JP2529768Y2 - 農業用被覆材 - Google Patents

農業用被覆材

Info

Publication number
JP2529768Y2
JP2529768Y2 JP1990064629U JP6462990U JP2529768Y2 JP 2529768 Y2 JP2529768 Y2 JP 2529768Y2 JP 1990064629 U JP1990064629 U JP 1990064629U JP 6462990 U JP6462990 U JP 6462990U JP 2529768 Y2 JP2529768 Y2 JP 2529768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
curtain
chain
knitting
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990064629U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0424436U (ja
Inventor
文博 伊藤
忠正 寺尾
純弘 森山
Original Assignee
鐘紡株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鐘紡株式会社 filed Critical 鐘紡株式会社
Priority to JP1990064629U priority Critical patent/JP2529768Y2/ja
Publication of JPH0424436U publication Critical patent/JPH0424436U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529768Y2 publication Critical patent/JP2529768Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は農業用被覆材に係り、更に詳しくは、農業用
ハウス、例えば、トマト,キュウリ,花卉等の施設園芸
用ハウスの内部等に展張せしめる農業用被覆材に関す
る。
〈従来の技術〉 近来の我が国の農業生産の向上に作物栽培用被覆材が
果たした役割は極めて多大なものがあった。しかし、そ
の被覆材とても、その効果,耐久性,コスト等に於て真
に利用者にとって満足のいくものであったとは言いがた
いものであった。
特に、その作物生産に於ける効果がいかに優れていて
も耐久性に問題があれば、生産コストが高くつくのみな
らず、再度被覆材を展張する手間が二重に掛かり利用者
としては、非常に煩わしいものであった。
従来より農業用被覆材は一般的に言って、露地栽培の
トンネル被覆,棚張り,施設園芸用ハウスの外張り、内
張りカーテン等に使用されるフィルム,寒冷紗,ネット
等のシート状物を指すが、その材質,構成も千差万別で
あり、その種類も多岐に亘る。
そして本考案と密接に関連する農業用被覆材とは、施
設園芸用ハウスの内張り用カーテンである。特開昭61-3
1027号公報には経糸による多数の鎖編を平面状に配列
し、該鎖編間には、緯糸による多数の挿入糸を隣接の鎖
編に対して複数のターン部を形成する組み込みによっ
て、挿入組成を組成するようにし、且つ、この鎖編と表
・裏部毎の挿入糸間に前記の鎖編間を横幅とするアルミ
箔等に代表される反射フィルムより成るカーテン片を同
一平面上に混在させるようにして組成された保温断熱カ
ーテンが提案されている。
しかしこのカーテンでは、編地の鎖編間を横幅とする
カーテン片を同一平面上に混在させるようにして組成さ
れている為、該カーテンを施設園芸用ハウスの内張り、
特にスライド式カーテンとして使用した際にカーテンが
固く、更に嵩張る為、開閉時旨くアコーディオン式に折
り畳まれないという欠点を有している。即ち、カーテン
の先端(開閉端)がカーテンの内部へ入り込んでしま
い、俗に言う『残ってしまう』という現象が多く発生す
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案者らは、既存の編地の鎖編間にカーテン片を同
一平面上に混在させるようにして組成した施設園芸用ハ
ウスの保温・断熱カーテンが有する前記諸欠点に鑑み鋭
意研究を重ねた結果本考案を完成したものであって、そ
の目的とするところは既存の前記保温・断熱カーテンが
持つ優れた被覆効果と高い耐久性を損わずに、スライド
式カーテンとして使用した際の折り畳み性を具備した農
業用被覆材を提供するにある。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的は、複数の鎖編糸(1)を平行に経糸とし
て配列し、該鎖編糸(1)の鎖部に対してターン部を形
成するように挿入糸(2)を編み込んで、前記鎖編糸
(1)間に挿入組織を編成するとともに、前記挿入糸
(2)が、フィルム状のカーテン片(3)の表裏に交互
に位置するように、該カーテン片(3)を前記挿入糸
(2)間に間挿して形成したシート(A)を、連結部
(B)により複数枚連結してなり、前記連結部(B)
を、マルチフィラメントであって、前記鎖編糸(1)お
よび挿入糸(2)より可撓性の高い糸条(5)よりなる
編組織により構成したことを特徴とする農業用被覆材に
より達成される。
〈実施例〉 以下本考案の構成を添付図面に基いて詳述する。
第1図は、本考案の要部を示す部分説明図である。同
図において、(A)部は編地にカーテン片(3)を間挿
して形成したシートであり、(B)部は該シートを連結
する連結部で、マルチフィラメントの、可撓性の高い糸
条を使用した編組織により構成されている。そして、前
記(A)部を複数枚、前記(B)部の連結部で連結し、
さらに一枚のシートとしている。これらは、一般に使用
されている経編機(ラッシェル編、JIS/L/0211,繊維用
語(メリヤス部門)参照)によって製造され、連続的に
編地を編みつつ、また連結部を形成するとともに、同時
に編地にカーテン片を挿入することで実現できる。以
下、詳述する。
(1)は鎖編の列(ウェル)、(2)はウェル間に組
み込む挿入糸である。本考案に適用される編地を構成す
る糸の素材としては、強度,耐候性,コストの面から、
耐候剤を含有するポリエチレンのモノフィラメントが好
ましいが、必ずしもこれに限られるものではない。
(3)は前記ウェル(1)と表・裏部毎の挿入糸
(2)間への横幅Sとするフィルム状のカーテン片を表
わす。本考案に適用されるカーテン片(3)の素材とし
