JPH0610976Y2 - ほう帯 - Google Patents
ほう帯Info
- Publication number
- JPH0610976Y2 JPH0610976Y2 JP1988008743U JP874388U JPH0610976Y2 JP H0610976 Y2 JPH0610976 Y2 JP H0610976Y2 JP 1988008743 U JP1988008743 U JP 1988008743U JP 874388 U JP874388 U JP 874388U JP H0610976 Y2 JPH0610976 Y2 JP H0610976Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive fiber
- fibers
- fiber
- woven
- warp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Materials For Medical Uses (AREA)
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、ほう帯に関するものであって、特に全体を
導電性繊維を編みこんだ網状筒体に形成してなるもので
ある。
導電性繊維を編みこんだ網状筒体に形成してなるもので
ある。
（従来の技術及びその問題点） 従来、繊維特に合成繊維は低湿度雰囲気において静電気
が発生しやすく、これに伴う着衣のまつわりつき、電撃
ショック、ほこり等の付着などの不便を解消するため、
導電性を有する繊維を合成繊維や天然繊維に含有させた
繊維製品が開発され、上記導電性繊維として古くから知
られている金属メッキ繊維や炭素繊維に代って近時アク
リル繊維またはアクリル系繊維中に硫化銅を含有させた
導電性繊維が使用されている。そして、この硫化銅を含
有させた導電性繊維は、常温又は加温状態において、そ
の硫化銅により、遠赤外線すなわち赤外線のうち、波長
が5.6〜25μまでの赤外線を発生する。そしてこの遠赤
外線のうち８〜10μのものは人体内に吸収されて人体内
部を加温し医療効果にすぐれているとされている。
が発生しやすく、これに伴う着衣のまつわりつき、電撃
ショック、ほこり等の付着などの不便を解消するため、
導電性を有する繊維を合成繊維や天然繊維に含有させた
繊維製品が開発され、上記導電性繊維として古くから知
られている金属メッキ繊維や炭素繊維に代って近時アク
リル繊維またはアクリル系繊維中に硫化銅を含有させた
導電性繊維が使用されている。そして、この硫化銅を含
有させた導電性繊維は、常温又は加温状態において、そ
の硫化銅により、遠赤外線すなわち赤外線のうち、波長
が5.6〜25μまでの赤外線を発生する。そしてこの遠赤
外線のうち８〜10μのものは人体内に吸収されて人体内
部を加温し医療効果にすぐれているとされている。
さて、通常用いられるほう帯は、患部に対して抗菌薬
剤、消炎薬剤等を塗布したガーゼなどの布片を当添した
上を被装するものであるから、薄い布地でかつ通気性が
よく、さらに巻装したのちもできるだけ血行を妨げるこ
とがないことが条件となる。
剤、消炎薬剤等を塗布したガーゼなどの布片を当添した
上を被装するものであるから、薄い布地でかつ通気性が
よく、さらに巻装したのちもできるだけ血行を妨げるこ
とがないことが条件となる。
（問題点を解決するための手段） これに対し、この考案は全体が非常に薄い網状で、かつ
柔らかい弾力を有する筒状となるように、細いゴム糸を
介して硫化銅含有高分子繊維間に通常の繊維が縞状に配
列されるように編み込んで形成したものである。
柔らかい弾力を有する筒状となるように、細いゴム糸を
介して硫化銅含有高分子繊維間に通常の繊維が縞状に配
列されるように編み込んで形成したものである。
即ち、本考案によれば、薄い網状の縦横方向に伸縮性の
筒体として編成され、この筒体は、筒体軸線に沿ってか
つ筒体軸線方向に伸縮可能に編み込まれた、高分子繊維
中に硫化銅を含有させた導電性繊維(a)と非導電性繊維
(b)からなる経糸と、これら経糸(a),(b)を筒体軸に対し
て直交する方向に連結するように編み込まれたゴム糸か
らなる緯糸(c)から構成され、該導電性繊維からなる経
糸(a)の含有割合が、全経糸の本数に対し、1/10〜1/2の
範囲の本数であることを特徴とするほう帯が提供され
る。
筒体として編成され、この筒体は、筒体軸線に沿ってか
つ筒体軸線方向に伸縮可能に編み込まれた、高分子繊維
中に硫化銅を含有させた導電性繊維(a)と非導電性繊維
(b)からなる経糸と、これら経糸(a),(b)を筒体軸に対し
て直交する方向に連結するように編み込まれたゴム糸か
らなる緯糸(c)から構成され、該導電性繊維からなる経
糸(a)の含有割合が、全経糸の本数に対し、1/10〜1/2の
範囲の本数であることを特徴とするほう帯が提供され
る。
（考案の実施例） この考案の実施例を図面について説明すると、第１図に
示すように、全体は薄い、しかも縦横方向に伸縮性を有
する筒体として作られている。すなわち、第３図に示す
ように非導電性繊維である綿糸ａ、硫化銅含有アクリル
系高分子糸すなわち導電性繊維ｂ、ゴム糸ｃを、複数列
（図において３列）の綿糸に導電性繊維が経一列配列さ
れるように混紡し、丸編機により作られる。こうして第
１図に示すように全体はそれぞれ筒体の軸線方向に沿っ
て綿糸とゴム糸による複数列の繊維編体ａ′…の間に一
定間隔で導電性繊維編体ｂ′が配列され、これら各列が
ゴム糸ｃで相互に連繋された形状となっている。
示すように、全体は薄い、しかも縦横方向に伸縮性を有
する筒体として作られている。すなわち、第３図に示す
ように非導電性繊維である綿糸ａ、硫化銅含有アクリル
系高分子糸すなわち導電性繊維ｂ、ゴム糸ｃを、複数列
（図において３列）の綿糸に導電性繊維が経一列配列さ
れるように混紡し、丸編機により作られる。こうして第
１図に示すように全体はそれぞれ筒体の軸線方向に沿っ
て綿糸とゴム糸による複数列の繊維編体ａ′…の間に一
定間隔で導電性繊維編体ｂ′が配列され、これら各列が
ゴム糸ｃで相互に連繋された形状となっている。
なお、本考案において経糸の一部として用いる硫化銅含
有導電性繊維からなる糸の本数は、全経糸の本数の1/10
〜1/2、好ましくは1/6〜1/3の範囲に規定するのがよ
い。導電性繊維の含有割合がこれより多くなると、導電
性繊維は、保温性等に劣るため、得られるほう帯は使用
感に劣ったものとなり、一方、前記範囲より少なくなる
