JPH05157998A - 接合方法及び眼鏡枠 - Google Patents

接合方法及び眼鏡枠

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JPH05157998A
JPH05157998A JP34853891A JP34853891A JPH05157998A JP H05157998 A JPH05157998 A JP H05157998A JP 34853891 A JP34853891 A JP 34853891A JP 34853891 A JP34853891 A JP 34853891A JP H05157998 A JPH05157998 A JP H05157998A
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JP
Japan
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fixing hole
base
joining
insertion portion
fixation hole
Prior art date
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JP34853891A
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English (en)
Inventor
Isao Heii
井 伊佐男 兵
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Murai Co Ltd
Original Assignee
Murai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な工程で構成部品同士を強固に接合す
る。 【構成】 固定穴10を有するベース部7と、固定穴1
0に挿入した挿入部11を有するばね部8とを備え、前
記固定穴10の形成面と挿入部11の表面とをろう14
付け接合した眼鏡枠A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば眼鏡枠の構成部
品の接合に用いられる接合方法及び眼鏡枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の眼鏡枠の構成部品は次のようにし
て接合されていた。
【0003】 第1従来例は図5(実公平3−264
93号)のように、ち100に対してテンプル102を
開閉自在に取り付けてある。テンプル102は構成部品
103,104からなる。構成部品103には固定穴1
05を設けてあり、構成部品104には挿入部106を
設けてある。
【0004】そして、挿入部106を固定穴105へと
挿入した後、構成部品103をカシメることにより構成
部品103,104とを固定している。
【0005】 第二従来例の図6のテンプル200
は、前側の構成部品201と後側の構成部品202とを
接合してある。これは、構成部品201,202の端面
203,204同士を突き合せた後、両者の表面に同時
にニッケルメッキ処理等を施すことにより、接合してい
る。
【0006】 第三従来例(図6)の構成部品201
と202とは、その端面203,204間に溶融したぬ
れ性のよいろう材を介在させ接合してある。
【0007】 第四従来例(図6)の構成部品20
1,202は、端面203,204同士を溶融して接合
してある。
【0008】 第五従来例。一方、近年婦人用下着に
は、その周縁の縫合部に沿って形状記憶合金を挿入して
おき、装着した際の体温によって形を整えるように構成
したものがある。
【0009】この場合、図7のように形状記憶処理を施
した構成部品としての線材500の端面501には切断
時のバリ503があるため、別途成形した挿入穴505
を有する樹脂キャップ(構成部品)502を被覆して使
用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては次のような問題があった。
【0011】(a) 第一従来例のように構成部品103を
カシメて構成部品103,104同士を確実に固定する
には相当精度良く全周に亘って均一にカシメなければな
らず加工が面倒である。
【0012】また、構成部品103を強くカシメすぎる
と構成部品104が変形してしまう虞れがある。
【0013】(b) 第二〜第四従来例では、いずれも接合
面積が狭いため接合強度が弱く、脱落してしまう虞れが
ある。
【0014】(c) 第五従来例はキャップ502を被覆し
ているだけであるため、形状変態等によってキャップ5
02が脱落してしまうし、バリ503によってキャップ
502を突き破ってしまう虞れがある。。
【0015】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、母材同士の接合強度を高めることのできる接合方
法、及び構成部品同士の接合強度を高めた眼鏡枠を提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第一手段は、一方の母材に固定穴を設け、他方
の母材に前記固定穴に挿入できる挿入部を設け、挿入部
を前記固定穴に挿入するとともに、固定穴形成面と挿入
部表面とをろう材,接着剤等の接合材により接合するこ
とを特徴とする。
【0017】また、前記固定穴形成面または挿入部表面
の少なくとも一方は凹凸部を有する。
【0018】本発明の第二手段は、固定穴を有する一方
の構成部品と、固定穴に挿入した挿入部を有する他方の
構成部品とを備え、前記固定穴形成面と挿入部の表面と
をろう材,接着剤等の接合材で接合したことを特徴とす
る。
【0019】また、第二手段の固定穴形成面または挿入
部表面の少なくとも一方は凹凸部を有する。
【0020】本発明の第三手段は、一方の母材に固定穴
を設け、他方の母材に前記固定穴に挿入できる挿入部を
設け、前記固定穴形成面及び挿入部表面に凹凸部を形成
した後、挿入部を固定穴に挿入するとともに、固定穴内
に非接着性の充填材を充填し、充填材と凹凸部とを係合
することを特徴とする。
【0021】本発明の第四手段は、固定穴を有する一方
の構成部品と、固定穴に挿入した挿入部を有する他方の
構成部品とを備え、前記固定穴形成面及び挿入部表面に
凹凸部を形成してなり、固定穴内に充填した非接着性の
充填材と凹凸部とを係合したことを特徴とする。
【0022】
【作用】上記構成に基づく本発明の第一手段は、母材同
士は固定穴形成面と挿入部表面とが広い面積に亘って接
合される。
【0023】また、凹凸部と接合材との係合によるアン
カー効果により、接合強度が一層向上する。
【0024】また、本発明の第二手段は、構成部品同士
の固定穴形成面と挿入部の表面とが広い面積に亘って接
合される。
【0025】第二手段の構成部品同士は、凹凸部と接合
材との係合によるアンカー効果により、接合強度が一層
向上する。
【0026】更に、本発明の第三手段は、固定穴内に充
填した非接着性の充填材が凹凸部と係合し、母材同士が
接合される。
【0027】更にまた、本発明の第四手段は、固定穴内
に充填した非接着性の充填材が凹凸部と係合し、構成部
品同士が接合される
【0028】
【実施例】次に、本発明を眼鏡枠に適用した実施例に基
づいて説明する。図2(A),(B),(C)は眼鏡枠Aの
側面図,部分的正面図,部分的平面図である。
【0029】レンズ1を保持した一対の金属製のリム
(便宜上、一方図示)2はブリッジ3により接続してあ
る。リム2の側面には金属製のち4を設けてあり、ち4
には丁番5を介してテンプル6を開閉自在に取り付けて
ある。
【0030】テンプル6はち4に接続したベース部7
と、ベース部7の後方に取り付けたばね部8と、ばね部
8の後方に取り付けた樹脂製のモダン9等の構成部品を
有する。
【0031】図1(A),(B)はベース部7とばね部8
の接合状態を示している。金属製のベース部7には後端
面に臨んで長手方向の固定穴10を設けてある。また、
Ni−Ti合金製のばね部8の先端側には、固定穴10
に挿入できる寸法に設定した挿入部11を設けてある。
また、挿入部11の表面、即ち、外周面には凹部12を
形成してある。
【0032】このように構成されたベース部(母材)7
とばね部(母材)8とは、製造工程においてまず固定穴
10内に接合材としてのろうチップ13を置いた後、ベ
ース部7を周囲から加熱する。すると、ろうチップ13
が溶融するから、ばね部8の挿入部11を挿入する。そ
して、ろうが冷却されれば、固定穴10の形成面と挿入
部11の外周面とは、ろう14によって全周に亘って広
い面積で接合される。
【0033】従って、カシメ等に比べて工数も少くてす
むし、接合強度が強くベース部7とばね部8とが離脱し
てしまうことはない。また、本実施例では凹部12を設
けてあるから、ろう14と凹部12とが係合してアンカ
ー効果による接合強度が一層向上しており、回り止め、
抜け防止機能に優れている。更に、凹部でなく凸部でも
良いし、凹部または凸部を固定穴10の形成面に設けて
もよい。更にまた、挿入部11の外周面と固定穴10の
形成面の両方に設けてもよい。
【0034】なお、上記接合時、予め挿入部11を固定
穴10内へ挿入しておき、その後、溶融したろうを固定
穴10内へ注入する、差しろう方式を採用してもよい。
【0035】また、図4(A)のように固定穴10の形
成面と挿入部11の外周面の両方に凹部12または凸部
を形成しておき、固定穴10内に非接着性の充填材、例
えば樹脂50などを充填することにより、樹脂50を固
化して樹脂50と凹部12または凸部とを係合してベー
ス部7とバネ部8とを接合する方法、及び眼鏡枠であっ
てもよい。
【0036】図3は他の実施例を示している。図におい
て20はレンズであり、レンズ20はリム21によって
保持してある。リム21の側面のち22には、丁番23
を介してテンプル24を開閉自在に接続してある。
【0037】テンプル24は前方のベース部25と、後
方のモダン26と、ベース部25とモダン26との間に
位置するばね部28とを有する。
【0038】ばね部28は(A)のようなNi−Ti系
合金製の線材よりなり、上下方向に沿って三本並べてあ
る。ばね部28は略中央を固定具29で束ねてある一
方、先端側はベース部25の固定穴(図示せず)へと挿
入固定し、後端側は口金27の固定穴(図示せず)へと
挿入固定してある。
【0039】ベース部25,口金27の固定穴、及びば
ね部28の挿入固定方法は図1の実施例と同様に構成し
てある。
【0040】図4(B)は固定穴10の他の構成例を示
す。この構成例ではベース部7に長手方向にスリット5
1を設け、固定穴10と外部とを連通している。このよ
うにすれば、スリット51から接合材を充填する作業を
行い易い。
【0041】図4(C)は固定穴の他の構成例を示す。
この構成例ではベース部52は断面コ字形に成形してあ
り、溝状の固定穴53を構成している。そして、固定穴
53の形成面には凸部54または凹部を設ければ良い。
【0042】なお、特に図示しないが本発明は婦人用下
着に用いられる形状記憶合金製の線材(母材)の端部
に、樹脂製のキャップ(母材)を被覆する際にも適用で
きる。
【0043】即ち、線材に挿入部を設け、キャップに固
定穴を設け、その後挿入部を固定穴に挿入してろう付け
すれば、接合強度が強くなる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したものであ
るから、簡単な工程によって母材同士の接合強度が増
す。また、簡単な工程によって構成部品同士の接合強度
が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を眼鏡枠のテンプルに適用した
実施例の分解斜視図、(B)は同実施例の接合後の断面
図。
【図2】(A)は図1の眼鏡枠の側面図、(B)は
(A)の眼鏡枠の部分的正面図、(C)は(A)の眼鏡
枠の部分的平面図。
【図3】(A)は他の実施例のばね部の斜視図、(B)
は同実施例の眼鏡枠の部分的斜視図。
【図4】(A)は凹部を固定穴形成面と挿入部外周面の
両方に形成した他の実施例の断面図、(B)はベース部
にスリットを設けた実施例の斜視図、(C)固定穴を溝
状に構成した実施例の斜視図。
【図5】(A)は第一従来例の眼鏡枠の側面図、(B)
は(A)の接合時の分解斜視図。
【図6】(A)は第二〜四従来例の眼鏡枠の側面図、
(B)は(A)の接合時の部分的斜視図。
【図7】(A)は第五従来例の分解斜視図、(B)は同
従来例の側面図。
【符号の説明】
6 テンプル 7 ベース部(構成部品,母材) 8 ばね部(構成部品,母材) A 眼鏡枠 10 固定穴 11 挿入部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の母材に固定穴を設け、他方の母材
    に前記固定穴に挿入できる挿入部を設け、挿入部を前記
    固定穴に挿入するとともに、固定穴形成面と挿入部表面
    とをろう材,接着剤等の接合材により接合することを特
    徴とする接合方法。
  2. 【請求項2】 前記固定穴形成面または挿入部表面の少
    なくとも一方は凹凸部を有する請求項1記載の接合方
    法。
  3. 【請求項3】 固定穴を有する一方の構成部品と、固定
    穴に挿入した挿入部を有する他方の構成部品とを備え、
    前記固定穴形成面と挿入部の表面とをろう材,接着剤等
    の接合材で接合した眼鏡枠。
  4. 【請求項4】 前記固定穴形成面または挿入部表面の少
    なくとも一方は凹凸部を有する請求項3記載の眼鏡枠。
  5. 【請求項5】 一方の母材に固定穴を設け、他方の母材
    に前記固定穴に挿入できる挿入部を設け、前記固定穴形
    成面及び挿入部表面に凹凸部を形成した後、挿入部を固
    定穴に挿入するとともに、固定穴内に非接着性の充填材
    を充填し、充填材と凹凸部とを係合することを特徴とす
    る接合方法。
  6. 【請求項6】 固定穴を有する一方の構成部品と、固定
    穴に挿入した挿入部を有する他方の構成部品とを備え、
    前記固定穴形成面及び挿入部表面に凹凸部を形成してな
    り、固定穴内に充填した非接着性の充填材と凹凸部とを
    係合したことを特徴とする眼鏡枠。
JP34853891A 1991-12-06 1991-12-06 接合方法及び眼鏡枠 Pending JPH05157998A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358213B2 (ja) * 1980-12-24 1988-11-15 Hitachi Seisakusho Kk
JPH03213820A (ja) * 1990-08-10 1991-09-19 Yoshio Tajima 眼鏡用耳掛パッドの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358213B2 (ja) * 1980-12-24 1988-11-15 Hitachi Seisakusho Kk
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950822