JP2529141Y2 - 電磁式鈴駆動装置 - Google Patents

電磁式鈴駆動装置

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JP2529141Y2
JP2529141Y2 JP1991054193U JP5419391U JP2529141Y2 JP 2529141 Y2 JP2529141 Y2 JP 2529141Y2 JP 1991054193 U JP1991054193 U JP 1991054193U JP 5419391 U JP5419391 U JP 5419391U JP 2529141 Y2 JP2529141 Y2 JP 2529141Y2
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Japan
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mounting
bell
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yoke
mounting shaft
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JPH056498U (ja
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晋也 田村
健次 大島
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Seiko Time Creation Inc
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Seiko Clock Inc
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁式鈴駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、振動するシュモクの先端部に
鈴を配設した打鈴装置が知られている(実開昭51−4
6358号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、モータを使用するため装置がコスト高となってい
た。またモータの回転が早いため鈴本来の音色が得られ
ないものであるとともに動きが早く、鈴の動きを楽しむ
ことができないものであった。
【0004】そこで本考案の目的は、コストが安価で
本来の音色が得られるとともに鈴の動きがよく見える電
磁式鈴駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の電磁式鈴駆動装
置は、コイルを巻回してある鉄芯の一端部を底辺に固着
してある略コ字状のヨークと、このヨークの上辺の角隅
部近傍に一端部を固着してある可動片と、この可動片に
設けてあり上記鉄芯と対向する永久磁石と、可動片の他
端部に固着してありかつヨークの端部と係合可能な腕部
を設けてある取付部材と、この取付部材の取付穴に突設
してある取付軸に揺動自在に遊嵌保持される略リング状
の取付部を有する鈴と、取付部材に着脱自在に設けてあ
り鈴の離脱を阻止する係止部材とからなり、取付軸は取
付部の厚みより長く形成してあり、係止部材は取付軸に
取付部を遊嵌させた後で、取付軸の端部に当接するとと
もに取付穴に係止するものであることを特徴とする。
【0006】
【作用】コイルへの駆動電圧の印加及び除去を繰り返す
と、永久磁石が鉄芯によって反発及び吸引され、ヨーク
の固定部に固着してある可動片の一端部を支点として上
下に振動する。鈴と支点との距離は永久磁石と支点との
距離より大きく形成してあるので鈴は永久磁石の上下振
動の動き量に比べ大きな振幅で上下振動をするため鈴の
動きがよく見える。鈴は取付軸に揺動自在に遊嵌保持さ
れているので、可動片が一端部を支点として上下に振動
すると、鈴は上下振動をするとともに取付軸の軸方向に
揺動するので鈴本来の音色が得られる。輸送、落下等の
衝撃時には、ヨークの上面と取付部材の下面とが当接
し、又はヨークの端部と腕部の内側とが当接し、可動片
は過度の変形を受けない。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。図1に示すように、鉄芯1の両端には1対のコ
イル枠2,2が固着してあり、さらに鉄芯1にはコイル
3が巻回してある。鉄芯1の一端部1aは略コ字状のヨ