と、導電性繊維を経糸として用いた効果が不十分にな
る。
有導電性繊維からなる糸の本数は、全経糸の本数の1/10
〜1/2、好ましくは1/6〜1/3の範囲に規定するのがよ
い。導電性繊維の含有割合がこれより多くなると、導電
性繊維は、保温性等に劣るため、得られるほう帯は使用
感に劣ったものとなり、一方、前記範囲より少なくなる
と、導電性繊維を経糸として用いた効果が不十分にな
る。
（考案の効果） この考案は上記の構造であって、患部である手や足をこ
の筒体に通すようにして使用するものである。この結
果、装着されたほう帯は第２図に示すように繊維編体
ａ′…、導電性繊維編体ｂ′…間を連ねるゴム糸ｃ…が
引き伸されて、通気性に富む粗い網体となり、かつ繊維
編体ａ′…、導電性繊維編体ｂ′…はそれぞれ患部に密
接して、前記したように静電気の発生を防止し、ゴミ、
ホコリ等がつかない上に、硫化銅による遠赤外線の発生
により、血行を増進し傷の回復を早める効果がある。そ
して全体は非常に薄い網体であり、また導電性繊維に含
まれる硫化銅の抗菌及び消臭作用により、患部がむれる
おそれがない等、多くの利点を有する。
の筒体に通すようにして使用するものである。この結
果、装着されたほう帯は第２図に示すように繊維編体
ａ′…、導電性繊維編体ｂ′…間を連ねるゴム糸ｃ…が
引き伸されて、通気性に富む粗い網体となり、かつ繊維
編体ａ′…、導電性繊維編体ｂ′…はそれぞれ患部に密
接して、前記したように静電気の発生を防止し、ゴミ、
ホコリ等がつかない上に、硫化銅による遠赤外線の発生
により、血行を増進し傷の回復を早める効果がある。そ
して全体は非常に薄い網体であり、また導電性繊維に含
まれる硫化銅の抗菌及び消臭作用により、患部がむれる
おそれがない等、多くの利点を有する。
第１図はこの考案の斜面図、第２図は使用中における引
き伸ばされた状態を示す図、第３図は編成組織を示す説
明図である。 ａ′……繊維編体、ｂ′……導電性繊維編体、Ｃ′……
ゴム糸。
き伸ばされた状態を示す図、第３図は編成組織を示す説
明図である。 ａ′……繊維編体、ｂ′……導電性繊維編体、Ｃ′……
ゴム糸。
フロントページの続き (72)考案者 大川 はるき 大阪府枚方市船橋本町１丁目706 (56)参考文献 実開 昭61−142896（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭55−1607（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】薄い網状の縦横方向に伸縮性の筒体として
編成され、この筒体は、筒体軸線に沿ってかつ筒体軸線
方向に伸縮可能に編み込まれた、高分子繊維中に硫化銅
を含有させた導電性繊維(a)と非導電性繊維(b)からなる
経糸と、それら経糸(a),(b)を筒体軸に対して直交する
方向に連結するように編み込まれたゴム糸からなる緯糸
(c)から構成され、該導電性繊維からなる経糸(a)の含有
割合が、全経糸の本数に対し、1/10〜1/2の本数である
ことを特徴とするほう帯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988008743U JPH0610976Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | ほう帯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988008743U JPH0610976Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | ほう帯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01112840U JPH01112840U (ja) | 1989-07-28 |
| JPH0610976Y2 true JPH0610976Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31214888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988008743U Expired - Lifetime JPH0610976Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | ほう帯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610976Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017010234A1 (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-19 | グンゼ株式会社 | 電気抵抗の不変特性を備えた導電性伸縮編地 |
| JP2017025417A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | グンゼ株式会社 | 電気抵抗の不変特性を備えた導電性伸縮編地 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS551607U (ja) * | 1978-06-16 | 1980-01-08 | ||
| JPS61142896U (ja) * | 1985-02-25 | 1986-09-03 |
-
1988
- 1988-01-26 JP JP1988008743U patent/JPH0610976Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017010234A1 (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-19 | グンゼ株式会社 | 電気抵抗の不変特性を備えた導電性伸縮編地 |
| JP2017025417A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | グンゼ株式会社 | 電気抵抗の不変特性を備えた導電性伸縮編地 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01112840U (ja) | 1989-07-28 |
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