JP2601135Y2 - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

正特性サーミスタ装置

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JP2601135Y2
JP2601135Y2 JP1993019159U JP1915993U JP2601135Y2 JP 2601135 Y2 JP2601135 Y2 JP 2601135Y2 JP 1993019159 U JP1993019159 U JP 1993019159U JP 1915993 U JP1915993 U JP 1915993U JP 2601135 Y2 JP2601135 Y2 JP 2601135Y2
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positive temperature
coefficient thermistor
thermistor
positive
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清文 鳥井
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、正特性サーミスタ装置
に関し、詳しくは、面発熱タイプの正特性サーミスタ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来の
面発熱タイプの正特性サーミスタ装置としては、例え
ば、図4に示すような正特性サーミスタ装置がある。こ
の正特性サーミスタ装置においては、板状の正特性サー
ミスタ素体21の一方の主面に、1対のくし歯状電極2
2a,22b及びくし歯状電極22a,22bと導通す
るリード電極23a,23bを配設してなる正特性サー
ミスタ24が用いられており、その側面(端面)を経
て、リード電極23a,23bと導通する引出し電極2
5a,25bが正特性サーミスタ24の裏面にまで引き
出されている。
【0003】そして、この引出し電極25a,25bに
給電端子26a,26bが導電接着剤(図示せず)によ
り接着されている。さらに、正特性サーミスタ24のく
し歯状電極22a,22bが配設された面(発熱面)に
は、放熱板(被加熱物)27が接合されている。
【0004】しかし、上記従来の正特性サーミスタ装置
においては、正特性サーミスタ24の側面(端面)に引
出し電極25a,25bが配設されているため、正特性
サーミスタ24に不要な電界が発生し、信頼性を損うと
いう問題点がある。
【0005】また、その他の正特性サーミスタ装置とし
ては、特開平3−145703号公報及び特開平3−1
52901号公報に開示された正特性サーミスタ装置が
ある。
【0006】これらの正特性サーミスタ装置は、正特性
サーミスタ素体の端部に、くし歯状電極と導通するリー
ド電極を配設するとともに、挟み口を開口させたクリッ
プ部及び端子部を備えた端子金具を用い、そのクリップ
部により正特性サーミスタ素体の端部(辺)を両主面側
から挟み込むことにより、リード電極と接続させるよう
に構成されている。そして、実施例には、端子金具のク
リップ部がはまり込む複数の段部が形成された正特性サ
ーミスタを用いた正特性サーミスタ装置が開示されてい
る。
【0007】この、正特性サーミスタ装置においては、
上記従来例のように正特性サーミスタの側面(端面)に
電極が形成されていないため、不要の電界が発生するこ
とはないが、端子金具で正特性サーミスタの端部(の段
部)を挟み込む工程が必要であり、端子金具のクリップ
部で正特性サーミスタの端部を挟み込んだ後、放熱体を
正特性サーミスタに接合しなければならないため、組立
工程が複雑になるという問題点がある。また、複数の段
部を有する特殊形状の正特性サーミスタを使用する場合
には、正特性サーミスタの製造コストが増大するととも
に、正特性サーミスタの機械的強度(耐ストレス性な
ど)が不十分で信頼性が低くなるという問題点がある。
【0008】本考案は、上記問題点を解決するものであ
り、給電端子を正特性サーミスタのリード電極に容易か
つ確実に接続することが可能であるとともに、不要な電
界の発生を防止することが可能な面発熱タイプの正特性
サーミスタ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の正特性サーミスタ装置は、板状の正特性サ
ーミスタ素体の一方の主面に、少なくとも1対のくし歯
状電極及び該くし歯状電極と導通するリード電極を配設
してなる正特性サーミスタと、中央部が高くなるように
両端側に段部が形成され、該段部が形成された面が前記
正特性サーミスタのくし歯状電極が配設された面と接合
するように配設された、絶縁体からなる放熱板と、前記
正特性サーミスタのくし歯状電極が配設された面と、前
記放熱板の段部の、他の部分とは段差のある面(段差
)との間に挿入され、前記正特性サーミスタのリード
電極に圧接された、ばね性を有する給電端子とを具備す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案の正特性サーミスタ装置においては、ば
ね性を有する給電端子が、正特性サーミスタのくし歯状
電極が配設された面と放熱板の段差面との間に挿入、挾
持されることにより、正特性サーミスタのリード電極に
圧接される。したがって、給電端子を、正特性サーミス
タと放熱板との間に挿入し、正特性サーミスタと放熱板
とを接合するだけで、給電端子をそのばね性により正特
性サーミスタのリード電極に容易かつ確実に接続するこ
とができる。
【0011】また、このように給電端子を正特性サーミ
スタと放熱板との間に挿入するだけで、給電端子と正特
性サーミスタのリード電極が接続されるため、正特性サ
ーミスタの側面(端面)にリード電極を配設する必要が
なくなり、不要な電界の発生を防止することが可能にな
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本考案の一実施例にかかる正特性サーミスタ
