JPS6028206Y2 - 被覆材 - Google Patents

被覆材

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JPS6028206Y2
JPS6028206Y2 JP13991781U JP13991781U JPS6028206Y2 JP S6028206 Y2 JPS6028206 Y2 JP S6028206Y2 JP 13991781 U JP13991781 U JP 13991781U JP 13991781 U JP13991781 U JP 13991781U JP S6028206 Y2 JPS6028206 Y2 JP S6028206Y2
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JP
Japan
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yarns
weft
yarn
warp
covering material
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JP13991781U
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JPS5845649U (ja
Inventor
数美 館
Original Assignee
三宗樹脂工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農作物の栽培に適した合成樹脂製の被覆材に関
する。
従来よりわら製の1こもヨが農業用被覆材として使われ
ており、かかる被覆材は優れた遮光性、通気性および断
熱性があるので、重宝がられていた。
しかしながら多量の水分を吸収して重くなること、害虫
の巣となり易いこと等の理由から次第に合成樹脂製品へ
と変りつつある。
例えば実公昭36−5543号公報では折りたたまれた
りボンヤーンを横糸とな腰これを合成樹脂製糸条で編成
した霜除菰が提案されている。
またリボンヤーンをラッセル編みした遮光ネットは実公
昭31−49425号公報に記載されている。
これらの公知の技術はいずれも薄べったい感じが免れず
、自立性に乏しく、単に遮光機能のみしか期待し得ない
ものであって改良が望まれていた。
本考案は農業用途に必要とされる遮光性、通気性、断熱
性、保温性および自立性を有する合成樹脂製の被覆材を
提供することを目的とするものである。
本考案による被覆材は、複数のリボンヤーンを集束して
一群とした嵩高な緯糸を複数の糸群からなる細い経糸に
よってからみ織りとなし、このリボンヤーンは縦方向に
多数の連続した凹凸で形成した筋が設けられ、かつ幅方
向に折りたたまれた600〜5000デニールの嵩高な
り−ンであり、一群の緯糸は2.5cm当り4〜15本
はぼ等間隔に配列されており、他方400〜3000デ
ニールの太さを持つ糸の群からなる経糸は1m、当り8
〜30本はぼ等間隔で配列されて織組織が構成されてな
り、緯糸は幅方向に常に同方向から経糸の輪によって挟
まれ′固定され、長さ方向に隣接する緯糸は互に上下の
関係にある。
すなわち被覆材の幅方向で右から左に向って上方(被覆
材の表面)から打込まれた緯糸は経糸の輪で挟まれて、
下方(被覆材の裏面)へと移動する。
次の経糸においても同様に上方から下方へと移動し、し
たがって経糸と経糸との間で緯糸は裏面から表面へと位
置を変える。
被覆材の縦方向に隣接する緯糸は経糸と経糸との交点で
下方から上方へと移動を行ない、経糸と経糸との間で緯
糸は表面から裏面へと位置を変える。
それ故に、隣接する緯糸と緯糸とは被覆材に縦方向に表
面、裏面、表面、裏面と交互に配置されるようになり、
その結果、立体的な構成を得ることができる。
かかる構成により隣接する経糸の間にふくらみが形威さ
れ、多量の空気が内蔵され、保温調湿効果を得ることが
でき、しかも遮光性、通気性も合せて具備することがで
きる。
また複数のりホンヤーンを集束して一群とした緯糸を用
いるので、被覆材の保温効果および調湿効果をさらに助
長腰また遮光性を有しつつ、かつ通気性を有するための
むくらみを助長することができる。
そして実際に現地で被覆材を展張する場合に、長さ方向
には張力がかかるが、長さ方向に力を加えると、前記構
成によりふくらみの状態が更に顕著となる。
またリボンヤーンの構成は拡大効果を有し、被覆材とし
て従来に見られない優れた作用効果を有する。
1本のリボンを太くして保温性や遮光性を増そうとして
も、太すぎると製織作業が困難となり、実用性がなく、
細くして織密度を大にしようとしても、細過ぎると腰が
弱くなり、自立性がなくなって被覆材として不適である
また縦方向に多数の連続した凹凸で形成した筋をリボン
ヤーンに設けたので、自立性に富んでいる。
