JPS589960B2 - ドウキモ−タニテキヨウスルタメノ カチヨウケイホウキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、総括的にいえば可聴警報器に関し、特には、
同期モータと協働するブザに関する。

本発明のブザにおいては、ブザ基板がモータから突設さ
れ、金属を含有したループ形状のブザ腕が、ブザ基板の
近くにおいてモータに担持され、モータの巻線が付勢さ
れたどき、ブザ基板に衝突して振動するように配置され
る。

ブザの形の可聴警報器は、同期モータと組合せて広く使
用されている。

このような組合わせにおいては、同期モータの交流巻線
はブザ腕のために交流電磁石を提供するという二次的機
能を果す。

この種のブザはいろいろな寸法及び形状のものが市販さ
れているが、その多くは、電磁石として機能する同期モ
ータの部分に係合するように該モータの近くに枢動自在
に取付けられており、大抵のブザは、ピボット軸、ねじ
りばね、保持リング、調節ねじを備えている。

この種のブザの１例は、Ｒ，Ｍ、バセットとＪ、Ｆ、グ
ルースの発明に係る米国特許第３，６９４，５９１号「
カム作動式ブザ構造体を備えたモータ駆動タイマー」に
記載されている。

本発明は、従来のピボット取付けのブザに比べて組立が
容易で、製造費の安価な同期モータ用ブザを提供する。

このブザにおいては、ブザ腕とブザ基板との間の空隙の
調節は、従来のピボット取付けのブザの場合に必要とさ
れるほど正確に行う必要がない。

更に、本発明は、在来のピボ・ソト取付式ブザより大き
い、従って好ましいブザ音を発生するブザを提供する。

従って、本発明の特徴は、同期モータと協同して可聴音
を発生する可聴警報器を提供することにある。

本発明の他の特徴は、同期モータの交流巻線を利用して
ブザ腕を振動させるための交流電磁界を形成する可聴警
報器を提供するにある。

本発明の他の特徴は、ループ形状のブザ腕を同期モータ
に担持させ、該ブザ腕の一部分をモータから突出したブ
ザ基板の近くに配置し、該ブザ基板に対して振動させる
ように構成した可聴警報器を提供するにある。

本発明の更に他の特徴は、モータの内側界磁固定子の一
体部分として形成したブザ基板を有する可聴警報器を提
供するにある。

本発明の更に他の特徴は、同期モータに鋲止めした可聴
警報器を提供するにある。

本発明の他の特徴は、同期モータに溶接によって取付け
た可聴警報器を提供するにある。

本発明の更に他の特徴は、ブザ腕の一体部分として調時
カムに係合するための従節突起を設けたことを特徴とす
る可聴警報器を提供するにある。

本発明の更に他の特徴は、調時カムに係合するための円
筒状ピンをブザ腕に担持させたことを特徴とする可聴警
報器を提供するにある。

本発明の上記及びその他の特徴は、添付図を参照して記
述した以下の説明から一層明瞭になるであろう。

第１図を参照すると、同期モータ１０は、総体的に符号
１２で示されたブザ組立体を備えている。

本発明は添付図面に例示された形式のモータに限定され
るものではなく、本発明のブザ組立体１２は、取付部に
僅かな変更を加えるだけでいろいろな形状及び形式の同
期モータに適合させることができる。

第１．２，３及び４図に示されたモータは、ハウジング
１４と、永久磁石回転子１６と、ワイヤ巻線１８と、１
個の内側界磁固定子磁極部材２２と１個のＵ字形の界磁
固定子磁極部材を含む１組の固定子磁極２０とを含む。

第２図を参照すると、モータ１０は、回転子１６の回転
軸をなす回転子軸２８を担持した内側芯を有する。

ブザ基板３０が、芯２６の肩部３４と内側界磁固定子磁
極部材２２の間に挾持されて芯２６の小径部分３２の周
りに固定され、芯２６゜及び／又は固定子磁極に電磁的
に連結される。

ブザ基板３０は、モータ１０からその回転子の回転軸に
対して実質的に直角をなす方向に突設される。

ブザ基板３０は、モータの中心からブザ組立体１２への
磁束の通路を提供することのできる鉄などの素材で形成
することができる。

第３図に符号１０′で示されているモータの別の実施例
においても、モータ１０の場合と同じブザ組立体が適用
されるが、この実施例においては、ブザ基板３０′は、
内側界磁固定子磁極部材２２′の一部として一体的に形
成されている。