装置を示す分解斜視図、図2はこの実施例の正特性サー
ミスタ装置を図1の矢印Aの方向から見た状態を示す側
面図である。図1,図2に示すように、この実施例の正
特性サーミスタ装置においては、正特性サーミスタとし
て、板状の正特性サーミスタ素体1の一方の主面に、1
対のくし歯状電極2a,2bを配設するとともに、長手
方向の両端部にくし歯状電極2a,2bと導通するリー
ド電極3a,3bを配設してなる正特性サーミスタ4が
用いられている。
【0013】そして、この正特性サーミスタ4の、くし
歯状電極2a,2bが配設された面(発熱面)には放熱
板(被加熱物)7が接合されている。さらに、この放熱
板7には、その長手方向の両端部に段部8a,8bが形
成されている。このように、放熱板7を正特性サーミス
タ4の発熱面に直接に接合させているため、被加熱物で
ある放熱板7を効率よく加熱することが可能になる。
【0014】そして、上記正特性サーミスタ4と放熱板
7の段部8a,8bの正特性サーミスタ4と対向する面
段差面)9a,9bとの間には、波板状でばね性を有
する給電端子(ばね端子)6a,6bが挿入、挾持され
ており、正特性サーミスタ4のリード電極3a,3bと
接続している。なお、給電端子6a,6bからはリード
部16a,16bが引き出されている。
【0015】上記のように構成された正特性サーミスタ
装置においては、給電端子6a,6bが、正特性サーミ
スタ4のくし歯状電極2a,2bが配設された面と放熱
板7の段差面9a,9bとの間に挿入されることによ
り、正特性サーミスタ4のリード電極3a,3bに圧接
される。したがって、給電端子6a,6bを、正特性サ
ーミスタ4と放熱板7の段差面9a,9bの間に挿入
し、正特性サーミスタ4と放熱板7とを接合するだけ
で、給電端子6a,6bをそのばね性により正特性サー
ミスタ4のリード電極3a,3bに容易かつ確実に接続
することができる。
【0016】また、給電端子6a,6bを正特性サーミ
スタ4と放熱板7との間に挿入するだけで、給電端子6
a,6bがリード電極3a,3bに接続されるため、正
特性サーミスタ4の側面(端面)にリード電極を配設す
る必要がなくなり、不要な電界の発生を防止することが
できる。
【0017】さらに、この実施例の正特性サーミスタ装
置においては、正特性サーミスタが段差などを有しない
平板状に形成されているため、耐ストレス性などの機械
的強度が大きく、信頼性を向上させることができる。
【0018】なお、上記実施例では、波板状の給電端子
として、曲折部が丸みを帯びた(Rの付いた)形状の給
電端子を用いた場合について説明したが、波板状の給電
端子の具体的形状はこれに限定されるものではなく、例
えば、曲折部が角張った形状のものなどを用いることも
可能であり、また、曲折部の数(曲折数)などについて
も特別の制約はない。また、給電端子は波板状の形状に
限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内におい
て、種々の変形が可能である。
【0019】本考案は、その他の点についても上記実施
例に限定されるものではなく、正特性サーミスタのくし
歯状電極のパターン、正特性サーミスタ及び放熱板の形
状などに関し、本考案の要旨の範囲内において、種々の
応用、変形を加えることができる。
【0020】
【考案の効果】上述のように、本考案の正特性サーミス
タ装置は放熱板の両端部に凹部を設けて、その段差面
正特性サーミスタの間に波板状の給電端子を挾持するよ
うにしているので、給電端子を、正特性サーミスタと放
熱板との間に挿入し、正特性サーミスタと放熱板とを接
合するだけで、給電端子をそのばね性により正特性サー
ミスタのリード電極に容易かつ確実に接続することがで
きる。したがって、複雑な構造や製造工程を必要とする
ことなく、十分な接続信頼性を確保することが可能にな
る。
【0021】また、給電端子を正特性サーミスタと放熱
板との間に挿入するだけで接続が行われ、正特性サーミ
スタの側面(端面)にリード電極を配設する必要がなく
なるため、不要な電界の発生を防止することができる。
【0022】また、本考案にかかる正特性サーミスタ装
置においては、正特性サーミスタを、段差などを有しな
い平板状に形成することが可能であるため、耐ストレス
性などの機械的強度を増大させ、信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる正特性サーミスタ装
置を示す分解斜視図である。
【図2】図1の矢印Aの方向から見た本考案の一実施例
にかかる正特性サーミスタ装置の側面図である。
【図3】従来の正特性サーミスタ装置を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 正特性サーミスタ素体 2a,2b くし歯状電極 3a,3b リード電極 4 正特性サーミスタ 6a,6b 給電端子 7 放熱板 8a,8b 放熱板の段部 9a,9b 放熱板の段差面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の正特性サーミスタ素体の一方の主
    面に、少なくとも1対のくし歯状電極及び該くし歯状電
    極と導通するリード電極を配設してなる正特性サーミス
    タと、 中央部が高くなるように両端側に段部が形成され、該段
    部が形成された面が前記正特性サーミスタのくし歯状電
    極が配設された面と接合するように配設された、絶縁体
    からなる放熱板と、 前記正特性サーミスタのくし歯状電極が配設された面
    と、前記放熱板の段部の、他の部分とは段差のある面
    段差面)との間に挿入され、前記正特性サーミスタの
    リード電極に圧接された、ばね性を有する給電端子とを
    具備することを特徴とする正特性サーミスタ装置。
JP1993019159U 1993-03-22 1993-03-22 正特性サーミスタ装置 Expired - Lifetime JP2601135Y2 (ja)

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