2 JP61233206A JP23320686A JP2530129B2 JP 2530129 B2 JP2530129 B2 JP 2530129B2 JP 61233206 A JP61233206 A JP 61233206A JP 23320686 A JP23320686 A JP 23320686A JP 2530129 B2 JP2530129 B2 JP 2530129B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、流体織機のよこ入れ時に、実際の到達タイ
ミングを織機の回転角との関連で検知し、各回転角範囲
ごとに所定の条件となったとき、よこ止め信号を発生す
るための装置に関する。
従来技術 従来、圧力変動等が原因してよこ糸の到達角度が定常
的に遅れた場合、または早くなった場合、よこ糸の飛走
状態が不安定なことから、よこ糸は、織布端まで到達し
ているにもかかわらず、それぞれ織布にゆるみが生じた
り、またはよこ糸先端があばれて、織布にループ状に折
り込まれるといったよこ糸先端トラブルやフィラメント
割れ等が発生したりしていた。したがって、このような
よこ入れ状態を早急に検知して製織を中止させることが
必要である。これらの課題解決のために、例えば、特開
昭57−71456号の発明は、よこ糸の検知タイミングに許
容範囲、すなわち上限と下限とを設け、よこ糸の実際の
到達タイミングが許容範囲から外れたときに、ランプを
点灯することを示している。
一方、実開昭60−156191号の公報は、同様に、よこ糸
の到達角度が予め設定された許容到達角度の範囲外にあ
るとき、その状態を表示することを示している。
これらのいずれの技術でも、2つの基準角度として上
限および下限が設定されているだけである。このため、
例えば実際の到達角度が連続的に例えば遅れる傾向にあ
るときでも、その遅れの程度がわずかなのか、あるいは
大幅な遅れなのかの判断は不可能である。したがって、
ゆるみ等の織疵の程度を判断することが不可能である。
また上記従来技術では、実際の到達タイミングが許容範
囲から外れると、すぐに停止信号の発生に向けて処理さ
れ、実際の到達角度の遅れとの関連で重み付けがなされ
ていないため、空止まりや見逃しなどの誤動作が置き易
い状態にある。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、異なる複数の回転角範
囲ごとによこ糸の実際の到達タイミングを判断し、また
その判断過程で基準の到達回転角に対する角度差から重
み付けを行うことにより、前述した織布のゆるみ等を発
生を正確に検知し、よこ止めの信頼性を高めることであ
る。
発明の解決手段 そこで、本発明は、異なる回転角範囲ごとに、よこ糸
の実際の到達タイミングの入力状況を検知し、その入力
状況を各範囲ごとに所定の重み付け状態で積算すること
により、標準の到達タイミングと基準の到達タイミング
との角度差の大きさに応じて適切な処理を行えるように
している。
発明の構成 第1図は、本発明のよこ入れ状態検知装置1を示して
いる。このよこ入れ状態検知装置1は、1つのフィーラ
2および信号処理回路2aと、これの出力側に接続された
複数例えば4つの条件回路31、32、33、34およびこれら
に共通な出力回路4によって構成されている。
上記フィーラ2は、よこ入れ時に、よこ糸5の到達側
に設置されており、例えば一対の電極式、または光電式
のものであり、よこ糸5の先端を検出し、その有無に応
じて、フィーラ信号A1を発生する。このフィーラ信号A1
は、信号処理回路2aでしきい値処理され、例えば到達初
期で検知信号A2を発生し、これを条件回路31、32、33、
34に送り込む。これらの条件回路31、32、33、34は、第
1図に例示するように、基準の到達回転角Θを中心とし
て、それぞれ異なる回転角範囲ごとに実際の検知信号A2
の到達タイミングθの入力状況を所定の重み付け状態で
積算していく。そしてこれらのいずれかの条件回路31、
32、33、34の条件が成立したとき、出力信号B1、B2、B
3、B4が出力回路4に送り込まれる。出力回路4は、例
えばオアゲート6とフリップフロップ7とで構成されて
おり、いずれかの出力信号B1、B2、B3、B4を入力したと
き、フリップフロップ7をセット状態とし、よこ止め信
号Cを出力する。
発明の作用 正常な製織状態のとき、よこ糸5の先端は、第2図に
示すように、通常、基準の到達回転角Θで到達してい
る。このときのフィーラ信号A1は、実線で示すような波
形となっている。そこで、信号処理回路2aは、そのフィ
ーラ信号A1の波形を増幅、しきい値処理、波形整形など
を行って、到達の初期の状態でパルス状の検知信号A2を
発生する。