ブザ組立体の作動は、モータ１０の場合もモータ１０’
の場合も同様である。

ブザ組立体１２は、モータ１０のハウジングにリベット
３６によって鋲止めされたループ状のブザ腕１３を有す
るものとして第１図に示されているが、ブザ腕１３をモ
ータに連結するための手段としては、本発明の要旨から
逸脱することなく他のいろいろな取付手段を使用するこ
とができる。

例えば第４図には溶接３８によって結合した場合の取付
態様が示されている。

ブザ組立体１２は、従節突起４０を有する。

第１図には従節突起４０の１実施態様としてブザ腕に植
設した円筒状のピン４２が示されており、第４図には従
節突起４０の変型例としてブザど一体的に形成した突起
４１が示されている。

ブザ腕１３は、更に、溝孔４４、補強リブ４６及び接触
先端４８を有する。

溝孔４４は、先端４８が従節突起４０に大きな振動を与
えることなく自由に振動することを可能にする。

リブ４６は、ブザ腕の従節突起４０の方へ延びている部
分を補強する。

ブザ腕１３は、例えば熱塑性材のようないろいろな任意
の可撓性材料で形成することができる。

このブザを適正に作動させるために要求される素材上の
唯一の要件は、ブザ腕１３がブザ基板３０に近接して磁
気的に吸引可能な素材を備えていることである。

第４図は、モータ１０をタイマースイッチ５０のような
装置に取付けた場合の態様を示す。

調時カム５２は、その内側カム溝５４が従節突起４０に
よって係合されるようにタイマー５０に担持されている
。

作動において、モータ１０の巻線１８は、交流電源（図
示せず）によって付勢される。

その結果、固定子磁極組２０に交流磁界が発生する。

回転子１６は、この磁界内において周知の態様で回転す
る。

交流磁界は、ブザ基板３０の先端５６のところにも発生
し、ブザ腕１３の先端４８を間欠的に吸引する。

ブザ腕１３がブザ基板３０に衝突することによって可聴
ブザ音が発生する。

ブザ腕１３の先端５８と基板３０の先端５６との間の空
隙（第１図にＬｌで示されている）は、磁界がブザ腕１
３を基板３０へ引きつげることができるように十分小さ
くなくてはならないが、ブザの音の大きさを減する程小
さくてはならない。

この空隙の調節は、ブザ腕をそのループ部分において屈
曲し僅かに変形させることによって簡単に行うことがで
きる。

このブザ及びモータは、ブザを選択的に作動又は停止さ
せることを必要とする用途に使用することができる。

１例を挙げれば、このブザを備えたモータ１０は、第４
図に示されるように、カム作動式タイマー５０に付設さ
れる。

カム５２は、従節突起４０に係合して空隙Ｌ１の犬ぎさ
を変化させ、ブザ腕を基板３０から引離す不作動状態（
ブザ音を発生しない状態）とブザを基板に衝突させて振
動させるブザ音発生状態との間で切換を行う。

【図面の簡単な説明】

第１図は、リベットによって付設したブザを有する同期
モータの正面図である。 第２図は、第１図に示されたモータ及びブザを線２−２
に沿ってみた断面図である。 第３図は、第２図と同様の断面図であるが、内側界磁固
定子磁極部材の一部として形成されたブザ基板を有する
変型実施例を示す。 第４図は、第１図のモータ及びブザを調時カムに組合せ
た構成を示す透視図である。 １０：同期モータ、１２：ブザ組立体、１３：ループ状
のブザ腕、１６：回転子、１８二巻線、２０：固定子磁
極、３０：ブザ基板、４０：従節突起、５２：調時カム
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回転子と、巻線と一組の固定子磁極を有する同期モ
   ータにおいて、 ａ 前記同期モータから突出するブザ基板と、ｂ 前記
   ブザ基板に近接して前記モータに担持され、前記巻線が
   付勢され虻とき該ブザ基板に間欠的に係合してブザ音を
   発生させるための、磁気的に引きつげられる性質のルー
   プ状ブザ腕とから成る可聴警報器。 ２、特許請求の範囲第１項記載の可聴警報器において、
   前記ブザ腕が、調時用のカムに係合するための従節突起
   を備えたことを特徴とする可聴警報器。