JP2529757Y2 - かつら止着部材 - Google Patents

かつら止着部材

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JP2529757Y2
JP2529757Y2 JP1991082197U JP8219791U JP2529757Y2 JP 2529757 Y2 JP2529757 Y2 JP 2529757Y2 JP 1991082197 U JP1991082197 U JP 1991082197U JP 8219791 U JP8219791 U JP 8219791U JP 2529757 Y2 JP2529757 Y2 JP 2529757Y2
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wig
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竜二 寺床
和範 今井
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Aderans Co Ltd
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Aderans Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、長期間装着するかつら
の止着に好適なかつら止着部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部分かつら等を頭部に装着する場
合の一方式として、脱毛部周辺の自毛をかつらベースに
固着して使用するようにした、所謂編み込み式のものが
知られている。その一例として、図7に示すものは、か
つら1を構成するかつらベース2の周囲に沿って、多数
のループ3aを形成するようにして線状部材3(例え
ば、糸,ゴム等)を配設し、かつら1の装着の際には、
使用者の自毛を線状部材3の直線部分3bの適宜箇所に
編み込んで結び付けることにより、かつら1を使用者の
頭部に固定保持するようにしたものである。
【0003】このように構成されたかつら1は、かつら
ベースに固着された止着部材により自毛を挟持してかつ
らを頭部に固定保持する方式のものと異なり、長期間に
且つ強固に固定保持されるので、例えば水泳等のスポー
ツをする人のかつらとして好適である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなかつら1は、自己脱着が不可能であるため、頭皮の
洗浄が面倒であった。また、上記固定方式だと自毛の伸
びに伴ってかつら1が浮き上がってくるが、自己脱着が
不可能であるため、使用者は約一月に一度は専門のサロ
ン等においてかつら1の再装着を行う必要がある等、メ
ンテナンスが非常に煩わしいものとなっていた。更に、
特定の自毛に長期間に亘って固定しておくため、該特定
の自毛に負担がかかってそれらが傷んだり抜けてしまう
という問題もあった。
【0005】本考案は、以上の点に鑑み、かつらの自己
脱着が可能となって、頭皮の洗浄が容易になると共に、
自毛の伸びに伴ってかつらが浮き上がってきても使用者
自らがかつらを容易に再装着できるようにし、更にかつ
らを固定しておく自毛を短期間に適宜取り替えることが
できて、特定の自毛に負担がかからないようにしたかつ
ら止着部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案によるかつら止着部材の一つは、中央部で折
り曲げ可能なヒンジ部と、このヒンジ部を介して同一長
さで左右に延設された各長片と、左右長片の各端部に形
成された互いに係脱自在な雌雄の係合部とが設けられて
成り、該長片の一方をかつらベースの周縁部に設けられ
た複数の通し部の一つに通し且つ使用者の自毛を挟み込
んだ状態でヒンジ部で折り曲げて前記雌雄の係合部を係
合せしめることにより、かつらベースを使用者の頭部に
固定保持させるようにしたものである。
【0007】また、本考案によるかつら止着部材の他の
一つは、中央部で折り曲げ可能なヒンジ部と、このヒン
ジ部を介して同一長さで左右に延設された各長片と、左
右長片の各端部に形成された互いに係脱自在な雌雄の係
合部と、左右何れかの長片の一部に形成された係合爪
が設けられて成り、ヒンジ部で折り曲げて長片間に使用
者の自毛を挟み込み且つ前記雌雄の係合部を係合せしめ
た状態で、前記係合爪をかつらベースの周縁部に設けら
れた複数の通し部の一つに係合させることにより、かつ
らベースを使用者の頭部に固定保持させるようにしたも
