JP2529324Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2529324Y2
JP2529324Y2 JP1990029428U JP2942890U JP2529324Y2 JP 2529324 Y2 JP2529324 Y2 JP 2529324Y2 JP 1990029428 U JP1990029428 U JP 1990029428U JP 2942890 U JP2942890 U JP 2942890U JP 2529324 Y2 JP2529324 Y2 JP 2529324Y2
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magnetic
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正樹 小木曽
猛美 加藤
敬秀 川村
尚志 安川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁弁に関し、特に、ソレノイド部に磁気抵
抗低減部を有する電磁弁に適用して有効な技術に関す
る。
〔従来の技術〕
たとえば、電磁弁として、ボビンに巻回した励磁用コ
イルの外側に磁路を形成する磁気フレームが設けられて
いるとともに、前記ボビンの軸孔に固定鉄心と可動鉄心
とが軸方向に沿って互いに対向して配設され、また前記
可動鉄心が磁気抵抗低減部に軸方向に沿って摺動自在に
遊挿されてソレノイド部が形成されている構造の電磁弁
が提案されている。
このような電磁弁は、磁気抵抗低減部によりソレノイ
ド部の磁路における磁気抵抗を低減させて電磁力の効率
化を図り、さらには、耐磨耗性材料からなる薄膜が磁気
抵抗低減部の可動鉄心用摺動面に被覆されて該磁気抵抗
低減部の耐磨耗性の向上を図る構造とされている(たと
えば、実公昭59-32088号、同61-16662号、同61-16663
号、同61-16664号の各公報記載)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記した各電磁弁の磁気抵抗低減部は、磁
気フレームなどとは別体の部材によって形成されている
ため、部品点数の増大化,構造の複雑化、製作の煩雑化
などを招いている。
また、その磁気抵抗低減用の部材は、磁性フランジ状
部材、すなわち、筒部にフランジ部を有する構造とされ
ているため、そのフランジ部の存在により大形化し、ま
た製作上の容易化やソレノイド部に対する組み込み上の
設計の自由度が妨げられ、この結果、この種の電磁弁の
小形化,構造の簡素化,製作上の容易化,製作コストの
低減化などが妨げられている。
本考案の目的は、部品点数の減少,構造の簡素化,製
作の容易化,装置の小形化,製作コストの低減化を図る
ことができる電磁弁を提供することにある。
本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される考案のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本考案の電磁弁は、ボビンに巻回した励磁
用コストの外側に磁路を形成する磁気フレームが設けら
れているとともに、前記ボビンの軸孔に固定鉄心と可動
鉄心とが軸方向に沿って互いに対向して配設され、前記
可動鉄心が前記磁気フレームを貫通して軸方向に沿って
摺動自在に遊挿されてソレノイド部が形成されている電
磁弁であって、前記可動鉄心を摺動自在に案内し、フラ
ンジ部を有しない筒状の磁気抵抗低減部を前記磁気フレ
ームに一体に形成し、前記磁気フレームと一体的な前記
磁気抵抗低減部における可動鉄心用摺動面に、非磁性お
よび耐磨耗性材料からなる薄膜をメッキ、コーティング
処理により形成したことを特徴とする。
また、前記磁気フレームが互いに結合された複数の鉄
心によって形成されている構造とすることができる。
〔作用〕
前記した電磁弁の構造によれば、前記磁気抵抗低減部
が前記磁気フレームの一部によって該磁気フレームと一
体的に形成されていることにより、この種の電磁弁の部
品点数の減少,構造の簡素化,製作の容易化,装置の小
形化,製作コストの低減化を図ることができる。
磁気フレームには、フランジ部を有することなく可動
鉄心を摺動自在に案内する筒状の磁気抵抗低減部が一体
に形成されており、従来の磁気抵抗低減部材のようなフ
ランジ部の存在による大形化,製作上の煩雑化,ソレノ
イド部の設計自由度の妨げを防止することが可能とな
る。
〔実施例1〕 第1図は本考案の一実施例である電磁弁を一部省略し
て示す断面図である。
本実施例の電磁弁は、カバー1によって覆われている
ソレノイド部2と、このソレノイド部2に結合されてい
る弁本体3とから構成されている。
ソレノイド部2の励磁用コイル4はボビン5に巻回さ
れ、このボビン5の外側には磁路を形成する磁気フレー
ム6が設けられている。
磁気フレーム6の下端側には、磁気抵抗低減部7が磁
気フレーム6の一部によって該磁気フレーム6と一体的
に形成されている。
磁気抵抗低減部7の一部は上方側に突出された筒状部
7Aによって形成され、また磁気抵抗低減部7の軸孔7Bの
内周面(可動鉄心用摺動面)は、非磁性および耐磨耗性
材料からなる薄膜7Cによって被覆されている。
磁気抵抗低減部7の薄膜7Cは、たとえばめっき処理や
コーティング処理などによって形成されている。
前記ボビン5の軸孔8の上端側には磁気フレーム6に
結合された固定鉄心9が軸方向に沿って挿入されて固定
され、一方、ボビン5の軸孔8の下端側には可動鉄心10
が軸方向に沿って移動可能に遊挿されている。
可動鉄心10は磁気抵抗低減部7の軸孔7Bに軸方向に沿
って摺動可能に遊挿されて該軸孔7Bにガイドされて摺動
される構造とされている。
また、可動鉄心10の下端側には、付勢手段としてのリ
ターンスプリング11が設けられている。
なお、第1図において、弁本体3の詳細な構造は省略
されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、ソレノイド部2の非励磁状態を示す第1図の状
態において、励磁用コイル4に通電してソレノイド部2
を励磁状態にすると、可動鉄心10がリターンスプリング
11の付勢力に抗して固定鉄心9に吸着される。
このような作動状態において、本実施例の可動鉄心10
は、磁気フレーム6の磁気抵抗低減部7の軸孔7Bに摺動
可能に遊挿されているので、ソレノイド部2の磁路にお
