JPH0241609Y2 - - Google Patents

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JPH0241609Y2
JPH0241609Y2 JP17357086U JP17357086U JPH0241609Y2 JP H0241609 Y2 JPH0241609 Y2 JP H0241609Y2 JP 17357086 U JP17357086 U JP 17357086U JP 17357086 U JP17357086 U JP 17357086U JP H0241609 Y2 JPH0241609 Y2 JP H0241609Y2
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arm
box
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seat
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はメガネフレームの鼻当てパツトを取付
する取付具に関するものである。
(従来技術) メガネフレームには特殊な場合を除いて、鼻当
てパツトとツルが形成されており、該鼻当てパツ
トは鼻に当てられているフロントフレーム部を支
え、一方ツルは耳に掛けられている。
ところで、上記鼻当てパツトはシリコン樹脂や
プラスチツク樹脂等で形成されたパツトを、レン
ズを止着する枠から伸びているアーム先端に、ロ
ウ付けによつて固定されたボツクスに取着してい
る。しかも、鼻に当接するパツトは該鼻形状によ
つて多少の動きが必要であるため、該パツトはパ
ツトに埋着された金具を介して上記ボツクスに多
少の自由度が与えられて軸支されている。このよ
うに、パツトはボツクスに取着された状態で多少
の角度分揺動可能であるが、メガネフレームの完
成段階にて該ボツクスの位置を左右対称に、しか
も正しい位置に置くためアームを曲げ調整しなけ
ればならない。したがつて、アーム先端にロウ付
されたボツクスは、ロウ付け不良の原因でアーム
から離脱してしまうといつた事態が時々発生す
る。従来のロウ付けは固着すべきボツクスをアー
ム端面に当接させて、周囲にロウを溶着させてい
るもので、ロウの溶着域は少なく、大きな溶着力
が生じないためである。したがつて、このような
事態を防止するため、多量のロウを用いて接合部
に溶着すれば、両者の接合強度を向上させ得る
が、特にフアツシヨン性の高いメガネフレーム
に、多量のロウを用いることは外観を損なうため
避けなければならない。さらに、ロウ付け作業工
程はロウを溶かして所定の箇所に溶着するもの
で、作業工数は比較的高く、メガネフレームの製
作工程中、面倒な作業の1つでもある。さらに近
年多用されているところのチタンフレーム等にあ
つては上記ロウ付けが困難であるといつた問題も
ある。
ところで、本考案においてはこのようなロウ付
けによる接合ではなく、スポツト溶接を採用す
る。勿論、該スポツト溶接自体は他の機械、電気
等の分野で広く採用されており、公知の技術手段
に過ぎない訳であるが、メガネフレームは上記の
ごとくフアツシヨン性が高く、他の分野での溶接
法をそのまま適用することはできない。すなわ
ち、スポツト溶接は抵抗溶接の1つであつて大電
流を流すことによつて、アームとボツクスの接触
面に大きな抵抗熱が生じ、該接触面が溶融状態に
達し、このとき、加圧されることでナゲツト(点
溶接金属)が形成される。しかし、該ナゲツトは
アームの接合面周囲にバリとしてはみ出してしま
い、この点に問題を残している。
(本考案の目的) このようにスポツト溶接法を用いることで、鼻
当てパツト取付具となるアームとボツクスを接合
する場合、ロウ付けに比較して作業性は良く、接
合強度は向上する訳であるが、上記のごとく接合
部にバリがはみ出し、メガネフレームとしての美
観を損なつてしまう。本考案はこれら問題点の解
決を目的として開発された技術であつて、スポツ
ト溶接を用いることでより強固な、しかもバリの
発生しない外観的にも好ましい取付具を提供する
ものである。
(本考案の達成) 本考案に係る鼻当てパツトの取付具は、上記問
題点の解決を図るため、次のような特徴をもつて
構成されている。
すなわち、本考案の鼻当てパツト取付具も、基
本的な外観形状は従来から用いられている通りの
もので、鼻当てパツトを取着しているボツクス
と、該ボツクスを接合しているアームとから構成
さているものであつて、該ボツクスとアームとは
スポツト溶接をもつて溶接されている。しかし、
ボツクスとアームとを単に従来の方法でスポツト
溶接したのではバリが発生するため、アームを溶
接するボツクス外表面に凹状の座を形成してい
る。そして、該座の内径はアーム外径より多少大
きくなつている。勿論、この場合、スポツト溶接
をする際に流れる電流密度を高めるために、アー
ム先端にテーパを形成したり、逆に上記座の底面
に小さな凸状突起を形成することは自由である。
したがつて、このような座を形成して両者をス
ポツト溶接する場合、該座の内径はアーム径より
大きいため、発生するバリが表面化しないことに
なる。
以下、本考案に係る鼻当てパツト取付具の1実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例) 第2図は一般的なメガネフレームであつて、レ
ンズ2を止着する枠1は連結板3を中心として左
右対称に連結され、該連結板3の下側であつて、
上記枠1にはアームがロウ付けされて、該アーム
端には鼻当てパツト4が付着されている。また、
該両枠1,1にはヨロイ5がロウ付けされ、該ヨ
ロイ5にはさらにツル6が蝶番7を介して開閉自
在に連結されている。本考案に係る鼻当てパツト
取付具は、上記メガネフレームの外観・形状に影
響されるものではなく、一般には金属製メガネフ
