JP2529845Y2 - 漏電遮断器の引外し装置 - Google Patents

漏電遮断器の引外し装置

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JP2529845Y2
JP2529845Y2 JP1990112020U JP11202090U JP2529845Y2 JP 2529845 Y2 JP2529845 Y2 JP 2529845Y2 JP 1990112020 U JP1990112020 U JP 1990112020U JP 11202090 U JP11202090 U JP 11202090U JP 2529845 Y2 JP2529845 Y2 JP 2529845Y2
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earth leakage
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fitted
leakage breaker
slider
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芳郎 岡野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、漏電遮断器において漏電検出回路からの
出力を受けて遮断機構を作動させる引外し装置に関す
る。
【従来の技術】
第2図は従来の上記引外し装置を示すものである。図
において、1は取付部1aを介して図示しない漏電遮断器
本体に装着される樹脂成形品のベースで、箱状のベース
本体1b内には図示しないが磁気保持形のトリップコイル
ユニットが保持されている。磁気保持形のトリップコイ
ルユニットとは、常時は永久磁石の磁束によりプランジ
ャが駆動ばねに抗して固定鉄心に吸着されており、漏電
発生時には漏電検出回路の出力でトリップコイルが励磁
されると、その磁束で永久磁石の磁束が打ち消されてプ
ランジャの吸着が解かれるものである(詳しくは、特願
平2−28800号明細書参照)。ベース1の側面にはロー
ラ2を介してスライダ3が摺動自在に支持されている
が、このスライダ3は常時は駆動ばね4に抗してトリッ
プコイルユニットのプランジャと一体の可動ピン5に拘
束されている。 ここで、図示しない漏電検出回路からの出力電流によ
りトリップコイルが励磁されると可動ピン5による拘束
が解かれ、スライダ3は駆動ばね4に駆動されて図の矢
印方向に摺動し、トリップクロスバー6を図の反時計方
向に回動させて漏電遮断器本体の遮断機構を作動させ
る。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成において、スライダ3は角柱状
で、これを回転支持するローラ2は第3図の正面図に示
すように両端のつば2aでスライダ3の振れを防止するH
形になっている。そこで、これらをベース1に組み付け
るには、スライダ3に4個のローラ2を上下から組み合
わせ、これら全体を両手で支えてローラ2をベース1の
側面に一体形成された支軸7に嵌め込むようにしてい
る。その後、二点鎖線で示したコ字形の押え板8をその
両端ベース1の上、下面の突起9に係合させて装着し抜
け止めを行っている。しかし、ローラ2とスライダ3を
同時に組み付けるこのような構造は作業性が悪く組立に
時間がかかるという欠点があった。 この考案は、このような従来の欠点を除去し、組立作
業を簡単とした漏電遮断器の引外し装置を提供すること
を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、磁気保持形
のトリップコイルユニットを漏電遮断器本体内に保持す
るベースの側面にスライダがローラを介して摺動自在に
支持され、このスライダは常時は駆動ばねに抗して前記
トリップコイルユニットの可動ピンに拘束されるととも
に、前記トリップコイルユニットが作動してこの拘束が
解かれると前記駆動ばねに駆動されて摺動し前記漏電遮
断器本体の遮断機構を作動させる漏電遮断器の引外し装
置において、前記ベースの側面の前後2箇所にそれぞれ
上下一対の支軸を一体形成するとともに、これらの支軸
とそれぞれ嵌合する前後2枚の一方の側板、前記支軸に
それぞれ回転支持される4個の円筒状のローラ、これら
のローラに摺動支持されるスライダ、前記支軸とそれぞ
れ嵌合する前後2枚の他方の側板及び前記支軸とそれぞ
れ嵌合し両端が前記ベースと係合する前後2枚のコ字形
に押え板を設け、これらを前記ベースの側方から積木式
に順次嵌め込んで組み付けるものである。
【作用】 ローラをつばのない円筒状とし、左右の側板でスライ
ダの振れ止めを行うとともに、側板、ローラ、スライ
ダ、押え板などを順次植木式に嵌め込む構造とすること
により、部品を一方向から1個ずつ組み付けられるので
組立作業が容易となり、自動化も可能となる。
【実施例】
