JP2529405Y2 - メガネ枠 - Google Patents

メガネ枠

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JP2529405Y2
JP2529405Y2 JP11799890U JP11799890U JP2529405Y2 JP 2529405 Y2 JP2529405 Y2 JP 2529405Y2 JP 11799890 U JP11799890 U JP 11799890U JP 11799890 U JP11799890 U JP 11799890U JP 2529405 Y2 JP2529405 Y2 JP 2529405Y2
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JP
Japan
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decorative plate
spectacle frame
wax
frame body
opening
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JP11799890U
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JPH0475316U (ja
Inventor
良和 榎又
Original Assignee
野尻眼鏡工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、金属製の飾り板を取り付けたメガネ枠に
関するものである。
《従来の技術》 メガネ枠本体に金や銀等の貴金属でできた飾り板を取
り付けてメガネ枠を装飾するときは、従来は、第8図に
示すように、メガネ枠本体2に設けた凹所15に飾り板3
を嵌め込んでその底面をろう11でろう付けする構造や、
第9図に示すように、メガネ枠本体2に設けた凹所15の
底部に透孔16を形成し、この透孔に飾り板の背面に設け
たピン17を挿通してその先端をかしめる構造等が採用さ
れている。
《考案が解決しようとする課題》 上記方法で装飾されたメガネ枠は、メガネ枠本体の表
面にろうが露出しないという長所があるが、メガネ枠の
裏側が無装飾のままであったり、かしめ部が突出して不
体裁であるという欠点がある。
本考案は、メガネ枠本体の表裏両面を金属製の飾り板
で同時に装飾することができ、かつろうが表裏両面のい
ずれにも露出しない構造の、装飾性の高いメガネ枠を得
ることを目的としている。
《課題を解決するための手段》 本考案のメガネ枠は、メガネ枠本体2に金属製の飾り
板3をろう11によって固定したもので、メガネ枠本体2
にはこれを貫通する開口8を設け、飾り板3にはその外
縁9に切欠10、12を設けて、この切欠10、12にペースト
状のろう11を埋め込んだ上で、この飾り板3をメガネ枠
本体2の開口8に嵌め込んで加熱し、溶融後固化したろ
う11によって飾り板3の外縁9を開口8の内周面に固定
したものである。
《作用》 上記構成のメガネ枠は、加熱により切欠10、12から融
け出したろう11がメガネ枠本体2と飾り板3との間に浸
透して固化することにより両者を固定している。ろう付
けに必要なろうの量を想定して、切欠10、12の大きさや
数を選択し、切欠10、12に埋め込むろうの量を適度に選
択することにより、飾り板3と開口8の嵌合部の表裏い
ずれの側にもろう11を露出させないで堅固かつ体裁よく
飾り板3を固定できる。
そして、飾り板3は、メガネ枠本体2を貫通する開口
8に嵌め込まれているので、メガネ枠の表裏両面から飾
り板3を視認でき、メガネ枠に高い装飾性を付与するこ
とができる。
《実施例》 第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示したも
のである。第3図はメガネ枠の要部斜視図で、メガネ枠
本体2のテンプル7に飾り板3を設けた例が示されてい
る。メガネ枠本体2は、リム4、リム4に固着されたよ
ろい5及びよろい5に蝶番6で連結されたテンプル7を
備えており、テンプル7にその表面から裏面に貫通する
矩形の開口8が設けられている。飾り板3は、例えば18
金製の板材で製作され、開口8と同形の外縁9を有して
いる。この飾り板3の上下の外縁9には、第2図に示す
ようにV溝10が設けられている。
飾り板3は、そのV溝10にペースト状のろう11を埋め
込んだ状態で、メガネ枠本体2の開口8に嵌め込み、ろ
う11の溶融温度より僅かに高い温度に設定された連続加
熱炉を通過させることにより、メガネ枠本体2に固定さ
れる。すなわち、加熱炉内でV溝10内のろう11が溶融
し、その後冷却されて固化することにより、V溝10と開
口8の内周面とがろう11によって溶着される。
連続加熱炉によってろう11を溶融する方法によれば、
加熱温度の制御を正確にできるので、メガネ枠本体2や
飾り板3を過度に加熱することがない。従って、均一な
ろう付け部を得ることができると共に、過熱によってテ
ンプル7が焼戻されてその弾性が低下するというような
問題を避けることができる。
ろう11は、従来一般に行われているように、高周波過
熱によって溶融することもでき、この場合は、飾り板3
を嵌め込んだ部分を急速に過熱することができるので、
生産性が高いが、過熱によるメガネ枠本体2の弾性の低
下等に注意しなければならない。
飾り板3は、第4図に示すように、外縁9に複数の円
錐穴12を設けたものであってもよい。要は、飾り板3の
外縁9に、飾り板3の表裏いずれの面にもあらわれない
切欠10、12を設け、該切欠にペースト状のろう11を埋め
込んでやればよい。そしてV溝10の幅や長さおよび円錐
穴12の形や数は、飾り板3のろう付けに必要なろうの量
を勘案して決定すればよい。
第5図ないし第7図は飾り板の他の実施例を示したも
ので、第5図示のものは、テンプル7の肉厚より厚い飾
り板3をテンプル7の表裏両側に突出させて取り付けた
ものであり、第6図示のものは、飾り板3の表面がテン
プル7の表側に突出し裏面が凹んだ状態で取り付けたも
のであり、第7図示のものは、ルビー等の宝石13を嵌め
込んでかしめた金属製の飾り板3をこの考案の構造で固
定したものである。このような種々の態様で飾り板3を
取り付けることができ、必要に応じて豪華なメガネ枠を
得ることができる。
なおこれらの実施例は、テンプル7に飾り板3を取り
付けたものを示したが、ブリッジの中央やリム4の前面
上部等、この考案の構造を用いて任意の箇所に飾り板3
を取り付けることができる。
《考案の効果》 以上のように、本考案によれば、メガネ枠本体に飾り
板を体裁よくしかも堅固にろう付けにより固定すること
ができ、固定された飾り板をメガネ枠の表裏両側からみ
ることができ、装飾性の高いメガネ枠を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は飾り板装着部の断面図、第2図は飾り板の斜視
図、第3図はメガネ枠の要部の分解斜視図である。第4
図は飾り板の他の構造を示した斜視図である。第5図は
厚肉の飾り板を装着したときの断面図、第6図は飾り板
を偏倚させて装着したときの断面図、第7図は宝石を装
着した飾り板を装着したときの断面図である。第8図及
び第9図は従来のメガネ枠の飾り板装着部の断面図であ
る。 図中、 2:メガネ枠本体、3:飾り板 8:開口、10;V溝 11:ペースト状ろう、12:円錐穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メガネ枠本体(2)を貫通する開口(8)
    に、外縁(9)に切欠(10),(12)を設けた飾り板
    (3)が該切欠にペースト状のろう(11)を埋め込んで
    嵌め込まれており、加熱溶融後固化した前記ろう(11)
    によって該飾り板(3)がメガネ枠本体(2)に固定さ
    れていることを特徴とする、メガネ枠。
JP11799890U 1990-11-09 1990-11-09 メガネ枠 Expired - Lifetime JP2529405Y2 (ja)

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JPH0475316U JPH0475316U (ja) 1992-07-01
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