ーク4の底辺に固着してあり、ヨーク4の底辺端部は下
方に垂下して、固定部材5にねじ止めされて固着してあ
る。ヨーク4の上辺の角隅部近傍には固定部4aが一体
的に起立させてあり、この固定部には弾性部材からなる
薄板の可動片6の一端部6aがカシメ、溶接等によって
固着してあり、後述するように一端部6aは可動片6が
上下振動する際の支点となっている。
【0008】可動片6の略中央下部には永久磁石7が固
着してある。永久磁石7はヨーク4に穿設した穴4b内
に嵌挿されると共に鉄芯1の他端部1bと対向してい
る。可動片6は取付部材8と結合しており、取付部材8
の両側部には、ヨーク4の端部4cと係合可能に1対の
略L字状の腕部8a,8aが垂下して設けてある。
【0009】図2〜4に示すように、取付部材8の板状
部8bに1対の矩形穴8c,8cが設けてある。この1
対の矩形穴8c,8cの外側下部より中心方向に延伸し
て、それぞれ張出し部8d,8d(図4参照)が設けて
ある。板状部8bと張出し部8dとは軸方向に可動片6
の他端部6bが挿通可能な扁平な係止溝8e(図4参
照)を形成している。板状部8bの下面中心部には突起
8fが設けてある。
【0010】取付部材8の先端部は、上部に円弧を有す
る略半円形状(図4参照)をしており、先端部内側には
取付穴8gが穿設してある。先端部内側から取付穴8g
の内方に向って円柱状の取付軸8hが突設してある。取
付軸8hの先端部は幅方向に肉厚を薄くした薄肉部8i
が形成してあり、薄肉部8iは後述の鈴10の取付部1
0aが挿着しやすくなっている。取付穴8gの両下側部
にはそれぞれ凹部8j,8j(図3参照)が形成してあ
る。
【0011】図5に示すように、係止部材9は、プラス
チック等の弾性部材よりなっており、取付部材8の取付
穴8gに着脱自在になっている。係止部材9の断面は逆
U字状を呈し、下部は内方に撓ませることができるよう
になっている。係止部材9の1対の側部9a,9aのそ
れぞれの下部には、下方に傾斜した傾斜部9bを有する
外方に突設した係止爪9cが設けてあり、中央部には外
方に突設したツバ部9dが設けてある。側部9aの前面
側中央部には当接部9eが突設してある。
【0012】取付穴8gに係止部材9を係止するには、
取付軸8hに当接部9e,9eを対向させ、取付穴8g
と傾斜部9b,9bを当接し、係止部材9を上から押し
下げると傾斜部9b,9bが取付穴8gの外側により内
方に撓まされ、係止爪9cが取付穴8gを貫通する。こ
の状態では、取付穴8gの上側面とツバ部9d,9dの
下面とが当接し、かつ係止爪9cが凹部8jへ開放され
凹部8jと係止爪9cとが係合している。
【0013】図6,7に示すように可動片6の他端部6
b近傍には係止穴6cが設けてある。また可動片6の他
端部6bは1対の扁平な係止溝8e,8eを挿通すると
共に、突起8fに係止穴6cを係止させて、取付部材8
が外方へ移動するのを規制している。
【0014】鈴10には、略リング状の取付部10aが
設けてある。取付軸8hに鈴10の取付部10aが揺動
自在に嵌合して保持してあり、取付軸8hの先端部には
係止部材9の当接部9eが当接している。このため鈴1
0はヨーク4に固着してある可動片6の一端部6aから
遠く離れて位置している。当接部9eは取付部10aと
当接可能に対向させてあり、取付軸8hの基部から当接
部9eに当接するまでの長さは、鈴10の取付部10a
の厚みより長く形成してあり、鈴10の軸方向の所定量
Sの移動を許容すると共に、鈴10の取付軸8hからの
離脱を阻止している。取付部材8の凹部8jは係止爪9
eと係止しており、係止部材9が上方へ移動するのを規
制している。
【0015】取付部10aの内径は取付軸8hよりも若
干大きく形成してある。すなわち、鈴10の取付部10
aは取付軸8hに遊嵌して、鈴10は取付部材8の軸方
に揺動自在に保持されている。
【0016】次に動作について説明する。コイル3の両
端に駆動電圧を印加すると鉄芯1が励磁され他端部1b
にN極が形成されるようになっている。このため図8に
示すように時間T1だけ駆動電圧がコイル3の両端に印
加されると、永久磁石7は反発力を受け、図1の想像線
で示すように可動片6が上方に動く。これにつれて取付
部材8が上方に動き、さらに鈴10も上方に動く。次に
時間T2だけ駆動電圧を除去すると、鉄芯1は消磁し可
動片6が元の位置に戻る。
【0017】可動片6の他端部6bに取付部材8を介し
て鈴10を取付けてあるので、鈴10と支点となる可動
片6の一端部6aからの距離は、永久磁石7と一端部6