以下、第1図に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
る。 第1図は要部の分解斜視図で、図示しないトリップコ
イルユニットを保持するベース1の側面の前後2箇所に
はそれぞれ上下一対の支軸7が一体形成されている。10
は穴11を介して支軸7とそれぞれ嵌合する前後2枚の一
方の側板、2は支軸7にそれぞれ回転支持される4個の
円筒状のローラ、3は上下のローラ2の間で摺動支持さ
れるスライダ、12は穴13を介して支軸7とそれぞれ嵌合
する前後2枚の他方の側板、8は穴14を介して支軸7と
それぞれ嵌合し両端が切欠15を介してベース1の上、下
面の突起9と係合する前後2枚のコ字形の押え板であ
る。これらの部品10,2,3,12,8はこの順序で前記ベース
の側方から積木式に順次嵌め込まれ、最後に切欠15と突
起9との係合により抜け止めされる。また、4は引張ば
ねからなる駆動ばねで、前方の側板10のL曲げ部10aの
穴16とスライダ3のフック3aとの間に、スライダ3の下
面に沿ってこれと並行に装着されている。 上述構成によれば、ローラ2をつばのない円筒状とし
て側板10,12でスライダ3の振れ止めを行い、各部品を
積木式に順々に嵌め込んで組み立てるようにしたので、
複数の部品を組み合わせたまま保持して組み付ける必要
がなくなり組立作業が簡単となる。 また、従来は駆動ばね4が図示の通り捩じりばねで構
成されていたが、捩じりばねは一般に引張ばねに比べて
ばね特性が不安定である。そのため、スライダ3とロー
ラ2との間の摩擦力のばらつきからスライダ3に対する
駆動力の変動が大きく、漏電遮断器と一緒に設置される
電磁接触器などの他の機器からの振動、衝撃により永久
磁石からプランジャが引き離されて、誤引外しが生じる
ことがあった。そこで、図示構成では駆動ばねを特性の
安定した引張ばねで構成し、しかもこれをスライダ3と
並行に装着してばね力がスライダ3の摺動方向にのみ作
用するようにした。これにより、駆動ばね4の駆動力が
安定し誤引外しがなくなる。
【考案の効果】
この考案によれば、スライダやその支持部品をベース
の側方から積木方式で1個ずつ組み付けられるので、組
立作業が簡単となり自動化も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部分解斜視図、第2図は
従来例の側面図、第3図は第2図におけるローラの拡大
正面図である。 1……ベース、2……ローラ、3……スライダ、4……
駆動ばね、7……支軸、8……押え板、10,12……側
板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気保持形のトリップコイルユニットを漏
    電遮断器本体内に保持するベースの側面にスライダがロ
    ーラを介して摺動自在に支持され、このスライダは常時
    は駆動ばねに抗して前記トリップコイルユニットの可動
    ピンに拘束されるとともに、前記トリップコイルユニッ
    トが作動してこの拘束が解かれると前記駆動ばねに駆動
    されて摺動し前記漏電遮断器本体の遮断機構を作動させ
    る漏電遮断器の引外し装置において、前記ベースの側面
    の前後2箇所にそれぞれ上下一対の支軸を一体形成する
    とともに、これらの支軸とそれぞれ嵌合する前後2枚の
    一方の側板、前記支軸にそれぞれ回転支持される4個の
    円筒状のローラ、これらのローラに摺動支持されるスラ
    イダ、前記支軸とそれぞれ嵌合する前後2枚の他方の側
    板及び前記支軸とそれぞれ嵌合し両端が前記ベースと係
    合する前後2枚のコ字形に押え板を設け、これらを前記
    ベースの側方から積木式に順次嵌め込んで組み付けたこ
    とを特徴とする漏電遮断器の引外し装置。
JP1990112020U 1990-10-25 1990-10-25 漏電遮断器の引外し装置 Expired - Lifetime JP2529845Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0468338U JPH0468338U (ja) 1992-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615385Y2 (ja) * 1987-05-29 1994-04-20 三菱電機株式会社 釈放形電磁装置
JPH0622964Y2 (ja) * 1988-01-26 1994-06-15 松下電工株式会社 電磁石装置

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Publication number Publication date
JPH0468338U (ja) 1992-06-17

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