のである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、かつらベースの周縁部に
設けられた複数の通し部の一つに通し且つ使用者の自毛
を挟み込んだり、それを解除したり、また使用者の自毛
を挟み込み且つ係合爪をかつらベースの周縁部に設けら
れた複数の通し部の一つに係合させたり、それを解除し
たりすることが可能であるので、かつらの自己脱着が可
能になる。その結果、頭皮の洗浄が容易になると共に、
自毛の伸びに伴ってかつらが浮き上がってきても使用者
自らがかつらを容易に再装着できるようになる。更に、
容易に再装着できるので、かつらを固定しておく自毛を
短期間に適宜取り替えることができて、特定の自毛に負
担がかからない。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図3に示した第1実施例に基
づき、本考案をさらに詳細に説明する。図1に示したよ
うに、本考案によるかつら止着部材10は、樹脂成形に
より形成され、中央部にインテグラルヒンジ等のヒンジ
部11を有していて折り曲げ可能であると共に、一端部
に小判状の孔からなる雌型係合部12が設けられ且つ他
端部に大径頭部を有する突起からなる雄型係合部13が
設けられていて、両係合部12,13は互いに係脱自在
となっている。更に、ヒンジ部11と雌型係合部12と
の間及びヒンジ部11と雄型係合部13との間の各部分
には、それぞれ粗面14及び15が形成されている。
【0010】本実施例は上述の如く構成されているの
で、図2に示したように、本実施例の止着部材をかつら
ベース16の周囲に沿って設けられた複数個のループ1
7(図面では二つしか示していない)の一つに通し且つ
該止着部材の上面に使用者の一対の自毛18の束を重ね
て載せ、その後、図3に示したように、ヒンジ部11で
折り曲げてループ17の一部及び一対の自毛18の束を
挟み込んだ状態で上記雌雄の係合部12,13を係合せ
しめる。すると、止着部材10を介して、かつらベース
16が使用者の頭部に強固に固定保持されることにな
り、使用者が水泳等のスポーツを行っても外れにくい。
尚、この時、止着部材10の粗面14,15は、一対の
自毛18の束の本実施例からの抜けを防止するのに役立
つ。
【0011】一方、頭皮の洗浄を行ったり、自毛の伸び
に伴うかつらの浮き上がりを解消したい場合は、上記と
逆の手順をとれば、当該止着部材10がかつらベース1
6のループ17及び使用者の自毛18の束から簡単に外
れ、かつらは使用者の頭部から外れた状態となり、再び
上記と同じ手順をとれば、かつらが再装着される。この
ようにかつらの自己脱着が可能になるので、頭皮の洗浄
が容易になると共に、自毛の伸びに伴ってかつらが浮き
上がってきても使用者自らがかつらを容易に再装着でき
るようになる。更に、短期間に再装着できると共に、そ
の際当該止着部材10を通すべきループ17として他の
位置にあるものを選択し、それらに対応してかつらベー
ス16を固定しておく自毛18を適宜取り替えることが
できるので、特定の自毛18に負担がかからず、その結
果自毛18が傷んだり抜けたりすることが防止される。
【0012】尚、かつらベース16のループ17を雌雄
の係合部12,13の近傍で挟持するようにしても良
い。
【0013】図5は本考案の第2実施例の使用状態を示
しており、これは、止着部材10の雄型係合部13の頭
部に係合爪19を一体的に形成し、使用者の自毛18を
挟み込み且つ雌雄の係合部12,13を係合せしめた状
態で、係合爪19をかつらベース16の周囲に沿って設
けられた複数個のループ17の一つに係合させるように
したものである。
【0014】さらに図6は、この考案の第3実施例の使
用状態を示しており、これは、雄型係合部13を有する
端部に係合爪20を一体的に形成し、使用者の自毛18
を挟み込み且つ雌雄の係合部12,13を係合せしめた
状態で、係合爪20をかつらベース16の周囲に沿って
設けられた複数個のループ17の一つに係合させるよう
にしたものである。
【0015】止着部材10を図5及び図6に示したよう
に、かつらベース16のループ17と係合させる手段を
別途設けることにより、この止着部材10にて自毛18
を挟持した後で、かつらベースとこの止着部材10とを
固定し得ることになるので、予め止着部材10を頭部周
囲の所望位置にて自毛18に挟着しておけば、次段にお
いてかつら本体を頭部上に載置して位置合わせする際
に、この位置合わせが極めて容易となり、迅速なかつら
の装着を行うことができる。
【0016】なお、かつらベース16内面に取り付ける
ループ17は、図示の実施例のように該かつらベース1