aからの距離より大きく形成されている。このため、て
この原理により鈴10の上下の動きの振幅は永久磁石7
と鉄芯1との磁気的作用によってもたらされる上下の動
きの振幅に比べ支点からの距離に比例して大きくなって
いる。また取付部10aは取付軸8hに対し遊嵌してい
るとともに隙間Sがあるため鈴10は上下に動くととも
に取付軸の軸方向に揺動するので、動きはさらに大きく
なる。このため、鈴本来の音色が得られるとともに、
10の動きがよく見える。
【0018】鈴10は時間T1で駆動されるので、駆動
電圧V1及び駆動電圧の印加及び除去の時間T1,T2
タイミングを適正に合わせて、例えば図示しない電子音
発生手段から発生するメロディの演奏に合わせて鈴10
を鳴らすことができる。このため非常に音響効果の高い
演奏が実現できる。
【0019】また鈴10の駆動中は、可動片6は永久変
形しないように、その動く範囲が許容応力内に納まるよ
うに形成されている。輸送、落下等の衝撃時には、図1
において下方向ではヨーク4の上面と取付部材8の下面
が当接し、上方向ではヨーク4の端部4cが腕部8aの
内側と当接する。また図6において、左上方向及び左下
方向には、ヨーク4の端部4cと腕部8aとが当接する
ようになっている。すなわち取付部材8がヨーク4と当
接し、可動片6は過度の変形を受けないようになってい
る。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、略コ字
状のヨークにコイルを巻回してある鉄芯の一端部を底辺
に固着し、可動片にヨークの上辺の角隅部近傍に一端部
を固着し、鉄芯と対向する永久磁石を可動片に設け、取
付部材に可動片の他端部に固着してありかつヨークの端
部と係合可能な腕部を設け、略リング状の取付部を有す
鈴を取付部材の取付穴に突設してある取付軸に揺動自
在に遊嵌保持し、鈴の離脱を阻止する係止部材を取付部
材に着脱自在に設け、取付軸を取付部の厚みより長く形
成し、係止部材を取付軸に取付部を遊嵌させた後で、取
付軸の端部に当接させるとともに取付穴に係止させたの
で、鈴を大きな振幅で上下振動させられるとともに鈴を
取付軸の軸方向に揺動させることができるので、鈴本来
の音色が得られるとともに鈴の動きを大きくでき、この
ため鈴の動きがよく見えかつコストが安価である。また
メロディの演奏に合わせて鈴を鳴らすことができる。ま
た輸送、落下等の衝撃時にも、可動片は永久変形しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部断面側面図であ
る。
【図2】取付部材の平面図である。
【図3】取付部材の側面図である。
【図4】図3のAーA線断面図である。
【図5】係止部材の斜視図である。
【図6】図1の平面図である。
【図7】要部の断面図である。
【図8】駆動電圧波形図である。
【符号の説明】
1 鉄芯 1a 鉄芯の一端部 3 コイル 4 ヨーク 4c ヨークの端部 6 可動片 6a 可動片の一端部 6b 可動片の他端部 7 永久磁石 8 取付部材 8a 腕部8g 取付穴 8h 取付軸 9 係止部材 10 鈴10a 取付部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回してある鉄芯の一端部を底
    辺に固着してある略コ字状のヨークと、 上記ヨークの上辺の角隅部近傍に一端部を固着してある
    可動片と、 上記可動片に設けてあり上記鉄芯と対向する永久磁石
    と、 上記可動片の他端部に固着してありかつ上記ヨークの端
    部と係合可能な腕部を設けてある取付部材と、 上記取付部材の取付穴に突設してある取付軸に揺動自在
    遊嵌保持される略リング状の取付部を有する鈴と、 上記取付部材に着脱自在に設けてあり上記鈴の離脱を阻
    止する係止部材とからなり、 上記取付軸は、上記取付部の厚みより長く形成してあ
    り、 上記係止部材は、上記取付軸に上記取付部を遊嵌させた
    後で、上記取付軸の端部に当接するとともに上記取付穴
    に係止するものである ことを特徴とする電磁式鈴駆動装
    置。
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JPS5735478A (en) * 1980-08-13 1982-02-26 Hitachi Ltd Signal processing circuit for video camera

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