ては、ポリエステル,ポリオレフィン,ポリアミド,ポ
リビニルアルコール等のフィルムのスリットヤーン、さ
らには、前記部材にアルミ蒸着を施したもの、黒色等に
着色したもの、或いはアルミ箔等が挙げられる。そして
これら素材のうち、施設園芸用ハウス内の湿度を下げ作
物の病気の発生を抑えるという点で除湿性,吸湿性を有
するポリビニルアルコールが好ましい。
(1a),(1b),(1c)は、第1,第2,第3のウェルを示
し、第2ウェル(1b)の位置で、第1挿入糸(2a)の第
1ターン部(4a)と第3ターン部(4c),及び第2挿入
糸(2b)の第2ターン部(4b)と第5ターン部(4e)と
が位置する態様とその反復をもって、第2挿入糸(2c)
以降も順次に同様の手順により編み込まれている。既述
したように、この手順は、一般に用いられる経編機でな
されるものである。
(5)はマルチフィラメントの可撓性糸条を示し、シ
ート全体の折り畳み性を持たせている。本考案に適用さ
れるマルチフィラメントの可撓性糸条の素材としては、
ポリエステル,ポリアミド,ポリビニルアルコール,ポ
リアクリロニトリル等の合成樹脂繊維、レイヨン,アセ
テート等の化学繊維、或いは綿,麻等の天然繊維等が挙
げられるが、シートがアコーディオン式にジャバラに折
り畳めるという機能の面、空隙部をうめ保温性を高める
ことから通常繊度が500デニール以上、好適には1,000デ
ニール以上の太い、しなやかなマルチフィラメントが好
ましい。又、素材としては強度,耐候性,コストの面か
らビニロン等を使用するのが好ましい。又、(A)部の
中に(B)部を設ける間隔は適宜間隔で良いが、実際に
カーテンとして使用する際の使い勝手の面から約10cm前
後の間隔とするのが好ましい。しかし、可撓性に優れる
点で(A)部の割合を増やし過ぎると保温性の面から支
障を来たす。
また、第2図は、本考案による農業用被覆材を一例と
して、施設園芸用ハウスの内張り水平カーテンとして展
張した場合の部分横断面説明図である。同図に於いて、
(6)は固定ワイヤー、(7)はカーテン開閉用可動ワ
イヤー,(8)は亀の子クリップ等の留め具、(A)及
び(B)は、第1図で既述した編地にカーテン片を間挿
したシート、及び可撓性に優れた糸条にて構成した折り
畳み性のある連結部を示す。尚、図中の矢印は、ワイヤ
ーが左右に可動する様子を意味している。また、開閉時
において、連結部(B)の柔軟性が、折り畳み性に寄与
していることを示している。
〈考案の効果〉 上述の如く、本考案にかかる農業用被覆材は既存の編
地の鎖編間にカーテン片を同一平面上に混在させるよう
にして組成した施設園芸用ハウスの保温・断熱カーテン
が持つ優れた被覆効果と高い耐久性を損わないで、スラ
イド式カーテンに展張した際の折り畳み性を付加させた
優れた農業用被覆材である。また、(3)のカーテン
片、及び(5)の可撓性糸条の素材として、吸湿性,保
温性に優れたポリビニルアルコール(ビニロン)を素材
として選択すると、作物栽培時にハウス内の温度をコン
トロールし、病気の発生を抑えるという優れた効果があ
る。更にアルミ粉末を混練したバインダーをコーティン
グしてアルミ加工したものは夏期の保冷・遮光に優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の被覆材の要部を示す部分説明図であ
る。第2図は、本考案の被覆材の使用例を示す部分横断
面説明図である。 (1),(1a),(1b),(1c),……鎖編の列、
(2),(2a),(2b),(2c),……挿入糸、
(3),(3a),(3b),(3c),……カーテン片、
(4),(4a),(4b),(4c),(4d),(4e)……
ターン部、(5):可撓性糸条、(6):固定ワイヤ
ー、(7):可動ワイヤー、(8):止め具、A:カーテ
ン片を間挿したシート、B:可撓性に優れた糸条にて構成
した連結部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鎖編糸(1)を平行に経糸として配
    列し、 該鎖編糸(1)の鎖部に対してターン部を形成するよう
    に挿入糸(2)を編み込んで、前記鎖編糸(1)間に挿
    入組織を編成するとともに、 前記挿入糸(2)が、フィルム状のカーテン片(3)の
    表裏に交互に位置するように、該カーテン片(3)を前
    記挿入糸(2)間に間挿して形成したシート(A)を、 連結部(B)により複数枚連結してなり、 前記連結部(B)を、マルチフィラメントであって、前
    記鎖編糸(1)および挿入糸(2)より可撓性の高い糸
    条(5)よりなる編組織により構成したことを特徴とす
    る農業用被覆材。
JP1990064629U 1990-06-19 1990-06-19 農業用被覆材 Expired - Fee Related JP2529768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990064629U JP2529768Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 農業用被覆材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990064629U JP2529768Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 農業用被覆材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0424436U JPH0424436U (ja) 1992-02-27
JP2529768Y2 true JP2529768Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=31595743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990064629U Expired - Fee Related JP2529768Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 農業用被覆材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529768Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200000072U (ko) 2018-06-29 2020-01-08 안진상 차광막

