JP2528874Y2 - ブロアモータ用抵抗器 - Google Patents

ブロアモータ用抵抗器

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JP2528874Y2
JP2528874Y2 JP1990058529U JP5852990U JP2528874Y2 JP 2528874 Y2 JP2528874 Y2 JP 2528874Y2 JP 1990058529 U JP1990058529 U JP 1990058529U JP 5852990 U JP5852990 U JP 5852990U JP 2528874 Y2 JP2528874 Y2 JP 2528874Y2
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巌 村上
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Pacific Engineering Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用空調装置等に使用されるブロアモー
タの回転数制御のための抵抗器に関するものである。
〔従来技術〕
従来、抵抗器の抵抗体として正温度特性を有する半導
体素子(以下PTCと略称する)を使用したものが特公昭5
7−45041号や特公昭57−32482号として提案されてい
る。
PTCは周知の如くある特定温度(キュリー温度)以上
になると、抵抗値が急激にかつ著しく増加する特性を備
えている。この為冷却効果を著しく損ねたり、通電容量
を超す電流を流すと素子の温度が上昇しキュリー温度以
上になると、抵抗値が急激に大きくなり電流を抑制する
とともに温度もキュリー温度以上にはなり得ないという
効果があり車両火災の防止、モータの保護等安全上極め
て有効である。
ところが、安全対策を施した前記の特公昭57−45041
号や特公昭57−32482号に見られる従来技術においては
環状の複数枚のPTC素子を、中央部に貫通穴を設けた端
子板にて交互に挟み、両者の貫通穴にボルトを通しナッ
トにて締め付け固定する構造をとっている。この際ボル
トと端子板の接触によるショートを防ぐ為絶縁スペーサ
ーが必要となっており、このため組付が煩わしく又締め
付けの際の締め付けトルク管理が常に必要でありコスト
アップにつながっている。
そこで、本出願人はこれらの問題点を解決するものと
してPTC素子及びそれを挟む端子板の固定を、ボルトや
ナットを使用せず耐熱性を有する合成樹脂性ホルダーの
剛性を利用し、PTC素子を端子板にて挟圧保持すること
により部品点数を少くした構造簡単かつ信頼性の高いブ
ロアモータ用抵抗器を考案し出願(実願平2−27399
号)している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の先願に係るブロアモータ用抵抗器は、実用上特
に問題はないが、PTC素子を挟む複数の端子板の固定に
際し、端子板の両側からホルダーの溝をはめ込んで挟圧
固定する形態であるため左右に長く、抵抗器としてやゝ
嵩の大きなものとなっていた。
一方、ブロアモータ用抵抗器としては、同じ性能で風
量損失を少なくするため、よりコンパクトなものが要求
されており、この要求を満たすものとして本考案に到っ
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、自ら考案した前記先願(実願平2−27399
号)に係る抵抗器において、端子板の固定手段である左
右のホルダーを省略し、中央部をクリップにて挟圧固定
したことを特徴とするものである。
すなわち、本考案は、上面中央部に複数の端子用貫通
孔を備えた耐熱性と絶縁性を有するベース板の該貫
通孔に、下端に端子‥‥を突出状に備えた導電性と
弾力性を有する複数の端子板‥‥の間に一個または
複数個のPTC素子…をサンドイッチ状に挟持させた状
態にて、当該端子が挿入されるとともに、前記複数の端
子板の外方からクリップが嵌め込まれて前記PTC素子
が前記端子板により挟圧固定されていることを特徴とす
るブロアモータ用抵抗器である。
上記抵抗器において、ベース板を貫通させた端子がコ
ネクターを形成し、その全体外周部にコネクターハウジ
ングを有するものでもよく、また、ベース板上にクリ
ップ用の係止孔を設け、この係止孔に端子板の上方か
らはめ込んだクリップ下端の係止爪を挿入係止するよ
うにしてもよい。
〔作用〕
本考案においては、前記構成の通り、PTC素子を端子
板にてサンドイッチ状に挟持した状態で該端子板の端子
をベースの貫通孔に挿入するとともに当該端子板の外方
からクリップを嵌め込んでいるので、全体としてコンパ
クトなものになっている。
〔実施例〕
以下本考案の望ましい一実施例を図面に基づき説明す
る。
第3図は本考案のPTC素子と端子板との分解斜視図
で、PTC素子は各々の用途に見合う抵抗値と通電
容量を有する大きさ、厚さのものでそれぞれ両面には例
えば銀ペーストにてオーミック性電極(5a)(6a)(7
a)が形成されている。このPTC素子を、各々下端
に端子を備えた端子板を用い、PTC素
子を端子板と端子板で挟み、PTC素子を端子板
と端子板で挟み、さらにPTC素子を端子板と端
子板とで挟み、挟持固定する。
上記の両外側部に位置する端子板とは左右端縁が
カール状(1a)(4a)になっているが、これはリブの役
割と冷却効果を考慮したものであり、また、この両端子
