JPH078202Y2 - 印字ヘッド用金属レシジュアルシート - Google Patents

印字ヘッド用金属レシジュアルシート

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JPH078202Y2
JPH078202Y2 JP1989122437U JP12243789U JPH078202Y2 JP H078202 Y2 JPH078202 Y2 JP H078202Y2 JP 1989122437 U JP1989122437 U JP 1989122437U JP 12243789 U JP12243789 U JP 12243789U JP H078202 Y2 JPH078202 Y2 JP H078202Y2
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JP
Japan
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sheet
metal
vibration
hole
print head
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JP1989122437U
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JPH0362841U (ja
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紘一 安藤
正博 立上
達也 小山
勝也 上村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、印字ヘッド用金属レシジュアルシートに関す
る。
〈従来の技術〉 シリアルドットプリンタ等に用いられているワイヤドッ
ト印字ヘッドは、アーマチュアの先端に固着されたワイ
ヤを磁気力で突出させることにより媒体上に印字してい
る。第6図は、このような印字を行なう印字ヘッドの機
構を示すワイヤドット印字ヘッドの一部断面を含む正面
図である。
第6図において、1はレシジュアルシート、2は第1の
ヨーク、3は磁性スペーサ、4は第2のヨーク、5は永
久磁石、6は第3のヨーク、7はコアフレーム、8はア
ーマチュア、9はバイアス用板ばね、10は消磁コイル、
11はインパクト力調整用ネジ、12はワイヤ、13は第2ガ
イド、14は第1ガイド、15は先端ガイド、16は基盤、17
はフィン、18はコアアッセンブリと第1ヨークを固定す
るネジ、19はヘッドフレームである。
第7図の要部拡大図に示すように、レシジュアルシート
1には磁気吸引力を上げるための金属レシジュアルシー
ト1−a、コア7aとアーマチュア8の摩耗を防止するロ
ワシート1−b、コア7とアーマチュア8の摩耗を防止
するレシジュアルシート1−cの3点がある。
このように構成された印字ヘッドは、消磁コイル10を励
磁しない状態では第2のヨーク4,磁気スペーサ3,第1の
ヨーク2,アーマチュア8,金属レシジュアルシート1aの磁
気回路を永久磁石5の磁束が通り、これによって生じた
磁気吸引力でアーマチュア8がコア7に吸引される。ま
た、アーマチュア8がコア7に吸引されることによりバ
イアス用板ばね9が偏倚される。
この状態で消磁コイル10が励磁されると、それによって
発生した磁束で上記永久磁石5の磁束が打消されるの
で、バイアス用板ばね9は偏倚状態から解放されて元の
状態に復帰する。この復帰力でアーマチュア8がコア7
から離間されるので、アーマチュア8の先端に固着され
たワイヤ12が媒体方向に突出して媒体上に印字が行なわ
れる。次に、消磁コイル10に供給されていた駆動電流が
オフにされると、永久磁石5の磁束を打消す力が消滅す
るので、アーマチュア8に永久磁石5による磁気吸引力
およびワイヤ12の印字反力が作用する。これにより、ア
ーマチュア8はコア7側に引き戻され、バイアス用板ば
ね9を偏倚しながらコア7に磁気吸着された状態に戻
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 このようにしてワイヤ12を駆動して印字を行なうので、
印字が行なわれると種々の騒音が発生する。これらの騒
音は大別すると、ワイヤ12が印字媒体を打つときに発生
する印字音,ワイヤ12が駆動時にたわむことによって発
生するワイヤの弦振動音およびアーマチュア8がコア7
に吸着されたときにレシジュアルシート1と激突するこ
とにより発生する騒音等である。
上記騒音のうち、アーマチュア8がレシジュアルシート
1と激突することにより発生する騒音は、アーマチュア
8の激突により金属レシジュアルシートが膜振動を起こ
すことにより一層大きくなっている。
本考案は、上記問題点にかんがみ、アーマチュアがコア
へ吸着されたときに発生する騒音を低減できるようにす
ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の印字ヘッド用金属レシジュアルシートは、アー
マチュアをコア側に引き寄せる磁気吸引力を向上させる
ために印字ヘッドに装着されるのであってこの金属レシ
ジュアルシートの略中央部には、当該金属レシジュアル
シートの外径の約20%の孔径を有する振動防止孔を設け
たものである。
〈作用〉 振動防止孔が略中央部に設けられることにより、金属レ
シジュアルシートはふるえにくくなり、特に振動防止孔
の孔径が上記金属レシジュアルシートの外径の20%程度
であるとアーマチュアが激突したときに発生する金属レ
シジュアルシートの振動による音圧レベルを著しく低下
させる。
〈実施例〉 第1図は本考案の一実施例を示す金属レシジュアルシー
トの平面図である。この金属レシジュアルシート21は、
例えば厚さ0.5mmの1%硅素鋼板を用いて円形に形成さ
れている。このように1%硅素鋼板を用いて円形に形成
されている点は、第6図および第7図に示した従来の金
属レシジュアルシート1aと同じであるが、実施例の金属
レシジュアルシート21は従来の金属レシジュアルシート
1aと異なり、その略中央部に円形の孔22が設けられてい