ける磁気抵抗が低減して磁束密度が増大し、このため、
小さな消費電力で大きな電磁力が得られる。
また、磁気抵抗低減部7の軸孔7Bの内周面には、非磁
性で耐磨耗性材料からなる薄膜7Cによって被覆されてい
るため、磁路における磁気抵抗の増加を抑えつつ、磁気
抵抗低減部7の摺動磨耗が防止され、また磁気抵抗低減
部7と可動鉄心10との間の磁気吸引力による可動鉄心10
の作動の円滑化の妨げが防止される。
この場合に、本実施例においては、磁気抵抗低減部7
が磁気フレーム6の一部によって該磁気フレーム6と一
体的に形成されていることにより、部品点数の減少,構
造の簡素化,製作の容易化,装置の小形化,製作コスト
の低減化を図ることができる。
また、磁気フレーム6にはフランジ部を有しない筒状
部7Aが形成され、この筒状部7Aによって磁気抵抗低減部
7の少なくとも一部が形成されていることにより、従来
の磁気抵抗低減部材のようなフランジ部の存在による大
形化,製作上の煩雑化,ソレノイド部2の設計自由度の
妨げを防止することが可能となる。
〔実施例2〕 第2図は本考案の他の実施例を示す部分的断面図であ
る。
この実施例2の電磁弁においては、前記実施例1と異
なり、筒状部7Aが下向きに形成されているものである。
その他の構造においては、前記実施例1の構造と異な
らない。
〔実施例3〕 第3図は本考案の他の実施例を示す部分的断面図であ
る。
この実施例3の電磁弁においては、筒状部7Aが上下向
きに形成されているものである。
その他の構造においては、前記実施例1の構造と異な
らない。
〔実施例4〕 第4図は本考案の他の実施例を示す部分的断面図であ
る。
この実施例4の電磁弁においては、磁気フレーム6
が、互いに結合された下側鉄心6Aと外側鉄心6Bとを有し
ていて、その下側鉄心6Aに磁気抵抗低減部7が形成され
ているものである。
その他の構造においては、前記実施例1の構造と異な
らない。
以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づ
き具体的に説明したが、本考案は前記実施例1〜4に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。
〔考案の効果〕
本願によって開示される考案のうち、代表的なものに
よって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおり
である。
(1).可動鉄心を摺動自在に案内する筒状の磁気抵抗
低減部を、磁気フレームに一体に形成したので、磁気フ
レームの厚みよりも大きい長さを有する筒状の磁気抵抗
低減部により可動鉄心が傾斜することなく、真っ直ぐに
往復動することになる。また、可動鉄心は磁気フレーム
に対してメッキ、コーティングされた薄膜を介して摺動
接触することになるので、磁気フレームと可動鉄心との
間には強い磁路が形成され、電磁弁の小型化を達成する
ことができる。
(2).磁気抵抗低減部は磁気フレームに一体に形成さ
れているので、電磁弁の部品点数の減少、構造の簡素
化、製作の容易化、小型化、製作コストの低減化を図る
ことができる。
(3).磁気抵抗低減部はフランジ部を有していないの
で、従来のように、フランジ部の存在による大形化、製
作上の煩雑化、ソレノイド部の設計の自由度の妨げを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である電磁弁を一部省略して
示す断面図、第2図は本考案の他の実施例である電磁弁
を示す部分的断面図、第3図は本考案の他の実施例であ
る電磁弁を示す部分的断面図、第4図は本考案の他の実
施例である電磁弁を示す部分的断面図である。 1……カバー、2……ソレノイド部、3……弁本体、4
……励磁用コイル、5……ボビン、6……磁気フレー
ム、6A……下側鉄心、6B……外側鉄心、7……磁気抵抗
低減部、7A……筒状部、7B……軸孔、7C……薄膜、8…
…軸孔、9……固定鉄心、10……可動鉄心、11……リタ
ーンスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安川 尚志 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株式会社小金井製作所内 (56)参考文献 実開 平2−22479(JP,U) 実開 昭56−143676(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンに巻回した励磁用コイルの外側に磁
    路を形成する磁気フレームが設けられているとともに、
    前記ボビンの軸孔に固定鉄心と可動鉄心とが軸方向に沿
    って互いに対向しても配設され、前記可動鉄心が前記磁
    気フレームを貫通して軸方向に沿って摺動自在に遊挿さ
    れてソレノイド部が形成されている電磁弁であって、 前記可動鉄心を摺動自在に案内し、フランジ部を有しな
    い筒状の磁気抵抗低減部を前記磁気フレームに一体に形
    成し、前記磁気フレームと一体的な前記磁気抵抗低減部
    における可動鉄心用摺動面に、非磁性および耐磨耗性材
    料からなる薄膜をメッキ、コーティング処理により形成
    したことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】前記磁気フレームが互いに結合された複数
    の鉄心によって形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の電磁弁。
JP1990029428U 1990-03-22 1990-03-22 電磁弁 Expired - Lifetime JP2529324Y2 (ja)

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JPH03119681U JPH03119681U (ja) 1991-12-10
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JPS6116664U (ja) * 1984-07-02 1986-01-30 オムロン株式会社 Icカ−ド読取装置
JP2522630Y2 (ja) * 1988-07-29 1997-01-16 三菱電機株式会社 電磁弁

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