6の外側に突出させることなく、かつらベース16の周
囲の若干引っ込んだ位置に配置されていてもよい。この
場合、止着部材10も同様にかつらベース16の内面に
入り込むようにすると、ループ17及び止着部材10の
全体がかつらベースによって完全に隠蔽され、かつらの
毛髪の隙間を通してもこれらが露見することがない。ま
た、ループ17の代わりに、かつらベース16の周縁部
に複数の通し孔を設けて、それらのいくつかに止着部材
10を通すようにしても良い。
【0017】さらに、止着部材10の粗面14,15
は、本実施例では止着部材10の長片内面に一体的に形
成された帯状の凹凸形状でなっているが、これに代えゴ
ム板等の高摩擦材を貼着,巻回等してもよい。特に、弾
力性を有する柔軟なゴム材を両面に対向配置して形成し
た場合は、挟着される自毛18が損傷しにくいので好適
である。
【0018】
【考案の効果】上述したように本考案によるかつら止着
部材によれば、かつらの自己脱着が可能となって、頭皮
の洗浄が容易になると共に、自毛の伸びに伴ってかつら
が浮き上がってきても使用者自らがかつらを容易に再装
着でき、更にかつらを固定しておく自毛を短期間に適宜
取り替えることができて、特定の自毛に負担がかからな
いという実用上重要な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるかつら止着部材の第1実施例の斜
視図である。
【図2】上記第1実施例の使用方法を示す斜視図であ
る。
【図3】上記第1実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図4】上記第1実施例の他の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図5】第2実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図6】第3実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図7】従来のかつらの一例の内面を示す図である。
【符号の説明】
10 かつら止着部材 11 ヒンジ部 12 雌型係合部 13 雄型係合部 14,15 粗面 16 かつらベース 17 ループ 18 自毛 19,20 係合爪

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部で折り曲げ可能なヒンジ部と、こ
    のヒンジ部を介して同一長さで左右に延設された各長片
    と、左右長片の各端部に形成された互いに係脱自在な雌
    雄の係合部とが設けられて成り、該長片の一方をかつら
    ベースの周縁部に設けられた複数の通し部の一つに通し
    且つ使用者の自毛を挟み込んだ状態でヒンジ部で折り曲
    げて前記雌雄の係合部を係合せしめることにより、かつ
    らベースを使用者の頭部に固定保持させるようにした、
    かつら止着部材。
  2. 【請求項2】 中央部で折り曲げ可能なヒンジ部と、こ
    のヒンジ部を介して同一長さで左右に延設された各長片
    と、左右長片の各端部に形成された互いに係脱自在な雌
    雄の係合部と、左右何れかの長片の一部に形成された係
    合爪とが設けられて成り、ヒンジ部で折り曲げて長片間
    使用者の自毛を挟み込み且つ前記雌雄の係合部を係合
    せしめた状態で、前記係合爪をかつらベースの周縁部に
    設けられた複数の通し部の一つに係合させることによ
    り、かつらベースを使用者の頭部に固定保持させるよう
    にした、かつら止着部材。
JP1991082197U 1991-09-17 1991-09-17 かつら止着部材 Expired - Lifetime JP2529757Y2 (ja)

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JP5587676B2 (ja) * 2010-06-08 2014-09-10 株式会社アートネイチャー かつら
JP6050049B2 (ja) * 2011-12-26 2016-12-21 株式会社アートネイチャー かつら
JP5778310B2 (ja) * 2014-05-01 2015-09-16 株式会社アートネイチャー かつら
JP6486036B2 (ja) * 2014-08-29 2019-03-20 株式会社アートネイチャー かつら止着部材、かつら、かつらの修繕方法及びかつらの装着方法
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