板の上縁には各々外方に折曲片(1b)(4b)が形成され
ているが、これはクリップのガイドの役割と冷却効果を
考慮したものである。しかし、これらは必ずしも必要と
するものではない。
上記のように4枚の端子板により3個のPTC
素子をサンドイッチ状に保持した状態で、各端子
板の下部に突出状に設けた端子を、第4図に示
すベース板の中央上面に前記各端子と対応して設けた
端子用貫通孔に挿入する。
ベース板は第4図に示すように、耐熱性と絶縁性を
有する合成樹脂製で、中央部に浅い窪みを備えその左
右にガイド溝を有し、ほぼ中央上面に複数の端子用の
貫通孔を設けると共にその前後にクリップ用の係止孔
が設けられ、このベース板の裏面には複数の前記貫通
孔を全体的に囲むようにコネクターハウジングが形
成されている。
なお、第1図、第2図に示すは、断面門型のクリッ
プで、弾力性を有する合成樹脂により形成され、その脚
部下端外方には係止爪を備えており、その両脚部の間
隙は、クリップを端子板の外側面に嵌め込み下端の係止
爪をベースの係止孔に嵌め込んだ際各PTC素子を所
定の圧力にて挟持するように設定されている。
従って、各PTC素子を端子板にて挟持した状態で第1
図、第2図のように端子板下端の各端子をベースの貫通
孔に挿入すると同時に各端子板の左右下端部をガイド
溝に挿入した後、クリップを上方から嵌め込み、そ
の下端の係止爪をベースの係止孔に押し込むと一定
の位置にて係止爪は外方へ拡がり、係止孔の下部肩に
て係止されて上方へは抜けない状態で固定される。
上記実施例においてはベース板下面にコネクターハウ
ジングを一体的に設けて、直接相手側のメス端子のコネ
クターに挿入できる形態としたが、従来通りコードを端
子にハンダ付けしてもよい。また、クリップの形態につ
いても、図示例では冷却効果を考慮して上面と両側面に
窓を設けたものを示したが、この形態やベースとの固定
手段についても特に限定するものではない。
また、PTC素子と端子板の電気的接触を向上させるため
その間に銀ペースト等の導電性接着剤を塗布してもよい
ことはいうまでもない。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように、PTC素子の固定手段としてビ
スや絶縁ブッシュを必要とせず、PTC素子を端子板にて
サンドイッチ状に挟持した状態を端子をベースの貫通孔
に挿入した後、クリップを嵌め込むだけで、各PTC素子
を端子板にて挟圧保持すると共にベースに固定できるも
のである。
従って、全体としてコンパクトなものであるから風量
損失が少なくなり、ベースの形態もシンプルなものでよ
く、部品点数も少なく、組立が簡単かつ確実という効果
があり、産業利用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の中央縦断側面図、第2図は
抵抗器の正面図、第3図はPTC素子と端子板の分解斜視
図、第4図はベース板の斜視図である。 1〜4……端子板、5〜7……PTC素子 10〜13……端子、20……ベース板 21……貫通孔、22……係止孔 23……コネクターハウジング、25……クリップ 26……係止爪、27……係止肩 28……窪み、29……ガイド溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面中央部に設けた浅い窪み28のほぼ中央
    上面に複数の端子用貫通孔21を設け、その前後にクリッ
    プ用の係止孔22を設けると共に左右に複数のガイド溝29
    を設け、裏面には貫通孔21を全体的に囲むようにコネク
    ターハウジング23を備えた耐熱性と絶縁性を有するベー
    ス板20の該貫通孔21に、下端に端子10、11‥‥を突出状
    に備えた導電性と弾力性を有する複数の端子板1、2‥
    ‥の間に一個または複数個のPTC素子5、6…をサンド
    イッチ状に挟持させた状態にて当該端子10、11…が挿入
    されるとともに、ガイド溝29には各端子板の左右下端部
    が挿入され、前記複数の端子板の上方から下端に係止爪
    26を備えたクリップ25が前記係止孔22に嵌め込まれて前
    記PTC素子5…が前記端子板1、2‥‥により挟圧固定
    されていることを特徴とするブロアモータ用抵抗器。
JP1990058529U 1990-06-01 1990-06-01 ブロアモータ用抵抗器 Expired - Lifetime JP2528874Y2 (ja)

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JPH0418401U JPH0418401U (ja) 1992-02-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53107142U (ja) * 1977-02-04 1978-08-28
JPS5926562Y2 (ja) * 1978-12-05 1984-08-02 ティーディーケイ株式会社 電流制御用装置
JPS59180404U (ja) * 1983-05-19 1984-12-01 株式会社村田製作所 正特性サ−ミスタの保持構造

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JPH0418401U (ja) 1992-02-17

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