それ故に本考案によれば前述した構成によりその目的を
遠戚することができる。
次に本考案の一実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本考案を実施した被覆材の平面図であって、被
覆材1は緯糸2を経糸3でからみ折りして構成され、そ
して幅方向端部には耳部4を有している。
そして中央部には主体部5が構成されている。
緯糸2は複数の例えば2本のりポンヤーンを集束して一
群として構成されている。
このリボンヤーンはポリエチレン、ポリプロピレン等の
合成樹脂から製造された一軸延伸テープで構成されてい
る。
第2図はこのリボンヤーンの一例を示す斜視図であって
、リボンヤーン6は幅方向に折りたたまれており、その
表面は細かい凹凸から形成した筋7があり、ストロ−を
押し潰したような外観を呈していることがわかる。
勿論すべてのりポンヤーンがこの様に規則的形態をして
いる必要は必ずしもなく、例えば2字状であっても或い
は不規則な形態であってもよい。
このリボンヤーンは幅3〜20rrvnの一軸延伸テー
プを折りたたんで幅1.0〜5.0好ましくは2.0〜
3.5Trr!nとな腰太さ600〜5000デニール
好ましくは1000〜5000デニールである。
更にリボンヤーンはその表面に縦方向に連続した多数の
凹凸から形威した筋7が設けられており、この筋7にも
とずくリブ効果によって表面平滑なりポンヤーンと比べ
て剛性のあることから腰のある即ち、自立性のあるヤー
ンとなる。
本考案に使用する緯糸はそれ自身腰のある即ち自立性の
あるリボンヤーンを用いているので織成後も自己形態保
持性のある被覆材となる。
その上りポンヤーンは折りたたまれているので、その嵩
高性と合いよって、多量の空気を包蔵することになり、
保温調湿効果をもたらすものである。
更に緯糸は複数本リボンヤーンが集束して一群となって
構成されているので、見掛けの密度が増大し、遮光性も
優れたものとなり、加うるに立体感がでて、ふくらみ効
果が生ずる。
緯糸2が600デニル以下では細過ぎて腰が弱く自立性
がなくなり、また5000デニ一ル以上では太過ぎて製
織作業を好適に実施できない。
経糸3は第3図に示すように少なくとも2本の細糸31
,32が対になって輪33を形威し、その輪33の中に
緯糸2を挟んで固定している。
経糸3を構成する細糸31,32は合成繊維、天然繊維
のモノフィラメントや撚糸、或いはスプリットヤーンの
撚糸等であり、400〜3000デニールの太さを有す
る。
経糸が400デニール以下では緯糸を把持する力が充分
でなく、また3000デニ一ル以上では太過ぎて好適な
製織作業ができない。
本考案に係る被覆材1はその幅1m当り経糸3を8〜3
0本はぼ等間隔に配列し、その長さ2.5 cm当り緯
糸2を4〜15本はぼ等間隔に配列されている。
第3図は経緯糸の織成を示した斜視図であって、幅方向
右から左へ向って上方から打込まれた緯糸2aは経糸3
aの輪で挟まれ下方へと移動し、次の経糸3bに於ても
同様に上方から下方へと移動する。
したがって経糸3aと3bとの間で緯糸2aは裏面から
表面へと位置を変える。
被覆材の縦方向に隣接する緯糸2bは経糸3a、3bと
の交点で下方から上方へとの移動を行ない、経糸3aと
3bとの間で緯糸2bは表面から裏面へと位置を変える
それ故に隣接する緯糸2aと2bとは被覆材の縦方向に
表面、裏面、表面、裏面と交互に配置されるようになり
、その結果被覆材は立体的な織成を得ることになる。
このような織り構成をとることから隣接する経糸3aと
3bとの間にふくらみが形成され、多量の空気が包蔵さ
れ、保温調湿効果をもたらすことになる。
なお第3図には説明を解りやすくするために一本の緯糸
が示されているが、実際は複数本である。
第1図に於て被覆材の両端部付近には中央の主体部5と
同様に一対の細糸からなる一本の経糸3のみを設けるだ
けでもよいが、二本、三本・・・と複数本接近して並置
し、それによって補強させることができる。
そして両端部付近には耳部4が形成されている。
更に緯糸2の両先端は加熱効果処理によってリボンヤー
ンの縦裂けを防止すると共に、緯糸に剛性即ち腰をもた
せるのが好ましい。
従来の合成樹脂製被覆材で遮光性を高めれば、太陽エネ
ルギーの熱エネルギーへの転換が増しかつ通気性が減す
ることから、被覆材下の温度上昇は避けられないもので
あった。
ところが本考案の被覆材は緯糸自身の嵩高性および隣接
する緯糸どうしが立体的織組織を形成することによるふ
くらみがあるので、遮光性を犠牲にすることなしに被覆
材下の温度上昇が避けられ、農作物の育成に良好な結果
をもたらすのである。
また本考案の被覆材はその中に水分を貯蔵することがで
き、それによって被覆材下の温度調整が可能となり、例
えは茶栽培ではやわらかい芽を大きく伸ばす効果をもた
らす。
従来の被覆材は専ら遮光性を追及するものであり、かか
る湿度調整まで期待しえないものであった。
更に本考案の被覆材は在来のわらこものようにいわゆる
全体的に腰のある、しっかりとした、換言すると自立性
のある織物であることから農作物を囲みかつ覆い易いも
のであり、防風効果をも併せ持つものである。
次に実施例、比較例を通して本考案を説明する。
実施例 1 経糸としてポリプロピレンスプリットヤーン(1400
デニール)の2本撚糸を2木用い、緯糸としてポリエチ
レン製の筋入りリボンヤーン(3000デニール、幅1
0mm)を3本一群として用いた。
緯糸は2.5cm当り7本、経糸間隔は7.0cmのか
らみ織りとなし、幅95cmの織物を得た。
尚、幅方向両端部には各々8本の経糸で4条のからみ織
となしほつれ防止をはかり、また経糸の幅方向画先端部
は加熱刃で硬化処理を施した。
この織物を玉露茶栽培の被覆材として使用し、被覆下の
温度を昭和5昨5月3日から22日まで測定したところ
、日最高温度平均は22°Cであった。
尚同時にわらごもおよび市販のポリエチレン製遮光ネッ
ト(2000デニールのヤーンをラッセル編みしたもの
、黒)で測定したところ、各々2]’Cと25℃であっ
た。
実施例 2 緯糸として筋入りリボンヤーンを2本一群とし、幅15
0cmの織物とした以外は実施例1と同様に行った。
この織物を玉露茶栽培の遮光棚側貼り(防風材)として
使用したところ、茶菓か硬くなることもなく良好な結果
を得た。
尚市販のポリエチレン製遮光ネット(黒)の場合、その
付近の茶菓は硬くなってしまった。
比較例 1 実施例1と同じ構成の経糸、緯糸を用い平織物を製造し
た。
この織物は目すれが生じ被覆材としては使えなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る被覆材の一実施例を示す平面図、
第2図はりボンヤーンの斜視図、第3図は織組織を説明
する斜視図である。 1・・・・・・被覆材、2. 2a、 2b・・・・
・・緯糸、3゜3a、3b−・・・・・・経糸、4・・
・・・・耳部、5・・・・・・中央の主体部、6・・・
・・・リボンヤーン、7・・・・・・筋、8・・・・・
・緯糸先端の加熱硬化処理部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のりボンヤーンを集束して一群とした嵩高な緯糸を
    複数の糸群からなる細い経糸によってからみ織となし、
    このリボンヤーンは縦方向に多数の連続した凹凸で形成
    した筋が設けられ、かつ幅方向に折りたたまれた600
    〜5000デニールの嵩高なり−ンであり、一群の緯糸
    は2.5crrL当り4〜15本はぼ等間隔に配列され
    ており、他方400〜3000デニールの太さを持つ糸
    の群からなる経糸は1肌当り8〜30本はぼ等間隔で配
    列されて織組織が構成されてなり、緯糸は幅方向に常に
    同方向から経糸の輪によって挟まれ固定され、長さ方向
    に隣接する緯糸は互いに上下の関係にあることを特徴と
    する被覆材。
JP13991781U 1981-09-22 1981-09-22 被覆材 Expired JPS6028206Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13991781U JPS6028206Y2 (ja) 1981-09-22 1981-09-22 被覆材

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JP13991781U JPS6028206Y2 (ja) 1981-09-22 1981-09-22 被覆材

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Publication Number Publication Date
JPS5845649U JPS5845649U (ja) 1983-03-28
JPS6028206Y2 true JPS6028206Y2 (ja) 1985-08-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048770Y2 (ja) * 1985-03-04 1992-03-05
JP4584808B2 (ja) * 2005-10-04 2010-11-24 ダイヤテックス株式会社 農業用遮光シート

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Publication number Publication date
JPS5845649U (ja) 1983-03-28

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