ところが、よこ糸5の物理的特性が変化したり、ある
いはよこ入れ用の流体圧が変化したりすると、信号波形
が時間軸上で前後にずれるため、検知信号A2は、第2図
に点線で示すように、ある範囲で変化することになる。
このような変化の状態は、よこ糸の物性の変化、よこ入
れ用流体のレギュレータの故障、コンプレッサの故障、
さらに風綿の堆積等によるノズルの有効断面積の変化な
どと直接関係している。
そして、この検知信号A2は、それぞれの条件回路31、
32、33、34に送り込まれる。これらの条件回路31、32、
33、34は、第1図および第2図のように、検知信号A2の
発生時点つまり実際の到達タイミングθとそれぞれの回
転角範囲とを比較し、その検知信号A2が自己の回転角範
囲に納まっているときに、その回数を所定の重みP1、P
2、P3、P4付けで積算していく。このような過程で、例
えば条件回路31について所定の条件が成立すると、“H"
レベルの出力信号B1が発生するため、出力回路4は、そ
の出力信号B1と入力として、例えば“H"レベルのよこ止
め信号Cを発生する。またこの出力信号B1、B2、B3、B4
の発生状況は、ランプなどの表示器81、82、83、84の動
作状況によって容易に確認できる。もちろん、基準の到
達回転角Θに近い範囲では、重みP1、P2、P3、P4の値が
小さくなっており、それから離れるにしたがって大きな
重み付けがなされている。
このように本発明では、検知信号A2が基準の到達回転
角Θとの関連で、区分されながら積算されるため、よこ
入れの状態、すなわち基準の到達回転角Θに対する実際
の到達タイミングθが早いか、または遅いかの判断が容
易となる。しかも、その判断過程で、基準の到達回転角
Θとの関連で、異なる重み付けがなされているため、誤
動作すなわち空止まりの頻度が従来のものに比較して低
くできる。
実施例1(第3図) この実施例は、回数によって重み付けを行う例を示し
ている。
信号処理回路2aからの検知信号A2は、到達角度検出器
9でエンコーダ10と比較され、織機の回転角度として比
較器11に入力される。そこで、この比較器11は、設定器
12によって予め設定された回転角範囲と比較し、その範
囲内にあるときに、例えば“H"レベルの出力信号を発生
し、次のカウンタ13に出力する。そこで、このカウンタ
13は、例えば「P1=10」に重み付けされており、「10」
の信号を計数したときに、出力信号B1を発生する。した
がって、出力回路4は、その回転角範囲内で10回の検知
信号A2を数えたときに、よこ止め信号Cを発生すること
になる。
他の条件回路32、33、34についても同様に構成されて
いるが、それぞれのカウンタ13の重みP2、P3、P4は、そ
れぞれ独自に設定されている。なお、到達角度検出器9
およびエンコーダ10は、全部の条件回路31、32、33、34
に共通に用いてもよい。
実施例2(第4図) この実施例2は、連続的な入力という重みを付けた例
を示している。
すなわち、比較器14は、設定器15で設定された回転角
範囲とエンコーダ16との回転角を比較し、設定器15によ
って、設定された回転角範囲ごとにパルス信号Dを発生
し、これをシフトレジスタ17の一方のクロック入力端に
送り込む。この間に、検知信号A2は、シフトレジスタ17
の他方のデータ入力端に送り込まれている。パルス信号
Dの存在する時点で、検知信号Aが存在すると、シフト
レジスタ17は、例えばその3つの出力端に連続的に“H"
レベルの出力を発生する。このため、アンドゲート18
は、出力信号B1を発生し、次の出力回路4を駆動する。
ここでも、図面は、条件回路31のみを示しているが、
他の条件回路32、33、34も同様な構成となっている。し
かし、重み付け「連続」の回数は、各条件回路31、32、
33、34ごとに設定されるため、シフトレジスタ17の出力
端子数は、各回路に固有に設定される。
重み付けの設定方法 ところでそれぞれの条件回路31、32、33、34について
の重み付けは、実際のよこ入れ過程で、到達タイミング
θを多数回測定し、第5図のような分布曲線を求め、そ
の分布曲線から基準の到達回転角Θを平均値から設定
し、この前後で回転角範囲を設定し、その回転角範囲の
面積から重みP1、P2、P3、P4を設定する。またこのよう
な回転角範囲は、平均値に一律に、例えば±30度の角度
を加えることによって設定することもできる。
第6図は、このような重み付けや基準の回転角度Θを
算出するためのブロック線図を示している。
すなわち到達角度ラッチ回路19は、検知信号A2の発生
時点をエンコーダ10またはエンコーダ16とで比較し、そ
れを平均値算出回路20および割合算出回路2.2に送り込
む。複数のよこ入れ過程で、平均値算出回路20は、平均
値を算出するため、基準角度算出回路21は、その平均値
の前後を基準の到達回転角Θとして設定し、これを比較
器11に出力する。一方、この基準の到達回転角Θと実際
の到達回転角θとの間で割合算出回路22によってその度
数が算出され、その度数に基づいて、条件算出回路23に
よって、重みP1、P2、P3、P4が設定され、これがカウン
タ13の設定値として与えられる。
発明の変形例 上記実施例1は、時間軸上で、検知信号A2を順次積算
する形式を採用しているが、この計数方法は、そのほか
に、次のような方法であってもよい。
(1)所定の時間または所定のピック中に、検知信号A2
が所定回数以上となったときにのみ、出力信号を発生す
る。
(2)検知信号A2どうしの間隔がある時間またはピック
以内で、しかも所定数以上発生したときに、出力信号を
出す。しかし、検知信号A2の発生間隔が所定間隔以上と
なったら、計数値をリセットし、新たに計数を開始す
る。
(3)過去の所定時間またはピックごとに出力された検
知信号A2の数を記憶しておき、その検知信号A2が出力さ
れるごとに、過去の記憶内容から、所定時間またはピッ
ク数の中に所定回数以上の計数値があれば、出力信号を
発生する。
発明の効果 本発明では、次の効果がある。
よこ糸の実際の到達時点が基準の到達時点を中心とし
て、複数の回転角範囲ごとに積算状態で把握できるた
め、到達タイミングの早まり遅れなどが基準の到達回転
角を中心として複数の範囲ごとに判断できるため、よこ
入れ状態特によこ糸のゆるみやよこ糸先端のトラブルな
どの原因が正確に把握できる。
また、複数の到達回転角範囲ごとに重み付けがなされ
ているため、現実の分布曲線に適合した状態でよこ入れ
不良が検知できるため、空止まりや見逃しなどの誤動作
が高い頻度で防止できることになる。
特に、基準到達角度に近い回転角度範囲、その角度よ
り離れた回転角度範囲に分けて検出することができ、さ
らにそれぞれの範囲で基準に対する離れ度合いに応じて
発生回数に対する重みを別々に設定することにより、よ
り精度の高いよこ入れ状態検出が行える。しかも、実際
のよこ糸到達角度分布を把握した上で、その平均値より
決まる複数の回転角度範囲の面積でそれぞれの重みを設
定できる。さらに、作業者はよこ止め後これらの出力
(表示)を確認することで、詳細に把握できるので、速
やかに対処できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のよこ入れ状態検知装置のブロック線
図、第2図は信号の波形図、第3図は実施例1のブロッ
ク線図、第4図は実施例2のブロック線図、第5図は分
布曲線のグラフ、第6図は基準の到達回転角および重み
の値の算出用ブロック回路図である。 1……よこ入れ状態検知装置、2……フィーラ、4……
出力回路、5……よこ糸、6……オアゲート、7……フ
リップフロップ、9……到達角度検出器、10……エンコ
ーダ、11……比較器、13……カウンタ、14……比較器、
16……エンコーダ、17……シフトレジスタ、18……アン
ドゲート、31、32、33、34……条件回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】よこ入れ時に、よこ糸の到達状態を検知
    し、所定レベルの検知信号を発生するフィーラおよび信
    号処理回路と、異なる回転角範囲ごとに上記検知信号を
    取込み、よこ糸の到達角度を基準の到達角度からの離れ
    度合いに応じての重み付け状態で積算し、所定の条件成
    立時に出力を発生する複数の条件回路と、いずれかの条
    件回路からの出力によりよこ止め信号を出力する出力回
    路とからなることを特徴とするよこ入れ状態検知装置。
  2. 【請求項2】上記条件回路を、検知信号の回転角範囲を
    決定する比較器と、この比較器の出力を所定の数だけ数
    えたときに出力を発生するカウンタとで構成することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のよこ入れ状態検
    知装置。
  3. 【請求項3】上記条件回路を、所定の回転角範囲ごとに
    パルス状の出力を発生する比較器と、このパルス信号お
    よび上記検知信号の入力時に、複数桁の出力を順次発生
    するシフトレジスタと、このシフトレジスタの複数の出
    力を入力条件とするアンドゲートとで構成することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のよこ入れ状態検知
    装置。
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