る。この孔22は金属レシジュアルシート21の振動を低減
させるために設けられたもので、その孔径dは金属レシ
ジュアルシート21の外径aの略20%の大きさに形成され
ている。
このような振動防止孔22の孔径dの大きさと金属レシジ
ュアルシート21が振動したときの音圧との関係を測定し
た結果を第2図に示す。この騒音測定はワイヤドット印
字ヘッドを12本同時の16連発パターンで鉄プラテンに印
字し、リオン騒音計を用いて測定したもので、測定に使
用した金属レシジュアルシート21の直径は51mmであっ
た。
なお、第3図の測定状態説明図に示すように、ワイヤド
ット23と鉄プラテン24とのギャップt1を0.3mmにすると
ともに、ワイヤドット印字ヘッドのフィン17から間隙t2
=20mm離れた位置にリオン騒音計25のマイクを設置し
た。
第2図において、特性曲線Aは振動防止孔22が設けられ
ていない金属レシジュアルシートの音圧レベルを示して
いる。また、特性曲線Bは直線d=2mm、特性曲線Cは
直線d=6mm、特性曲線Dは直径d=8mm、特性曲線Eは
直径d=12mm、特性曲線Fは直径d=10mmでそれぞれ設
けられている金属レシジュアルシートの音圧レベルをそ
れぞれ示している。
第2図から明らかなように、金属レシジュアルシート21
の中央部に振動防止孔22を形成すると音圧レベルが低減
する。これは、振動防止孔22が設けられると金属レシジ
ュアルシート21が振動しにくくなるためであり、振動防
止孔22の孔径dが10mm程度まではその大きさが大きくな
るほど音圧レベルが低減する。しかし孔径dが10mmを越
えるとそれ以上孔径dを大きくしても音圧レベルはあま
り下がらなくなる。むしろ径20%より大きくするとレシ
ジュアルシート自体の強度低下を招く。さらに、余り大
きい径であると前述のコアが孔外にはみだす虞れも生じ
る。従って、この例の場合の如く振動防止孔22の孔径d
は約10mm(外径に対し20%)程度が最も有効なものとな
る。
一方、第4図は金属レシジュアルシート21の外径aと振
動防止孔22の孔径dとの関係(比)を音圧レベルを縦軸
にして表したものである。
このグラフから明らかなように、振動防止孔22が形成さ
れていない場合の音圧レベルは107(dB)程度でありか
なり大きい。しかし、振動防止孔22を形成すると音圧レ
ベルを下げることができ、孔径dの大きさが外径aの20
%程度の大きさになるまでは、振動防止孔22の割合が大
きくなるほど音圧レベルが下がっていく。しかし、音圧
レベルが下がるのは孔径d/外径aの値が0.2程度になる
までであり、それ以上振動防止孔22の大きさを大きくし
ても音圧レベルはほとんど下がらないことが明らかであ
る。従って、振動による騒音を防止するには上述の如
く、振動防止孔22の孔径dを金属レシジュアルシートの
外径aの20%程度にすることが最も有効であることが実
証された。
なお、振動防止孔の形状は必ずしも円形でなくてもよ
く、第5図の金属レシジュアルシートの形状説明図
(A)および(B)に示すように、矩形の振動防止孔30
や三角形の振動防止孔31を形成するようにしてもよい。
また、第5図(C)に示すような矩形の金属レシジュア
ルシート33にも有効であり、この場合も円径の振動防止
孔32の他に種々の形状の振動防止孔を形成することがで
きる。
しかし、いずれにおいても金属レシジュアルシートの外
径aに対して振動防止孔の径dを約20%に形成すること
が必要である。
又、実施例の金属レシジュアルシートは第6図に示した
ばねチャージ型印字ヘッドに用いて有効であるのは勿論
であるが、クラッパー型印字ヘッドにおいても同様に騒
音を有効に低下させることができた。
〈考案の効果〉 本考案は上述したように、アーマチュアとコアとの間に
装着される金属レシジュアルシートの略中央部に、該シ
ートの外径の略20%の大きさの孔径を有する振動防止孔
を設けたので、アーマチュアが激突して金属レシジュア
ルシートが振動するこによって発生する振動音を極めて
小さくでき、アーマチュア吸着時の騒音を低減できる。
しかも孔の存在によりシートの強度も低下することはな
いので印字ヘッド全体の耐久性に影響を与えることはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す金属レシジュアルシ
ートの平面図、 第2図は、振動防止孔の孔径と金属レシジュアルシート
が振動したときの音圧との関係を示すグラフ、 第3図は、音圧測定状態説明図、 第4図は、金属レシジュアルシートの外径および振動防
止孔の孔径の比と金属レシジュアルシートが振動したと
きの音圧との関係を示すグラフ、 第5図は、第1図と異なる実施例を示す金属レシジュア
ルシートの平面図、 第6図は、ワイヤドット印字ヘッドの機構説明図、 第7図は、第6図におけるレシジュアルシート近傍の拡
大図である。 21,33……金属レシジュアルシート,22,30,31,32……振
動防止孔,d……振動防止孔の孔径,a……金属レシジュア
ルシートの外径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーマチュアをコア側に引き寄せる磁気吸
    引力を向上させるために印字ヘッドに装着され、その略
    中央部には該金属レシジュアルシートの膜振動を低減さ
    せるための振動防止孔が設けられたものであって、 前記振動防止孔の孔径は上記金属レシジュアルシートの
    外径の約20%の大きさであることを特徴とする印字ヘッ
    ド用金属レシジュアルシート。
JP1989122437U 1989-10-19 1989-10-19 印字ヘッド用金属レシジュアルシート Expired - Lifetime JPH078202Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59202863A (ja) * 1983-05-04 1984-11-16 Hitachi Ltd 印字ヘッド

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