レームであれば、全てのフレームが対象となる訳
であつて、第3図は鼻当てパツト4の詳細を表わ
している。該鼻当てパツト4は、プラスチツクや
シリコン樹脂等の材質で成形されたパツト8と、
該パツト8に埋着された金具9から成り、金具9
はボツクス10にネジ11を介して止着されてい
る。したがつて、鼻当てパツト4は該ネジ11を
軸として、一定角度分揺動することができ、メガ
ネを着用した際に鼻の両脇の傾斜になじむ。
ところで、該鼻当てパツト4を止着しているボ
ツクス10は、枠1にロウ付けされたアーム12
の先端にスポツト溶接をもつて溶接されていて、
第1図は取付具の断面拡大図を表わしている。さ
らに第4図は第1図におけるA部拡大図で、溶接
前段階を示しており、ボツクス10の外表面13
には円形をした凹状の座14を形成しており、該
座14の内径Dはアーム径dより大きく、両者の
間には多少の間隙15が介在している。また、座
14の底面16は平らな面ではなく、小さな凸部
17を突出させ、該凸部17によつて両者間に流
れる電流密度を収束している。したがつて、凸部
17の断面は一般的には円形であるが、必ずしも
円形断面に制約するものではなく、逆に座14の
底面を平坦面とし、アーム12の端面を該凸部1
7に相当する形状としてもよい。したがつて、第
5図に示すごとく、アーム端面に凸部18を形成
することもでき、第6図のごとく端部にテーパ面
19を形成してもよい。ところで、このような座
14を形成することによつてスポツト溶接した状
態が第7図である。同図から明らかなように、電
気抵抗熱によつて溶融された凸部17,18等の
接触域は加圧されることで周囲に逃げるが、該座
14の内に納まり、ボツクス10の外表面13に
盛り上ることはない。
以上述べたように、本考案に係る鼻当てパツト
取付具は、アーム12が接合されるボツクス外表
面に、該アーム径より大きい内径を持つ座を形成
して、該座を介してスポツト溶接したもので、次
の効果を得ることができる。
(効果) (1) 該スポツト溶接はボツクス外表面にアーム径
より大きい内径の座を形成して、該座を介して
行なうため、該溶接によつて必然的に発生する
アーム周囲のバリは座の内径に納まつてしま
い、外表面には生ぜず、メガネフレームとして
の美観を害することなく、より高級なメガネフ
レームとなり得る。
(2) また、座を介してのスポツト溶接は、アーム
端部が該座内に拘束されてしまうため、溶接強
度が一段と向上し、鼻当てパツトの調整段階
で、ボツクスが離脱するといつた事態は生じな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鼻当てパツト取付具の実
施例であり、第2図は一般的なメガネフレーム
を、第3図は鼻当てパツト部の詳細を、第4図は
第1図におけるA部拡大図であつて、スポツト溶
接前の状態を、第5図、第6図は第4図の他の形
態例を、第7図はスポツト溶接された状態をそれ
ぞれ示している。 1……枠、2……レンズ、3……連結板、4…
…鼻当てパツト、5……ヨロイ、6……ツル、7
……蝶番、8……パツト、9……金具、10……
ボツクス、11……ネジ、12……アーム、13
……外表面、14……座、15……間隙、16…
…底面、17,18……凸部、19……テーパ
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) メガネフレームのフロント部を支えるための
    鼻当てパツトであつて、該鼻当てパツトを取着
    するボツクスと枠にロウ付けされたアームをス
    ポツト溶接をもつて溶接される取付具におい
    て、上記ボツクスの外表面にアーム径より大き
    い内径の座を形成し、該座を介してアームとボ
    ツクスをスポツト溶接したことを特徴とする鼻
    当てパツト取付具。 (2) 上記座の底面に小さな凸部を形成した実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の鼻当てパツト取
    付具。 (3) 上記アーム端面に小さな凸部を形成した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の鼻当てパツト
    取付具。
JP17357086U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0241609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17357086U JPH0241609Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17357086U JPH0241609Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6378920U JPS6378920U (ja) 1988-05-25
JPH0241609Y2 true JPH0241609Y2 (ja) 1990-11-06

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JP17357086U Expired JPH0241609Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JP4657508B2 (ja) * 2001-07-06 2011-03-23 株式会社シャルマン 難接合性金属部品接合方法、及びその方法により製造した眼鏡フレーム

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JPS6378920U (ja) 1988-05-25

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