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7174997B2 (ja) * 2018-11-15 2022-11-18 日本ワイドクロス株式会社 農業用ネット及び農業用ハウスの内張りカーテン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6131027A (ja) * 1984-07-25 1986-02-13 長谷川経編工業株式会社 保温断熱遮光カ−テン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200000072U (ko) 2018-06-29 2020-01-08 안진상 차광막

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0424436U (ja) 1992-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5508098A (en) Two-layer knitted fabric for active and leisure wear
KR20020076313A (ko) 이중편물
EP0515543B1 (en) Knit fabric material with stretch and insulative properties and related articles of clothing
JP2529768Y2 (ja) 農業用被覆材
KR100956948B1 (ko) 농업용 보온 부직포 덮개의 제조 방법 및 그 제조 방법에 의해 제조된 농업용 보온 부직포 덮개
JP4075197B2 (ja) パイル網地とその複合材および製造方法
JP3272992B2 (ja) ヘアピースおよびそのネットベースの編成方法
JP2506532B2 (ja) 三層構造弾性編地とその編成方法
JP2001279507A (ja) 手袋及びその手袋の製造方法
KR200233802Y1 (ko) 인삼 재배용 차광포
KR102534419B1 (ko) 아크릴원사 직물 및 벨크로를 포함하는 수목보호대
JP2869151B2 (ja) 合成樹脂シート
JP2518562B2 (ja) 衣 料
JP3299156B2 (ja) 農業用遮光資材
JPH0726303B2 (ja) 特殊な構造を有する布帛の製造法
JPH07256804A (ja) 立体構造状複合材料
JPH0425955Y2 (ja)
CN213199050U (zh) 一种高韧性纤维纱
JPH0363335B2 (ja)
JPS6028206Y2 (ja) 被覆材
CN213696499U (zh) 一种易清洁窗帘布
KR200254201Y1 (ko) 모피니트원단
CN208148695U (zh) 一种野外露营用经编蚊帐布及采用该经编蚊帐布的蚊帐
JP6845512B2 (ja) 立体構造ネット、および保温構造体
JPS585480Y2 (ja) 農作物保護被覆材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees